５割でいけば必ずチャンスがある！

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2006/01/27

テーマ：自分らしい生き方・お仕事(41180)

カテゴリ：人生・教訓！

先日、お客さんと話をしていて、社員の考え方がもうちょっと変わったらもっと・・・、という話をしたら透かさず答えが返ってきた。

『そんなあれもこれも求めても無理よ。それだったら、とっくの昔に独立してるよ』

完璧な人間だから独立するなんて決して言えないが、自分が欠点だらけなのに社員や周りに期待しすぎてもおかしい、ということだろう。

これはもうぐうの音も出ない、としか言いようがない（笑）。

しかし、気分が少し楽になった。

人の長所をもっと見るようにして、それを認めてあげれば、欠点を無理矢理直そうとしなくても、プラスマイナス＝ゼロで丁度いいくらいではないか。

人を育てるということでは、忘れてならないのは昨年12月に亡くなった前オリックス監督の仰木彬。

仰木監督が福岡出身で、あの西鉄ライオンズで活躍した人だったので元々ファンだったが、監督としても選手の個性を活かした見事な采配は素晴らしかった。

ホークスの監督はもちろんだが、『ジャパン』の監督は長嶋でも王でもなく仰木監督にやってほしかったと思う。

記事の中から抜粋。

野茂やイチローを始めとした個性的な人材の発掘法は『野球のフォームではなく、ドラフトの順位でもなく、選手の生き方のフォームでだけ見つめる』

陰でこつこつ練習する選手を好み『カタカナの登録名や球宴での「投手イチロー」などパフォーマンスの人の印象もあったが、すべて人を世に出すための方便だった』

ペナントレースでは決して首位を走ろうとしなかった。
『勝ったり負けたりでいい。５割でいけば必ずチャンスがあると言われ、選手はどれだけ楽だったか』（元近鉄梨田氏談）

『５割でうろうろしているが、すきあらば切る』不気味な殺気が常勝西武をたじろかせた。

・・・確か戦国時代最強と謳われた武田信玄も五部の勝利でいい、というようなことを言っていましたね。

日経新聞の記事とは別にこんなことも言っている

『人生において大切なのは、引く時のタイミングであり、切る時のタイミング、そして攻める時は思いっきって、人目をかまわず攻めなければならないはず』

長嶋や王、況して野村でもなく目指すはやっぱり仰木彬だ。

それではまた。