最後は気力でぶっ飛ばせっ！

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2009/12/02

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テーマ：オガチの会！無意味に熱いバカ男と違いが分かる粋な女！(43)

カテゴリ：オガチの会！

先の日曜は、速報！などと一人ではしゃいで失礼しました。

好い年をしてお恥ずかしい限りですが、多くの方から「おめでとう」のメッセージまでいただき、二重の感動に浸っている御調子者であります。

本当にありがとうございました。

今日、早速免許の切り替えに行き、正式に大型自動二輪の免許を取得しました！。

先月の24日に、濡れた路面での急ブレーキの練習で転倒した翌日は、さすがに首筋や背中の痛みが気になり大人しくしていました。

しかし、一日置いて次の日には、湿布を首筋と背中に３枚貼って教習所へ。

私の顔を見るなり教官が驚いて「大丈夫ですか？」と言ってくれましたが、まだまだ私の身体はくたびれてはおりませんね（笑）。

もうちょっと痛みが取れてからでも良かったのかもしれませんが、間を空けると行く気力が無くなるような気がしたんですね。

案の定、この日の練習の最初はビビってしまって、急ブレーキが緩くオーバーランする体たらくでしたが、もし間を空けていたら、余計にビビってしまっていたと思います。

次の日の夜になるとペースを取り戻し、教官が「日曜日の検定を受けてください。受かると思いますよ」と教習終了の有り難い言葉！。

そして日曜日、いざ、出陣！。

こんな緊張感を味わうのは、一体何年振りだろうか？。

この日、二輪の検定を受けたのは、大型二輪が５人、普通二輪が４人、普通二輪ＡＴが２人でした。

私の順番は大型二輪の５番目。

人のやるのを見ながら待っているというのは、余計に緊張しますね。

自分の順番を待つのが長いこと（笑）。

検定091129

待っている中に、顔見知りになっていた女性がいました。

この日、女性は３人で他の二人はＡＴ車を受けていましたが、彼女は普通二輪を受ける唯一の女性でした。

彼女が教習を始めた頃、バイクを起こせなくて四苦八苦していたのも知っていますし、私ほどではないにしろ、よく転けていました。

挨拶程度しか喋ったことはないですが、やはり声は出せなくても応援はしたくなるものです。

普通二輪の２番目の彼女がコースに向かう時、見かねて「頑張って！」と声を掛けたのは良かったのか？。

笑顔を見せてはくれたのですが・・・。

そして、この女性の検定が始まりました。

検定が開始され直後は見ていても順調だったのですが、途中同じコースを走っている教習生が気になったのか、思わずブレーキを掛けてしまって、普段は考えられないような転倒をしてしまいました。

転倒したら、その場で検定中止となり不合格です。

私は、全てが終わった後に、声を掛けようと思っていたのですが・・・。

そして、いよいよ私の番になりました。

待っている間は緊張していたのですが、走り出すと思いのほかリラックスできて、一本橋やスラロームの課題も下手ながら無難にこなし、何とか無事終了。

試験官に呼ばれ話を聞いた時、ギリギリかもしれないが通ったのでは、と思えたのですが、まだまだ安心は出来ませんでした。

しかし、それより私が終わった時には、転倒してしまった女性の姿は既に無く、声を掛けることも出来ず仕舞い。

「頑張って！」などと声を掛けたので、余計に緊張させたかな、と思ったりしましたが、開き直った女性というのは男より強いもの。

案外ケロッとして、次の検定に再挑戦していることでしょうね。

合格した彼女の笑顔を見てみたいものです。

私は運よく合格しましたので言えますが、この挑戦には私なりの意味がありました。

今年の初めに掲げていた目標があったのですが、ことごとく結果を出せず今年の終盤を迎えてしまいました。

私生活もですが、特に仕事の面では不景気の波に飲み込まれ、目標には程遠い有り様。

全て言い訳ではありますが、このまま年を越しては、来年に希望が持てないような気がしたんですね。

そこで、自分の気力と体力がどれくらいなものか、まだ残っているか、試してみたいと思ったわけです。

もちろん、大型二輪の免許など誰でも持っているもので、大したことはないのですが、首と腰に持病がある私にとっては、かなり勇気がいることでした。

案外小心者です（笑）。

教習では、２５回（のはず？）転倒しましたが、不肖鍛冶屋の息子、気力、負けん気は、まだまだ衰えておりませんよ。

体力の衰えは、若干？？？感じましたが（笑）。

私の子供のような年代の若者に囲まれ、私より遥かに若い教官に叱咤されながら、裸の自分になれた貴重な経験をさせてもらいました。

来年に向かって、溢れるばかり気力で戦えそうです。

身体は、今でも背中に湿布を３枚貼ってはいますが（笑）。

皆さん、この時代を頑張って乗り切りましょうぞ！！！。

それではまた。

合格発表の後、お世話になった教官の方々に挨拶に行った。

教習の合間の休憩時間を待っての短い時間だったが、一言だけお礼を言って全員と握手をした。

教官も喜んでくれて「鍛冶屋さんは頑張ってありましたからね」と言ってくれた。

合格したことより、この一言のほうが嬉しく価値があるような気がした。

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