曹操閣下の食卓

PR

×

Profile

曹操閣下の食卓

曹操閣下の食卓

2005.09.30
XML
カテゴリ: 芸術
曹操閣下は名古屋市の南山大学キャンパスで開催される日本経営倫理学会の年次総会で講演する。





『クリティアス』#110-1より

・・・・・・この土地(ギリシャ)が肥沃だったということについては、つぎのような有力な証拠がある。
すなわち、今日われわれに残されている国土さえ、あらゆる作物をすぐれた品質に実らせ、どんな家畜の放牧にも適した牧草地をもっている点で、他のどの地域にもけっしてひけをとるものではない。
だが、当時は、この国土が今日に劣らずうるわしく、そのうえ算出されるものの量もひじょうに豊富だったのである。
(中略)
そこで、今をむかしに比べると、小さな島々でよく見かけることだが、病人の身体が骨ばかりになっているように、肥沃で柔らかな土壌はことごとく流失し、痩せおとろえた土地だけがのこされたのである。

この点については、いまでも確かな証拠がのこっている。
すなわち、アッティカの山々のなかには、いまでは蜂に餌を提供するにすぎないものもあるが、つい先だってまでは、それらの山々から大建造物の屋根が葺けるほどの樹木が多く切り出されていたし、これらの樹木でつくられた垂木が、いまでも傷まずにのこっているのみならず、・・・・・・(中略)
当時の国土は、毎年、ゼウスからの実りの雨を享受し、現在のように、地肌をむきだしにしている大地から海へたちまち雨水を流しさってしまうようなことはなかった。
この国土は豊かな土壌におおわれていて、その中に雨水を受けいれ、水持ちのよい粘土層の地層にたくわえてから、高地で浸透した雨水窪地へと流し、いたるところに泉や川の豊かな流提供していたわけであるが、
むかしあった数々の泉のほとりにはいまでもそれらの流れに捧げられた社(やしろ)が残っており、これがこの国土に関するいまの話の正しさを証明している。 『プラトン全集12・ティマイオス・クリティアス』第12巻 田之頭安彦訳 岩波書店 1975年 pp.230-31



紀元前500年前の古代ギリシャで、樹木の伐採のために土壌は流失し、すでに石ころだらけの丘と洪水災害がくりかえし起きていた。

古代の哲学者たちは「気がついていた」のである。

ところが最近の政治家はまだわかっていない人がいる。

カード赤





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.09.30 06:59:38


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: