曹操閣下の食卓

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曹操閣下の食卓

曹操閣下の食卓

2006.10.14
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カテゴリ: ランチ
曹操閣下は毎年、伊勢丹のサロン・ド・ショコラ、三越本店のフランス・フェアは必ず行くようにしているのである。

このフランス・フェアは閣下が生まれたころから続いているのかな。

とにかく歴史が古い。

そして、行くたびにいろいろ勉強するものがある。

今回のフェアではマリー・キャトル-オムさんという職人さんとの出会いがあった。

彼女は30そこそこの若い女性だが、ジャック・ド・シラク大統領からMOF(フランス最高技芸師)の称号を持っている。

MOFの料理人、ケーキ職人(パティシェ)、ショコラティエ(チョコレート職人)はよく聴くが、彼女の職業は【チーズ熟成師】だという。

キャトル-オム夫妻のチーズ屋さんはパリの街中にあって、地下鉄の駅の近くだという。

「ああ、あの店か」という記憶もないのが恥ずかしいが、なるほどチーズの匂いの思い出はちょっとある。



あれが「いい匂いだ」とは、なかなか言えないのである。

便所の悪臭とまでは言わないが、日本で同じような店ができたら、たちまち近隣で大反対が出るに違いない。

そのようなわけで、言い訳がましいが、曹操閣下はドイツでも、フランスでも、どこの街にもある豆腐屋さんのような、チーズ屋の中に、わざわざ入ったことはないのである。

今回はそのことをちょっぴりと後悔した。

チーズはヨーロッパの食生活で欠かせないものであるが、どのように食べているか、そのあたりの知識は欠落していた。

キャトル-オムさんの店では、ブリーとか、コンテ、ロックファールといったさまざまなチーズを産地から仕入れて、地下の倉庫(カーヴ)で熟成する。

ワインを地下倉庫で熟成するのはレストランで一般におこなわれているが、小売のチーズ屋さんの熟成技術にMOFが授与されたとあって、閣下の認識は改まった。

フランスのチーズ屋さんは、チーズのソムリエであると同時に、チーズの品質を保ちつつ、さらに年数をかけて熟成させていく技術をもった人々なのだ。

だから、彼女の店では「コンテ・チーズの二年熟成」とか、「ロックフォールの三年もの」が食べられるというわけ。

チーズといえばビニールに包まれた切れ端ばかりだと思っていたのは全くの無知だった。

キャトル-オムさんが熟成したコンテ・チーズは果実酒のような味と香りがした。







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Last updated  2006.10.14 16:55:13


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