フォーカスチェンジ・フラッシュ

フォーカスチェンジ・フラッシュ

2013.02.12
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人間になってください。


「そんなことしちゃ、だめ!」

「これが正しいんだから、
 これをやりなさい」

「どうして、できないの?」


子どものころ、これらのことばを
ひとことも聴かずに育ったひとが
いたら、そのひとは幸福なひとです。

これらのことばは、まちがいなく、
下記の図式をつくりあげるからです。


1、ものごとには、失敗と成功がある

2、失敗をするのは、だめな人間である。

3、失敗したくなければ、おとなの言う
  ことに、だまってしたがうべきだ。


生まれたばかりの鳥のひなは、
目の前にいるものを、
親と認識するそうです。

だから、たまたま、
人間を最初に見てしまうと、
そのひとを、親だと
思いこんでしまうのです。

これを、「刷りこみ」と言います。


とても不思議な気がしますが、
でも、それって、人間も
大差ないような気がします。

私たちは、おさないころは、
「失敗」とは何か、
「成功」とは何か
ということを知りません。

だから、誰かに
刷りこまれるとおりに、
その定義を信じこみます。


でも、それって
本当なのでしょうか?

鳥のひなが、人間を親だと
かんちがいしてしまうように、

たまたまはじめて教えられた
から、そのように思いこんだ
だけなのではないのですか?


冷静に、あなたのまわりを
見回してみてください。

あなたが教わったとおりに、
世のなかは、なっていますか?


お金をもっているひとだけが、
地位をもっているひとだけが、
幸福に生きていますか?

試行錯誤を繰り返し、いまも
たえずトライしつづけている
ひとは、魅力のない存在ですか?

もっと言えば、あなたに
その定義を教えたひと自身は、
幸福に生きていますか?


あなたは、
鳥のひなではありません。

おとなになったあなたは、
ものごとを、あなた自身の
目で、耳で、こころで、
感じ分けることができます。


そもそも、「失敗」と
教えられた、あのことは、
本当に失敗だったのでしょうか?

それ以前に、そのひとが
教えてくれた「失敗」の定義は、
本当に正しかったのでしょうか?

さらに、もっと言うならば、
「成功」「失敗」という定まった
定義があるという考えかた自体、
本当なのでしょうか?


私は、長いこと、
子どもたちの劇づくりの
現場にかかわってきました。

そのかん、ずっと言いつづけて
きたのは、このことです。


「もしも、いっこの失敗もしないで、
 ゴールにたどり着いてしまったら、

 そのひとは、ほかのひとに
 ひとつの方法しか
 教えてあげることができないよね。


 でも、10回失敗して、ゴールを
 見つけたひとは、10通りの
 トライの方法を、ひとに
 教えてあげることができるよね。

 ゴールにたどり着く道は、
 いろいろあることを、
 トライすることはむだではない
 ことを、教えてあげられるよね。

 どんな困難なことがあっても、
 あきらめなければ、きっと
 たどり着くということも、
 伝えてあげることができるよね。


 そしたら、そのとき、その失敗は、
 本当に失敗っていうのかな?

 それは、本当は、体験なんだよ。

 人生には、体験があるだけで、
 失敗なんて、存在しないんだよ」


もちろん、私のこたえが
「正解」であるかどうかは
わかりません。

正解であるかどうかは、実際、
問題ではありません。


「失敗はない。体験があるだけだ」

このことを受け入れた子どもたちは、
どんどん、元気になりました。

さまざまなことに、自分たちの
アイデアを発揮しながら、
チャレンジするようになりました。


試行錯誤も、紆余曲折も
七転び八起きも、七転八倒も
ありましたが、(笑)

それをも糧にしていったように、
私には感じられました。


大切なことは、あなたが
幸福に生きることです。

あなたが幸福に生きるために、
どんな考えかたを選択するか、
だけなのです。


そのときに、いっこの正解
以外は、すべて価値がない
とする考えかたのほうが、
快適なら、それを
選んでもかまわないのです。

でも、忘れてならないことは、
それは、あなたにとっての
正解にすぎないということです。


100人いれば、100通りの
正解があるのです。

それを正解と言うこと自体、
意味があるかどうかも
わかりませんが、ともかく、

誰からも、こたえを押しつけ
られる必要はないのです。

また、誰か(たとえ我が子で
あろうと)に、押しつけて
いいものでもないのです。


もしも、あなたが、これまで、
鳥のひなのような生きかたを
していたなあと感じたなら、

どうぞ、今日から、
人間になってください。(^^ゞ


ええ、繰り返しますとも。

あなたは、人間なのです。

鳥のひなではないのです。


だから、自分で考えて、
自分で選んで、自分で決めて
生きていいのです。

あなたを、「人間」あつかい
していないひとの言うことなど、
もはや聴く必要はありません。


--かめおかゆみこ発行
   「今日のフォーカスチェンジ」
   第2064号(2009年6月23日発行)より


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Last updated  2013.02.12 05:12:24
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ぱんちゃん@ Re:達人の出番です!(12/07) 心配り。心痛い!なかなかできない。心配…
ぱんちゃん@ Re:こころが動かないときは(12/07) 三秒でもよい。二日坊主の私はいつも片身…
黒澤まちこ@ Re:「あなたが採用決定者です」(10/04) そうなんです。みんなが幸せなら私は幸せ…
くろさわまちこ@ Re:からだの問題だけではありません。(10/04) 上手く言えませんが、そんな感じ。私のな…
みゆ@ Re:「今にして思えば…」 本当にそうですよね 過去をふりかえるより…

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