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「一日十句」について 松田ひろむ
それについては「鴎座」2012年6月号で「一日十句」についてとして、その意味を明らかにした。そこで私は、次のように書いた。(一部省略)
私は四月一日を期して、気力・体力・知力のつづく限り、一日十句に挑戦することとした。ただし、湘子の二番煎じにならないように、若干の新しい試みを加えた。それはすべての季語に挑戦するということ。もうひとつはブログ(「鷗座」でも)で発表するということ。これが成就すれば「ひとり歳時記」が完成することになる。それは私自身や「鷗座」のボキャブラリーを豊かにするということにもなろう。そしてその作品の完成形は一年後の「鷗座」に発表することとする。
はたして先人をいささかでも越えることが出来るかどうか。七十三歳の無謀な試みと笑われるかも知れない。その終着点は、私自身にも見えていない。
こうして、今月の3月31日分まで、1年3650句を達成することが出来た。しかし、この一日十句は、この3月でいったん中断することとした。
最低限一年はとしてがんばってきたのだが、この一年間に、数日間、インフルエンザなどで体調を崩し、またその他の不調があった。「気力・体力・知力のづづく限り」としたが、結果的には体力が気力について行かないことがはっきりした。こうした不調を挽回するには、一日二十句あるいは三十句が継続することが求められたが、それがついに果たせなかった。
ブログの即時性からいうと、アップするタイミングも逸することになった。
しかし、この間、得ることも多かった。一日十句はつまりは打坐即刻、俳句についてのたくましさとでもいっていいだろうか、ある大きな自信が生まれたことも事実である。見えてなかったものも見えてきたような気もする。それを今後の「千日千句」生かすことができればとも思う。全季語への挑戦は引き続き行ってゆく。その成果はいずれ一冊にまとめる予定である。
この一年間の挑戦を生かしてさらに明日へ向かいたい。今後ともご支援をよろしくお願いします。
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