鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2020年05月27日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

第 2 回鴎座通信句会(互選用) 全句

第 2 回鴎座通信句会は、第 1 回の好評を踏まえ、みなさんに呼び掛けたところ第 1 回を越える 47 名の参加となりました。計 235 句。みなさんのご協力に感謝します。選句と講評は鴎座代表、編集長,副編集長・顧問などに依頼しました。

また投句された方の互選も行います。

互選選句 5 句。(全句のなかから 5 句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上 5 、および選句者名をお忘れなく。)

● 選句締切  6 月 1 日(月)必着。

メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは迷惑メール防止のため記載しません。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。またFAXやメールでお問い合わせください。個別にお知らせします。

句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字がありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。

2020 年 5 月 27 日   鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

2 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 でで虫が宇治十帖で乾涸びる

2 翡翠を追ってカメラの群れが立つ

3 卯の花腐し皿に一個のメロンパン

4 テレワーク短パンの子の見え隠れ

5 疲れ止め(だれやめ)に溶かす香りやすいかずら

6 クレアと云うカーネーションは長野より

7 窓をうつ卯の花腐し避病院

8 天網恢恢森友の嘘に田水沸く

9 田植え機のあと苗の列遠浅間

10 蓮の花彼女はいつも左側

11 スマホにてこずっている汗の乳房

12 すれ違う鎖骨に黒子薄暑かな

13 言い得て妙髪切虫と言うバーバー

14 風評はおそろしきもの蛇苺

15 さくらんぼお取り寄せしてまだコロナ

16 コーヒーの封切る香り業平忌

17 桑の実の色づく頃の俳句道

18 竹の子煮フランス料理に変心

19 蟷螂生まれる三密解除はあと少し

20 スニーカーは娘のお古夏草踏む

21 オロナミン C 飲む少女の半ズボン

22 健やかな今朝の五歳や緑さす

23 家計簿に行動記録夏帽子

24 存へて昭和令和や夏の蝶

25 夏の夕中高生の草野球

26 菖蒲湯や荒びし今を忘れたい

27 まだ開かぬ扉のありて朴散華

28 充電完了スマホちょろりと目借時

29 僕のマスクはママの手作りさくらんぼ

30 カナ文字に疲れ疲れて冷奴

31 雲の峰オキシドールの沁みて泡

32 幾百の影あつめたる七変化

33 放埓な漢の匂い栗の花

34 思い切り薔薇をたたいて通り雨

35 自粛二か月アンネのバラは自由

36 黄菖蒲や背筋伸ばしてはじめおり

37 釣銭の切れた自販機旱梅雨

38 二の腕の昭和の押印種痘痕

39 藤房をゆらし目白の遊ぶらし

40 祖母として定位置決まり柿若葉

41 竹婦人不要不急と言われても

42 まつすぐにのびてねじれてねぢれ花

43 しばらくは故郷の香をちまき剥く

44 母の日や暮らしの色を塗りなおし

45 油照り脱水症の活断層

46 武骨なるかぼちゃの芯のがらんどう

47 コロナウイルス万緑の夜の匂い

48 毛虫焼くアンネ・フランクの青い空

49 実豌豆莢から飛び出す咳ひとつ

50 白雲に揺らぐポピーや火炎土器

51 コロナ熱中症六畳一間の大西日

52 手折るとき黙礼しばし夏蕨

53 外出自粛種苗売り場の賑わえり

54 卯の花腐しステイホームの全開に

55 鍋の底まるく磨きぬ麦こがし

56 億劫になることもあり田水沸く

57 ハグ出来ず話も出来ず夏の蝶

58 はしり梅雨平熱三たび確かめて

59 柿若葉落とす影まで深緑

60 雨蛙十歳だった手から手へ

61 「オーケーグーグル」六月ならば日野てる子

62 新樹光嘘と知りつつ相槌を

63 巣ごもりや日に三回の熱測り

64 ラジオ日本聴きながらパセリを残す

65 ステイホームべそかかないで汗かいて

66 三月の空スカイツリーは墓標 

67 静かに混むハッピーロード夏きざす

68 こんこんと池青くして橡若葉

69 自粛して蕗の苦みのほどの良き

70 正面は向かないアマビエ五月尽

71 ほろ酔の父なつかしき野蒜和

72 花占いマーガレットは嘘をつく

73 竹の子の輪切り馬蹄のごときかな

74 さくらんぼ愚問発する大切さ

75 猫の子の自粛疲れのふりをして

76 病みてより人間となる柿若葉

77 まだともう背中合わせの日日草

78 燕子花少し悲しきことのあり

79 PCRと一筆書きに春の雲

80 都市封鎖牡丹たよりに帰りなさい

81 初鰹言い訳にして妻を見る

82 男衆総出の村の溝浚え

83 死者十人明日はどうなる閑古鳥

84 人間は自粛ウイルス夏仕様

85 クラスター発生空豆が泣いている

86 髪なぶる風の湿りや走り梅雨

87 コロナ禍の不精の髪よ夕薄暑

88 テレワーク時々キャンプごっこして

89 玄関に猫の迎えや花うつぎ

90 薬降るにはたずみには映る影

91 たんぽぽを大切にする国でありたし

92 青田風体内時計巻き戻す

93 テレワーク手縫いマスクのほめ言葉

94 結局は人はひとりで著莪の花

95 アマリリス少女の中に女いて

96 検察庁法狂言回しの雨蛙

97 煽情の血の色秘めし花石榴

98 背番号なきユニフォーム雲の峰

99 トマト茄子育て男の秘密基地

100 コロナ水無月てるてる坊主ありがたく

101 蟻の誤算明暗分けて別れゆく

102 ほどの初夏足つぼマットああ痛い

103 毀ち家に見れば男と冷蔵庫

104 密接も密着もありキャベツ抱く

105 薫風やいなせな車夫の耳飾り

106 休校の蛍袋を開けておく

107 野球ゴルフもかもう放っておいてよ鶯鳴く

108 三密を避け青梅のふくらむよ

109 なんだろなよくよく見れば蝌蚪の紐

110 鍵盤を跳ねる指先五月晴れ

111 野川仙川八十八夜の水奔る

112 駅弁の小箱にあふる夏の海

113 母と子に自由不自由カーネーション

114 鳥海山田水に雪形映し夏

115 聖五月手帳に未来地図はさむ

116 パニックの脳によく効く罌粟の花

117 曼陀羅華天使何人居るのかな

118 麦秋の記憶の中の原節子

119 粽結ふ母のてつきを見てをりぬ

120 薫風やカレーの献立月曜日

121 走り梅雨コロナ籠りに止め刺す

122 繭に書く令和の口のよく喋る

123 みどり児と猫の足裏夏座敷

124 葉桜やコロナ禍減りて心霊写真

125 花水木パンデミックのうつし世に

126 身を守るために今年は武具飾る

127 初夏の心も水を欲しがりて

128 夏山や半島の型俯瞰する

129 風薫る転ばぬ先に杖あれば

130 一家族「おひとつ限り」夏立てり

131 軽鳬の子の第二波三波やりすごす

132 中国は近くて遠し夏の雷

133 母の日の母に似合いの赤い靴

134 福の無い令和なれども清和くる

135 鰻食べよう見えない敵に疲れぎみ

136 レタス食む巴里の朝など考えて

137 にっぽんの真空地帯余り苗

138 朝日さす橡の花見はこの位置で

139 五月晴れ机上登山をウイルス禍

140 ゆすらうめ友達以上と言われても

141 自粛てふ修行の日々や木葉木菟

142 薫風や手縫いのマスク子が親に

143 スーパーの入り口出口風五月

144 コロナ鬱お花畑に身を隠し

145 柳絮飛ぶいやはやパンデミックかな  

146 燕来るパンデミックの屍越え

147 掘りおこす苗の身の丈日日草

148 ハーモニカのように食べよう夜の鮎

149 たんぽぽの絮芸術は爆発だ

150 麻雀もカラオケもなく五月尽

151 鶯谷の鶯張りの寺鶯谷渡り

152 変えてみるテーブルクロス今朝の夏

153 玉虫と出合いのものや厨子千年

154 たっぷりの暇ある暮し夏に入る

155 青田風ウーバーイーツの漕ぐペダル

156 万緑を歩く跣の犬を連れ

157 きらきら欺瞞あじさいの修飾語

158 奪衣婆の目玉光りて木下闇

159 かたつむり不要不急の歩みかな

160 自分流の四文字熟語薔薇の昼

161 夏籠や非日常が日常に

162 クルーズ船袖で汗拭く港街

163 謝ればそれですむこと心太

164 てにをはのあの手この手に赤い薔薇

165 不要不急さつき咲いたと長電話

166 つばな流し離れて座るコロナ禍に

167 風鈴はゆれて右利き左利き

168 家中に竹の子ご飯香りけり

169 風光る宅配便の車にも

170 茉莉花の薫りに停まるポメラニアン

171 さみだるるステイホームやホームレス

172 だれもいない夏の海エメラルドグリーンになりにけり

173 夏の蝶ひとり笑いが上手くなる

174 道中合羽の急ぎ旅かや夏燕

175 昼顔や立ち位置ライン越えている

176 体温計さがす日バラの密と蜜

177 卑弥呼になろうかな夏の月きれい

178 樟青葉一歩踏みだす変声期

179 コロナウイルス蚊帳吊草に隠れよう

180 グー・チョキ・パー蒼天つかむ花辛夷

181 短夜やことば探しの脳挫傷

182 薄暑光身に覚えなき疵赤き

183 濡れ衣はなんとでも着せ青蜥蜴

184 雨の日や蕗剥ぐ指を遊ばせて

185 流蛍や母の軌跡と重ね合う

186 蝦蛄剥いてよそ行きの顔脱ぎ捨てる

187 青空や無住の旧家棕櫚の花

188 物忘れを度忘れにしてすべりひゆ

189 遥かなる卯波開かれざる海辺

190 人肌の白湯若葉風の中

191 三密と無縁の田植え腰かがめ

192 夏マスク畳んで捨てる今日の鬱

193 緩む日のやっぱり苺つぶそうか

194 窓口のビニール越しに薄暑光

195 筍ごはん母逝きしことさわさわと

196 月光に浮巣ぽっかりコロナ鬱

197 芍薬の細腰にして粘り腰

198 半透明のガラス夏蝶の恋

199 クローバー倍賞千恵子の歌うたう

200 伝説はいつも悲しき新樹光

201 手の内を見せてしまった守宮かな

202 日和見を戒む蟇の面構へ

203 生意気な尻を競いし実梅かな

204 黄菖蒲に重き伝説水の音

205 青時雨けふのあとには今日のなき

206 悔し涙こらへひと突き心太

207 女医さんに抱かかえられ夏大根

208 嫌がられ長実雛罌粟生きている

209 雲割れぬ光と陰のやまつつじ

210 油照レールの上の五円玉

211 四葩咲く有事であってもなくっても

212 金魚のみ話相手のテレワーク

213 自粛中跣といえど戦好き

214 葉桜や初恋びとの訃の知らせ

215 ステイホーム蟻の歩みのある自由

216 汗迸るコロナ先生の処世訓

217 外出の是非を問われて牛蛙

218 グーグルの眼が故郷の夏捕え

219 人恋し日常恋し袋掛

220 つばくらめ一人で来てと言ったのに

221 更衣たとえば自粛の一ページ

222 桐の花背中はだまって見せるもの

223 白亜紀の匂ひ微かに木下闇

224 百年後王は土だが蠅は飛ぶ

225 この夏は冷で手酌よコロナの夜

226 芽銀杏の本郷通りパン匂う

227 シャッター街の軒先集う梅雨すずめ

228 山すべて蜜柑の花に囲まれし

229 捩花やわが故郷に拒絶され

230 田の水の張られ一村起ち上り

231 ウイルスに入口出口五月闇

232 父の日の蝶ネクタイがよく似合う 

233 短夜の母と彷徨う夜泣きの児

234 ママが言う無駄の無いこと茄子の花
235 ハグはだめ頬キスならば青葉騒








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Last updated  2020年05月27日 15時23分39秒
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