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2007.01.29
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カテゴリ: 降伏と占領と独立
 日本が対米国戦を決断したのは、ドイツ頼みの面が存在する。

 「日独伊三国同盟」では同盟国が他国から攻められた場合にお互いが助け合うが、同盟国が攻めた場合は別、ドイツのソ連侵攻に日本が付き合う必要はなかった。
 (日本はソ連がドイツの攻撃で弱ったら攻めるのスタンス)

 ドイツは日米開戦後すぐ米国に宣戦布告し、ルーズベルトは欧州戦参戦の念願が叶った。
 (宣戦布告はドイツがしなければ、米国が行ったと思われる)

 日本は米国に勝てるとは思っていない、少なくともワシントンを占領するは夢、またドイツが米国を占領できるとも思っていない。
 欧州戦線でドイツが勝ち、ドイツが欧州を支配し、ドイツが日米の調停を行ってくれる、そして日本は大東亜に指導的位置を確立する。

 ドイツが勝手に米国と講和をしてしまうと、日本は単独で米国と決着をつけなければならなくなる。
 日本にとって独米の講和は問題、日本はドイツと運命共同体となる必要があった、その為に結んだのが「日独伊共同行動協定」で、日米開戦後すぐに調印された。



 アメリカ合衆国及び英国に対する共同の戦争が完遂せらるる迄は干戈を収めざるの確乎不動の決意を以って大日本帝国政府、ドイツ国政府及びイタリア国政府は左の諸規定を協定せり

第一条 日本国、ドイツ国及びイタリア国はアメリカ合衆国及び英国に依り強制せられたる戦争を其の執り得る一切の強力手段を以って勝利に終わる迄遂行すべし

第二条 日本国、ドイツ国及びイタリア国は相互の完全なる了解に依るに非ざればアメリカ合衆国及び英国の何れとも休戦又は講和を為さざるべきことを約す

第三条 日本国、ドイツ国及びイタリア国は戦争を勝利を以って終結したる後に於いても亦1940年9月27日其の締結したる三国条約の意義に於ける公正なる新秩序招来の為最も密接に協力すべし
└───

 イタリアでは、ムッソリーニが銃殺され愛人と共に死体を逆さに吊された。
 ヒトラーは自殺し、1945年5月7日にドイツは降伏した。

 米軍はドイツと日本との両面作戦から開放され、ソ連は戦力を日本に向けはじめる。

 ドイツの降伏により「日独伊共同行動協定」は存在意味を無くし、日本は連合国との和平交渉に問題がなくなった。

 しかし、「ドイツ降伏に関する政府声明(1945年5月9日)」では戦争の継続が声明され、御前会議で決定された「今後採るべき戦争指導の基本大綱」では「戦争の完遂を以って国体を護持し皇土を保衛し征戦目的の達成を期す」が方針とされた。


 ルーズベルトはソ連の対日参戦を望み、密約が結ばれた。



 三大国即ち「ソヴィエト」連邦、「アメリカ」合衆国及英国の指揮者は「ドイツ」国か降伏し且「ヨーロッパ」に於ける戦争か終結したる後2月又は3月を経て「ソヴィエト」連邦か左の条件に依り連合国に与して日本に対する戦争に参加すへきことを協定せり

1.外蒙古(蒙古人民共和国)の現状は維持せらるへし

2.1904年の日本国の背信的攻撃に依り侵害せられたる「ロシア」国旧権利は左の如く回復せらるへし
 (イ)樺太の南部及之に隣接する一切の島嶼は「ソヴィエト」連邦に返還せらるへし
 (ロ)大連商港に於ける「ソヴィエト」連邦の優先的利益は之を擁護し該港は国際化せらるへく又「ソヴィエト」社会主義共和国連邦の海軍基地として旅順口の租借権は回復せらるへし


3.千島列島は「ソヴィエト」連邦に引渡さるへし

 前記の外蒙古並びに港湾及鉄道に関する協定は蒋介石総帥の同意を要するものとす大統領は「スターリン」元帥よりの通知に依り右同意を得る為措置を執るものとす

 三大国の首班は「ソヴィエト」連邦の右要求か日本国の敗北したる後に於て確実に満足せしめらるへきことを協定せり

 「ソヴィエト」連邦は中華民国を日本国の覊絆より開放する目的を以て自己の軍隊に依り之に援助を与ふる為「ソヴィエト」社会主義共和国連邦中華民国間友好同盟条約を中華民国国民政府と締結する用意あることを表明す

※1946年2月11日に米国国務省より発表された

※「1904年の日本国の背信的攻撃」は日露戦争の事。





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最終更新日  2007.01.29 21:42:34
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