ナリワイをつくる ~要約~
現代社会の「仕事」は健康や家庭を犠牲にし、そのストレス解消の為に働くという負のサイクルの中にある。また、衣食住のすべてを購入しているという現状は、人々の「生活を自給する力」を弱まらせている。
そこで、自分の好きなこと・できること・必要なことを「ナリワイ(生業)」にしていくことを推奨する。
ナリワイとは、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身に付く仕事である。そして、それらは生活の中から生み出されるものである。
例えば、モンゴル好きを生かした「モンゴル武者修行ツアー」計画
生活持久力を上げ、生活コストも下げられる「床張り」・「ブロック塀壊し」
古民家を一棟借り上げてのシェアハウスやイベントスペースの運営
これらを「できる」ことが、一つのセーフティーネットにもなり、変化の激しい社会でも生き抜いていく術となるのだ。
~レビュー~
現在の社会観・仕事観には同意する。
今の仕事をすぐに辞めるわけにはいかない(そのことが健康を害する原因の一つになっていると著者の伊藤氏はしている)が、何かひとつでもナリワイができることは社会保障的な役割が期待できる。
しかし、現実的にはナリワイを作っていくこと、増やしていくことより、生活コストを下げ、今の仕事を如何に健康的に行っていくかを考えることが優先課題にすべきだろう。その為のナリワイと捉えるべきか。
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