徒然なる日々

徒然なる日々

2005年02月06日
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最近すっかり宗教づいている。。。今朝は9時からI-House主催で、OaklandにあるBaptistの教会のミサに参加した。この教会は牧師も聖歌隊も参加する人達も全員黒人。昨日行ったMardi Grasは白人だけ。やはり米国はDiversityの国だとは言うものの、白人は白人だけで、黒人は黒人だけで、アジア系はアジア系だけで(特に中国、韓国、日本)と別々のsocietyを形成しており、I-Houseとか大学といった特別の環境以外では、それぞれのsocietyごとの交流はあまり見られないように思える。

それにしても、このBaptist教会のミサには驚愕した。聖歌隊がゴスペルを歌うのだが、ドラムの激しいビートに鳴り響くシンバル。エレクトローンが奏でるJazzyなメロディーに合わせて、聖歌隊の皆が、体をスウィングさせて踊りながら歌う。まるでロックかR&Bのコンサートといったほうがいいようなノリである。聖歌隊のメンバーは皆アマチュアだと思うが、宇多田ヒカルやMishaなど話にならないくらい歌が上手い。R&BがDNAに染み込んでいる感じ。それにしても、日本の木魚ぽくぽくチーンの世界とは随分違うなぁ。

さらに驚いたのが、牧師の説教であった。40代半ばと思われるその牧師が、マイク片手に「We have to love our neighbors!」と絶叫する。そうするとミサの参加者が「アーメン!」とか「イェーイ!!」と叫んで合いの手を入れる。するとまた牧師が「What is love?」と絶叫する。これはまるで、ロックコンサートで歌手が歌の合間に聴衆に向かって「皆ノッてるかーい!!」と叫ぶ光景そのものであった。牧師は1時間近く延々と叫び続けた。半分トランス状態に陥っているのかジャンプしたりステージを駆け回ったり。もうこっちとしては開いた口がふさがらないというか、ただひたすら唖然としていた。

しかしながら、彼の説教の内容はあまりにも陳腐だった。「俺の頭はハゲかけているが、俺の妻は俺を愛してくれる。俺の腹は出ているけれど、それでも俺の妻は俺を愛してくれる。俺の妻は世界一美人というわけではないけれど、俺は妻を愛している。これこそ愛だ。愛は見かけじゃない。みんなわかってるかー!?これこそ愛なんだ!!!」

本当にこんなんで説教になっているのか!?牧師はマイクに向かって絶叫するため、非常に聞き辛かったのだが、ようは上のような内容を一時間近く延々と叫んでいたわけである。後から、案内してくれた黒人の人に聞いたら、彼もこの牧師の説教は陳腐で気に入らないと言っていた。Baptistの黒人の教会では、教養のある牧師を採用することが難しいらしい。

採用と言えば、牧師というのはアメリカではれっきとした職業の一つとして確立している。ミサの最後に参加者や教会の管轄区域の住民から寄付金を集めるのだが、何と信仰者は年収の10%を毎月寄付するそうである。なので、信仰者の多い都心の教会にいる牧師は年収1000万円は軽く稼げるのだとか。なので、医者と同様、牧師も地方よりも都心の教会に勤めることを好むそうだ。

仏教でもカトリックでもプロテスタントでも、宗教が大組織と結び付くと、必ず人の信仰心が金集めの手段に使われ、何だか気持ち悪い。それでも人は何かに頼りたいから、どこかに所属していたいから、心の拠り所、Sense of communityを求めて、仏教の集団や教会に所属し、毎週ミサに参加することで同じような価値観を持った仲間と出会って孤独感を癒し、何か悪いことが起こったら「神様助けてください」と祈って心の平穏を求める。これはどんな宗教でも同じだなと思った。





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最終更新日  2005年02月07日 18時18分25秒
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