夜8時過ぎに帰宅する。廊下を歩いていたら、彼の部屋から彼女と彼が仲良く出てくるところに遭遇した。こういうとき、何てタイミングが悪いのだろう、と思う。とっさに笑顔を浮かべて、”How are you?"なんて挨拶して通り過ぎるけど、正直言って嫌な気分になることは否めない。そもそも、去年振られた男性とも、今年振られた男性とも、同じ廊下に部屋を並べることになるとは何事!?去年振られた男性からは彼女との旅行のチケットの印刷や花の世話を頼まれるし、今年振られた男性と彼女が仲良く歩いている姿を毎日目撃しなければならない。ここまで皮肉な偶然が重なるってことは、すなわち単なる偶然ではなくて、何か目に見えない力が、私の精神修養のためにアレンジしたのかしら、とさえ思う。確かに最初の頃は怒り、悲しみ、落ち込みなどネガティブな感情が噴出していたけれど、最近は平穏な心境でいられるようになった。とは言うものの、やはり相手の幸せを心から願うところまでは無理。自分が大切にしたいと思える人の幸せは願えるけど、そうでない人に対しては、indifferentでいられれば上出来だと思っている。とりあえず5月22日に卒業して寮を出るまでの一ヵ月半、この精神修養は続く。前向きに頑張ろう。