日々のあぶく?

日々のあぶく?

February 25, 2012
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ぼんくらシリーズ最新作…なんと7年ぶりだそうな。

お徳の住む幸兵衛長屋の近くで見つかった斬られて死んだ亡骸の身元がなかなか割れない。
痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた生薬屋・瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。
本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の間島信之輔と調べに乗り出す。
平四郎に協力し、手伝ってきた岡っ引きの政五郎は、
先代からの繋がりがあり、信之輔の手札を受けることに。
だが、これからも平四郎の力になることは変わらず。

検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”で、信之輔の大叔父・本宮源右衛門は、
その斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。

身元不明の亡骸は、昔、大黒屋で働いていた久助だという。
大黒屋当主・藤右衛門は20年前の因縁と、隠された罪を告白。

父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。
気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。
だが、新兵衛の、一連の事件の背景には、瓶屋内部に共犯者がいることが濃厚になり…。

正は負に通じ、負はころりと正に変わる。
平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。



一気に読んでしまう。
読んでいると終わらないでほしいと思うし、
周囲の色々な人の繋がりが描かれるのもうれしいと思うのだけれど、
中心のお話(事件)と関係ないものもあるので、全体を通してみると散漫になる感じは否めない。

シリーズはこれからも続いてほしい。



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20年前、新兵衛が中心となり、藤右衛門、久助は、大黒屋の有能なざく(調剤人)吉松を殺し、
彼が編み出した新薬を盗んでいた。それが、瓶屋の「王疹膏」だった。
吉松の関係者が犯人かと思われたが、

文蔵の妻・佐多枝が、新兵衛の後妻となったことを不審に思った文蔵の弟子・松川哲秋と、
父の罪を知り、様々なことに不信感を募らせ、また、哲秋と恋仲となった新兵衛の娘・史乃だった。

文蔵の死は事故、佐多枝が新兵衛の後妻に入ったのは、文蔵の遺言のようなものだった。
哲秋は死亡、史乃は捕まるも心ここに非ずに。

哲秋、源右衛門、淳三郎などには、長男ではないため継ぐ家もなく、
養子に出てもうまくいかなかったり、居場所がなかったりという背景が似ている。
でも、歩む人生はこんなにも違う。

久助が一時身を寄せていた町医者・村田玄徳が、その後、佐多枝と良い雰囲気に。
そのことで、玄徳に思いを寄せていた女中・おしん出奔。
のちにおとく屋で働くことに。

源右衛門は親族間たらいまわし状態で、信之輔の家に居候(同居)していたが、
信之輔の捜査の不備を自分のせいにする策で、家を出ることに成功。
おとく屋の二階で手習所を始める。
信之輔とのぎこちなかった関係も、これを機に改善される模様。


おとく屋の向かいにある八百屋八百源の嫁・おひでが
ストーカー・仙太郎に襲われたところを信之輔助ける。
仙太郎はお縄につくが、彼の背景を探ると、かつて病の母のいる娘を助けたこともあったが、
富くじが当たり、神のように祀り上げられて捨てられたころから人が変わったことが判明。
同じような被害も出そうだということで、潜入捜査に弓之助の兄(三男)・淳三郎協力。
淳三郎は腕は立つが、ちゃらんぽらんで、唯一将来の行く末が決まっていないらしい。
今後のシリーズにも顔を出しそうなキャラクター。

弓之助の長兄で藍玉問屋河合屋の跡継ぎ・太一郎の恋愛騒動あり。

お徳を慕う石和屋包丁人・彦一が独立を決意。また、お六と所帯を持つのも間近に。

弓之助の仲良し、岡っ引きの政五郎に引き取られた捨て子・おでこ(三太郎)の実母・おきえ登場。
後妻に入った家で、突然、主人に離婚を切り出されたと政五郎のところにかけこんでくる。
おでこは他の子供と父親が違っているなどの背景も判明。
おきえも決してひどい、勝手ばかりの人間ではなかった・・・のだけれど、
それが描かれることが良かったのかどうか、微妙な気持ちに。
おでこを想う政五郎・お紺夫婦があたたかい。






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Last updated  February 27, 2012 02:42:00 PM


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