日々のあぶく?

日々のあぶく?

February 26, 2012
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Here comes the Sun!

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年に経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた……。

演劇集団キャラメルボックスの公演パンフレットに書かれた7行のあらすじから生まれた物語だそうな。


ということで、ヒア・カムズ・ザ・サンは有川氏オリジナルの物語、
ヒア・カムズ・ザ・サン Parallelは上演された舞台(脚本・成井豊?)に着想を得て執筆されたものだそう。

どちらも興味深いけれど、真也とカオルなどの設定もろもろ違うので、
一気に読むとちょっと違和感が。
それぞれ別の物語と分かっていても、余韻が楽しめない(切り替えが微妙になる)ので、
時間をおいてからもう一遍読むとよかったかもかも。


・ヒア・カムズ・ザ・サン
時に能力を使って、作家との良好な関係を保っている真也は、
自分がずるをしていると感じているため、控えめだ。
そして、体当たりで真正面からぶつかり、傷ついても、作家の信頼を得ているカオルを眩しく感じている。
真也が前に担当していた麻井の新担当・池内が、麻井の地雷を踏んだのをフォロー。


そのシリーズの脚本家の一人、原案は日本人・HALだという。
実はカオルの父だというのだが、両親が離婚してから父がアメリカに渡り、親子の空白期間は20年。
そんな父子の再会に居合わせることになった真也だったが、
編集部内でもHALの正体について疑惑が浮上する。


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カオルの実の父・白石晴男=HALは亡くなっており、
彼の親友であり、理解者で、仕事に没頭して家庭を顧みなかった彼に代わり、
カオルと母・輝子を支えていた榊宗一が、晴男の死後、彼の仕事を引き継いでいた。
そして、晴男の想いを伝えたいと、彼のカオルへの手紙を持参していた。
輝子はすべて承知のうえ、宗一に協力。
父の顔をほとんど覚えておらず、幼少の頃、宗一を父と間違えたこともあることから、
カオルは気づかなかった。
真也が真相に気付き、新たな一歩を踏み出すよう勧める。


作家・表現者の想いは強い。というところと、編集部のありかたは
有川氏の想い?感じたこと?が反映されているのだろう。




・ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel
真也は付き合って3年目の恋人・カオルと結婚しないのかと、
編集長・岩沼につつかれることしばしば。
結婚するならば、自分の能力(体質)のことをカオルに告白しなければと不安に思うが、
その告白をカオルはあっさり受け入れる。

カオルは父親が実は死んでおらず、売れない脚本家だったが夢を追いかけ、
母と離婚後、アメリカに渡っていたこと、20年ぶりに帰ってくることを真也に打ち明ける。
帰国したカオルの父・白石晴男は、大げさ&嘘まじりの話をし、カオルの逆鱗に触れてしまう。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


真也が自分の能力(体質)に負い目を感じているところと、
カオルがその反対の、体当たりでぶつかっていくというところは設定同じ。


カオルは父親の嘘に苦しんでいるが嫌ってはおらず、彼からの謝罪を
本当のことを話してくれることを望んでいた。
晴男の帰国が、実は事故で視力が落ちており、失明前に元妻・娘の顔が見たかったからだと
能力によって感じとった真也は、カオルと晴男の間に入り、和解にむけ動く。






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Last updated  February 26, 2012 06:45:50 PM


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