片桐早希 おむすびころりん

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FLOWER GARDEN 2 小山千鶴さん
2009.03.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 理生は歩く速さを少しずつゆるめていき、のんびりと周りを見回しながら歩くように

なった。

 満開のこぶしの花が、青空にその白さを際立たせていた。

「梅の花もいいけれど、やっぱり春は桜だよね。」

 あらっ、菜の花も咲いている、たんぽぽも、と言いながら、理生は歩く。


 僕達は道の途中の小高い丘で一休みすることにした。

 木製の椅子が置いてあり、そこに座ると海が一望できる。

「あら~、ここからこんなに海がよく見えるんだ、知らなかった、こんないい所があったん

だねえ~~。」




「俺にMのことを話してすっきりしたのか? お前、何だか感じが変わったぞ。」

 僕のその言葉に、理生は驚いたような顔をした。

「何言ってんのよ、そんなことあるはずないでしょ・・・。アイツのことはあの夜で、

すっぱり気持ちは切れているよ。尚人、そんなこと考えていたんだ。」

 理生は笑い、僕も笑った。

「海、きれいだね~~。」


 理生の言う通りだった。

 初春の海はどこまでも青く続いていた。


 水平線の向こうには何があるのか・・・・、僕はそんなことを考えていた。


「また、一緒に歩いてくれる?」



「いいよ、おまえさんの言う通り、運動不足の解消にはもってこいだ。」

 僕はそう答えた。





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Last updated  2009.03.28 14:27:47
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