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2006年02月24日
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カテゴリ: 気づき
「近くして、見難きもの、わが心」と言われたのは弘法大師・空海さんだそうですが・・・

ウソをついたり、見て見ぬフリをしたり。。。
人の心の動きなんかはけっこう見えるときもあるのに、自分のとなると見えなくなっちゃうんだなあ。
そんな自分の心の中を見せてもらって「え~っ?」と思うような体験をしました。
またまた2月10日のHAPPYのワークでのお話です。

まだTちゃんが来てなくて、HAPPYとmomoさんと私の3人だったときのこと。
自分の内面の葛藤を見つめるワークというのをやりました。
前回これで自分のネガさんと向き合い仲良くなれた私は、今回もこれを楽しみにしていて、何を見てもらうのかも前もって決めていました。

のびのびした私をHAPPYに、不安で縮こまっている私をmomoさんに演じてもらうようお願いして、手を取ってここと思う立ち位置に連れて行きます。
のびのびさんは部屋の真ん中に正面を向いて立ち、両手をゆるやかに広げてリラックスポーズで、不安さんは部屋の片隅に真ん中の方を向いて座り、膝を両手で抱えて縮こまるようにしてスタンバイしてもらいます。

さて、スタートと・・・あ、そうか。。。
人数が少なくてHAPPYにも役を頼んでいるので、最初の声をかけるのは私がやるしかなさそうです。
え~っと、この前HAPPY何て言ってたっけ。。。
そうそう、「では、今の気持ちを聞かせてください」

のびのびさんと不安さんはお互いに相手のことが気になっている様子。
不安さんはのびのびさんが目障りでならず、のびのびさんは頑なな不安さんを打ち解けさせたがっているようです。

え~っと、次は、と・・・「では思ったように自由に動いてください」だったな。

不安さんは表情をこわばらせてますます膝を固く抱え込みます。
のびのびさんはというと・・・え~、ちょっと、なにそれ~!?

HAPPYなかなかの役者さんです。
それにしても・・・もっとさわやかなイメージを期待してたのに、私の愛や分かち合いの気持ちってあんなに滑稽なわけ!?
信じられない、やだなあ、あんなの。。。

この辺からそろそろHAPPYにナビを代わってほしいのですが、HAPPYは相変わらずゆらゆらふらふらと滑稽な動きをし続けるだけ。
いつまでこんなの見てなきゃならないのかなあ。。。


ここではっと気がつきました。
「あれ!?今回はおしまいまでずっと私が質問しなきゃならないみたいだぞ」
でもHAPPYを頼って当てにしてた私はすごく心細い気分です。
ウソでしょう?
私何を訊いたらいいかなんてHAPPYみたいにはわからないよ~。。。

でもHAPPYはへんてこりんな動きをやめようとしません。
こうなったらもうやってみるしかない。
とにかく自分が訊いてみたいと思うことを訊いちゃえ!

「のびのびさん、なんでそんな動きをしてるんですか?」
のびのびさんの答えは「不安さんを笑わせたくて」。
でも不安さんはますます相手が目障りでいやがってるみたいです。
こんなのどうすればいいのよ~。
ええい、もう仕方がない。
「じゃあ、自分の気に入るように動いてみてください」

すると。。。
不安さんはのびのびさんから離れたところに移動して、すっくと立ったまま両腕を組んでのびのびさんを睨むようにしました。
そしたら、今度はなんとのびのびさんが「うわ~、なんか苦しい、怖い」と言い出し、急にへなへなと崩れ込んで四つん這いになってしまいました。
挙句の果てに、「怖い、怖い」と言い続けながら縁側に這い出して行き、ピッタリ障子を閉めてしまいました。

思いもよらない展開に私は呆然・・・
いったい私の中ってどうなっちゃってるわけ?
その間一人残った不安さんは機嫌よさそうに部屋中を歩き回り、やがて棚に置いてあった花を挿した花瓶を中央の畳の上に置いて、その横に腹ばいになって頬杖ついて、ニコニコと花を眺め出しました。

私はつい訊いてみたくなりました。
「不安さん、どうして花瓶をもってきたんですか?」
不安さん「目障りな邪魔者がいなくなってやっと自分の場所になったのが嬉しくて、お花でも飾って自分を喜ばせてあげようと思って」
その言葉どおり、もう不安さんとは呼べないほど生き生きと嬉しそうな表情で、さっきののびのびさんのほうがよっぽど不安な顔をしてました。
ここから先いったいどうなるんだろう。。。

ふと前回HAPPYがしていた質問を思い出し、不安さんに訊いてみました。
「邪魔者がいなくなって嬉しいというあなたの気持ちが満たされたら、次はどうしたいですか?」
すると、不安さんは思いがけないことを言いました。
「この花をのびのびさんにもプレゼントしてあげようと思います」
そして花瓶を取り上げ、境の障子のところに行ってそっと開けました。
縁側では、置いてあるテーブルに肘をつき頭を抱えるようにしてのびのびさんががっくりと座り込んでいます。
いやもう、ぜんぜんのびのびした感じじゃありません。
不安さんのことえらく怖がってたけど大丈夫かな。。。
私の不安をよそに花瓶を差し出す不安さん。
すると、のびのびさんはほっとしたような表情を浮かべ、「ああ、ありがとう、ありがとう」と頼りない声で言いながら花瓶を受け取りました。

とりあえずほっとはしたものの、こんなことになっちゃってここから先もうどうしたらいいのかぜんぜんわかりません。
なんとかハッピーエンドに持って行きたいと思うけど、何がどうなったらハッピーなのかさえわからない。。。

私かなりうろたえてたんでしょうね。
どんな風に終わったかあまりよく覚えてないんですが、確かHAPPYが「この辺で終わりにして役を降りましょう」ってmomoさんに言ったんじゃなかったかと思います。

ワークのあと。。。
私はすっかりショックを受け、顔色も悪くしょんぼり状態。
私がイメージしていた自分と実際の自分ってまるっきり違ってたみたいです。
HAPPYとmomoさんがそれぞれ役に入ってたときの気持ちを話してくれたのですが、HAPPYの言ってたことが記憶に残っています。
「今の自分をムリして愛と分かち合いの人だと思い込むのって、吉本の役者さんをやってるみたいなもんですよ」
それを聞いてますます落ち込む私。
ずいぶん成長したと思い込んでたけれど、とんでもないカン違いだったんだ。
いったいどれだけ頑張れば生まれ変わったような自分になれる日が来るんだろう。
するとmomoさんが笑顔で励ましてくれました。
「そんな遠い日のことじゃないかもしれないですよ」
ここから先具体的に何を言われたかは覚えていないのですが、ただの励ましではなく、私の心になりきってくれていた人たちからの率直な言葉は深く胸に染み込みました。
つまり、私自身が見ないようにしていた心の奥からの真実のメッセージだったんですね。
話を聞き終えたときにはそんなにとてつもないカン違いだったというわけでもないんだなとわかって、再びしあわせな人生への希望が戻ってきました。

このときのワークは結局答えが出ないまま終わったのですが、今思うと答えの出ないのが答えだったようです。
都合のいいように急いで結果を出そうとするのではなく、時間をかけて本当の心の奥を見つめていきなさいというような。。。
誰かに正解を教えてもらおうと頼ったりしないで、自分の人生、自分の力を信じて進んでいきなさいと言われたような気がしました。
自分でワークを進めていかなければならないことに気づいたのもその象徴みたいなものだったのかもしれません。
やっぱりあのワークに参加した4人とも、もう人に答えをもらおうとする時期は過ぎたんだよ、自分の足で立ってやっていけるんだよ、というメッセージを差し出されていたようです。

そして今、日常の暮らしの中で、あのときお預けになっていた答えがどうやら少しずつ紐解かれていっているような。。。
不思議な、ワクワクするような、ときには痛みを伴った気づきや変化が起こり始めています。
その辺のことはまた改めておいおいお話させていただけたらと思います。
おしまいまで読んでくださってありがとうございました。





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最終更新日  2006年02月25日 00時22分32秒
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