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三十年ほど前、離島に赴任したことがありました。職住近接の上に単身だったので、夜の時間がたっぷりありました。下戸なので、付き合いのないときは、よく本を読んでいました。一海知義「漢詩一日一首」(平凡社)はその中の一冊で、毎晩就寝前に少しずつ読んでいました。高校の漢文の授業で習ったものもあり、春眠暁を覚えず(孟浩然「春暁」)とか一杯一杯又一杯(李白「山中対酌」)とか、虞や虞や汝を如何せん(項羽「垓下の歌」)とか断片的に覚えているものの全体を読んで教養が深まった気がしました。今では、また断片的記憶に逆戻りです。
2024年12月02日
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2013年8月21日、バスツアーで羽黒山の三社合祭殿をお詣りしたとき頂いた御朱印帳です。羽黒山、湯殿山本宮は参拝しましたが、月山神社まで登らなかったのが心残りです。
2024年12月01日
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2017年11月7日、明王院(鎌倉市十二所32)で頂いた鎌倉十三佛の御朱印帳です。鎌倉三十三観音と並行して巡り、2019年3月19日に結願しました。
2024年11月30日
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2018年6月24日、霊場恐山菩提寺(青森県むつ市田名部宇曽利3―2)を参拝して、頂いた御朱印帳です。表紙には霊場恐山の文字と本尊の延命地蔵尊が描かれています。インターネットを見ると、白紙の部分に御朱印帳と題字を書いて頂いている方もいるので、私も寺務所にお願いすればよかったと思いましたが、後の祭りです。
2024年11月29日
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2019年2月18日、京都旅行の際に八坂神社(京都市東山区祇園町北側625)をお詣りしたとき頂いた御朱印帳です。表紙に二つの神紋(唐花木瓜紋と左三つ巴紋)が描かれています。
2024年11月28日
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2013年4月30日、大須観音(真福寺宝生院:名古屋市中区大須2ー21ー47)で頂いた御朱印帳です。仁王門や本堂など境内の建物が描かれています。この時は、名古屋周辺の熱田神宮、明治村、犬山城などもまわりました。
2024年11月27日
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2018年2月27日、廃線間近の三江線を前日に踏破した帰りに参拝した八重垣神社の御朱印帳です。祭神の稲田姫命が植えた二本の椿が、合体した夫婦椿が描かれています。
2024年11月26日
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2017年8月27日、別所温泉へ行くときに、上田電鉄の下之鄕駅で途中下車して、生島足島神社を参拝しました。その時頂いた御朱印帳です。神社の境内が描かれています。
2024年11月25日
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2017年12月18日、沖縄本島を旅行した際に、波上宮(那覇市)を参拝して頂いた御朱印帳です。紅型の地に崖の上に建つ波上宮が描かれています。
2024年11月24日
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2015年5月15日、九州旅行の際にお詣りした櫛田神社(福岡市博多区)の御朱印帳です。博多祇園山笠を奉納する神社なので、御朱印帳にも博多山笠が描かれています。境内に高さ13mの実物の山笠が展示されていました。
2024年11月23日
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本日、古内一絵「風の向こうに駆け抜けろ」(小学館文庫2021年刊)を読み終えました。地方競馬の女性騎手になった芦原瑞穂が、藻屑の漂流先と揶揄される広島の鈴田競馬場の緑川厩舎に配属されて、1頭の馬フィッシュアイズと出会います。馬とそれぞれ心に傷を持つ調教師、厩務員と次第に信頼関係を築きながら、勝ち星を重ね、ついに桜花賞レースに出るまでの熱い青春小説です。
2024年11月22日
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2015年5月16日、九州旅行の途次久留米駅から歩いて10分程のところにある全国総本宮水天宮を参拝しました。筑後川のすぐ近くにあります。そのとき頂いた御朱印帳です。御神紋の梅、錨と波が描かれています。。
2024年11月21日
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2015年5月17日、南九州をめぐったときに参拝した英彦山神宮(福岡県添田町)の御朱印帳です。開山伝説にちなんだ神の使いの白鹿と三羽の鷹が表紙に描かれています。
2024年11月20日
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2017年1月19日に、参拝した太田神社(東京都大田区中央6ー3ー24)の御朱印帳です。屋島の戦いで、平家の軍船の扇の的を射抜いた弓の名手那須与一の守り本尊を御神体としてお祀りしています。表紙はその逸話にちなんだものです。
2024年11月19日
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2015年11月28日、上毛三社日帰りバスツアーで訪れた妙義神社の御朱印帳です。拝殿の彫刻の鶴が表紙に描かれています。
2024年11月18日
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2019年2月18日、京都市の船岡山にある建勲神社を参拝したときに、頂いた御朱印帳です。織田信長公が御祭神なので、表紙に家紋(織田木瓜)と印に刻まれた天下布武の文字が描かれています。名刀宗三左文字を所蔵していることから、刀剣女子の聖地として、刀にちなんだ御朱印帳もありました。
2024年11月17日
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2019年2月19日、京都の晴明神社を参拝したときに、いただいた御朱印帳です。表紙に安倍晴明が陰陽道に使った晴明桔梗(五芒星)が描かれています。
2024年11月16日
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2016年2月15日、熱海温泉旅行のときに、参拝した伊豆山神社の御朱印帳です。伊豆に流された源頼朝が祈願して、平家を倒し征夷大将軍になった強運の神社です。
2024年11月15日
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二十代の頃、5年間経理の仕事をしていました。毎日、伝票をソロバンで集計して日計表を作っていました。そして、月次試算表、決算書を作成して、一年が終わります。折角だからと、その間に簿記検定に挑戦しました。資格を取っても手当がつくわけではないので、問題集を買って独学でした。3級の商業簿記は、いつも仕事でやっていることで、簡単に合格できました。確か満点でした。2級は工業簿記が加わって、苦労しましたが、何とか80点くらいで合格。1級になると、原価計算や会計学があって流石に難しく、半年後に再挑戦かと思いましたが、運良く70点と、合格ラインギリギリの点数で受かりました。若くて、記憶力、集中力があった頃の思い出です。
2024年11月13日
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H.G.ウェルズ「宇宙戦争」は、子どもの頃ワクワクして読んだSF小説です。イギリスに打ち込まれた円筒から現れた火星人の操縦する三本足の戦闘機械の熱線で、イギリス軍は危機に瀕します。火星人を退治したのは、兵器ではなく、火星人が免疫を持たない地球上の病原菌でした。なるほどと思わせる結末です。
2024年11月12日
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ジュール・ヴェルヌの本で、ワクワクしたのは、何冊もあります。「八十日間世界一周」はそのうちの一冊です。1872年のまだ蒸気機関車と蒸気船の時代に、イギリス人の資産家フォッグ氏は、二万ポンドを賭けて、80日間で世界一周を宣言、執事パスパルトゥーと旅立ちます。乗った船の燃料が無くなると、船を買い取り、船の木材部分を壊して燃料にしたのに、ロンドンには、約束日の1日遅れで到着。残念無念と思いきや日付変更線のマジックでハッピーエンドの結末に拍手です。出発時にパスパルトゥーが消し忘れたガス灯の料金は、いくらだったか忘れましたが、給与からしっかりひかれましたね。
2024年11月11日
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ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」は、少年向け冒険小説の定番ですが、私も夢中で読みました。敬愛する椎名誠氏は、愛読するあまり「十五少年漂流記への旅 幻の島を探して」(新潮社)なる本まで書いています。帆船が無人島に漂着し、14歳から8歳までの少年だけで生き抜く設定にドキドキします。15人でも一つの社会ですから、仲間割れもあります。最後に外敵(別の船の反乱者一味)が現れ、一致団結して戦います。今思えば、人間社会の縮図を学びましたね。
2024年11月10日
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岡本隆三氏の「長征」(潮文庫)を読んだのは、大学生の時でした。丁度、毛沢東主席の文化大革命が真っ盛りの時代です。長征は、紅軍(中国共産党軍)が蒋介石の国民党軍に江西省瑞金の本拠地を攻められ、陝西省延安まで12500㎞を徒歩行軍して、見事逃げのびた大遠征のことです。1934~1935年のことでした。この長征の指導で毛沢東は頭角を現しました。読んだときは、貧しい農民兵の耐久力、飢えても略奪しない規律正しさが印象に残りました。
2024年11月09日
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今日、古内一絵「東京ハイダウェイ」(集英社2024年刊)を読み終えました。誰しも独りで癒やされるhideawy隠れ家が欲しいものです。この本では、Eコマース企業パラウェイの社員神林璃子を中心に人々の抱えている問題と見つけた隠れ家を描いています。パニック障害の神林璃子には、港区立みなと科学館プラネタリウム、喫茶店長植田久乃には、国立近代美術館展望休憩室「眺めのよい部屋」、パラウェイGM待遇の瀬名光彦には、品川区立水族館とお手ごろの料金(プラネタリウムは無料)で憩える場所が出てきます。
2024年11月08日
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司馬遼太郎氏の「街道をゆく」(朝日新聞社)全43巻は、1971年から1996年まで週刊朝日に連載された日本だけでなく海外にまで及ぶ歴史紀行文集です。図書館で単行本を借りて読み、後に文庫本がでると買って蔵書にしました。その土地の地政学的位置づけや歴史など氏の博識が随所にでてきて、読後の充実感がありました。須田剋太画伯の独特な雰囲気のある挿絵も素敵でした。
2024年11月07日
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今日、福澤徹三「俠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇」(文春文庫2024年刊)を読み終えました。普通の食材を使って、絶品料理を作る警視庁潜入捜査官柳刃竜一と相棒火野丈治は、今回も弱きを助け強きをくじく任俠の精神で、赤羽のゲストハウスに集う若者たちを助けます。前巻の歌舞伎町のスナックニュー来夢の若者三人組がさりげなくでてくるのは、うれしいですね。
2024年11月06日
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ロバート・E・ハワード「英雄コナンシリーズ」を読んだのは、大学生の頃でしょうか。ハヤカワ文庫版と創元推理文庫版がありましたが、古本屋で見つけたのをランダムに購入していました。ヒロイック・ファンタジィの先駆けとなった作品です。太古のハイボリア時代の勇猛果敢なキンメリア人コナンが諸国をさすらい、異民族や妖術師、魔物と戦う冒険譚です。幻想世界に没入して楽しめました。アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画にもなりましたね。
2024年11月05日
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石坂洋次郎の「青い山脈」(新潮文庫)を読んだのは、大学生のときでした。1949年の映画、原節子、池辺良、杉葉子がキャストのモノクロ版を名画座で見たのが先か後か記憶がはっきりしません。戦前の男女席を同じうせずの封建的日本から男女同権の民主日本への過渡期を描いたユーモアのある青春小説です。「青い山脈」の後、石中先生行状記など氏の文庫本を随分読みました。
2024年11月04日
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父母の郷里が香川県の小豆島だったので、小中学生時代は夏休みなどに、家族で何度も帰りました。大阪に住んでいる親戚宅によらないで、直行する場合は、夜行列車の急行瀬戸に乗りました。小学生だった1960年7月の時刻表だと、東京駅を21時15分にでて、宇野駅着11時53分。宇高連絡船の出航が12時20分、高松着が13時35分です。連絡船の席を取るため、一生懸命走った覚えがあります。(宇野走り)自分は、貨車を連絡船に積み込むところを見たり、瀬戸内海の景色を見たりで、忙しくしていました。高松からは、小豆島まで船にまた1時間乗るので、帰省は足かけ二日がかりでした。急行瀬戸は、4人がけのボックス席に乗ったり、三段式の寝台車にも乗りました。子どもの頃は、ハシゴで上がる天井近くの上段が面白くて、喜んで乗りました。1972年3月15日に新幹線が岡山まで延伸されると、新幹線と岡山港からのフェリーを使えば、その日のうちに帰省できるので、急行瀬戸(新幹線の岡山開業に合わせて特急に格上げ)に乗ることも無くなりました。
2024年11月03日
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西堀栄三郎「南極越冬記」(岩波新書)を読んだのは、高校2年生のときでした。リビングストン探険記など探険記は子どもの頃から好きだったので、その延長で読んだと思います。京大教授の西堀栄三郎氏が第一次南極観測隊の越冬隊長として1957年2月から1年間、越冬したときの記録です。補給がない中で、とにかく有るものでやりくりして極寒の地で観測しつつ1年間過ごすという極限状況をどう乗り越えたか、興味深かったです。
2024年11月02日
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JR宇都宮駅は、西口側に県庁市役所、東武宇都宮駅などがあり、表玄関の感じです。東口も駅前にウツノミヤテラスやライトキューブ宇都宮など新しい施設ができてこれから発展しそうです。写真は西口です。
2024年11月01日
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昨30日、今泉八坂神社の後に宝蔵寺(宇都宮市大通り4ー2ー12)を訪れました。宇都宮駅西口から真っ直ぐ通りを5分ほど歩いて宮の橋を渡ってすぐです。鐘楼門をくぐると、正面に本堂、右手に不動堂、左手に庫裡がありました。不動堂には北関東三十六不動尊霊場第19番札所の札がかかっていました。庫裡の扉脇に、日付なしの書き置きご朱印の入った袋がかけられていて、お布施は袋の中にとありました。金額は書かれていないので、成田不動尊と栃木十三仏第4番普賢菩薩の2つのご朱印をいただき、600円を納めました。日付は自分で入れたものです。
2024年10月31日
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本日、宇都宮市内にある今泉八坂神社(宇都宮市今泉4ー16ー28)を参拝して、ご朱印をいただきました。色々ありましたが、直書きでいただける通常ご朱印とこま犬詣のご朱印にしました。合わせて800円のお納めでした。
2024年10月30日
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宇都宮宇都宮駅東口ダイワロイネットホテル近くの横断歩道で撮影した宇都宮市の下水道マンホール蓋です。
2024年10月29日
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今日、宇都宮ライトレールの宇都宮駅東口ー芳賀・高根沢工業団地を完乗しました。昼過ぎですいていると思いきや、開業から1年以上経つのに、団体ツアー客がいて、前方車両は貸切状態でした。帰りはバスが迎えに来ていて、そちらに移動したので、静かになりました。市街地をでると、田園地帯そしてホンダ、キヤノンなどの立地する工業団地など景色も変わって飽きません。アップダウンも結構有ります。専用軌道や高架橋、鬼怒川を渡る専用橋など投資額も相当なので、平日昼間の利用者の多さに拍手です。
2024年10月29日
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本日、岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら」(ダイヤモンド社2015年刊)を読了しました。主人公岡野夢は友人児玉真実と共に、高校野球部のマネージャーになり、高校野球部をマネジメントを学ぶための組織として、ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を頼りに形作っていきます。そして、他の高校が競争できないイノベーションで甲子園出場を果たします。ドラッカーの本のエッセンスも学べる面白い本でした。
2024年10月28日
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母はNHKの月刊の今日の料理を買う位で、本を読まない人でした。珍しく黒柳徹子の「窓際のトットちゃん」が出版されたとき、珍しく買ってきてほしいと頼まれました。私も借りて読みました。黒柳徹子さんのような型にはまらない少女は、トモエの自由な校風でないと、才能が開かなかったと思います。徹子さんは出会えて幸せでした。そう言えば、晩年の母にもう一つ頼まれた本を思い出しました。長谷川町子のサザエさんの全集です。箱入りで、数十冊ありました。テレビのも見ていましたので、好きだったのでしょう。
2024年10月26日
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電話のない時代の通信手段は手紙でした。正岡子規の「筆まかせ」には、夏目漱石との往復書簡の写しが載っています。それが無類に面白くて、若い時分、いっとき真似して、至柔庵主人と号までつくり、下手な俳句をつけた手紙を友人に用もないのに出していました。若気のいたりとはこのことです。
2024年10月23日
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先月からNHKでドラマ「坂の上の雲」が深夜再放送されているので、欠かさず見ています。司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、俳人正岡子規と陸海軍に進んだ秋山好古・真之に焦点を当てて、若々しい明治国家の発展を描いています。この本で正岡子規と夏目漱石の友情を知り、秋山兄弟の日露戦争の活躍を知りました。
2024年10月22日
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子母沢寛に始まった時代小説渉猟は、海音寺潮五郎、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎、司馬遼太郎と広がっていきました。藤沢周平では、「用心棒日月抄」が面白かったです。(1981年4月12日購入)東北のある藩の藩士青江又八郎が、家老一味の陰謀を知り、一味の一人である許嫁の父親の斬ったために脱藩して、江戸に出ます。用心棒稼業で、日々の出来事に立ち向かいながら、糊口をしのぎ、加えて、家老一味の刺客とも対決するという緊迫したの状況を描いた連作短編集です。続編の3冊も読みました。
2024年10月21日
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今日、小川原正道「西郷従道」(中公新書2024年刊)を読み終えました。西郷従道は元老の一人で、侯爵元帥海軍大将まで栄達し、海軍大臣や内務大臣などをつとめた人ですが、兄西郷隆盛に比べると、私の中では印象が薄かったです。この本で初めて氏の生涯を知りました。賊軍の大将となった兄隆盛を反面教師とし、薩長の調整役、首相の補佐役に徹して、明治国家の礎を築いた人だと思います。
2024年10月20日
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阿川弘之氏は元海軍大尉だったせいか、海軍に関する著作が多々あります。「軍艦長門の生涯」はその一つです。私は新潮文庫版全3冊を買って読みました。1920年11月25日に竣工して、ワシントン軍縮条約下の世界七大戦艦としての威容を誇り、太平洋戦争開戦時の連合艦隊旗艦としての栄光をまとい、活躍するも燃料、資材不足で横須賀に係留中に終戦。米軍に接収されて、最後はビキニ環礁で原爆実験の標的艦になって沈没(1946年7月29日)します。氏は、タイトルにある通り軍艦長門の「生涯」を愛惜をこめて描いています。
2024年10月19日
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吉村昭氏の戦争文学作品は綿密な取材に基づいて書かれているので、リアリティがあります。「陸奥爆沈」は、太平洋戦争中の1943年6月8日に山口県柱島沖で爆沈した戦艦陸奥の事件を扱ったものです。これ以外にも、「戦艦武蔵」「深海の使者」「総員起シ」など読みました。「総員起シ」の中で、戦後海中から引き上げられた伊33号潜水艦の艦内に入って見ると、乗員たちがベッドに眠っているかのように整然と横たわっていた、という目撃者の話には、鳥肌がたちました。
2024年10月18日
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E.S.ガードナー「ビロードの爪」(創元推理文庫) は、自分が最初に買った古本です。父がよく児童書を神保町の古本屋街で買って来てくれていたので、古本に抵抗はありませんでした。1966年4月22日の中3のときで、荻窪駅南口の岩森書店で定価160円が130円でした。「ビロードの爪」は、弁護士ペリー・メイスンシリーズの第一作です。テレビの白黒のペリー・メイスンシリーズを見ていたので、取っ付き易さがあって手に取ったのだと思います。窮地に追い込まれたメイスンが、秘書デラ・ストリートと探偵ポール・ドレイクの協力を得て、土壇場で真相を明らかにして逆転するパターンで安心して読めます。「ビロードの爪」のあと創元推理文庫、ハヤカワポケットミステリ、ハヤカワ文庫を買いあさり、シリーズをほとんど揃えました。
2024年10月17日
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アイザック・アシモフ「銀河帝国の興亡1」(創元推理文庫)は、私のSF読書の初期に読んだ本です。ギボンの「ローマ帝国衰亡史」を模したような邦題ですが、原題は「ファウンデーション」です。1969年2月27日に荻窪駅北口の古書店新興書院で買いました。定価190円が130円でした。心理歴史学者ハリ・セルダンは銀河帝国の衰退を予測し、科学技術を保存する=銀河百科事典編纂グループを辺境の惑星テルミナスに配置しました。テルミナスが危機に陥るたびに、セルダンのホログラムが現れ、解決策を提示してくれます。壮大な物語に引き込まれた次第です。
2024年10月16日
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今日、井原忠政「天王寺忠義」(小学館文庫2024年刊)を読みました。北近江合戦心得シリーズ第4巻です。浅井家家臣遠藤改め大石与一郎は主家滅亡後、羽柴秀吉に仕えます。この巻では、秀吉の弟長秀(後の秀長)の家臣に移籍し、本願寺、毛利家連合軍との石山合戦を戦います。元いいなずけで、毒矢を使う猟師の於弦が押し掛け家来になってこの先波乱がありそうです。1576年7月の第一次合戦では、毛利水軍に織田水軍が敗北し、与一郎一党も船を沈められて九死に一生を得ます。次巻で雪辱なるか、楽しみです。
2024年10月15日
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シートン動物記は、狼王ロボを児童書で読んだと思いますが、思い出本になったのは、初めて自分の小遣いで、自分自身で本屋で選んで買ったからです。角川文庫版の第8巻で、定価90円でした。荻窪駅南口の三久堂書店で、1965年2月8日、中学1年生のときでした。初めて買った記憶は強烈ですが、内容は全く覚えていません。
2024年10月14日
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今日、村木嵐「まいまいつぶろ御庭番耳目抄」(幻冬舎2024年刊)を読みました。八代将軍吉宗の嫡男家重は、生来手足に麻痺があり、言葉も不明瞭で、唯一人小姓の大岡忠光のみが解することができました。吉宗は、御庭番万里=御徒頭青名半四郎に命じて、家重と忠光の様子や老中たちの家重に対する侮りなどを報告させます。この本は、青名半四郎をキーマンとして家重をめぐる人々、祖母、家重の子家治、忠光の妻などを描いた連作短編集で、まいまいつぶろと陰口をたたかれた家重の聡明さが浮かんできます。
2024年10月13日
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昨日、9月24日に西武車両工場跡地に開業したエミテラス所沢を見物しがてらTジョイで、映画を見てきました。自主制作ながら評判を呼び、全国上映になった「侍タイムスリッパー」です。会津藩士高坂新左衛門が長州藩藩士を討とうとして落雷にあい現代の東映京都撮影所にタイムスリップします。そして時代劇の斬られ役として生きていきますが、闘っていた長州藩士もタイムスリップしていて…。ストーリーが面白くて、館内でも笑いが起きていました。何より監督や撮影所のスタッフの時代劇愛がハンパないです。
2024年10月12日
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小松左京の「日本アパッチ族」(光文社カッパブックス)を買って読んだのは、1970年6月、大学一年生のときでした。西荻窪に今もある古書店「盛林堂書房」(西荻南2ー23ー12)で購入しました。失業罪で食べ物のない大阪砲兵工廠跡地に追放隔離された主人公がスクラップ泥棒だった先住民たち(通称アパッチ族)に救われて、鉄を食べることを覚え、鋼の肉体を持ち、政府に反乱を起こすという奇想天外な物語で、面白さに一気読みした記憶があります。最近、角川文庫で見かけたので、再読したいです。
2024年10月11日
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