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2005.12.06
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カテゴリ: プロ野球
傑作(0)










【イヌワシとともに/(4完)励み/選手の言葉球児を・・・】

<頑張る姿焼き付く>
 福島県いわき市湯本二中の野球部の部員は、2年生の4人だけだ。その球児たちに11月上旬、激励のメッセージが届いた。
 「廃部には反対。みんなでアイデアを出し、部員を勧誘してほしい」
 エールの送り主は東北楽天ゴールデンイーグルスの福盛和男投手。自分のブログ(日記風サイト)に書き込んだ。
 「あこがれのプロ選手が、僕たちのことを気に掛けてくれた。本当にうれしかった」。ブログを見た主将の森永悠介君(13)は、すぐチームメートに知らせた。
 学校は小高い丘の中腹に立つ。すぐ近くのいわきグリーンスタジアムでは4月6日、イーグルス―日本ハム戦があり、部員たちも応援に駆け付けた。


<野球部存続の危機>
 常磐炭坑に支えられた地域はかつて、活気に満ちていた。湯本二中の生徒数も1962年には1267人に上った。都市対抗全国大会の常連でプロも輩出した炭坑野球部の影響で、野球熱も高かった。
 71年の閉山で急変する。中学の生徒は減り続け、今年は100人を切った。卓球部、サッカー部は廃部に追い込まれ、野球部も夏に3年生が引退、存続の危機に立った。
 「試合ができなくなる。とにかくショックだった」と三浦竜稀君(14)。森永君は「リトルリーグに移ろうか」と悩んだ。
 秋の新人大会戦を前に、学校側も必死だった。9人に満たない学校は合同チームで参加が認められる。市内の35校に連絡を取ったが、出場の道は開かなかった。
 顧問の薄葉夏樹教諭(44)は、他校との合同練習も試みたが、生徒は元気がない。「緊張して体が動かなかった」と坂本幾也君(13)は言う。
 「子どもたちの背中は見るからに寂しそう。何とかして勇気づけたかった」。森永君の父高司さん(51)は、すがる思いで福盛投手のブログのコメント欄に「激励をお願いします」と書いた。

<小学生が練習参加>
 思いが通じたメッセージを受け、野球部は覇気を取り戻した。近くの小学校に体験練習を呼び掛けると、6年生約10人が通い始めた。
 来春の新入部員候補の登場に、先輩となる4人の表情は明るい。荻野隆彰君(14)は「人数が少ない分、1人のティーバッティングやノックの時間は長くなる」と小所帯の利点を挙げる。
 プロも身近に感じる。「楽天の選手が投げるボールを受けてみたい」と森永君。「社会人になっても野球を続ける」と目標を立てた。







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Last updated  2005.12.06 22:20:48
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