ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

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2011/01/24
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Les Aphillanthes Cuvee Trois Cepages2003.jpgLes Aphillanthes Cuvee Trois Cepages2003 glass.jpg


 レ・ザフィラント(アフィラント)・キュヴェ・トロワ(3)・セパージュ2003
  Les Aphillanthes Cuvee Trois Cepages
 ダニエル・ブール Daniel Boulle
 グルナッシュ、ムールヴェドル、シラー 割合不明
 アルコール度14.5%
 輸入:株式会社 千商 購入価格:1800円(3600円?の在庫整理品50%?off)


色は透き通ったやや濃い朱色。
香りはアンズ、おがくず、プラム、オレンジママレード、ナツメグ?カカオ?
 抜栓30分位でプラム、おがくず、生肉(血合い系)、山椒、カラメル、乾いた土?グラニュー糖?
味は軽い酸味と薄い苦味。余韻に甘味と甘味を伴う苦味。


良い感じに熟成してる。
香りは木や土の香りに甘酸っぱいフルーツが絡むみたいで、意外と香辛料っぽさは無い。
渋味は ほぼ抜け、軽やかで穏やかな果実感が支配的。
ちょっとした熟成ピノノワールの領域に踏み込んできてる。

味は透き通り、余韻の甘味が全体を包み込んで優しい繊細な味わいに。

パワー派のはずの自分が物足りなさを全く感じず、これはもういくらでも飲めそうな感じ。
香りにも味構成にも無駄が無い。

このクラスで7年強の経過なら当然だろうが、パワーやら厚みやらの、品種や地域の特徴はもはや希薄。
多分このワインの本来の持ち味からは離れつつあると思う。
今この2003年ボトルを美味しく飲もうと思ったら、酸味基調の薄味系ワインか熟成ワインの素養が必要になる。

 抜栓30分位で香りが粉っぽいと言うか ワイルドな方向に動き、
 リキュールっぽい香りも出てくる。
 味も最初と比べて少々苦味が目立ってきて、ここにきて厚みの主張が出始める。
 繊細さの長所が削られ気味だが、これはこれでまだ個性の範囲内。

これはもうローヌワインの枠を超えた不思議な味に化け始めてる。
「古酒化し始めのボーヌ系ブルゴーニュ」と言っても信じる人がいそう。

もう抽象的にしか説明出来ないな。


3600円で値段相応。
購入価格1800円なら破格。
状態は最良だったし、賞味期限もまだ余裕で8年近くありそう。


400ml強残しで約5時間後(ガラス栓で蓋をし、気温12℃の暗所に保管)

香りはプラム、おがくず、鰹ぶし、インク、チョコレート、コーヒー?土?
味は渋味と苦味。余韻に苦味。

香りがさっきよりも苦い方向に動いてる。
味も酸の感覚が吹き飛んだ。
それだけならまだしも、全体が渋味と苦味で塗り潰されてペラッペラの起伏に。
抜栓直後の美味さは崩壊。時間を置いてはダメだったか・・・。

 ところが20分位の経過(多分温度上昇か?)で酸味の感覚がいくらか復活。
 苦味が目立つのは変わらないが、美味さはやや持ち直した。

酸味が盛り返した事で相対的に苦味とのバランスも取られ、現在はコーヒーっぽい味に。
余韻にほんのりミルキーな印象が漂い、美味さの質が変わってきた。
これはこれで落ち着いた 極普通の熟成赤ワインって感じだが、それで別に嘘は無いし飲み易い 良い味。
でも出来ればすぐに飲み切った方が感動したまま飲み終えられたかな!?





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最終更新日  2012/08/20 01:48:59 AM
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