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2010年03月26日
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きょうは京都市内の美術展を2つ‘はしご’して来ました。

メインは「京都国立近代美術館」の展覧会だったのですが、‘ついで’に「京都市美術館」のコレクション展も見ることにしました。
向かい合って建ってるって、こういうときに便利ですね。(・・・行く気のない展覧会まで見てしまう、という経営側の観点で)


京都市美術館_2010_3_26



もう1つ言うと、むしろ前回の「儚きもの」のほうが見たかったのですが、都合がうまく合いませんでした。。。

今回の展示目録は、「ごあいさつ」と各コーナーのはじめにあるパネルに書いてある文章がそのまま掲載された6ページある立派なもので、代表的な作品もモノクロで載っていました。

まず、「1.花のエチュード」でした。
私が日本画を見るようになって困ったことの1つにタイトルの意味がわからないというのがありました。
これは数をこなしていくうちにだんだんと解決されていきましたが、それでも未だに意味がわからないものに出くわします。
そんなときは英訳のタイトルを見るとわかることがあります。
今回も日本語と英語の両方を見て、ようやく意味がわかるものがいくつかありました。

幸野楳嶺と森川曽文の合作の6曲2双の大作『花鳥昆虫図貼交屏風』は、飛んでいる鳥や休んでいる鳥が描かれたものでしたが、どこを誰が描いたか、まったく区別できませんでした。

幸野楳嶺のここまで癖のない花鳥画は初めて見ました。





次は「2.花のありか」でした。
「江戸時代、田能村竹田は京に人物に見るべきものがないと言った」そうで、時代によって、また、地域によって、流行があったことがわかります。


『枕草子』の第一段の通りの世界が描かれていました。
古典の文章も少しずつ忘れていっているので、たまにはこういう作品を見て、思い起こすのもいいものです。





続いては「3.花に願いを」
「近代でも従来の約束事や故事来歴で推し量れない画家のメッセージ」

以前に見たことのある竹内栖鳳の『散華』がありました。
全体を占める独特の青が印象的で、空を舞う天女はどこかアングルの描く女性と共通するような感じを受けます。
何度見ても、テーマ自体も、描きかたも、色づかいも、私が知ってる栖鳳のタッチとは異なり、仏画らしく特徴を抑えた軸絵でした。




「4.花はどこへ行った」
下絵と本画の違い
こういう展示も何度か見てきました。
下絵を描きながらいろいろと手を加えて「これでよし」と思ったものを本画にするはずですが、下絵と本画が同じという作品は見たことがありません。
そして、素人目に見ても、確かに下絵より本画のほうが物の配置や大きさなどがいいように思います。

冨田渓山の『伝書鳩』は、下絵と本画が別の作品かと思うほど、いろいろなものが違っていました。



「5.花によるヴァリエーション」で、現代の作品あれこれでした。

福田平八郎の『閑庭待春』は、画面全体としては平面的ながらも、鳥は細かく描写され、アクセントが付けられているように感じました。

隣の石崎光瑶の『春律』は3度めですが、すばらしい作品だと思います。
左右の隻に描かれた鳥の配置と背景の見事な金色が、配色も構図もきれいにまとまっています。

次の部屋は工芸作品が中心で、よくわかりませんでした。


「6.」



「7.」



「8.花のあした」
「花は1年サイクルで人生を繰り返す」という見かたをして、「人間はそんな一生を何度も見ながら生きる」のだと書いてありました。
なるほどそういう考えかたもできるかもしれません。

ただ、展示してあった作品は知らない作家のものばかりで、‘現代的すぎて’、感銘を受けたものはありませんでした。

コレクション展で展示作品数も多くはなかったので、1時間足らずで見終わりました。

(完成まであと少しです。。。)






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最終更新日  2010年04月12日 01時30分52秒
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