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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
June 1, 2018
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カテゴリ: 映画・テレビ・本
​​​10年以上前に観た映画だけど
今 ちょうど こまつ座が上演中

​舞台「父と暮らせば」6月5日~6月17日まで 俳優座劇場​​

今回のキャストとは違うけれど
舞台も映画もそれぞれの良さがあって
素晴らしかった。

舞台を観た時の感想

悲しいから、そんなに何度も観られないけれど
一度を大切に胸にしまっておきたい
また再演があれば、観に行きたいと思う名作です。



父娘彼


あらすじは知っていたけれど、
それ以上に
娘 宮沢りえ 父 原田芳雄も 彼 浅野忠信も
とっても良かった。

淡々と、切々と、
きれいで、静かで、
優しくて、悲しい映画だった。

原爆投下直後(の写真)と、
復興したヒロシマしか知らなかったから、
傷跡生々しい家での生活は知らなかったら、

こうした人達の不自由な生活の積み重ねがあって、
平和な今につながっていると今更ながらね。



ひとり生き残った宮沢りえが演じる主人公が、
恋する二人。幸せに戸惑う彼女。
「亡くなった人達に申し訳ないから
私は幸せになってはいけない」と躊躇する。


それを原田芳雄演じる父親があの世から戻ってきて
「幸せになっていいんだよ」とさとし、
娘がようやく受け入れるまでの4日間の物語。

安心し、去っていく父の背中に宮沢りえが声をかける。

​「おとったん、ありがとうありました」​

一番若い被爆者は、体内被曝の方だから
その方が今60歳。

今、まだこの娘さんが生きていたら、83歳。

映画の宮沢りえが不憫でいじらしくて、

心の中で

「あなたは悪くないのよ。
それなのにこんなに悲しかったんだから
幸せになってくれなくちゃだめだよ」

と叫んでた。

戦争の映画ではあるけれど、
声高に反戦を謳ってはいないのが
余計心に沁みてくる映画。

その年頃のおばあさんは、
おなじような日本で
生きてきたわけでしょう。

子どものころも、
若いころも苦労をしてきたお年寄り。

できる限り大切にしたい。
身内も 身内でなくてもね。


帰りのバスで、
二人がけの席に一人で座っていたら、
最後に乗り込んできたお二人の老婦人。

私が席を譲ろうとしたら、
いち早く若い女の子が二人、サッと席を立った。

一人はすぐ前のほうに移動したので、
まだ近くにいた子に思い切って声をかけた。

「ね、私は一人なので前に行くから、
あなたたち、この二人がけの席にどうぞ」

するとその女の子が笑いながら
「あの子と私は友達ではないんです。
たまたま隣に座ったの」

たまたま、優しいお嬢さんがふたり
そばにいた偶然

「あら、では、あなた、お隣にどうぞ」

女の子は笑って私の横に腰かけ、
降りるときも

「ありがとうございました」
とこちらを振り返った。

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私にさわやかさを分けてくれた女の子

(ちょっと照れくさいかもしれないけど、
これからもあなたの
優しい気持ちを伝えていってね。)

その子に私から
​「ありがとうありました」​





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最終更新日  June 14, 2018 12:11:20 AM
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