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=街中は愛車で軽快に(その1)=

御茶ノ水の事務所から近場へ出かけるときは、雨が降らないかぎり買い物自
転車を愛用している。自分の足でこぎながら進むという道具を気に入っている。

 東は浅草の「駒方どじょう」のそばまでお客様を訪問する。南は日本橋高
島屋あたりまでフラリフラリと走る。北は根岸にある上野社会保険事務所を訪
れる。途中で上野公園の中を通って鶯谷へ抜けるが、このときはじつに気分爽
快だ。西へは靖国神社の横を抜けて麹町の労働基準協会まで行ったことがある。
坂が多くてちょっとくたびれたが、千鳥が淵あたりや北の丸公園を走ると気持
ちが広がる。


ろいろある。例えば浅草へ行くには、ほぼ北東へ向かうことになる。まず東へ
向かって浅草橋経由にするか、または北へ向かって上野経由をとるかの二通り
がある。

 「お茶の水」-「浅草橋」-「浅草」-「上野」で囲まれた四角形の中は道
路がほぼ碁盤の目に走っているから、階段を登る感じで右と左へ交互に曲がる
限り、どこを通っても遠回りにはならない。そこで、信号が青なら直進し、赤
なら曲がることを繰り返して行くといろいろな道を通ることになる。用事を終
えての帰り道は束の間のフリーになるから、まだ走ったことのない道へ入った
りする。するといろいろな発見があってとても楽しいものになる。

 浅草からの帰り道には御徒町のアメ横や、ディスカウントストアの多慶屋に
立ち寄って日用品の買出しもする。こういうツアーは地理にくわしくなってい


 でもいいことばかりではない。今夏は猛暑だったので、梅雨が明けた頃から
の都会は熱風のコンクリートジャングルとなった。信号で止まればサウナ風呂
だ。日焼けもすごい。このため夏にはツバの長いキャップをかぶり、信号で止
まるときには懸命に日陰をさがす。

 冬は帽子にマフラーと手袋、キルティングのコートという装備で走る。寒い

が降った翌日などは、路面がツルツル滑って危ないので、このときだけは自転
車をあきらめる。

 東京はちょっと広い通りだと歩道を走ることになり、これがじつに走りにく
い。それでも電車に乗るよりはずっと軽快で快適だ。

 たったひとつ困っているのは御茶ノ水周辺に自転車屋さんがないこと。今の
自転車は自宅近くの自転車屋さんで買って事務所へ持ち込んだものだが、その
とき以来怖れていたことが先日起った。愛車が画鋲を踏んでパンクしてしまっ
たのである。(つづく)







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最終更新日  2004年09月12日 13時40分57秒
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