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カテゴリ: 団塊党宣言
地下鉄千代田線は
「新御茶ノ水」駅でJR「御茶ノ水」駅と連絡しています。
千代田線のホームはかなり深いところにあるので、
千代田線からJRへ乗り換えるには長いエスカレータで昇ることになります。
初めて見る人は、だれもがエッと驚くほどの長さです。
約30年前に駅ができた当時は東洋一のエスカレータと言われました。

エスカレータは今、左側は立ち止まって昇る人、右側は歩いて登る人、
と分れて乗る習慣が浸透していますが、
こんな長いエスカレータでも歩いて登る人がいるのでしょうか。

このエスカレータを朝の通勤時間帯に利用するようになると、
歩いている人が結構いるのに驚きました。

ある日、どんなものだろうと試しに歩いてみると、
途中でくたびれて止めたくなりました。
でも左側はいっぱいで割り込むことができません。
仕方なく上まで歩きましたがぐったりと疲れてしまい
(もうやらないぞ!)と思いました。

しかし立ったまま運んでもらう左側はいつも混んでいます。
朝は4本のエスカレータのうち3本が上りになるのですが、
ラッシュアワーのときは長蛇の列です。
電車もひっきりなしに到着するので、列の途切れることがありません。

20~30秒くらい待つことになります。
その間、歩いて登る人は私の横をどんどん通り越して行きます。
かれらの背中を見ながら順番を待つのは、
自分に体力のないことを表明しているようでちょっとシャクです。
そうかと言って歩くのは疲れるし・・・・


ある日電車から降りて「今日は歩くぞ!」と決めました。
並んでいる列を横目で見ながら追い越すのは気分がいいな。
さあ、いよいよスタートだ。
デパートのエスカレータの長さなら、
いつも歩いているからどうってことありません。
問題はその先です。
デパートのエスカレータに例えれば、
2つ目くらいの終わりあたりからちょっと疲れを感じ始めました。
3つ目に入りますといよいよ胸突き八丁で(
まだかな、あとどれくらいかな)という気分になります。
ようやく終わりに近づき、階段が平らになり始めてホッとしました。
ヤレヤレです。
そのおかげで改札を出るのがいつもより1分近く早くなりました。

次の日も歩きました。
今やめたらあの決意を自ら否定することになる、
それはいやだ、という意地があります。
でも歩いてみるとやっぱりキツかった。
きっといつか慣れるだろう、
そうしたらきっとキツさは和らぐだろうと願います。

ある日「エスカレータの段を数えながら登ったらどうだろう」
と思いつきました。
そしてその日は一歩づつ数えて登りました。
するとこれはびっくり、段を数えながら登るとキツさが和いでいました。
そしてこの日以後エスカレータ登りが苦にならなくなりました。
どうして数えながら登るとキツさが和らぐのだろう、と考えました。
それは多分こういうことだろうと思います。
数えて登ることで気がまぎれること。
登りの終点が具体的に見えたこと。
終点が見えると自分が今どの辺にいるか分ります。
自分の位置が分れば、あとどのくらい頑張ればいいか、
自らを励ましたりして気持ちをコントロールできようになります。
このためほとんどキツさが消えてしまったのです。
もうエスカレータの前で(登るぞ!)と気合を入れることもなく、
すんなり右側を選ぶようになりました。メデタシ・メデタシ!

ここでチェックです。
私は普段このエスカレータを60歩で登っています。
寝不足などでちょっと疲れ気味のときは、ややゆっくり登ります。
すると歩数は57~59くらいになります。
逆に調子が良くてサッサッと速めに登ると60歩を超えることが分りました。
エッ、ゆっくり登ると歩数は多くなるのでは?、と思いませんか

予想と反対の結果が出て驚きでした。でもこれは本当なんです。
ゆっくり登る人ほど歩数が少ないのです。
極端な例として、もっともゆっくり乗っている「立ったままの人」は、
乗るときの1歩と降りるときの1歩で、合計2歩しか使ってないのです。





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最終更新日  2005年02月02日 12時56分27秒
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