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一流企業の人事部長である神崎昭夫は、会社では親友と会社の間に挟まれ、家庭では別居の状態の悩み多き日々を送っていた。そんなとき、娘が入り浸っていると聞き、母の住む実家に帰ってきた。久しぶりに過ごす実家で、母の福江が恋をしているという事実に戸惑うものの、そこでは下町ならではの賑やかで暖かな日常が繰り広げられており、次第に昭夫の心情にも変化が起き始める。
いつもの山田洋次監督作って感じなんですが …
今回は、大泉洋ですよ。
彼が出てるだけで、かなり違ってみえましたね。
もちろん、皆んな大好きの山田洋次テイストはバリバリにあるんですけど、微妙に現代感が出ていた気がします。
山田洋次作品って独特の言い回しが良い味を出してると思うんでけど、ちょっとわざとらしく感じちゃったりするんですよね。
でも、大泉洋が話すとあまり不自然に感じないから不思議です。
器用なんですね、あの人。
いい意味で、役を重くしないというか、自然でありながら、お芝居の上手さがわかる、引き込まれる演技だと思います。
私がずっと唱えてる持論「コメディが上手い役者は、良い役者」の最たるものかもしれません。
そこに、吉永小百合の品性と透明感はどうなのかと思ったけど、意外とバッチリハマってました。
綺麗すぎるし、可愛すぎますけどね。
大泉洋との親子は、すごく観てて小気味が良かったです。
あと、友人役の宮藤官九郎がどうしようもなくて、最高でした。
実際にこんな友達おったらめっちゃ迷惑やけど、側からみてたら笑ってしまう。
あんなに天才なのに、情けない役似合いますねー。
ストーリー展開とかは山田洋次監督です。
特に驚きもないけど、観てて飽きないです。
山田洋次ファンのみならず、今回は少し若めの方でも楽しめるのではないでしょうか。
すんごい若者は微妙だけど。
★★★☆☆
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