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数日前の夕刊「桜だより」に
『◆「桜だより」はきょうで終わります。』と書いてあった。
その日の「桜だより」では、
近畿約100か所の桜のほとんどが「終わり」の表示。
「散り始め」が少々、「満開」4か所、「つぼみ」1か所。
以前?は「落花盛ん」というのも見た覚えがあるのだが、
散り方が変わってきたのだろうか?
いずれにせよ、今年の桜は終わった、
『桜吹雪』という言葉がある。
桜の花は、その散り方も美しいとされる。
地上に落ちた花びらの片々も、
小さく、薄く、白く、はかなげで、
確かに美しいと思う。
さきの
戦争のとき、桜の散り際の美しさを、
軍人の死に際の理想として賞揚するような軍歌があった。
『咲いた花なら散るのは覚悟、
見事散りましょ。国のため』(同期の桜)
『大和男子に生まれなば
散兵線の花と散れ』(万朶の桜ー歩兵の本領)
言うまでもないことだが、人の命というものは、
ひとりひとり尊重されるべきもの。
吹雪のように散る桜が美しいとしても、
戦場で死ぬ兵士は「かわいそう!」以外ではない。
戦争放棄を明言する憲法を持つ今、