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お久しぶりにドイツ、シュトットガルトからの便りです。 凍てつく土にかぶった雪をギシッギシッと踏みしめながら散歩してきました。 ワイン畑では短く刈り込まれた葡萄の木が列をなし、さながら骸骨の ダンサーのようです。 午後の太陽は低く地平線に届きそうなあたりにぶら下がっていて、 まるで日本の線香花火が 落ちる寸前の玉ような色をしています。 食べることにすぐ連想の行く私は温泉卵の黄身も思い出しました。 食べることと読むことの両方好きな私の こんな冬の日の楽しみは 作家たちの書いた食べ物に関する本を読むことです。読んでいるともちろん すぐにあれもこれも実際に試してみたくなります。 私のお勧めは 檀一雄の「檀流クッキング」・・・大胆で勘所を押さえていて流石です。 トンボーロは極めつけ、自宅で仕事をする作家の 楽しみはこういうことなんだろうなあ と想像します。 邱永漢の「象牙の箸」・・・中国料理を台所から拝見する楽しみがあり レストランでの賢い注文の仕方なども参考になります。 水上勉「土を喰う」・・・著者の子供の時お寺で仕込まれた精進料理のあれこれ 自然を如何に生かして喰うか、その姿勢に感服。 池波正太郎「食卓の情景」・・・美味しいものがあれば西へ東へ食べに行く うらやましい話です。彼が子供の頃好きだった食べ物 すぐに真似したくなります。 向田邦子、残念タイトル忘れました・・・我が家のレパートリーになっている ワカメのジャッと炒め、作る時のエピソードが楽しい。 桐島洋子「聡明な女は料理が上手」・・・如何に要領よく旨いものを出すか、彼女の さばさばとした語り口も面白い。 もっとあったらどなたか教えてくださいね。 〈終〉
2006.01.16
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すっかりご無沙汰しています。 あと9日で日本で行くのでワクワクしています。 東京新宿でコンサートも控えているのでドキドキもしています。 いつもはドイツ歌曲が多いのですが、今回は受験生の頃の懐かしいイタリア歌曲 「オンブラ・マイ・フ」「ヴィットーリア」「アマリッリ」など有名な曲も歌います。 後半はヘンデルの『メサイヤ』やバッハの『ヨハネ受難曲』のアリアなどを歌います。 興味のある方はこちらへ問い合わせてください。 group_en@yahoo.co.jp 古嵜靖子 〈終〉
2005.10.21
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歌、特にドイツ歌曲に惹かれ、DAADドイツ給費生として留学。オペラやコンサートで歌い、20年以上も過ぎました。最近は指導することも増え「私がこのくらいの時にはどうだったかしら」と振り返ることも多くなっています。中でも懐かしく思い出すのは、学生時代に悩んだ「なぜ わざわざ外国語の歌を歌うのか?」です。しかしある一つのことに気づいて以来すっかり楽しくなってしまい、今だにそれを追い続けています。それは、例えば雨に当たるドイツ語はRegen一つですが、日本語では五月雨、驟雨、豪雨、しとしと降り、など数限りない言い方があるということです。すると 詩のそれぞれの箇所で私にピンと来る種類の雨を想像しながら歌うことが許され、さらに進めれば、俳句や和歌にあるように、悲しい場面で自分の心と一緒に天も涙している、と感じることもできるわけです。人間の脳は左右片方ずつに、原語と感情が司られているそうですが、欧米語は論理の側に、日本語は感情の側に属するというのもその説明として頷けます。日本人は論理的な思考と感情を分けるのが不得手だと言われますが、歌う場合にはそれが混ざると逆に味わい深くなるような気がします。行間や言外の気持ちまで声に載せられたらと欲張っている日々です。 11月12日(土)新宿角筈ホールにて歌曲の夕べを行います。 お問い合わせは <ぐるーぷ縁>事務局 稲田Tel.5350-8256まで
2005.06.29
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ドイツではラバルバーと呼ばれています。長さ40~50cmくらいで、下の方が赤く、上のほうが少し緑がかった蕗の親分みたいな感じのものですが、しかし果物として5月から6月の間庶民に親しまれています。ケーキにしてもジャムにしてもさわやかな酸味がとても美味しいので我が家では出回っている期間はしょっちゅう食べます。今日は恥ずかしいくらい簡単 適当なコンポートの作り方を書いてみます。だんだんと日本にも出回り始めたそうなのでお試しください。まず葉っぱのとこや下の方の汚いところを取ってざくざくと切ります。それから私は白くない砂糖を使いますが、三温糖でも蜂蜜でも何でも好きなのをばらばらとかけ、(ここでしばらく置いて水が出てくるのを待つ人もいますが私は即始めちゃいます)蓋をして中火から弱火で5~6分も煮ると柔らかくなって汁が一杯出てきます。水は一切加えません。うちはすっぱめが好きなので1Kgのルバーブに対して150gくらいしか入れませんが好みでもっと甘くしてください。(400~500g入れたってスゴ甘にはなりませんから)シナモンを足すのも美味しいです。まだ形が残っているくらいで火を止めたほうが私はあまりクタクタどろどろよりも好きです。これを冷やしてヨーグルトやシリアルと一緒にいただくと、洗練されてはいないけれど、気のおけない友達と毎日でも会いたくなるような、懐かしさがあります。お腹の調子を整えるにも最高の繊維の多さです。ドイツに来て初めの頃、語学学校ではちっとも進歩しないドイツ語を、 学生寮で知らない食品の使い方食べ方を教わったのがきっかけでしゃべり始めた私。食いしんぼも身を助けた例です。
2005.05.08
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ドイツでは「4月の陽気」というと一日の内に晴天から雨、嵐、ひどいときは雪や雹まで降ることがあるので、変わりやすく何が起こっても不思議ではないことの代名詞にもなっているくらいです。(4月生まれの私としては気まぐれと言われているような気がしますが)今日はそれに近い一日で、朝は雨でうすら寒くジャンパーを羽織っていましたが、午後からはググッと気温も上がりなんと30度まで上がりました。こういう気候を体験すると「ははーん、だからドイツ人はすぐにJa かNeinか白か黒かに決めたがるんだな」と変に納得します。今日はそんな中 知り合いの告別式に行って来ました。今までここで経験したお葬式はみんな墓地の中にある教会でお葬式をした後すぐにそのままぞろぞろと列を成してお墓まで付いて行き、実際に土の中にお棺を収め、お花を投げ入れてお祈りをする次第でしたが、本日は後日火葬するために教会で告別式をした後、祭壇で会葬者の見てる前で電気仕掛けの台ごと地下へ呑み込まれる仕掛けになっていて少し驚きました。こちらでも年々火葬する人が増えてきているそうです。それにしても墓地の美しいこと!暗いとか怖い印象からは程遠く木はこんもりと茂り、鳥が囀る中お墓は色とりどりの花で咲き乱れていますから格好の散歩道にしている市民も沢山います。カメラを持っていなくて残念!ドイツではお墓をきれいにすることは義務で、みんな自分で手入れをするか、墓地専属の庭師と契約して四季折々の花で飾ってもらうのが当たり前だそうです。
2005.04.29
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