2020年08月27日
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ま、正直、この1週間、異常に忙しかった。

忙しさの質が、低い。

楽しめない忙しさだった。

心が鬱屈するタイプの、忙しさで、今日、小さな解放があったので、

やっと、先週末に読むはずだった本を手に取った。

それは、何年か前に芥川賞と文藝賞とを受賞した若竹千佐子さんと言う方の作品で、

「おら おらで ひとり いぐも」という玄冬小説だって。

1954年生まれの方で、63歳でデビューされて、芥川賞を取られた。

多分、この小説を手に取ったのは、自分の中の父の言葉を聞きたかったからだな。



父につながる、今も青森に暮らす人たちは、主に十和田や三沢に住んでいて、すごく訛る。


ああ、その、訛りを、パソコンの画面から聞いた時、私はこの本を買おうと思ったのだ。

しかも主演は田中裕子さんの映画の紹介動画だった。

あの、おしんの田中裕子さん・・・の訛りであるから、

そりゃあ、聞きたい。しかし、本当に訛っていたら、聞き取れないのが、父の親戚の会話だ。

だもんで、秋の公開前に、内容を知っておこうとおもったのだ。

いきなり最初のページから、岩手県の遠野市に生まれ、岩手大学を卒業したという作者の、

方言の力を駆使したモノローグで始まる。

人によっては、もう、受け付けないかもって思えるくらい、激しく強い方言だ。

初読から音読してみて、心地よかった。

ああ、私は、この音が好きなんだと思った。



しかし、としは、一人であの世に行くと言っている。

作品世界は違った。

「おら、おらで、一人(で、生きて)いく(んだ)も!」と、

叫ぶ心象なんで、それが、楽しい。

老いの自我と、独居の機微と、女であることの強烈な拘りと



樹木希林さんでは、少し老いてい過ぎて。。。

いつか読書する日とかの中でも、見られた強さがある気がした。

子があろうとなかろうと、夫があろうとなかろうと、老いて独居する日は来る。

私は、リタイアして一人で暮らす日を楽しみにしているが、

独居している母は、私が、リタイアして一緒に住む日を楽しみにしているだろうか。

今、母は、自由だ。強烈に自由で、とことん自由だ。

あらゆるねばならないは、彼女の手の中にある。

私は、彼女の手の中では、彼女と一緒に住まねばならないのかもしれないが、

それは、母の87歳という年齢から、私の61歳という年齢から考えて、

ある意味当然で、ある意味そうでもない。

私の人生の先にあるのは、母との暮らしかもしれないし、

兵庫県での暮らしかもしれない。

まあ、母は、作品の主人公くらいには、元気だから、まだまだ、私はニーズが無いことを祈ろう。

私の心の中にある沢山を作品の中に読めて楽しかった。

音を聞く日を楽しみにしている。

高校国語の教科書レベルの基礎知識があると、より楽しいかもしれない。

主人公は作品の都合上高校を出て就職しているが、作者は国立大学の教育学部を出ているのだし。

忙しいと言いながら、読後感はすぐに書かないと忘れすので、

取り敢えず、書きあげて、今日を終える。

明日は、始業式。





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最終更新日  2020年08月27日 01時21分08秒
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