2024年11月18日
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姪に迎えに来てもらう前に、片づけを済ませて、


まだ咲いている綺麗な白の大輪や、黄色や臙脂の小菊、そして黄色のスプレーマム各一双は、
別の花瓶に合わせて移しておいた。

仏壇の中で朽ちさせないでって言うと、
私の妹のメンタリティーなら、今日、咲いているうちに、捨てる。
でも、花には、花の、生産者の思いや、花の命があるから、

少しでも持たせてほしくて・・・
姪に、二日ほどしたら、持って帰って捨ててって頼んだ。



カサカサになるまで放置して忘れてて、慌ててそのまま放り込んで・・・
お彼岸のお供えの高価な果物はちゃんと食べて供養してくれたのに、
花となるとこれだから・・・

稲作、野菜・果物・花卉栽培、それぞれの農家のうち、
一番景気の影響を受けるのは、花卉栽培。
葬式用の大きな菊なんか、大抵は、中国産だ。
使いまわさないからね。

国産の花卉栽培農家は、燃料費の値上げなどで、文字通り、四苦八苦して、
最後は、借金を返せずに、離農する。

哀しい現実を知っているし、だからこそ、花を活けたら、大事にしてほしいと思ってしまう。

たかが花、されど花なのだ。


新下関13時24分かの小倉までの「こだま」に乗って、
小倉から今度は岡山まで「さくら」に乗って、この「さくら」は姫路に止まらないので、
岡山からは、岡山始発の東京行きの「ひかり」に乗って、
姫路で在来線の神戸線に乗り換えて、
加古川で加古川線に乗り換えて、

ま、歩いて5分ちょっと。

後ろから声をかけられた。
近所の卒業生だ。
理学療法士の専門学校の入試で、出願書類や面接練習の世話をした子。
国家資格まで頑張ってもらわないと・・・
「荷物持ちますよ」って言うから、「あほかい、家は、そこやがな。」って、
学校の「単位、何個落としとんか」とか、そんな話とかして、「がんばりや」って、別れた。
本、近所。10軒しかない隣保やから。
そこのおじいさんの葬式の時は、炊き出しの手伝いに行ったし、
その子の父親はうちの元夫君の教え子でもある。

まあ、世間が狭すぎるというか・・・
どこで誰に会うかわからないもんだ。。。

前に、かかりつけの心療内科で、同僚に会ったときは、ドキドキした。
私は、日ごろから心療内科に行ってることを公言して時間年休取って行ってたけど、
相手は、私と、会いたい場所ではなかっただろうから・・・
その後、同じ部署に勤務するようになって、メンタルの話もオープンにするようにはなったけど。


閑話休題、
さすがに生野菜が食べたくなって、しかし面倒だったから、
カット野菜の30%offとミニトマト「アイコ」の見切り品とだけ、買って、蔵に来た。
実は、賞味期限からして、もう持って帰って食べるしかない冷凍食品があったので、
それを食べることを前提に、野菜を買ったのだ。。。

母の居ない実家の広い食堂では、一人で食事をする気にならず、
結局、サプリを飲むのも、食事をするのも、父の書斎でとなるから、
テーブルにあれこれ広げて彩り良く置いてって言うのは、久しぶりになる。

その上、移動日の新幹線の中で体調を崩すわけに行かないから、
(一人旅の自由席だと、トイレに行くのも容易ではない)
昼ご飯は、抜いているので、ちょっとした晩御飯をデザートも、コーヒーも含めて済ませた。

行きと違って、帰りは、もう、結構寒い。
真剣に冬支度である。
こんなこともあろうかと、実家にも置いてあるし、
行く時にもオーバーパンツを入れていたので、
ジャンパーの下には薄いダウン。
モンベルのズボンは2重に履いている。。。

一旦立ち寄った自宅の室温は18度あった。蔵もそのくらいだった。
これから朝は7度とかの1週間となるらしい・・・

ので、電気式のベッドマットの温度設定をちょっとだけ上げて出てきた。

踵の周囲が暖かければ、眠れるのだ。
室温は低くても、大丈夫。

色々を 
悩んでみても
悲しんでも 
元に戻れず 
望みも有らず

田舎で細々と暮らしていくのが、性に合っている「いなかもの」で良かった。

それにしても、母の書き抜いた秋の句に

女郎花、少しはなれて 男郎花 とあって、

母は、男郎花なんか知らないだろうにと、真剣に思った。

自生している見知らぬ植物の名を、前は調べていたけど、帰化植物が増えすぎて、
手に負えなくなった。

タンポポもオオイヌノフグリもレンゲソウも、みんな帰化植物だし。
ヒガンバナもそうだ。
そんな中で、女郎花や吾亦紅、桔梗、尾花、竜胆なんか、頑張ってるよね・・・

尾花の色のバリエーションも、なかなかなんだけど・・・
銀色・金色・朱色・・・

蟲賣の嘘字って「蟋蟀」だったのかなぁ・・・鈴虫を間違うことはないだろう。
「蟲賣」自体が間違ってたのか???

螽斯 鳴くや 霜夜の 小筵に 衣片敷き 独りかも寝む
螽斯と蟋蟀とがいつの間に入れ替わったのだろう。。。

まあ、蔵に帰ってきて、一息ついて、今に至る。

君の去る
理由も知れず
銀色の
リボンの造花
捨てられもせず

あと少しで卒業となったこの時期に、
とうとう全く学校に来なくなったというラグビー部の子の、心の声を聞きたかった。
離任式でもらった造花は、蔵に他の子らのと、飾ってあるのだけど・・・





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最終更新日  2024年11月18日 20時32分27秒
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