子どもたちは道祖神の歌というものを歌っていく。この地方版の歌の中で、道祖神は人という立場で、酒を作ったり家を建てたりと、大黒様と混同しているような存在。とてもマルチな活躍を讃えられている。

道祖神は、災いから集落を守ってくれる。僕の地区でもあちこちにいるが、普段は子どもたちにも相手にされず、散歩中の犬のマーキング地点程度の存在に甘んじているのだ。そんなことは関係なく、子どもたちは道祖神信仰伝承の確認作業と、お小遣いをもらって返っていった。地区の相場では500円から1000円程度だが、ご丁寧に各戸を回るので結構な額になる。子どもにとっては、お年玉の神様なのだ。