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2006.07.07
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ところが現在のコーヒー普及のきっかけを作ったインスタントコーヒーを発明をしたのが、日本人であるということは意外と知られていない。

1899年、加藤サルトリ博士は緑茶の即席化の研究途上、コーヒーを一度液化してから真空蒸発缶に入れて水分を除去し粉末にするという、真空乾燥法に成功しインスタントコーヒーを発明した。
ところが、当時の日本ではインスタントコーヒーの販路がなく、彼はアメリカへ渡りシカゴで加藤商会を設立した。
その後、1901年ニューヨーク州バッファローで開催されたパンアメリカ博覧会に、その製品を「ソリュブル・コーヒー」(可溶性コーヒー)と名づけて出品・販売した。
しかし、サルトリ博士は特許をとっておらず、1906年にG・ワシントンという人物がなぜかインスタントコーヒーの特許を取得しており、ワシントンを発明者とする文献も多い。

 加藤博士の経歴や正確な名前(サトリ、サルトリとの説もあるが、Dr.Satoru Katoと思われる)はわかっておらず、どのような研究を行っていた人物なのかも不明である。

 また、すでに博覧会で公表されていて新奇性が無く、本来の発明者でもないワシントンに対して特許が認められた経緯も謎である。

 加藤の発明は現在のフリーズドライ製法につながるものと思われるが、ワシントンはいわゆるスプレードライ製法を発明した可能性もある。


高温の乾燥筒の中に、コーヒー液を噴霧して乾燥させる方法。製品は微粉状となる。量産性が高いが、製造時の熱によって風味を損ないやすい弱点がある。

 フリーズドライ法
コーヒー液を一度凍結させた後に細かく砕き、真空状態にして水分を蒸発させる方法。製品は2~3mm程度の大きさで角が尖った粗い粒状となる。スプレードライ法に比して風味は損なわれにくいが、やや量産性に劣る。このため、スプレードライ法の製品より価格は高めである。

1920年代末期、コーヒーの大産地であるブラジルではコーヒー豆の大豊作で価格相場が暴落、農民は困窮した。これに苦慮したブラジル政府は、余剰のコーヒー豆を用いた加工食品の開発をネスレ社に要請する。
ネスレ社は数年間の開発期間を経て、1937年にほぼ現在同様のスプレードライ法によるインスタント・コーヒーを完成させた。この製品は翌1938年に「ネスカフェ Nescafe」の商品名で市販され、インスタント・コーヒーの代名詞として知られるようになる。

”加藤さとる”さんの発明した、インスタントコーヒーと思って飲むと、ひと味違った風味があるのでは。





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Last updated  2006.07.07 07:12:23 コメント(10) | コメントを書く


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