全2件 (2件中 1-2件目)
1
私の所属する宇佐は人で不足が顕著な港だ。恐らくそれが理由と思われるが、経験の浅い私に曳縄漁の短期研修指導の依頼が来た。私自身つい最近まで研修生だったため、研修生の立場で「何が知りたいのか」をよく考えて一週間の研修を終えた。指導した項目は以下の通りだ:ブイでのマグロ/カツオ漁の実体験ブイでの操業ルール操業時に仕掛けを絡ませない魚の取り込み方を論理的に説明ヒコーキ仕掛け、潜行板仕掛け、ふんどう仕掛け等の作り方タコベイトの作り方各種漁業資材の調達先機関室内の運航前点検船の調達と回航について船の種類とそれぞれの特徴について年間を通しての釣りもの、対象漁と漁法について船舶検査や漁船保険、組合員資格について僚船と協力しての野釣りの方法遊漁船の業務内容や遊漁の場合の航行区域/漁法等の制限についてたった一週間でこれだけの事を教えることができた。研修生もこの短期研修には満足してくたようでよかった。あとはこの研修生が宇佐漁港で長期研修に進んでくれることを心から祈るのみだ。県は長期研修は「複数の指導者が必要」というスタンスだそうだが、私が曳縄漁の指導を受けた際は指導者は1人だけだった。もちろんその指導者が曳縄漁の熟練者だったのでそれで何の問題もなかった。しかし、残念ながらもうその指導者もいない。このままでは先ず宇佐漁港の船のメンテナンス会社が、船の減少を理由に営業をしなくなるだろう。次に船に給油してくれる漁港近くの給油会社が営業をやめるだろう。次に既に遠くにしかない船具店や、宇佐にある特殊な釣具店が営業をやめるだろう。私は今回の短期研修は誠心誠意頑張ったつもりだ。宇佐漁港の将来について悲観的なことならいくらでも出てくるが、この先漁師が増加して前向きな気持ちになれるよう高知県や漁協には頑張ってほしい。
2024年05月29日
コメント(0)
カツオ漁は仕掛けを9本曳けるようになってきたため、漁獲量の向上を見込んでクーラーボックスの大型化と氷入れ用クーラーボックスの追加を行った。同時に沖が時化の日はカンパチの稚魚を活かしで獲る赤釣りに出ることを検討し、道具の準備を進めている。仕掛けは7号針と6号針の3本針サビキ両方をを用意する。サビキの全長は120㎝。枝針はシーガーの1号でサビキのオモはシーガーの3号を使う。3m~4m程度ののべ竿に、10号から15号のおもりを使って状況によって使い分ける仕掛けだ。針6号でおもり10号のべ竿3m針7号でおもり10号のべ竿4m針6号でおもり15号のべ竿3m針7号でおもり15号のべ竿4mこの4本の竿を用意して赤釣りに挑むことにした。新子漁の準備としてはサイドに出す竿の長さを5mに伸ばし、サイド2番目を少し外に出せるようにし、取舵面舵両端から短いメジカ竿を2本、中央で長い竿を1本出すことで7本の仕掛けを出せるように最適化を行う方針を検討している。もちろん失敗も多いがこの様に新しい漁に挑戦したり、経験を重ねている漁の漁法を最適化するのは楽しいものだ。この最適化は漁師を続ける限り永遠に続いていくのだろう。
2024年05月18日
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1