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漁港の高齢化は既に末期状態だ。若者にひたすら嫌味を言う老人若者に昔の武勇伝をしたがる老人いらないのに若者の世話をやきたがる老人だいだいこの3種類の老人に限られる。1のタイプは「ハイハイ」と聞き流しておかないとひどいストレスになるが、無視をすると何されるか分からないので上手に挨拶だけはしておく。2のタイプは時間をかけてでも武勇伝を聞いてあげる。このタイプもご機嫌を損ねるとしっぺ返しを食らうからだ。3のタイプは我慢して世話をやかせてあげる。今日は3のタイプに酷い目にあわされて無残な釣果に終わった。おかげさまで大赤字だ。でも我慢我慢。漁港はもうすでに老人ホームそのものだ。毎日おじい達のご機嫌を取り続けるのだ。これができない研修生を1人知っているが完全に干されている。これから独立漁師になろう、長期研修性になろうという人には後ろ向きな話でしかないが、漁港に船を置くということはこういうことだと事前に理解しておくことに損はないと思う。
2022年08月22日
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昨日は天気を見誤って出漁せず、メジカの新子大漁日をみすみす逃してしまった。お仲間船は昨日かなり釣ったらしい。天気を予測するのは本当に難しい。今日は気合を入れ直して漁に出たところ、朝マヅメだけメジカの新子が次々と上がった。昨年は一度釣れ出したらずっと釣れ続けたが、今年は不思議と続かない。まあ何とか燃料代分は釣ったので帰港しつつ仕掛けを出していたら、先日同様漁港の入り口付近でメジカの古子がどっさり釣れた。こんな陸になぜかでかいのがいる。大漁とは言わないが楽しめるくらいのメジカが釣れた。今朝の出港時は少し涼しかった。来週からがいよいよメジカの新子シーズン本番かなぁ?週末に仕掛けをメジカ用に最適化しておこう。
2022年08月19日
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購入してからわずか2年少し、私のLenovo X1 Carbonが起動しなくなった。新品を購入して3年も経っていないのに有償修理になるらしい。有償修理は数万単位でかかるだろう。十数万で購入したPCにそんな修理代は見合わない。機械だから壊れることもあるだろうが、そもそも購入して3年以内の故障で有償修理などあってはならない。IBM時代のThinkPadは壊れにくかった。だからこのPCを購入したのだ。だがIBMが撤退してすぐにこの有様だ。私のLenovo X1 Carbonは安くてスペック面ではピッタリだったが、こんなに早く壊れるものは信用に値しない。Lenovo製品は今後二度と買わない。次は値段は倍するがPanasonic製にする。Lenovoにはせめてもの償いにハードディスクのデータ復元とリサイクル料の支払いを行ってほしいものだ。
2022年08月18日
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初めての経験ではないが、今日はメジカの古子が大漁だった。本当に次から次へと食ってきた。メジカの古子は値があまりよくない。おいしい魚なのに「新子」というブランドで売れないからだ。幸い新子も少し混じったので、収支面では何とかプラスになりそうだ。ヨコの新子も20匹近く釣れたが現在は禁漁期間中であるためすべてリリースした。メジカの新子もいよいよサイズが大きくなってきたので、使用する潜行板とかぶらのサイズを大きくしよう。また新しい潜行板の調整をしなければいけないのが悩ましいところだ。明日は風と雨で漁は無理かな~。戻りカツオ漁の準備も進めないといけないし、たまには休んでもいいかな。
2022年08月17日
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メジカも少し大きくなってきたので使用している潜行板のサイズをひと回り大きくした。5本の竿全部変えたのだが5枚中1枚はよく釣れ、2枚はあまり釣れず、残り2枚はまともに泳がず水面に飛び出してしまった。泳がない板はゴムをいろいろ調整し、1枚は泳ぐようになったが魚が食わない。もう1枚は全く泳ぐことなく水面に浮き続けた。浮いてしまう潜行板の調整はゴム以外にもある。潜行板の後ろ側の重量を増やしてやるのだ。潜行板のカブラ側のネソ糸に紐を付けて調整する方法になるが、そのやり方はあまり好きではない。泳がない1枚と釣れない1枚は昨日購入した釣具店で交換してもらった。小さな潜行板はゴムをかなり切ってもちゃんと泳いでくれるが、潜行板が大きくなるほど調整が難しくなる。ゴムを切らなければ泳ぎが不十分になり釣れない。ゴムを切りすぎると泳がず水面に浮いてしまう。私の師匠も潜行板の調整だけはキャリアを積んだ今でもうまくできないと言っていた。たかがゴムの長さ調整なのだがそれがこの上なく難しい。潜行板の調整で最近発見したことがあるので追記しておく。11号の様な特に大きな潜行板を使用していると、ネソ糸と呼ばれるヤマと接続する丈夫なヒモが日々劣化していく。当然の事だが劣化したまま使い続けると断裂して高価な潜行板を失うことになる。このネソ糸として最も丈夫だと思われるのはいまのところこちらのヤマだ。鮪コード(トローリングコード) 2.8mm 150m 愛和産業今のところこれに交換した潜行板ではネソ糸の劣化すら見られていない。正直かなりの強度があるのではないかと思われる。更に一気に断裂しない構造となっているコードなので、ネソ糸の劣化に気づかないうちに潜行板を失ってしまう事もなくなりそうだ。
2022年08月12日
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今日もヨコの新子漁に出掛けた。ヨコはクロマグロの幼魚で、たとえ新子と言えど漁獲規制の対象となる。9月1日からはまた解禁になるが、恐らくその時期はメジカの新子漁がメインとなっている事だろう。つまり次にヨコ漁をするのは来年のこの時期だ。高知県のクロマグロ採捕停止命令発動が発表されるページはこちら:太平洋くろまぐろの漁獲状況について結果としてヨコの新子漁では船団内で最低の釣果を記録し続けた。私には概ね船団トップの3分の1程度の漁獲量しかない日々だ。長年この漁をやっている先輩と、今年始めたばかりの私を比べることがそもそも間違っているが、次にヨコ漁に出たときは少しでも差を縮めたい。ヨコ漁はメジカ漁と比べると使うカブラの号数が大きい。これまではカブラ号数だけをヨコ漁用にあわせていたが、それだけで差は埋まらない。潜行板もヨコ漁用の少し大きいサイズのものを使った方が良い。新米だからと言って毎日釣果で負け続けるのも面白くない。できるだけ早く先輩たちに追いついてやる。
2022年08月10日
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先日も記事に書いたが新子漁でトローリングに使う竿の数を4本から5本に増やした。この記事はその結果を記したものだ。中2本の竿をトモ両サイドへ大きく離れるようにし、もう1本をトモ中心からロープを出して両サイドの仕掛けと大きくずらした形だ。竿の本数を増やしたにも関わらず仕掛け同士が絡むこともなくなり、漁獲量も目に見えて増えた。仕掛け数が増えた分釣れる確率が上がったのと、仕掛けトラブルが無くなったことで無駄な時間が減ったことが漁獲量増につながったのだ。竿4本でやっていたときは中2本があまりに絡むためこの新子漁が辛くて嫌になっていたが、竿5本にしてからは徐々に楽しくなってきた。面倒でも陸で可能な限り苦労しておいた方が沖でかなり楽になるものだ。ただそれでも漁に出れば出るほど赤字になる。¥その原因は原油高だ。このご時世原油価格が下がり、漁業で収益を上げられる日が果たして将来来るのか?そんなことはあまり期待せずに、今は預金を切り崩してでもとにかく経験を積むことにしよう。
2022年08月09日
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高知中央地区の独立漁師になって2年目。はじめて本格的な先輩漁師とのトラブルが勃発した。原因は私が倉庫内に散らかしたFRPマットのガラス繊維を散らかしたまま長期間掃除しなかったからだ。FRPマットのガラス繊維は体に有害だ。私自身FRPマットを触るだけで全身に蕁麻疹が出る。それを肺に吸い込んだら大事だ。あきらかに私が悪い。いくら先輩漁師から「FRPマット貼りは倉庫の中でやれ」と言われていても、漁港の倉庫は1部屋を半分ずつ2人で借りる制度になっている。つまり、同居人がFRPマット貼りを倉庫の中でやってはならないと言えば、先輩漁師ではなく同居する人に従わなければならない。私はそれに従わなかった上に、長期間掃除もしなかったのだ。同居人が突然怒りと敵意をむき出しに怒鳴ってきたため、しばらくはゆっくり眠ることすらできない日々が続いたが、今日漁協の仲介者さんと同居人と私で倉庫内を隅々まで水洗いして問題はついに解決した。もうこんな思いはしたくない。私が所属している漁港は超高齢化社会だ。大先輩方のご機嫌を損ねぬよう日々気を付けて漁師生活を送らなければならない。独立漁師といえどすべてが自由というわけではない。漁師社会の一員としての自覚が求められるのだ。トラブルになった同居人とも和解し、漁に関するレクチャーもしてくれた。今夜はようやくよく眠れそうだ。
2022年08月09日
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私は新米漁師。誰よりも早く沖に出て、誰よりも遅くまで漁をする。そんなことはする必要が全くない。なぜならヨコやメジカの新子漁は朝早くても食ってこないし、昼近くなるとまた食わなくなる。日によっては昼前でも食ってくるときはあるがそんな日は稀で、そもそもその時点で大漁となっていることが多い。ヨコやメジカの新子漁は獲れる魚の漁が少なく魚価も安い。氷代はどうにもならないので必然的に燃料代を節約しなければ赤字幅が大きくなるだけだ。トローリング漁なのでエンジンを動かしている時間を如何に短時間にするかがポイントとなる。よって明日以降は次の3点を原則として新子漁をする:ゆっくりと出港し、ちょうど日の出前ぐらいに竿を出すこと。9時ぐらいには熱中症を回避するために早めに帰港すること。釣れてない日はなおさら粘らない。何なら8時半頃には帰港すること。これが出来なければ高知にカツオがいないこの時期は、採算面で乗り切れない。追記になるがこの原則を守った結果、収益は大きく改善した。昨日は5時頃出港して極力港付近で操業した。熱くなってきたため8時前頃には帰港した。3時間ぐらいしかエンジンを回していないので、コスト面でかなり抑えられている。ただし、この短い3時間で十分な魚が獲れなければこの作戦は成立しないがその程度は大体釣れる。原油高の影響で利益を少し出せるようになっただけだが、赤字の日々が続くよりは随分ましだ。戻りガツオを狙って黒潮牧場へ行きだす9月中旬まで、しばらくこの取り組みでしのいでみよう。
2022年08月08日
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今日は倉庫で相部屋になっている人にいきなりどやされまくった。確かに体に良くない物質を散らかしっぱなしにしたわたしが悪い。しかしどやす前に一度「掃除しとけや~」と注意することくらいできないのか?それはそんなに難しい事か?また、今日のヨコ新子漁はいつも通り私の漁獲が一番少なかった。私は新人なりに一番に出港したが、出港当時は集中豪雨に落雷と酷い状況だった。雨雲レーダーで確認しまくって陸の雷雲から逃げるしかなかった。結果その沖で釣果が上がらなかったのだ。そしてその日の夕方問題の電話が漁師仲間から来た。理由も聞かずに「わざわざ釣れない沖に行く必要はない」ときつく言われたのだ。今日は陸近くで漁をしていた方が少しだけ釣果が良かったが、それは今日という日がたまたまそうだったに過ぎない。勝てば官軍だ。独立型漁師達は一つの港だけでも複数のグループを形成する。だいたいグループ間の仲は悪く、使用する無線周波数も異なる。馴染みやすいグループもあれば馴染みにくいグループもある。自由でいたい私の場合どのグループにも馴染みにくい。自由と自然相手を求めて独立型漁師になったのに、閉鎖的な独立型漁師社会からは逃れられない。どうしても指導者と研修生という人間関係からはじまるからだ。その上グループを「連絡船」と呼んでグループ全体の釣果が上がるようにしているからだ。新米漁師には特にこの閉鎖的な社会がストレスになる。たまに優しくしてくれる人たちがいるのが何よりの救いだ。それがなかったらとっくの昔に辞めていただろう。独立型漁師社会に馴染むのも楽じゃない。
2022年08月07日
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今日はお留守番があったので漁に出られなかったが、午後から港へ行きメジカ・ヨコ新子漁で釣果を伸ばす工夫をいくつかしてみた。カブラをヨコ用に変えた。ヨコ用のカブラは白基調の11号が基本だ。竿を4本から5本に増やした。当然竿数を増やせば釣果は上がる。ただし、仕掛けトラブルを回避できればという条件付きだ。ハリスを補足した。何も知らずに10号のハリスを利用していたが、先輩漁師に5号だと教えられた。ハリスの号数はカブラの泳ぎに影響があり、食いの良し悪しが変わってくる。今日行った変更は以上だ。来週の平均釣果が伸びるのか、竿を増やしたことによりトラブルが増えて逆に釣果が減るのか、やってみないと分からない。私は隠すことなくたかが2年目の素人漁師だ。何事も試行錯誤で最適点を探すしかない。今日は私の研修を途中で投げ出した指導者に「釣れるように頭を使えるようになったか?」と声を掛けられた。新米の私にとってはそれをベテランからそう言われると嫌味にしか聞こえない。人間、年を取るとそうなってしまうものだろう。自分はじじいになってもそうなりたくはない。新米漁師は温かく静かに見守ってやるのが多分一番よい。
2022年08月05日
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今は4本の竿を出して新子漁をしている。まだ経験の少ない私はこの4本を扱うだけで精一杯だ。しかし1カ月近く経験を積んで、いろいろ問題点が分かってきた。4本中真ん中の2本はよく絡む。いくら潜行板のゴム位置で調整しても、船の引き波でどうしてもこの2本の仕掛けが寄ってしまうのだ。仕掛けが寄った状態で魚が掛ったらほぼ確実にもつれる。仕掛けがもつれるとそれに対処するのに時間がかかってしまう。その分水揚げは減る。また先輩漁師と比べると、出している竿の本数が少ない。水揚げ量の差はそこにも原因がある。明日は漁を休み、竿を5本出せるよう今の真ん中の竿2本を大幅に離して引き波の影響を受けないようにする。そして一番魚が食う真ん中にもう1本竿を増やす。まだ先輩漁師との漁獲量差は大きいが、こうした工夫と経験を積み重ねて少しずつ漁獲量を増やしたい。
2022年08月04日
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最近はメジカ漁、ヨコ漁と新子を狙った漁へ出ているが、頻繁に小サイズの魚が釣れてしまう。だれも教えてくれないし、漁協としての制限もないのでこれまでは水揚げしていた。しかし、そのサイズは水揚げしても安いことが分かった。また10月以降は大型のヨコを狙った曳縄漁に変わる。特に12月以降は大きく育ったヨコを釣りたいのだ。そのため次週以降は小サイズが釣れた場合、ヨコ、シロコ(ヒラソウダ)、モンスマ、シマキリ(カツオ)はすべてリリースすることに決めた。リリースした魚には春から夏にかけて新子を産んだり、秋に大きくなってまた釣れてもらおう。私一人だけでは十分な資源保護はできない。全漁師平等になるよう新子漁の時期、資源保護の基準を漁協に厳格に決めて欲しいものだ。
2022年08月04日
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私は2日前に1年間の独立型漁業長期研修を終えたばかりの人間だ。まだまだ知識も足りないが、年間を通して漁をする一通りのことは学んだ。あとは経験を積んでいくだけだ。しかし、この高知中央地区で長期研修を終えたのが50歳目前の私でぶっちぎりの若手なのだ。他に若手は誰もいない。つまり、いまの漁業者育成制度のままでは高知県中央地区の独立漁師は必ず絶滅する。この絶滅を避ける絶対条件は「もっと若い人に独立漁師になってもらう」事だ。これを実現するには様々な問題がある。最大の問題は初期投資資金だが、これは安い漁船を買うことである程度クリアできる。次の問題は低収入だ。これだけ燃料費が高騰し、コロナ等で魚価が下がっては利益の出しようがない。これは個人ではどうしようもないため、市、県、国の支援がなければどうしようもない。私が新たに提案するのは「長期研修のしやすさ」だ。いまの漁協には到底考えもつかないだろうし、承諾もしないだろうが長期研修を終えた若手が「一緒に高知中央地区の独立漁師社会を作る」目的で独立型漁師就業委希望者の指導に当たるのは考慮に値すると強く思う。なぜなら:自分が一人前と思っていないので上から目線で就業委希望者を見ることはない自分が未熟だから一緒に経験を積んで行こうという思いでしか教えられない上から目線じゃないから決して叱ったりどやしたりしない「見て覚えろ」ではなく論理的に教えられることはきちんと口頭で説明する「昔からこういうものだ」ではなく漁師を職業として暮らしていける形を一緒に考えるこの5点が結局長期研修のしやすさにつながるのではないだろうか?今どきの若者に今の独立型育成研修を行っても逃げ出すのが落ちだ。正直なところどやされることに耐性がある自分でも途中で辞めたくなった。そんなことが何度もあった。指導者の船に乗る度に毎回辞めたくなった。本気でこの高知中央地区の独立漁師を絶滅させたくないなら、この小さな提案を県や国にしっかり検討してもらいたい。恐らくだが全国の独立型漁業就業希望者は、私を指導者にすることを条件に県と研修開始に向けた交渉をすることは可能だろう。私としては若い仲間と一緒に漁業を学べる時を過ごせることがこの上ない幸せだ。ウルメ漁曳縄漁(カツオ・シビ他)メジカ漁どれを取っても面白い。釣れる時もあれば釣れないときもある。喜びも悲しみも一緒に味わいましょう。私からの指導を希望する独立型漁業就業希望者はこの記事器コメントください。
2022年08月02日
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昨日はヨコ漁に行った。知り合いからの依頼もあり、自船で一番大きなカンコのスカッパーを開けて釣れたヨコを活かしで持ち帰ることにした。自分の船の場合トモで竿を出してヨコ漁をし、釣れたヨコをオモテまで持って行ってカンコに投入する必要がある。船が走っていても針外しに少しでも手間取ったヨコは次々に弱っていく。ヨコを釣ってはオモテに走ってカンコに投入し、走ってトモに戻って漁をする。頻繁にオモテに走ってカンコをチェックし弱ってきたヨコをすくってトモに走って〆る。これを揺れる船上で一日中行うのだ。余分なことをかなりするので当然漁獲量も減る。こんな苦労をして10匹程活かしで持って帰ることに成功したが、依頼者の到着が40分以上遅れてしまい酸欠で半数以上が死んでしまった。ヨコの新子漁を活かしでするのはもうやらない。
2022年08月02日
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去年の8月1日、ウルメ漁と曳縄漁を中心とした漁業長期研修が高知県土佐市宇佐漁港にて始まった。しかしウルメが獲れない時期が延々と続き、曳縄漁もカツオの回遊があるため通年できるわけではない。そんな中、ひたすらウルメ仕掛けを毎日作り続ける日々もあった。海にウルメがいないのにその仕掛けを作り続けることの虚しさ、分かります?これから漁業研修に進みたいと考えている人が特によく理解しておく必要があるのは、指導者である漁師はインストラクターではないということだ。つまり教え方をしらない。自分たちが子供の頃から見て学んできたことを、同じように見て学べということだ。いちばん良くないのは「いつ頃何の魚をどう獲るか」を1年という短期間で計画的に教えなければならないことを、指導者自身が正確に認識していないことだ。いつどんな魚が獲れるかすら知らない研修生に「分からんことは聞け」などということ自体言語道断だ。分からないから聞けないのだ。「質問が来ないからこいつはやる気がない」などという私への評価を、指導者によって港全体に広められた時はさすがにもう続けられないと諦めかけた。そんなやり方でど素人に漁業技術を習得するのは無理だ。理解してないがゆえに様々な失敗をする。失敗すると容赦ない怒号を指導者から浴びせられる事になる。このような制度では、折角漁師をやってみようと意欲を持って来てくれた研修生も途中で漁業研修をやめてしまうのではなかろうか?思えば私の長期研修1年は長く辛いものだった。一時期指導者不在となった時は最低だった。1年しか研修期間がないのに指導者なしで無駄に時間だけが過ぎていくのだ。県も漁協も新しい指導者を真面目に探してくれない。結局は自分で漁師のコミュニティから指導者を探し、相変わらず怒鳴られながらも歯を食いしばって必死で漁業技術を学んだ時期もあった。そんな辛い漁業長期研修も昨日終わった。今日から1年間自立支援のための補助をもらいながら収益を上げられるように一人で腕を磨かねばならない。特に新子が良く釣れるこの時期は漁場が近くて非常に楽だが、魚を正確に見分ける能力を養わなければ収益は上げられない。特に分かりにくいのがマルソウダガツオとヒラソウダガツオだ。最近は新子も大きくなってきたので特徴がはっきりしてきたため見分けがつくようになったが、ローソクと呼ばれるサイズでの見極めは困難を極めた。10月以降はまた曳縄漁が始まり、春必死で学んだ曳縄漁とは異なる魚種が釣れることになる。春はカツオ、ビンタ、ダルマが釣れ、ビンタとダルマの区別がつくようになるまでに時間を要した。ある程度区別がつくようになったとは言え、未だに完全には分からない。秋はおそらくカツオとヨコが釣れる。当然これ以外も釣れると思うが、指導者がいる長期研修中に経験できなかったため正確に魚種を判別する自信がない。長期研修期間中、指導者はそんな問題を研修生が抱えている事すら気付いてないない。ちゃんと必要な季節ごとの研修を受けて課題を解消して来ないと、不安だらけの自立支援期間を迎えることになるのだ。私は見事にその状況に陥った。とにかく向こう2年は漁師をやめられない。途中でやめたらこれまで貰った補助金を返還せねばならない。もう漁師として自立することから逃げられないのだ。これから始まる自立支援期間で経験する様々な課題を書き続けていくことにしよう。
2022年08月01日
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ビルジポンプ工進BK-24の電源が入りっぱなしになってしまい交換することを決めた。もともと私の工進BK-24はビルジがなくなっても自動的にスイッチが切れない問題を抱えていたが、ついにスイッチを切ってもポンプが回り続ける状態になったのだ。こうなるともうビルジポンプ自体を交換だ。そこで信頼性の高い日立製のビルジポンプを購入してみた:日立 ビルジポンプ24V BP-290-J50 ビルジBP290-J50 工進 BK-24 相当品まず工進BK-24で使っていた吸水パイプと排水パイプは交換する必要がないため、パイプ系のみ残して:ストレーナー本体スイッチのみの交換をした。本体は工進BK-24を外したビス穴にBP-290-J50がきれいに収まった。ストレーナーは吸水パイプを付け替えるだけだ。スイッチはビス穴が合わないので新しい穴で取り付けた。本体のビス穴がそのまま使えるところと、吸排水パイプがそのまま使えるところが日立BP-290-J50の素晴らしいところだ。配線は工進BK-24で施工されていた部分の黒(マイナス)コードを切断してから赤(プラス)コードを切断した。そして新たにコードの被膜を剥き、BP-290-J50のスイッチから出ている赤(プラス)マーク付きのリングに結束してビニールテープで保護。その後BP-290-J50のスイッチから出ている白(マイナス)マーク付きのリングにマイナスコードを接続した。BP-290-J50の吸入口には工進BK-24の吸水パイプを接続前に呼び水を入れた。BP-290-J50に工進BK-24の排水パイプ接続して設置完了だ。いよいよ動作確認テスト。ストレーナーを置いた場所にビルジ水を溜め、スイッチを押した。見事にビルジが吸い出されて船外へ排水された。ビルジがなくなるとスイッチは自動的に切れた。BP-290-J50の説明書にはプラスコード上に電源スイッチを自分で調達して設置するよう書かれているがこれは取り付けなかった。もしビルジポンプが回りっぱなしになったらヒューズボックスを外してヒューズを外さねばならない。BP-290-J50のスイッチにダイヤル式のヒューズがついていないのは少し残念だ。説明書上に回路図が記載されている:BP-290-J50説明書もし暇があったら電源スイッチを後付けすることにしようと思うが、我が中古艇はもっと他にやらなければならないことだらけだ。とりあえずビルジポンプはうまく交換できたわけだが、本当に船には手間が掛かる。
2022年07月29日
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高知市の居酒屋さん徹底して鮮度管理された朝獲れメジカの新子を、その日の内に漁師から直接仕入れませんか?水揚時期:8月~9月(早い年は7月中旬から)仕入れ値:かなりお安くさせていただいております。仕入れ交渉:その日の釣果をLineもしくはお電話で10時前後に一斉に配信します。公平性を確保するため釣果配信後の注文連絡は早い者勝ちとなります。漁協水揚げ分は明記して配信します。水揚げ時間は11時~11時半です。配送エリア:高知市・土佐市配送時間帯:14:00~16:30注意事項:釣漁なので釣れない日も当然あります。したがって予約注文には一切応じません。「明日ヨコ10本頼むね~」っていうのも受けられません。鮮度管理について:先ずはメジカが釣れた瞬間に首を折り、血抜き用の水槽へ入れいます。血が抜けた頃合いを見て、海水氷水へ移し替えてそのままの状態でお店まで配達します。血抜きされて海水氷水に入ったメジカの新子:今のところご好評をいただいております。仕入れをご希望いただける方はこちらまでご連絡ください: 090-8027-2414(Beach Island Fisheries 代表)
2022年07月27日
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今日ジャンボ仕掛け用の10m竿を船に取り付け、すべての漁ができる装備が整った。カツオ漁(三槍と格納用&張出用ステンレスパイプ一式)シビ・マグロ漁(トップ竿10m)メジカ新子漁ウルメ漁以上の4種だ。1には三槍とよばれる11m竿を取舵側と面舵側両方に取り付けた。ヤマハ艇に取り付ける場合は竿受け用の手すりを設置する必要があり、30万円以上のコストがかかる。2は10m竿を垂直に立てるだけで完了する。取り付けも含めて無料で済ませてもらった。3は4mの竿を船尾から4本出せるようにするだけだ。竿代やカブラ代だけで済む。4もそれなりにコストがかかる。イオキリと呼ばれる魚を外す器具。仕掛けを掛ける車代、仕掛け作り関連で30万以上は余裕で掛かっている。漁船の保守も金がかかるが、1年を通して様々な漁をする構えをするだけで100万は軽く飛んで行く。そもそも今の燃料代で食える職業漁師などほどんどいないと思う。自分もそんな稼げない漁師の一人だ。いないとは思うが高知中央地区で将来漁師を目指している人がいるとすれば、かなり資金力が必要になるのは身をもってよくわかった。残念ながら私にはもう金がないが、ここまで来たらしばらく続けるしかない。高知中央地区では子供に漁師を継がせないとはよく聞くが、今はその理由が痛いほど分かる。高知中央地区の漁師は絶滅確実だ。恐らく私が最後の漁師就業者になるだろう。
2022年07月26日
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昨日の夕方、氷を積みに嫁と一緒に船へ行くと嫁「なんか音しない?」自分「なんかエンジンルームから音するね...。なんだろ?メインスイッチ切れてるけど」この日は原因が分からず翌日のメジカ新子漁から帰ると、ちょうどメンテナンス屋さんが別件で船に来てくれました。自分「メンテ屋さん。なんか変な音がするんですけど...」メンテ屋さん「ビルジポンプが壊れて回りっぱなしになっとるで」自分「メインスイッチ切れてても、ビルジポンプは回る配線なんですね...。前から壊れ気味でしたがついに完全に壊れましたね」メンテ屋さん「新しいの買いや」自分「はい...また出費か...」メンテ屋さん「ビルジポンプぐらい自分でつけろよ」自分「はい...やってみます...」というわけで主に2種類ある24Vの内、メンテナンス屋さんのおすすめでこちらの日立製を購入しました:日立 ビルジポンプ24V BP-290-J50 ビルジBP290-J50 工進 BK-24 相当品12V用と24V用があるのでご購入の際は気を付けてくださいね。ちなみに壊れたのはもともとついていていた工進のポンプでした。中古船に元からついていたものは次から次へと壊れていきますね。電気工事も自分でやってコストを抑えているけど、船の保守には金がかかるなぁ...。
2022年07月25日
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正確に言うとマルソーダガツオの新子(ローソクと呼ばれる小さなサイズ)が1匹釣れたのでボウズではないが、今日は全く釣れずお仲間船と一斉に帰港した。いちばん釣った人でもメジカ20匹は超えていない。不漁ながらもこの実力差を考えると、潮の色や潮目を見極める力がまだ未熟ということなのだろう。潮の色をみること。水温の変化で潮目をみること。メジカ漁が本格化する来月までに、できるだけ実力を上げておきたいものだ。まぁ釣漁ではこんな日もある。あまり気にせず来週からまた頑張ろう。
2022年07月22日
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2日続けてメジカ新子漁へ出た。仕掛けトラブルもなく、時間を費やして高価なカブラを無くすこともなく、無駄に遠くの漁場へ行くこともなく、ヨコとメジカの区別もちゃんとつくようになり、50匹を超えるメジカを釣ることができた。この時期獲れるのはメジカの新子といってもローソクと呼ばれる小さなものだ。どれだけ目をこらしても、どれだけ写真を見比べて違いを脳に焼き付けても小さなメジカのクロスとシロスを見分けることが出来ない。残る問題点はこれだけだ。プロとして漁師をやっていて、自分が何を釣ったのか分からないのは納得がいかない。明日以降もメジカ漁が続く。自分の目をしっかりと養っていかねばならない。
2022年07月20日
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独立漁師を目指し、高知県の漁業研修制度を利用してちょうど1年になる。最初はウルメ漁と遊漁船業、さらに将来のホエールウォッチング業を目指していた。それが今はどうだ。ウルメはほとんど獲れず、遊漁船業は港から総スカンを食らうので始められないし漁業研修制度下では目指すことすら不可能だ。いまはカツオやキハダマグロをターゲットとした曳縄漁師をメインにしている。もちろん漁獲量が増えればウルメ漁もやる。今のウルメの漁獲量で経営の黒字化を目指すのは不可能だからこうなったのだ。ホエールウォッチング業開業には手すりの設置、二段ブリッジ化、トイレの設置、テントや椅子の設置など多額の投資が必要になる。多分もうそんな余裕はないだろう。曳縄漁は楽しい。周囲の船に迷惑さえかけなければ基本的には自然と1対1の勝負になる。ただし19時間ほど働くことになるので2日に1度しかできない。メジカの新子漁も楽しい。こちらは漁場も近くのんびり出港できるので楽だ。毎日でも行ける。数年後には土日の遊漁船業(トイレ無し)は可能であればやってみようと思う。この様に漁業研修制度を始めた地域の実情に合わせ、1年かけて「何が自分に合っているのか」を見つけていくことが重要だと思う。1年超えると指導者がいなくなるのでその先は自分一人で何とかするしかなくなる。指導者がいる最初の1年を大切に過ごすべきだと私は思う。
2022年07月20日
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約1年ぶりにメジカ新子漁へ行ってきた。前回は師匠の船に乗ってメジカを釣り上げるだけだったが今日は自分1人。漁場探しから自分でやらなきゃならない。メジカの漁場はカツオと違って近くていい。ゆっくり寝れるし帰りも早い。しかしそこは新米漁師。沢山の失敗をした。先ず最初の失敗。最初のポイントでは小サバしか釣れなかった。後で先輩漁師に聞くとその場所で我慢していればメジカが釣れたらしいが、愚かにも無駄に遠い違うポイントへ移動してしまった。結局そこそこのメジカは釣れたが無駄な燃料を使うことになってしまった。2つ目の失敗。小サバ以外にもクロスと呼ばれる本命のメジカの新子はもちろんだが、シロスと呼ばれるヒラソウダガツオとヨコワも釣れた。メジカはローソクレベルなのでクロスとシロスの区別は殆どつかない。これが区別付かないのは新米なら仕方がないらしい。しかしヨコワは分からねばならない。模様が明らかに違うからだ。よりによってそのヨコワをメジカと思い込んでしまった。私は愚か者だ。研修で何を学んできたのだろう?3つ目の失敗。取舵旋回中は4本の竿の内、内側の取舵側の竿を船上へ上げておくべきだったのにそうしなかった。その結果内側の二本の仕掛けが絡んでしまい余計なタイムロスを生んでしまった。バンバン釣れている間に絡んだ仕掛けに対処するほど無駄なことはない。明日から旋回中は竿3本にする。どうせ旋回中は面舵側しか釣れないから問題はない。4つ目の失敗。木工用ボンドは水につけると剥がれる。コマセがスムーズに流れるようコマセを入れる箱にすのこで傾斜をつけている。私は愚かにもこのすのこを木工用ボンドで張り付けたのだ。当然すのこはすぐに剥がれ箱の中で海水に浮いていた。コーキングで接着すべきだ。本当はもっと沢山の失敗をしたのだが、新米漁師がたった1人で右も左も分からず1年ぶりに漁を行ったのだ。こんなものだろう。逆にこういう経験をし、失敗だったと気づくことができて良かったと思うべきなのだろう。明日からは同じ失敗をしないぞ!
2022年07月19日
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今日は指導者の体調不良により、ひとり室戸沖のブイまで曳縄漁へ行くことになった。土佐市宇佐漁港出港は22時。ブイ到着は3時で即刻潜行板から始めた。これまでの漁で船後方が非常に暗くて潜行板が浮くのを目視できなかった問題はこの製品を取り付けることによって克服できた:船舶 LED 作業灯 12v 24v 広角 45w 3200lm 船舶用 ワークライト ノイズレス 拡散範囲最高クラス 投光器 LEDライト 農機具 屋外 ライト 照明 トラクター 船 船舶品 デッキライト 飲食店ライト 工事現場 ボート ライト 漁船このライト、商品詳細では分からなかったが2個セットだ。予想外だったが直列配線にすればよいだけなのでライト側2個のプラスとマイナスを接続し、それぞれ余っているマイナスとプラスを2芯コードに接続してコードを配電盤のスイッチに組み込んだ。初めてやったが他の配線を参考に何とか一発で電気工事まで完了した。性能は問題ない。45Wにしては明るいし潜行板もよく見えた。無線機へのノイズも全く発生しなかった。さて本題に戻るがこの日の日の出は5時9分。釣れ始めたのは空が明るくなり始めた朝4時からだった。おそらく3時時点では魚群の水深が深すぎて潜行板がその水深まで届かなかったようだ。もう少しゆっくり出てもいいし、のんびり行って燃料を節約するのもありだ。水温はなんと27℃。この水温でカツオは食ってこないだろうと思っていたが予想通り。11本ものビンタが釣れた。結局この日はカツオは小さめの3本のみであった。問題は操船技術だ。風に流されやすいヤマハ船なので時々ブイに衝突しそうになる。今日は別のトラブルに気を取られてブイに突っ込みそうになったところでパニックになった。舵が効くように船速を上げたが急に上げ過ぎた。何とか衝突はまのがれたが、危ないところだった。無理せず風に流されてブイの左へ行ける状況を利用すべきだった。今日で曳縄漁デビュー3戦目。いろいろ分かりかけてきたので楽しんでやれている。来週も頑張ろう。
2022年07月08日
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漁場へ向かうのは大体深夜です。当然海上は真っ暗です。海上にはさまざまな漂流物や浮魚礁があり、非常に危険です。そこで私が使っているサーチライトがこれです:225W サーチライト 15000LM 作業灯 ワークランプ LED フォグランプ レッカー トラック 投光器 12/24V 重機レッカー 2個 セット 黒かなり強力なライトですが、障害物が見えるのは船がその直前に来た時です。あくまで個人的な感想ですが可能な限り早期発見をするために、最低限この性能のライトが必要だと思います。ちょっと高いですが安全には変えられません。もちろんロープや網など、海中に少し沈んでいる漂流物上を通ってしまった場合はどんなライトを使ってもシャフトやプロペラに巻き付き、万事休すとなります。万能なものなどないと認識し、ロープカッターやゴーグル等リスクに備えておくことが大切でしょう。
2022年07月04日
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高知県土佐市宇佐漁港を拠点に曳縄漁を始めたものの、燃料高と市場の卸値の安さでとてもじゃないけど生活できません。正直言って漁に出れば出るほど赤字が膨らみます。そこで魚を直接買ってくれる居酒屋さんを募集します。納品する魚:主にカツオ(他にキハダマグロやメバチマグロ、太平洋クロマグロ)(時期によってウルメイワシやメジカの新子)鮮度管理:釣って〆た直後から氷水で冷やしてその日の内に直送します。魚の管理は徹底的にやります。配達可能エリア:高知市内および土佐市内。ご注文いただいた魚をその日の内にお店まで直接配送させていただきます。キロ単価:仲卸業者さんから仕入れるよりもお安く納品させていただいております。(新子は1匹いくらです)領収書:出します。独立漁師にはめずらしく私は個人事業主青色申告届出業者です。出港時間:前日22:30もしくは24:00(時期や漁場によって変わります。8~9月の新子漁は4時ごろ出港)帰港時間:納品当日14:30頃(新子漁時は11時頃)操業エリア:安芸沖 or 室戸岬沖(新子漁は宇佐沖)配達時間帯:おおよそ14時半~16時頃(ご都合の悪い時間帯は事前にLineか電話でご連絡ください)出港連絡:Lineを教えていただけた方には前日に「明日漁に行きます」と一報入れさせていただきます。(最近はしないこともあります。基本的に月~金で漁に出ています)仕入れ交渉のお願い:主にLineで漁場から帰る際に配送本数を交渉で決めさせてください。漁場を去るのはおおむね10時です。漁協に水揚げする義務があるため、漁協への水揚げ数は釣果の一斉配信時にLineで連絡します。注文はLine一斉配信後にご連絡ください。Lineをご利用でない方は電話でも大丈夫です。事業主:Beach Island Fisheries連絡先メールアドレス: mhamaj01@gmail.com電話番号:090-8027-2414前提:釣り漁なので当然ですがボウズで納品できないこともあります。メリット:釣れた場合は新鮮な魚を最高の鮮度で納品できます。カツオやヨコ等1匹からご注文承ります。大型の魚を安く大量に仕入れることもできます。取引開始の流れ:最初にメールやお電話でご連絡いただいた際にご挨拶に伺い、詳しいお話をさせていただきます。条件:事前の予約注文は別のお客様への公平性を欠くためお断りしています。私はすべてのお客様に公平に新鮮な魚を安価でお届けしたいのです。簡単に言うと「明日カツオ1本お願いね~」とかは一切受けられません。10時に配信する釣果情報後、早い者勝ちで配分が決まります。高知市・土佐市の居酒屋オーナーの皆様、新鮮な魚を漁師から直接仕入れてください。なにより続ける事すら厳しい独立釣り漁師を、魚を買って支えてください!何卒宜しくお願い致します。船主
2022年07月04日
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カツオ曳縄漁には2玉もの氷を船に積んで行く必要がある。氷だけでも1,500円かかるのだ。これが簡単に溶けたのではたまらない。いくつもの大型クーラーボックスを試してみたが、低価格帯で一番氷が溶けなかったのはこのクーラーボックスだった:【期間限定セール】 ダイワ ビッグトランク2 SU 8000 / クーラーボックス (SP)価格:48836円(税込、送料別) (2022/7/2時点)楽天で購入難点はそこそこ価格が高いところと密閉性が高すぎるが故に蓋を開けにくいところだ。獲れた魚を頻繁に投入するには不便すぎた。氷が溶けなかったといっても期待したほどの保冷力はない。漁に行って帰ってくるまでなら問題ないが、追加で一日でも高温下に晒したらすべて水になる程度の保冷力だ。またこのクーラーの特徴として私にとっては最大の難点なのだが、ふたを開けた時の遊び角が小さく垂直に近い。つまり、船が揺れるとすぐに蓋が閉まってしまうのだ。漁師にとって使いにくいことこの上ない。そこで私はこのクーラーを氷保持用および市内への配達専用とし、漁中の魚の収納用にはこちらの大型クーラーボックスを併用している:レビューキャンペーン品◎当日発送品◎最軽量級◎大型クーラー イグルー クーラーボックス マックスコールド 165QT (156L) 大型 特大 IGLOO MaxCold 最長保冷7日間 最大280缶収納可 アウトドア キャンプ 業務用 レジャー BBQ バーベキュー イグローこのクーラー氷の持ちはよくないが、高温の日でも前日に積み込んだ氷が翌日の漁で使えなくなるほど溶けるわけではない。長所は魚投入用の小窓が使いやすい点だ。この小窓が開けやすい上に間口が広く、4~5キロの大型漁も瞬時に投入できるところが気に入っている。漁をしながら操船もこなさなければならない暇なし釣り漁師にとっては、魚を投入しやすいのは強力な武器となる。さらに容量が大きいため他の魚と一緒に20キロ程度のキハダマグロやメバチマグロを収納できる優れものだ。200ℓという一般の釣り師にとってはサイズが大きすぎて置き場所に困るが、氷の持ちが最高にいいのはやはりこの製品:ダイライト クールボックス 200型 業務用 保冷容器 (クーラーボックス)このクーラーボックス、氷1玉(漁協では1玉、半玉という単位で呼ぶ)が余裕で入る。真夏の灼熱地獄で1週間すべての氷が溶けることはないほど優秀な保冷力だ。融解した水もサイドにある排水口からそこそこ効率良く吐き出せる。氷がなくなったら漁はその時点で終了となる。このスペックのクーラーボックスがないと商売にはならない。私はどんな漁に出る時もこのクーラーボックスを必ず満タンにしてから出港している。保冷力が高い分価格も高いが、現役漁師が絶対おすすめする一品だ。どちらかというと本格的な漁師向けの記事になってしまったが、そういう漁師を目指す人の参考になれば幸いだ。ダイライト クールボックス 90型 業務用 保冷容器 (クーラーボックス) yuasクーラーボックスを配置するスペースが限られている場合はこのクーラーボックスがお勧めだ。場所も取らないし、ダイライトクールボックスの名を冠するだけの保冷力がある。私のヤマハ船は船後部にスペースがないため、このクーラーボックスを配置して氷半玉を保存している。曳縄漁は船後部で行うため、手の届く範囲に氷があるのは非常に重要なことだ。
2022年07月02日
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1カ月半に及ぶ厳しい指導に耐え抜き、ついに自船でのカツオ曳縄漁デビューを果たした。22時30分に宇佐を出港し、室戸岬沖の土佐黒潮牧場16号ブイへ向かった。この時期、航路上にはシイラウケという筏が浮かんでいる。この筏、取り付けられている旗の色が黒なので、深夜の航行中は目の前に迫らない限り見えない。この筏に突っ込んだら、キールのない私のヤマハ船は一発で壊れるか、網をプロペラに巻いてしまう。危険極まりないのだ。これを回避するため、こちらの記事「GPSプロッターとオートパイロットを接続して航法モードをできるようにした」で紹介した航法モードで目的地に向けて航行している状態でマロール3点リモコンのスイッチを入れ、キャプテンシート上に立ってブリッジから顔を出し、シイラウケが目前に見えたらリモコンで回避操作を行うといった方法で無事シイラウケ海域を抜けることができた。3点リモコンのありがたみが初めて良く分かったが世の中便利なものもあるものだ。この3点リモコン、オートパイロット自動Aモードでも3点リモコンが優先されるため、風や潮が早い時でも比較的安全にブイを旋回できることが分かった。自船の装備は最強だ。さて、5時間ほどかけてようやく16号ブイに付くとすぐに潜行板を投入してブイの旋回を開始した。しばらくなにも食ってこなかったが、5キロと10キロのダルマ(メバチマグロ)が釣れた。夜明けになってくると飛ばし仕掛けでカツオが釣れ始める。大きさは様々だ。日が上がってからはふんどう仕掛けで頑張ったが、やはりふんどうでカツオを釣るのは非常に難しい。結局80リットルクーラーが魚でいっぱいになるぐらいの釣果だった。初めてにしてはまずまずだ。今回の操業では次の問題が見つかった:11mある三槍大外の飛ばし仕掛けの引き綱を14ヒロ取っていたが長すぎた。三槍の潜行板位置が手元過ぎたため、トモ中心で流した潜行板と絡んでしまった。三槍取舵側に付けた潜行板仕掛けの引き綱が劣化していて猛烈にもつれてしまった。船のトモが暗く、魚が掛って潜行板が浮いても見えない。4はすぐには解決しないが、他の問題には既に手を打った。曳縄漁の仕掛けは十人十色。釣れる仕掛けをひたすら自分で考え、工夫するのみだ。今日は三槍取舵側大外で使うばくだん仕掛けを作ってみた。明日の漁でさっそく試してみよう。この魚価安、燃料高の中でプラスの収支で終われたのが何よりも嬉しい。
2022年06月30日
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今日も室戸岬沖で曳縄漁。最近にしては珍しく食いが良くない。鳥山の下でシビが跳ね始めたため、シビ用のジャンボ仕掛けを投入するとすぐにメジがヒット。いつも通りシビカギの掛け箇所で怒られたが、20キロのメジを何とか船内に取り込んだ。オモテにメジを持っていくと指導者から「やってみるか?」とのお声がけ。ツボ抜きだ。何回も間近で見てきたので大丈夫と思いきや、エラを切って引っこ抜いたら見事にエラだけとれた。キハダのツボ抜き初挑戦は失敗に終わった。失敗の原因はエラを切る際に胃袋とつながっている部分も切ってしまったためだ。魚を捌いて観察することでようやく分かった。ツボ抜きの際エラの淵はすべて切ってもよいが、エラの中心部にあまり深く包丁を入れると内蔵を切り離してしまうのだ。これで失敗の原因は分かった。この指導者にはよくどやされるが、大切なことをちゃんと教えてくれる。これまでの3名の指導者の中では一番いい。もう少しで自船の必要最低限の曳縄漁設備が整う。単独での操業が迫っているのだ。曳縄漁(主にカツオ漁)&ウルメ漁で生きていくか、ウルメ漁&客商売(遊漁船等)で生きていくか、じきに選択に迫られる。いまのところ前者の方が性に合っているかもしれない。前者であれば自船上には常に自分一人。年中自然相手に1対1の真向勝負だ。
2022年06月13日
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今日は室戸沖の土佐黒潮牧場16号ブイと10号ブイでの曳縄漁へ行ってきた。室戸沖はこんなもんかと思うが、風が強くて波が高い。夜明け前は潜行板でビンタがよくとれた。日の出前後のヒコーキ仕掛けは短時間で食わなくなった。すでにこの時点で一カンコ一杯の魚が獲れた。すぐさまふんどう仕掛けに切り替えるも食いがよくない。ジャンボ仕掛けに変えたら、ビンタ、カツオが入れ食いとなった。16号ではカツオのサイズが小さかったので10号ブイへ移動。カツオのサイズは大きくなったが、食い気は下がってしまった。それでも二カンコ一杯の水揚げ。今日も大漁だった。自分が同乗していた指導者の船も三槍をブイに当てたが、連絡船はブイに衝突してサーチライトを破損してしまった。改めて思うがこの仕事は命懸けだ。命を懸けているのに魚価は安く燃料費は高く利益は微々たるものだ。この苦しい日々はいつまで続くのか?高知県水産振興部、農林水産省、いい加減なんとかしろ。
2022年06月08日
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昨日の昼は驚いた。11m/sもの風が吹く予報が出ているにもかかわらず、高知沖ブイへカツオ漁へ行くと指導者が言い出したのだ。耳を疑ったがただの研修生の私はその船に乗船するしかない。出港は今夜23時。いつも通り22時半に車で家を出ると、しばらくして「天気が悪いから中止」と電話が入った。心の中で「そんなの昨日から分かっとろうが!」と叫んでしまった。この時代「お天気ナビゲータ」という有料サービスがあり、沖にあるブイの10日間天気予報等を手に入れることができる。昔からの漁師でこのサービスを使いこなす人は少ない。こういうことは若い人間がちゃんと教えていくしかないのだろう。いずれにしても情報不足で人を振り回すのはもうやめにしてもらいたい。23時に出港するということは、それに向けて当日の14時ぐらいから準備をしなければならないのだ。当然睡眠不足にも陥る。電話一本でそれがすべて無駄になるのは理不尽極まりない。
2022年06月06日
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海水こし器を掃除したり、部品を交換する際はキングストンバルブを閉めなければならない。中古でこの船を購入した際、既にこの海水こし器内の紡織亜鉛が消滅しており、それが原因で金属フィルター板に穴が開いていた。金属フィルター板を交換しないと海水こし器としてちゃんと機能しない。私が働く高知沖では軽石が浮遊している。海水冷却系統はしっかりメンテナンスしておく必要がある。さて海水こし器の蓋を開けてみることにした。私のキングストンバルブは左右2カ所ついている。これを両方閉めてから海水こし器を開けないと、機関室内に大量の海水が入ってきてしまう。キングストンバルブの開閉時に回す四角ボルトをよく見てみるとボルトの頭の対角線に棒が刻まれている。この棒の向きが重要だ。この棒が真横になっているときはバルブが閉まった状態。閉めるときは反時計回し。またこの棒が垂直になっているときはバルブが開いた状態。開けるときは時計回し。おそらくこれらはバルブの種類によるだろう。機械に詳しくない新米漁師はこんなことも覚えていかなければならないが、幸い周囲のおんちゃんが優しく教えてくれる。ありがたいものです。
2022年06月06日
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12号ブイへカツオ漁へ行ってきた。12号ブイは土佐湾でも比較的沿岸近くにあり、多くの漁船が集まる場所だ。この日は特に船が多かった。12隻を超える船が集まり、そのうち8隻が停船してコマセ釣りやエビングをやっている。中には無許可で黒潮牧場を利用している船もあった。酷いものだ。ちゃんと取り締まってほしい。もっと酷いのはマル釣許可を取っていない遊漁船がいたことだ。これは確か無許可営業で重い罪になるはずだ。自船を含めて3隻がブイを停船している船の間を縫うように旋回しながら「ふんどう」と呼ばれる50mのビシラインを使った仕掛けで漁を行っていた。私はまだ慣れていないのもあるが、魚がかかってもその後安全な場所で魚を取り込むために操船している間にばらしてしまうことが多々あった。これではまるで漁にならない。それでもお仲間船で11匹上げた小回りの利く船もあったが、2匹に終わった船もあった。自船もたったの4匹。これでは市場に用はない。3匹は近所に配り、1匹は我が家のおかずとなった。今朝三槍とよばれる曳縄漁用の竿を2本、自船に積み込んだ。1本11mもある。いよいよ三槍の取付工事が始まるのだ。ウルメイワシがいない土佐湾で漁師として生き残るにはこの曳縄漁を身に着ける以外にない。頑張ろう。
2022年06月02日
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前日の23時に出港し、指導者の船で土佐湾沖の黒潮牧場8号ブイにて曳縄漁の研修を行った。夜明け前は潜行板仕掛けにダルマ(メバチマグロの子供)がヒットし続け、夜明け後に飛行機仕掛けでダルマとカツオが連れ始めた。この時点で既に魚を入れる箱1つが満杯になっていた。その後もカツオ漁用ジャンボ仕掛けにカツオがヒットし、続いてふんどう仕掛けにカツオがヒットし続けた。最終的に150kgほど釣れた。なお今日の8号ブイも混雑しており、ピークで10隻同時での操業を強いられた。内3隻は19トンのカツオ船だ。操業しながらも高い操船技術が常に求められる。今日は多くを学んだ。キハダマグロの子供のビンタと、メバチマグロの子供のダルマは非常に良く似ている。見分け方は:目の大きさがダルマの方が大きいダルマの方が体つきが全体的に丸いダルマの方が胸ビレが長い色はほとんど同じなので、以上の特徴で見分けることになる。曳縄漁では年間を通して旬の魚を獲ることができる。1年を通しての獲り物は以下となる:3月~5月はカツオ、ビンタ、ダルマ6月~7月はカツオだが、梅雨の休漁が多い8月~9月中旬はメジカの新子9月中旬からはもどりカツオとクロマグロの子供であるヨコが釣れ始めるヨコは12月頃からサイズアップし、2月頃まで釣れる私がやる曳縄漁は「日戻り」だ。その日に釣った魚がその日に水揚げされる。当然冷凍されることはほとんどなく、鮮度の高い一級品としてその日のうちに消費される。今日も釣れたてのカツオを刺身で食べたが、モチモチしていてこんなにおいしいものはない。常に危険と隣り合わせの漁だが、経験を積んで慣れていくしかない。三槍の設置は当然だが3連リモコンの設置場所も含め、自船をいろいろ曳縄漁に適した環境に改造する必要がありそうだ。今後も自船での操業開始に向けて慌ただしい研修の日々が続きそうだ。
2022年05月29日
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この時期、高知県須崎市沖ではマアジがよく釣れる。その話を知り合い漁師から聞き、以前作ったカイワリ仕掛けを改良してコマセカゴを付けて漁をしてみることにした。仕掛けはフラッシャー針+オーロラ糸の10本針。夜明け間際に幸先良く尺アジが2本あがる。「これは初めて儲けがでるかも」と思ったが、それで終わってしまった。一応活かしで水揚げしたので、燃料代までは行かないものの氷代ぐらいにはなるだろう。コマセ真鯛仕掛けは食いが浅くエサがなくなるのみ。タイラバへのアタリはこのところ皆無。かなりげんなりして港へ戻ったら、知り合い漁師がマアジ30本を上げたという話を聞いた。近くでやっているはずなのだがその船が見えなかった。場所も仕掛けも違うのだろうが、そこは絶対に教えてくれない。漁師という職業はターゲットが何であろうがつくづく工夫と経験を積み重ね「どうしたらもっと釣れるのか?」を追求していくしかない。まぁ私はたかが1年目。焦らず一つ一つ学んでいくことにしよう。そのうち絶対に人並の漁師になってやる。
2022年05月22日
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これまでは魚群探知機HE-701GP-DIの振動子出力600Wを使用していたのだが、大幅にグレードアップしてHDX-10Cの2KWを装備した。今日はこれの魚探を装備して初の鯛釣りへ行ってきた。この魚探、どの深さにどの大きさの魚がいるのかが一目でわかる。魚影の濃い場所を見つけてイカリを下し竿を出したところ、いきなり餌釣り仕掛けに大きなアタリが来た。残念ながら針が切れてしまい取り込めなかったが:イトヨリ鯛1匹(餌釣り:イカ)レンコ鯛7匹(餌釣り:サバの切り身、イカ)という釣果となった。サバの切り身はよく食う。大漁というにはほど遠いし燃料代にもならないが、魚影の濃い場所を探して竿を出せるようになったことは多きい。発振周波数を一定の幅で自動で変更して鮮明な魚影を映し出すクリアチャープ機能がウルメを探すのに向いていると思ったが、ウルメがいないのでこの機能の良さを理解することはまだできていない。設置に50万円も要したHDX-10Cに変えたのが正解だったと思える日が、いつの日か来ることを願いたい。購入後半年経過した後日の追記だが、この魚探の購入は正解ではなかった。その理由は広範囲に魚を探せないためウルメ漁には役立たず、常時魚が付いている黒潮牧場での曳縄漁においては魚探の存在意義すら殆どない。漁師になって1年と2か月。いま一番欲しいのはフルノのソナー「FSV-75-3D」だ。恐らく高額すぎて手に入れられるものではないが、もしこれを買ったら本格的に遊漁船業ができると思う。今のところ遊漁船業に力を入れようとは思っていないので必要のない代物だ。
2022年05月21日
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黒潮牧場12号ブイにカツオがついていると指導者から連絡が入った。まだサンヤリと呼ばれる曳縄漁で船の両サイドに出す長い竿はまだ装備していないが、船のトモにある柱にヒコーキ仕掛けを2本付けて漁をしてみることにした。操船はトモで3連リモコンを使い、魚が掛れば同時に操船しながら自分で魚を取り込む感じになる。早朝カツオがボイルしてきたタイミングで自船1隻で曳縄漁を始めたら、すぐに2Kg程度のカツオが2本釣れた。そこから曳縄漁装備の充実した他の船が同じブイを旋回しはじめると、装備の乏しい自船の仕掛けには食ってこなくなった。さらに旋回する船も6隻に増え、エビングでブイ付近に停船して漁をしている船も2隻現れたため、旋回しながら漁をすることが徐々に危険な状況になって行った。実際に1度エビング船にぶつかりそうになり、停船を余儀なくされた。もちろんブイ自体に衝突してしまう危険性もある。曳縄漁の設備を自船に設置するつもりだが、そうなると流せる仕掛けが6本~7本に増える。当然今より魚が掛かるようになり、魚を取り込みながら他船やブイに衝突しないように操船する技術が求められる。辛かろうが怖かろうが、100リットルもの燃料を消費して漁場へ来ているわけだから、最低カツオ60kgを釣らなければ利益が出ない。商売としてやるわけだから旋回する船団から抜け出すことなどできないのだ。ナブラを探して単独で曳縄漁をすることもでき、そちらの方がよっぽど安全なのだが、そんなにたくさんナブラが見つかるわけでもない。漁協に聞いたところブイでの衝突事故は頻繁に起きているらしい。改めて曳縄漁の危険性を認識できたが、ウルメがいなくなってしまった土佐湾で収益を上げるにはこの漁法で100kg程度のカツオを釣れるように腕を磨かなければならない。
2022年05月21日
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昨年11月にドックした際はすべて指導者に操船してもらったが、今回のドックは自分で操船して上架することになっていた。ドック時刻は12時。この時間になると港には風が吹く。11:30に出港してドック場へと向かうが、風に流されてレール延長線上に自船を安定させるのが難しい。ドック場へのアプローチは上々だったが、おもてが台に乗った後、ドック長より船尾を右へ左へ振れとの指示が飛ぶ。頭の中は真っ白だ。見かねた指導者がハンドルを握り、クラッチ操作だけ自分にまかせて漸く上架することができた。ドック場上架の際は、クラッチを後進へ入れてはならない。ケツを右に触れと言われたら左へ舵を切って前進するのだ。ケツを左に触れと言われたら右に舵を切って前進するのだ。次のドックは自分で操船できそうだ。今日は本当にいい勉強になった。
2022年05月10日
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ロープの結び方は様々だ。特に漁師において基本とされる次の結び方は非常に大事だ:もやい結び(ブーリンノット)くわのこ(インクノット)1は船の係留時に港に設置されているリング等にロープを結束する際に多用する。2も船の係留時に自船の柱や手摺りにロープを結ぶ際に多用する。この様な忘れてはならない結び方は、動画を作成し備忘録として残しておくのが良いと思う。もやい結びは基本過ぎて面白くないので、その進化形である変形ブーリンの動画を撮影した。変形ブーリンの結び方 ←動画はこちらくわのこ(インクノット)の結び方 ←動画はこちらまだまだ他にも漁師として覚えておくべきロープの結びは当然ある。徐々に学んでいかねばならない。
2022年04月27日
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私が働く高知中央地区ではウルメイワシの不漁が続いている。この状況を何とか打破したいと夜中の1時過ぎに船を出した。漁場に付くと意外にも魚探には濃い反応が出ていた。魚影が見つからなかった場合はカツオ漁に切り替えるつもりだったが、漁場でシーアンカーを出し、ウルメ多鈎釣りの仕掛けを出し、夜明けを待って操業すことに決めた。ここで問題が起きた。あまりに早く漁場へ着いたため夜明けには船が流されており魚探の反応が薄くなっていたのだ。急いでシーアンカーを回収して反応の出ていた場所へ戻ろうとしたところ、シーアンカーの引き綱が自船のシャフトとプロペラに絡んでしまったのだ。真夜中の海上でたった一人、自力航行不能に陥ったのだ。焦ってしまった私はこういう場合に船上からロープを切断する窓をを船底に付けていたことを忘れ、ロープカッターを手に冷たい海へと裸で飛び込んだ。3カ所ほど切断することができたがそれだけではどうにもならない程ロープが絡んでいた。体力を奪われ、息も続かなくなり船上へ上がって指導者に電話で救助を頼んだ。幸い指導者が駆けつけてくれて港まで曳航してくれたが、曳航前に試みた船底窓からの切断も実際の作業はかなり厳しいものだった。結局切断しきれず曳航で港へ戻った。曳航前に仕掛けをあげたのだが、掛かっていたのは小サバ5匹だった。魚探の反応はこれだったのだ。帰港後シーアンカー回収時の操船方法を再確認したところ、回収しやすい位置にブイを持ってくる際にクラッチを前進に入れてはならないことを初めて知った。風のない状況で前進したら引き綱を巻き込む可能性が高いのは当たり前だ。いままで何を学んできたのだろうか?今回の出来事はさすがにヘコんだ。漁師になるのは甘くない。
2022年04月25日
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昨日までの漁獲にて地獄だったもじゃこ漁が終わった。沢山あった浦ノ内湾のイケスは、獲ってきたもじゃこで埋め尽くされた。立っては網を引き、しゃがんでは藻を振り、また立っては重い藻を運び、イケスのゴミ掃除や軽石、クラゲ、カニの撤去。これを日の出から日の入りまでろくに飯も食わず永遠と続けるバイトだった。手は水にふやけ、その手で力仕事をし続けたため爪がはがれてしまった。私がどやされ続けた船頭さんからも「最後まで音を上げずよく頑張った」と言っていただき、苦労を共にした他の船方と大漁の喜びを実感することができた。思えば船方仲間は素人漁師である自分にとても優しくしてくれた。自分が失敗をしても決して怒らず、漁師が知っておくべきロープワークまで親身になって教えてくれた。心からお礼を言いたい。1次産業でお金を稼ぐということは、つくづく大変なことだ。
2022年04月19日
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土佐清水沖でもじゃこ漁を行っているが、藻に大量の軽石が付着しており船の海水冷却系統に影響が出るのは当然だが、網の中身も大量の軽石が入るためイケスの水の出口が詰まり続ける。そのまま放置するとイケスは溢れるし、水流不良によってもじゃこが酸欠で死んでしまう。ただでさえ度を越えたキツさのあるもじゃこ漁の編揚げや藻の撤去に加え、軽石の処理も自分の担当となってしまった。朝食・昼食はおろか痛み止めの薬を飲む暇もない。延々と作業が続く中ヘロヘロになっていると、船頭から容赦のない𠮟責が飛んでくる。しまいには手袋の指先までギッシリ軽石が入り込み、その手で重い藻を網で引き揚げるのだ。その激痛は文章に表し難い。はやくこのバイトが終わって欲しい。来週は台風1号の影響で操業に出られないことを祈る。まだまだヘタレこんではゾンビのように立ち上がり、網を引き揚げる日々が続きそうだ。
2022年04月07日
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先日生まれて初めてもじゃこ漁へアルバイトに行き、他の船方と共同作業で漁を行った。自分なりに精一杯働いて精魂尽き果てるまで頑張ったつもりだが、今日船頭にしこたま叱られた。延々と人間性を否定されたのだ。漁村は狭い世界である。先日私の指導者を離脱した人が今の船頭のいとこなのだ。離脱した指導者の下でも精一杯やれることをやってきたつもりだが、何かが気に入らなかったらしい。私はすでにそのご一族からは総スカンを食らっているようだ。もちろん味方になってくれる人たちもいるが、力を持っている一族には歯向かえない。自分の船を構えてのんびり生きていきたいと思いこの高知の宇佐へ来たわけだが、どうやら思うようにはいかないようだ。こんな悲しいことはないが、いまは我慢の時なのかもしれない。いずれにしても私がぶっちぎりで一番若いのだ。我慢して続ければ、そのうちよい時期が来るのかもしれない。漁師を目指す方々へ。雇用型でも独立型でも漁師への道はつらいものです。
2022年03月28日
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漁業長期研修期間中は本来アルバイト禁止なのだが、極度のウルメ不漁を受けて研修期間中のもじゃこ漁アルバイトの許可をいただいた。しかしこのアルバイト、荒れる沖で日の出から日没過ぎまで延々と網で藻を救っては藻に付いた養殖用ハマチの稚魚を獲り続けるのだが、体力面で限界を超えても手を抜かずに働き続けなければならない。ずっと力仕事だ。潮目に巨大な藻がずらっと並ぶ景色は地獄以外の何物でもない。腰が立たなくなろうが、足がつろうが仕事のペースは変わらない。むしろもっと早くしろと言われるくらいだ。人間体力の限界を超えて働き続けると、夜はうなされて眠れないものだ。しかも沖で船を流しながら寝るのだ。風呂はおろかシャワーもトイレもない。船頭さんは厳しいが、船方仲間がみな優しいのが救いだ。これまでIT業界に身を置いていた自分には厳しいものがある。おまけに漁場へ向かう初日に波にあおられて手首を捻挫し、2日間痛みに耐え続けながらの肉体労働となってしまった。まだ少なくとも20日はこの漁に出なければならない。いちばん辛いのは怪我や体力ではなく、朝昼まともに食べる時間がないことでもなく、1日中まともに歯を磨くことができない所だ。漁師は歯が命。始めた以上今年はやりきらなければならないが、来年はちょっと考えなければ。今日は口内殺菌液を買いに走った。明日また出港だ。捻挫の腫れが引くことを願う。
2022年03月27日
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もうすぐ始まるアルバイトのもじゃこ漁。これが終わると初夏から秋にかけてウルメ漁に出る予定だ。しかしウルメイワシの漁獲量が漁港全体で5カ月ほど連続してゼロとなっている苦しい状況が、ほんの数ヵ月で突然改善されることなど恐らくない。それでも何とか収益を上げるべく、ウルメの反応が無かった場合にその先にある黒潮牧場周辺でのキハダマグロやカツオをライトタックルで狙う「電動エビング」の準備を進めてみた。しばらくは試釣期間とし、実際の釣果を見て電動リールのグレードアップ等の追加投資をする予定だ。主な漁場は黒潮牧場およびその周辺に設置された中層漁礁になる。ちなみにこの漁場は遊漁では使えない。なぜ電動エビングを選択したかについて少し触れてみると:流し釣りになるため燃料費が抑えられる黒潮牧場周回中の接触事故を避けられる電動リールなので水深を確認しながら漁ができる電動リールでワンピッチジャークを一日中楽にやれる本格的な漁にできるとして手動タックルで毎日出るのは辛い単純に釣り好きとして魚とのファイトを楽しめる以上が主な理由だ。勿論これらのデメリットもある。この最新漁法を学べる師匠がいないこの漁法での年間収支データがない漁場が遠くてある程度経費がかさむ職業として電動エビングをやるわけだから当然儲からなければそもそもお話にならないわけだ。先ずは竿。こちらは250g程度のジグを操れれば良いので、ダイワの電動ジギング専用ロッド「Neostage DG J60B-4」を使用することにした。このロッドは軽量でコンパクトながら160gから350gまでのジグを扱うことができる。250gであれば楽勝だろう。ダイワ ロッド 21 Neostage DG J60B-4 2021年 2ピース 釣り竿 釣竿 daiwa ネオステージ ジギングロッド ジギング電動リールはターゲットに対して明らかに非力なシマノのForcemaster 1000を使ってみることにした。理由はすでに所有しているので試釣のための初期投資を抑えることができるし、「チョイ巻」機能で電動ジギングに対応できる。「PICK UP」ボタンを押している間だけ巻き上げる設定が可能だ。このリールを使う問題点は「非力」であるという点のみだ。”実用巻上持久力”が8.5kgしかないのだ。キハダマグロが掛った場合、小型であってもモーター焼けを防止するブレーカーが作動することを想定しておかなければならない。シマノ 21 フォースマスター 1000 電動リールこのリールは普段コマセ真鯛仕掛けに使用しており、ラインはタナトル8 PEライン4号を巻いてある。シマノ 「SHIMANO」 タナトル8 PEライン 4号100m〜連結このリールでブレーカー作動が連発するような漁として好ましい状況になれば、シマノ ビーストマスタ- 3000XPかダイワ シーボーグ 600MJの導入を検討する。シーボーグ 600MJの方がロッドで使用するNeostage DGとの相性がよさそうだ。キハダ釣りで有名なミヤマエ CZ-30 マグロ SPECIALだとパワーは申し分ないが、恐らくシャクリ機能がないのは致命的だ。天秤は直線天秤でこちらを使用する予定だ。【SEIKO/清光商店】直線天秤 エビング対応 テンビン てんびん 仕掛けあとは天秤とPEを接続するリーダーとハリスの両方に使用する80lbのフロロカーボンラインを用意した。リーダー、ハリス共に2ヒロにする予定だ。ダイワ ソルティガ リーダー タイプ F(フロロカーボン) 80LB-30m針は釣具店で購入したメジ・ヒラマサ用環付き針の13号、14号、15号を用意した。直線天秤にオモリ代わりに取り付けるジグは、シマノ オシア スティンガーバタフライ イージーぺブル250gの:ゼブラグローキョウリンアカキンキョウリンブルピンを用意した。シマノ(SHIMANO) オシア スティンガーバタフライ イージーぺブル 250g 009 フルグロー JV-C25Sエビングワームはいろいろ試してみると思うが、ダイワ エビングスティック 3.5inを主に使う。ダイワ エビングスティック 3.5in (エビング ワーム ルアー)この他にもキハダマグロが釣れた場合その場でエラとハラワタを取り除く”つぼ抜き”をしないと市場で売り物にならなくなるので、そのやり方をYoutubeで学んだ。メインとなる漁法として学んできたウルメイワシ漁があてにならない今、新しい低コスト高収益の漁法を見つけられるよう頑張ってみることにする。漁師の生活は厳しい。これが上手くいくことを願うのみだ。
2022年03月22日
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瑞波丸では釣り仲間を募集します。一緒に楽しく沖釣りしませんか?遊漁船ではないのであくまで船釣り仲間の募集です。遊漁船料はいただきません。定員:3名資格:釣り好きな方。宇佐漁港へ集合できる方。船酔いしない方。年齢・経験不問。釣りもの:鯛、カツオ、キハダマグロ、アジ、サバ、サゴシなど浅場釣りから水深200m程度の中深海五目釣り等エリア:高知中央(宇佐沖・須崎沖)釣り方:コマセ釣り、ジギング、エビング、トローリング仕掛け:作り方教えます。教えてもらうことも多いかと。付けエサ・コマセ:ご持参願います設備:竿受け(LARK系)、電動リール端子、イケス、魚探、GPSプロッター、シーアンカー、錨(水深70mまで)備考:保険はご自身で加入願います。当船では釣り仲間の怪我・落水等の事故の責任は負いません。注意:マリントイレはありません。連絡先: mhamaj01@hotmail.com
2022年03月10日
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1月まではレンコ鯛が中心でしたが毎日10匹以上の釣果があり、食べきれないので毎回水揚げできていました。鯛釣りなら「これが続くんだろうな~」と思っていましたが2月に入った途端に激シブになり、さすがにボウズは一度もないですが水揚げできたのはなんとゼロ回。3月に入って気温が上がり、ちょっと期待して行ってきたのですがコマセ真鯛仕掛けで小さいレンコ鯛が1匹とこれまでの最低釣果を記録してしまいました。いつもなら昼過ぎまで粘るのですが、あまりの魚影の薄さに早々に切り上げてしまいました。そろそろまじめにウルメイワシでも探しに行くかな。
2022年03月03日
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私が漁業を営む高知中央地区ではかつてウルメイワシ漁が盛んだった。たった2年前までの話だ。しかし今年は繁忙期に入って既にかなりの時間がたつがウルメイワシは全く獲れず、カツオやヨコと呼ばれるマグロの幼魚を獲る漁法を知らない、または知っていても自船に装備をしていない漁師にとっては壊滅的な打撃となっている。日々なにもすることがないのだ。ただでさえこの地区では「漁師では食えない」と漁業を離れる漁師は多い。以前200あった漁船の数は今はたったの20だ。特にこれまでの地方漁業の中核を担ってきた自船を構えて操業する独立漁師は絶滅寸前だ。この状況が続き、後継者は一向に増えず高齢化に伴い引退していく漁師も多い。このままでは高知中央地区での漁業は数年後には途絶えてしまうだろう。わたしはIT業界に数十年身を置いてきたが、古くから受け継がれてきたこの高知中央地区での漁業を途絶えさせてはならないと考え、この地区での漁業を必死になって勉強している。少しでもウルメが獲れた時期に何とか多鈎釣漁法だけは学ぶことができた。しかし現状ウルメ漁だけでは漁獲量が少なすぎて漁業で生計を立てることは不可能だ。そのためにまわりに漁師に何と言われようと貪欲にカツオ曳縄漁など様々な漁法を学ぼうと努力してくつもりだ。私も既にそれなりの年齢だ。私財を投じてでもなんとか後世にこの地域の漁業文化を継承していきたいと考えている。国よ。日本政府よ。私一人の力は小さい。三陸沖のサンマ漁、土佐清水沖のサバ漁、室戸沖のキンメ漁、大分佐賀関の関サバ関アジ漁しかり。日本全国で起こっている事らしいが、地方の漁場は大変厳しい状況にあることを知ってほしい。補助金が欲しいのではない。この文化を次の世代へと継承していく仕組みと、魚が獲れた環境を取り戻す仕組みを今作らなければ、あっという間に手遅れになるだろう。漁師が日々港に係留する自船に用がないのだ。こんな悲しい現実があってよいのだろうか。定置網、底引き網など大規模漁業だけ支えればよいのか?国はもっと小規模な独立漁師を支援できないのか?できなければ漁法という名の文化は次々と消えていくがそれで良いのか?この小さなブログ記事が国の誰かに届くことを祈るのみだ。
2022年02月28日
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例年であればウルメ漁で盛り上がっている時期だが、悲しいことに今日も鯛釣りとなった。ターゲットの漁礁から風向きと繰り出すイカリロープの長さをうまく計算できるようになってきたので、日の出直後は好調な滑り出しだった。まずは自作の10本針フラッシャー仕掛けにカイワリが2匹立て続けにヒット。直後に特大のレンコ鯛がコマセ真鯛仕掛けにヒット。しかしこの朝マズメのヒット以降フラッシャー仕掛けは沈黙。コマセ真鯛仕掛けは稀にアタリが来るものの針掛かりせずといった状況が続いた。魚と直接やり取りができるいちばん好きなタイラバはもっと不調でエソ1匹。これで4回連続で水揚げゼロとなってしまった。つれた魚は近所に配ることにした。1月後半に比べて鯛の活性がかなり下がってきているようだ。水温計がついていないので分からないが、寒い日が続いたため深場でじっとしているのかもしれない。来週以降は気温が上がってくるため水揚げできるよう頑張りたい。ところで今日も漁港への接岸でトラブルが発生した。今日も西風に流され、自船が停泊する隣の場所のイカリロープが自船の舵に絡まってしまったのだ。私は風で流される自船が隣に停泊中の船に衝突せぬよう棒で突っ張る状態から抜け出せず、身動きが取れなくなってしまった。その状態で指導者に電話し、直ちに救助してもらった。かなり根深いトラブルだったが指導者は落ち着いて的確に対応を進めていった。すごいとしか言いようがない。しかし風吹きの中で接岸するのはどうにも難しい。特に風に流されやすいヤマハ船はこの問題が顕著に出てしまう。燃費が良くて速い船だが、良し悪しがあるものだ。
2022年02月26日
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