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こちらの写真は私が愛用しているシーフロアコントロール社のタイラバ「アンモナイト」のレッドにダイワ社の紅牙シリコンネクタイレッドラメSTSを取り付けたものです。先日の釣行でこのタイラバのネクタイとアシストフックをサバフグに切られてしまったのです。私が主とするエリアでは1回の釣行でこの様なアクシデントが1~2回発生します。つまり使えるタイラバがどんどん減っていくわけです。釣具屋さんに行ってもシーフロアコントロール社のほとんどの製品が欠品状態。理由を尋ねると「ほとんどの製品が海外生産のためコロナ禍で国内に入ってこないから」だそうです。自分ではどうしようもないですね。アンモナイトのアシストフックは掛け専用の特殊な針なので、他製品のもので代用することができません。従ってヒットしないカラーのアンモナイトのものを、ヒットするものに付け替えて使うしかありません。しかしネクタイは近しい形状とカラーのもので代用することができます。今回は紅牙のネクタイを取り付けてみました。「コロナ禍で輸入製品が入ってこない」、「半導体不足で電動リールが買えない」など釣りの世界も世知辛くなってきていますが、こうした工夫で少しでもメインとなるタイラバを使えるように対処しています。一日も早くこのコロナ物流停滞問題から解放されることを祈ります。日本政府さん、何とかしてくれ。
2022年02月18日
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私は「高知県漁業就業支援センター~高知県で漁師になろう!漁村に住もう!~」の支援を受けて、独立型漁師での漁業開業を目指しています。このような漁業就業支援センターは各県にあるのですが、独立型で支援してくれる自治体は少なく、私が当時漁業フェア等で収集した情報では他に東京都(離島)、大分県、熊本県、広島県などかなり限られた自治体でした。最終候補に絞ったのは高知県と大分県。今思うと大分県の関サバ関アジ漁もありだったかなと思いますが、生活に便利で程よい田舎に住みながら趣味のロッククライミングも堪能できる高知県にして良かったと思います。さて高知県漁業支援センターの支援内容は:長期研修開始日程の調整指導者2名の確保地域に応じて水揚げで生活できるような漁法の検討漁獲量に応じた漁法習得の再検討月1回の面談月額15万円の支援金給付(2年間)審査会の開催調整困ったときの電話相談このように意外に事細かく支援してくれます。公務員さんなのでマニュアルやルール、前例をとっても気にされるのは当然なので、それさえ踏まえてお付き合いすればきっと良い関係を築けるでしょう。月額15万円の支援金も簡単な日報を月1回提出するだけで給付されます。もちろんそれなりに漁法や漁具作成に習熟している様子が日報から読み取れないといろいろとツッコミいただくことになるので、仕事は真面目にやるようにしています。困った時、例えば「ウルメが全く取れなくて研修にならない」時などは漁師として生活していくために今どうすれば良いか結構親身になって相談に乗ってくれます。先日自分の漁船を調達しに九州へ行った際、九四フェリーから関サバ関アジ漁の大船団を目の当たりにした時「この潮の早い海域でこんなに密集して漁をするのは自分には無理」だと痛感しました。その分ウルメ漁はほぼ単独でのんびり漁ができるので、自分には合っていると思います。関サバ関アジ漁も漁獲量の落ち込みが深刻なようです。カツオ・マグロ曳縄漁になると黒潮牧場と呼ばれる漁礁を反時計回りに周回しながら漁をするので、他に何隻もの漁船がいるととっても怖い思いをします...。このような危険と隣り合わせの漁も多いです。長期研修期間中の収入はこの15万円の支援金と水揚げになるのですが、ウルメがいない現状では水揚げが0になるので月15万円しか収入がないことになります。それで生活できる自信がなければできないでしょう。こんな感じで高知県漁業就業支援センターの支援内容について纏めてみましたが、特にこれから独立漁師を目指そうとされている方の参考になれば幸いです。
2022年02月17日
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鯛釣りばっかりの記事を書いていますが、私はウルメイワシ漁師を目指す研修生です。なぜ鯛釣りに行っているかというと、単純にウルメイワシが全く獲れないからです。そうなるとカツオやマグロを狙う曳縄漁や、鯛を狙う立縄漁の装備も経験もない私にとってはやることがないため、操船や水揚の練習をするために仕方なく鯛釣りなどの小釣りに出掛けているわけです。ちなみに今年の8月から3カ月曳縄漁の研修をする予定です。ウルメイワシ漁をする漁師も高齢化で年々減少している上に肝心なウルメが獲れないとなれば、高知の宇佐名物ウルメイワシはこの世か消えていく運命にあります。私はウルメがいつかは宇佐沖の海に戻ってくると信じてウルメイワシ漁を学んできました。40代後半でぶっちぎりの若手ですが、ウルメ漁師が絶滅しないよう頑張っていこうと思います。今日は本来私の本業であるべきウルメイワシ漁の道具の作り方をご紹介します。こちらが完成した道具です:この仕掛けの両端に1kg以上あるオモリを付け、船のトモで左舷側→右舷側→左舷側と仕掛けを落としては引き、落としては引きといった要領で漁をするわけです。仕掛けを引くとイオキリと呼ばれるローラーにイワシが入り、口が切れて下のクーラーボックス内で即刻氷締めされます。これをウルメの多鈎釣りとよびます。釣れる時には1回の漁で100kgものウルメイワシが釣れます。一本一本のフラッシャー針はこんなものです:人によりますが私の場合は1本のウルメ仕掛けに120本のフラッシャー針をつけています。つまりこのような針を速攻で作れないとウルメイワシ漁師は務まらないわけです。私はこの針の作り方を「最速で最良」を追求し、改善を繰り返してきました。そのフラッシャー針の作成方法はこちらの動画で紹介しています:ハリスはナイロン6号を、針はウルメ針8号を使用しています。アジやサバを狙うときのサビキ作りにも応用できるので是非参考にしてくださいね。ちなみに私が昨日釣ったカイワリは白とピンクのフラッシャー糸にオーロラ糸を付けて、同じ縛り方で作った仕掛けで釣り上げました。このフラッシャー針を括り付ける幹糸にはヨリチチワを作っています。当然ですがこのヨリチチワ結びも「最速で最良」を追求した方法があるわけです。その結び方はこちらの動画で紹介しています:作った仕掛けは何度か繰り返して使います。上で紹介した以外にも:オモリの作り方オモリ取付け用ステンレス環の釣り方仕掛け台の作り方リーダーの結束仕掛けが船下で絡んだ時の対処法シーアンカーの投入と回収漁場の異動と仕掛けの再投入など学ぶべきことは多いですが、微力ながらこの文化を守っていければいいと思っています。ウルメイワシさん。お願いですがから戻ってきてください。このウルメイワシ漁ですが「短期研修」という形で高知県土佐市にある宇佐漁港で一緒に乗船して体験することができます。高知県漁業就業支援センターの人たちが支援してくれます。漁業研修といっても2種類ありまして、収入の安定する定置網や底引き網をする企業に勤めるための研修が多いですが、私は気楽に一人でのんびり漁がしたいので独立漁師を目指しています。船の調達とか漁法の習得とか何かと大変ですが、しがらみ無く一人海の上で自然のみを相手に仕事ができるのはある意味贅沢な生き方かなと思います。ウルメが戻ってきたら一緒に漁に行きませんか?
2022年02月16日
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強風の中、土佐市宇佐漁港沖の漁礁にていつも通りのコマセ真鯛&タイラバで釣行を試みたが鯛の気配は全く無かった。ついでに出しておいた自作のフラッシャー10本針の竿で大型のカイワリが2匹釣れた。カイワリはおいしいし、自作のフラッシャー針で釣れたのが何より嬉しい。強風にあおられてやはり今日もイカリが流されたが、今回は1.5mのチェーンをイカリに付けておいたのと、仕掛けの動きで船が流されたことに早期に気づいてアンカーロープを伸ばしたため、それ以上流されることは無くなった。何事も経験が大事だ。アンカーにチェーンをつけるとかなり重くなって回収がしんどくなるが、イカリが流された場合にロープが根ズレして傷付いてしまうため必須であろう。またもサバフグに貴重なタイラバ針と、コマセ真鯛仕掛けの天秤&リーダーまるごと切られてしまった。サバフグに破産させられそうだ。気力もなえ強風もあり早めの帰港となった。電動リール電源を船から取れるように改造した点は順調に動作した。エンジンを止めていても問題なく使えた。この装備に必要となったDC24V→DC12Vコンバータの請求書が来るのが怖い。今日の釣果:カイワリ(大)2匹:フラッシャー針オオモンハタの子供1匹(リリース):オキアミサバフグ2匹今日のお魚料理(すべて美味):カイワリのお刺身カイワリの塩焼きサバフグの天ぷらフラッシャー針に使用した電動リールはプレイズ3000xpだ。安いなりのパワーだが小釣りにはこれで十分だ。シマノ(SHIMANO) 電動リール 18 プレイズ 3000XP フカセ
2022年02月15日
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アンカーの投入にも慣れてきてターゲットの漁礁にピタリと合わせられたので最低でも水揚げするまでは釣れそうだと期待して竿を出したが、今日は全く釣りにならなかった。原因はサバフグだ。コマセ真鯛仕掛けは早朝からことごとくサバフグに針を切られ続け、天秤ごと持っていかれた段階で仕掛けを落とす気力を無くしてしまった。コマセ真鯛をあきらめてタイラバと鯛ジグを色々試したところ、特大のレンコ鯛が1本釣れた。鯛ジグには反応なし。タイラバはライダーにもアタリが来たが、やはりフッキングまで持っていきやすいものはアンモナイトだ:シーフロアコントロール(SFC) タイラバ アンモナイト コンプリート 100g SEAFLOORCONTROL AMMONITE 100g 【メール便3個までOK】 シーフロアコントロール タイラバ アンモナイト 釣り具 フィッシング ルアー タイラバ マダイ 鯛このタイラバはフックが大きくとても鋭い。さすがに焦って合わせに行くとのらないが、食い込んだタイミングで合わせると高確率でフッキングして釣果が伸びる。私のフィールド(高知中央沖)では、日中になるとアンモナイトのレッドが今のところ最強だ。大きさは60g~100gが良い。今日の釣果:レンコ鯛(特大1)レンコ鯛(並1)サバフグに高価な鯛乃実TGも持っていかれたため、精神的・経済的なダメージが大きい一日だった。釣れたレンコ鯛で一杯やって忘れよう。
2022年02月08日
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今日は狙った漁礁にうまくアンカーを落とせた。針掛かりはしなかったもののコマセ真鯛仕掛けに来るアタリの出だしは悪くない。タイラバにもイトヨリ鯛がヒット。GPSプロッター上で自船の位置が停止しており速度が0.0ノットとなっている。いつも通り錨泊できているのを確認してGPSプロッターのスイッチを切りエンジンを止めた。問題はここからだった。今日は風が強い。次第に仕掛けが大きく流され始める。「潮が早くなったのか?」と思いコマセ真鯛仕掛けのオモリを60号から100号へと変更。タイラバは120gや130gの重いものに変更。だが仕掛けが流される状況が変わらない。タイラバもフォールさせる度に大きく流される。何かがおかしい。イトヨリ鯛1匹カイワリ1匹という悲しい釣果で正午を迎えて帰港するためにエンジンとGPSプロッターを始動したところ、船が沖に大きく流されていたことが分かった。これでは釣れなくて当然だ。キールのない私のヤマハDY-48は軽量で燃費が良いが、極めて風に流されやすい。アンカーを効かせるにはアンカーにチェーンをつける方法があるが、その分アンカーが重くなるデメリットがある。5m/s程度の風だったと思うが、それ程強くない風でも私の船の場合アンカーが効かないことを学ぶことができた。しかし初めて水揚げすることができなかったのが残念でたまらない。ところで最近漁協のイケスで大量の尺アジが泳いでいるのを見た。もう一つ竿受けがあるので、次回はアジ狙いのフラッシャーサビキ仕掛けを面舵側にもう1本出してみることにした。このアジ狙いに使う予定の竿はこちら:シマノ 船竿 ミッドゲーム CI4+ 64 MH225 RIGHT (ベイト 2ピース)残念ながら楽天では品切れの様だ。使用する予定のリールは:シマノ リール PLAYS(プレイズ)3000XP (電動リール/右巻き)フラッシャーサビキ仕掛けはコマセ真鯛仕掛け同様自作です。6本針から始めてみようかと。ところで竿受けに付属している竿側に取り付けるパーツだけでも買えるようだ:(第一精工) DXサポートただしこの製品は取り付けられる竿受けが限られているので購入には注意が必要だ。私が使っている竿受けはこちら:第一精工 スーパーラークロング / 竿受け 第一精工 ラーク 船 【釣具 釣り具】竿側パーツはウルメ漁用の竿に取り付けてあるので竿側パーツ(DXサポート)がもう一個あると便利だ。
2022年02月03日
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今日もコマセ真鯛とタイラバに行ってきたが、レンコ鯛10匹とサバフグ1匹という少し寂しい結果になってしまった。今日はアンカリングする直前で北西風が吹いているのを確認し、アンカーを投入したものの狙った漁礁からは大きく外れての停船、釣行開始となってしまった。釣りはコマセ真鯛でレンコ鯛がコンスタントに釣れたが、タイラバは鯛らしいアタリは終盤に1回のみでレンコ1匹とサバフグ1匹という無残な結果だった。晴天時の昼時はアンモナイトのレッドにしかアタリが来ないようだ:シーフロアコントロール(SFC) タイラバ アンモナイト コンプリート 60g SEAFLOORCONTROL AMMONITE 60g 【メール便3個までOK】 シーフロアコントロール タイラバ アンモナイト 釣り具 フィッシング ルアー タイラバ マダイ 鯛風があるときの操船は本当に難しい。軽いヤマハ船で風にめっぽう流されやすいこともあり、強風時のアンカリングは困難を極める。今日は自船が停泊している港へ接岸しアンカーを取ったところ、東風にあおられて船が真横を向いてしまった。どうやら東風の時は接岸後にトモ側にアンカーを取ったら、即刻アンカーロープを引いてオモテに綱を取らなければならないようだ。他船の機材破損等の事故につながらなくて良かったがが、こういうことは誰も教えてくれないので失敗から学んでいく以外方法がない。
2022年01月31日
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今日も操船、水揚げ練習を兼ねた五目釣りに行ってきました。風と潮を計算して漁礁を的確に狙えるポイントにアンカーを打つのはまだちょっと無理ですね。1回目が酷過ぎたのでアンカーを打ち直したのですが、やはり狙った漁礁からやや外れたところでの釣行となりました。出だしは不調で早朝のチャンスタイムにエソ1匹。その後レンコ鯛がポツポツと不調を極めていましたが、タイラバに待望のイトヨリ鯛がヒット!生け捕りとはなりませんでしたが初イトヨリ鯛は素直に嬉しい。午後に向けても不調が続きましたが、タイラバのフォールでハマチがヒット!シマノ プレイズ 600では全然巻けずドラグ絞めてもラインは出放題。30分ほど格闘してようやく釣りあげることができました。ハマチはイケスに入れて水揚げ。もうちょっと真鯛やイトヨリ鯛が纏まって釣れるポイントを探さないと...。明日も頑張ろう。今日のヒットタイラバはこちらでした:シーフロアコントロール アンモナイト コンプリート 100g #9 ベタオレンジレッド曇りの日は少し暗めのオレンジがいいのかも。
2022年01月30日
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今日もウルメがいないため、操船技術や水揚時接岸技術向上を兼ねて鯛釣りに行ってきました。魚礁にかなり近い泥地でアンカーを下すことができるようになってきたので、釣れる魚の数も徐々に増えてきました。今日の釣果は:レンコ鯛12匹サバフグ1匹エソ(無数)面白いのは1.9kgの真鯛が釣れた前回のポイントとは打って変わり、たったの1海里差のポイントではタイラバではなく餌釣りがメインでした。前回のポイントでは餌釣りはボウズ。タイラバは流しで釣らないと見切られてしまうため、アンカーで係留して釣るなら餌釣りでコマセで寄せた方が数が釣れます。真鯛が釣れたポイントの近くに大型魚礁の位置情報を得たため、次回はそこで大物真鯛狙いをしてみます。今はコマセ真鯛とタイラバでやっているのですが、もう一つ竿を出せるのでアジ・サバ狙いのフラッシャーサビキ仕掛けを追加してみようと思います。ウルメが釣れない今、こうやって工夫を重ねて小釣りでの収益改善と未来の遊漁船業開業に向けて五目釣りの経験を積んで行きたいと思います。
2022年01月27日
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これまで2回の釣行でレンコ鯛とチダイしか連れていなかった。数は釣れるのだがやはり大きな真鯛がどうしても釣りたい。そこで漁師仲間から情報収集。真鯛とイトヨリダイが釣れるというポイント情報を得たため、今日は場所を変えてみたところ日の出30分前にオレンジのタイラバに1.9kgの真鯛がヒットした。水揚げ後漁港のイケスで泳ぐ真鯛今日は不思議と大物が釣れる予感がしたので取り込み用のタモを近くに用意しておいてよかった。自船には大きなイケスが2つ小さなイケスが2つあるのでこのサイズでも問題なく生かして水揚げすることができる。特にタイラバの場合はゆっくり巻上げて水圧の変化に慣れさせながら取り込むため、釣った後もちゃんと生きていてくれる。そうすることで少し高く売れるのだ。今週はカツオ漁の研修に行くのだが、次回単独で釣行する際はアマダイを狙ってみたい。
2022年01月25日
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須崎沖水深90m付近で真鯛・イトヨリダイ狙いの釣りに行ってきました。水深が深いためいかり用ロープ200mを新調。まずこれが投錨時に絡まりトラブりましたが、何とか船を止めることには成功。刺しエサはイカのコマセ真鯛仕掛け&タイラバで大物を狙います。釣果は:チダイ1(活かし)カイワリ1(活かし)レンコ鯛8(氷締め)サバフグ1(活かし)エソ5(リリース)なかなか本命には出会えませんね。次回はハエのあるもっと近くの有名ポイントの水深65mラインで勝負してみようと思います。ぼちぼちエビングでキハダマグロ&カツオ狙いも覚えたいな。だれか師匠いないかなぁ。自分で船を持つといろんな可能性が広がるので楽しいですね。
2022年01月22日
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車はあちこちにあるディーラーさん等で定期点検をやってくれますよね。中古車でもオイル交換とかは電話すれば手軽にやってくれるし、不具合があればすぐに見てもらえます。船はそうはいきません。中古船の面倒など誰も見てくれません。もちろん定期点検の様なサービスも受けられません。今日はエンジンオイル、冷却水、残燃料、パワーユニットオイルのチェックを自分で行いました。またして不具合発見です。以前から操縦席下にあるバッテリールームへの浸水が今日も見つかりました。ここは以前パワーユニットオイルも漏れていたところなので、油まみれの水を浸水が見つかるたびにきれいに拭き取らなければなりません。パワーユニットオイルの漏えいは止まりましたが、床に油がビッシリと付着しています。そこへ私の指導者がやってきました。どうすればいいか相談してみたところ「大したことない。浸水量が多くなければ放っておけ。」で一蹴されました。指導者と研修生という関係があっても所詮他人事です。結局自らバッテリールームへ入って蓋をして真っ暗にし、コーキング液を明かりが入ってくる穴やヒビに徹底的に塗り込みました。20ヵ所はあったでしょうか。これで浸水問題が解消してくれる事を祈るばかりです。一級船舶免許を取得した人は分かると思いますが、エンジン(燃料系・冷却系)やプロペラ等の構造、故障原因の試験問題が出ますよね。免許を取るときはピンとこなくてもいざ自船を持つとなると納得です。
2022年01月20日
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独立漁師を目指し、メインをウルメイワシ漁として長きに渡って準備を進めてきましたが、本日ついに初めて自船でのウルメイワシ漁デビューとなりました。船上でのウルメ漁準備魚探でのウルメ探索シーアンカー投入自作ウルメ仕掛けの投入シーアンカー回収ウルメの再探索ウルメ仕掛けの再投入ウルメ仕掛けの回収電動リールを使ったウルメ仕掛け落とし無線を利用した指導者からの指示受けMarol 3連リモコンを使った操船Marol CB-87の自動Aと航法の使い分け残念ながらここの所ウルメイワシ漁は不漁続きで水揚げするに至りませんでしたが、これまでの研修の成果を出し尽くして1歩踏み出せたことにとても満足しています。課題としては:電動リールの竿が長すぎて、竿をSuper Larkに常設して操業できなかった電動リールケーブルとバッテリー接続が不安定だった揺れる海上で鍵の壊れた自船のサッシ窓が大暴れした課題が出るのは当たり前で、今後一つ一つ工夫して解決していくのも面白い。とは言っても釣れないのはやはり面白くないので次はまた鯛釣りで遊ぼう。
2022年01月19日
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今日は自船単独操業としては二度目の五目釣りへ行ってきました。前回より5mほど水深の深い70mライン付近にて、前回同様コマセ真鯛仕掛けとタイラバで鯛を中心に狙ってみました。投錨も手早く行うことができ電動リールのトラブルも出なかったですが、出だしはタイラバでのレンコ鯛1匹のあとエソ連発と苦戦を強いられるスタート。今日はダメかなぁ~と思ったらコマセでもタイラバでもレンコ鯛が連発。おかげさまで今日も何とか水揚げするに至りました。とにかく釣りが楽しかったのが一番ですね。今日の釣果:レンコ鯛6匹(氷締め)レンコ鯛3匹(生き)カサゴ1匹(氷締め)エソ2匹(リリース)氷締めしたレンコ鯛とカサゴはこちらです:先日接続したHondex製GPSプロッターとMarol製CB-87を直結して航法ができるようになったので、さっそく試してみました。感想としてはかなり楽ですね。6,600円支払ってケーブルを購入した価値はあったと思います。コマセ真鯛仕掛けは刺しエサとしてアミエビを使っているのですが、エサ持ちの悪さが問題でどうしても手返しを多くしなければなりません。つまり落ち着いてタイラバで遊んでいる時間があまりとれません。この問題を解決するため次回は刺しエサにイカを使ってみようと思います。ガシラが釣れたのは嬉しかったですが、マダイ、イトヨリダイ、アマダイも釣りたいですね。ウルメも不漁が続いているし、しばらく小釣りで遊漁船開業準備を進めよう。
2022年01月16日
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私が所有する中古船に最初からついていたのがGPSプロッターHondex HE-701GP-DiとオートパイロットMarol CB-87です。このCB-87航法機能がついているのですが、これを有効にするにはHE-701GP-Diとの接続が必要です。この接続に必要になるのがこちらのケーブル:ホンデックス ◆NMEA出力ケーブル XC-106H ■魚探/魚群探知機 HONDEX ホンデックス 本多電子 釣り フィッシング 釣具 釣果 GPS ボート 船船 舶 機械屋HE-701GP-Di側のコネクターは差し込み式でXC-106H専用のものがあるので迷うことはないのですが、オートパイロット側に接続するXC-106HケーブルはTXDとGNDとラベルが貼られた2本が出ているのみです。これに対してCB-87航法接続端子側はこうなっています。この場合TXDをRHに、GNDをRC側に接続します。これで目的地をマークにセットして自動航行できるようになりました。次は海上でのテストです。楽しみ。続編です。この航法モードはかなり使えます。自動Aモードの場合どうしても目的地が少しずれてしまうのですが、航法モードでは確実に計算された航行時間で目的地に到着します。帰港時に便利なのはもちろんですが、出港時に狙いを定めたポイントに正確に連れて行ってくれることも釣果に直結します。折角オートパイロットを装備したのなら、この航法モードを使えるようにしておくことは絶対におすすめです。
2022年01月15日
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明日は長期研修開始後6カ月付近で開かれる審査会です。この審査会で研修を継続することが決定されたら、この先3年近く漁師を継続しなければならなくなります。なぜなら継続を決めた段階でもし漁師を辞めると漁業就業支援金の返還義務が発生するからです。唯でさえ出費が多く収入が少ない研修初期段階で研修中断を決心することができるはずもなく、選択肢は研修継続の一択になると思います。本日は県の漁業就業支援センターとウルメイワシ漁以外の対象魚種と漁法習得に関する打ち合わせをしたのですが、事故の危険性の高いシビ縄漁の習得の話ししか出ませんでした。悩ましい日々が続きますが漁師になると決断した以上、最善の方向性を探っていきたいと思います。
2022年01月13日
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今日は日本小型船舶検査機構(JCI)による小型船舶検査を受けた。回航時に購入元で臨時検査を受けていたが、漁労に従事する際は12海里以内という沿海限定となっていたため、これを100海里に更新する必要があったからだ。また、現在の最大搭乗人数は10人だが将来計画している事業で14人の最大搭乗人数が必要でもあった。黒玉やライフジャケットの有無、各種航海灯のチェック、警笛のチェック等一般的な検査以外に、意外だった検査ポイントは以下だった:バッテリー室の換気機構プロペラ窓の有無および窓解放時に浸水する深さ幸いバッテリー室と機関室を隔てる壁にケーブルを通す穴が有ったため、換気機構についてはOKがでた。プロペラ窓は最近新品を取り付けたばかりだったので問題はなかった。ウルメ漁に使う口切り器ももうすぐできるので、12海里を超えて水深150m付近も全く問題なく操業できるようになる。唯一問題なのは漁場にウルメイワシが全くいなくなってしまったことだろう。ここ2カ月ほどウルメイワシの姿は全く見ていない。状況は深刻だ。いない魚はどれだけ腕を磨いても、高価な機材を導入しても獲れない。
2022年01月11日
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本業のウルメイワシ漁にはあまり関係ありませんが、マダイ釣り漁には漁礁があるかないかが釣果を左右します。この漁礁の位置情報は緯度経度で入手できるのですが、当然のことながら漁協組合員でなければ入手できません。入手した漁礁一覧をみたところ、思った以上に長年に渡って漁獲量の拡大に向けた努力と資金の投入が行われてきたことが見て取れました。残念ながらこの情報は現状あまり活用されていないそうです。おそらく漁師の高齢化に伴い、GPSプロッターの活用ができなくなっているのが1つの要因かと思われます。この漁礁位置情報を大事に使いつつ、過去の努力と投資を可能な限り活かしていこうと思いました。宇佐漁港周辺でもかなりの数の漁礁情報があるので、頑張ってプロッターに入力するぞ!
2022年01月07日
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今日は元々指導者の船でウルメイワシ漁の予定だったが急遽キャンセルとなったため、急遽自船で五目釣りに行き以下のことを経験することができた:いかりの投入と回収いかり回収時のウィンチ利用コマセ真鯛仕掛けの各種トラブルシマノ電動リールの誤作動イケスの利用(魚の管理)散水機の使用(そうじ)市場への着岸と水揚げ潮の速さとタイラバの適正重量タイラバでの実釣コマセ真鯛での実釣漁礁があると思われるポイントでの実釣暗闇の出港マロールオートパイロット(自動A)の利用と自動航行中の舵微調整作戦はコマセ真鯛仕掛けで鯛類を集めておいて、コマセ真鯛仕掛けとタイラバの二刀流で釣果を上げること。この作戦が功を奏したのか、様々なトラブルに時間を費やしながらもレンコ鯛4匹とカイワリを2匹釣ることができた。タイラバは1匹、コマセ真鯛が5匹であった。タイラバには大物のアタリが二度あったが、うまく乗せることができなかった。釣果が伸びたのは日の出後7時から9時前までだった。その後はタイラバへの反応はなく、コマセ真鯛の釣果が少し出ただけであった。新規に取り付けた1W無線機は別の漁に出ていた仲間との通信を試みてみたがうまくいかなかった。一人で自船に乗って漁に出るのは今日が初めてで、研修で習っていない五目釣りで一定の釣果がでたのは上出来であろう。様々な失敗がよい経験となった。この経験は将来考えている遊漁船開業に必ず生きるだろう。ポイントさえ間違えなければお客さんに釣りを楽しんでいただける自身が少しついた。一回コマセ真鯛に使ったリールはこちら:シマノ 21FORCE MASTER 1000今回このリールで発生したした不具合というのは:クラッチを切る仕掛けが着底するハンドルを少し巻いてクラッチを戻す数秒待つと仕掛けが勝手に巻き上がってしまうこれでは釣りになりません。この問題を回避するために着底したらバッテリーケーブルを抜き、仕掛けをあげるときにケーブルを繋ぎなおすという非常に面倒な事をするハメになりました。メーカーに聞いたらそんなことは不具合以外ありえないので、無償修理となりますとのことでした。メーカーに出す前に何か設定がおかしくないか見てみよう。
2022年01月05日
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独立漁師になるということは、漁の技術を学ぶだけでは成立しないものです。自分が購入した船を自分の使い勝手のいいように改造していく必要があるからです。これまで経験してきて必要な技能は:FRPの板、箱の作成技術電気工事ノコギリ、かんな、やディスクグラインダー/インパクトドライバー等電動工具の利用技術1.はコーナン等で簡単に手に入る薬剤を混ぜ、FRPシートを張り付けて欲しい物を形作っていくだけなのですが、有毒ガスが発生します。船には換気の悪い場所が多々あるため気を付けないと早死にします。2.は作業灯の増設、集魚灯の設置、GPSの設置等、業者に頼むほど難しくない電気工事を自分で行う技術です。今の私にはこれが必要で来年は第二種電気工事士を取ろう思っています。3.は船の改造、部分切断、研磨、道具類の作成、道具類の研磨、取付け工事等に必要な技術です。昔からの漁師さんはこの程度の事なら簡単にやってのけます。若手はそうでもないですが、私は何でも自分でやれる漁師を目指したいと考えています。どうせ所属漁港では最年少ですし、そのうち誰の助けも借りられなくなるからです。この先自分より若手が同漁港に入ってくる見込みはありません。漁の技術だけ身に着けるのでも大変ですが、他にもできるようにならなければならないことがたくさんあるのです。中でも多いのが木材の切断です。ノコギリや電動ドリルを使う際に非常に便利なのがワークベンチです。私はホームセンターで安価なものを買ってしまいましたが、非常に出番が多いのでいいものを買っておけばよかったと後悔しています。いいものはこれでしょうね:ボッシュ ワークベンチ PWB600 作業台 折りたたみ 1台今年はいろいろ有りましたが、この独立漁師の仕事を始めちゃったからには辞められません!来年も頑張ろ~と!
2021年12月30日
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ついに小型船舶検査の再検査準備が完了しました。現在の検査証では漁ろうに従事する場合は12海里以内という制限があります。私が目指すウルメイワシ漁は12海里を超える水域が漁場となるため、小型船舶検査証の再検査による漁ろう100海里への拡大が必要となります。また、将来は遊漁船業やホエールウォッチング業の開業を目指しているため、最大搭乗人数を現在の10名から14名へ増やす必要もあります。1Wデジタル無線の設置と無線局の開局手続きが完了した今、再検査準備が完了したことになるのです。(他にも検査に必要な物品はありますが、手軽に揃えられるものばかりです)本日次月中旬の再検査を漁協へ申し込んできました。本格操業は来月中旬以降となりますが、お正月休みでちょうどいいかもしれませんね。ちなみにですが、LED化の波は漁船にも当然のように来ています。私も今日、船尾作業灯をこちらのLED電球に交換しました。明るいかどうかはまだ夜間出船していないので後ほどコメントします。船舶用 LED 電球 E26口金 9w 24v 12v 対応 防水 LED電球 広配光 全2色( ホワイト / ブルー ) 船 漁船 ボート 照明器具 作業灯 集魚灯 ライト マリンランプ交換用 1個
2021年12月28日
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私はこれまでこちらの電動ドライバーを使用していました:電動ドリルドライバー HYCHIKA 12V電動ドライバー 充電式ドリル 21+1段階トルク調整 最大30N・m 1台2役 LEDライト 1時間急速充電器こちらのドライバーの最大トルクは30Nmです。木工メインのDIYならこれでも十分なのですが、漁船整備で主となる対象素材がFRPとなるとトルク不足で全く歯が立ちません。そこでプロならほぼ持っているインパクトドライバー:マキタ TD172DZ 本体のみ/青(バッテリー、充電器、ケース別売)を購入しました。最大トルクはなんと180Nm。今持っているものの6倍のトルクがあります。早速先日取り付けたマロール3連リモコンを固定する台をブリッジ後方外部に取り付けようと思います。この武器で漁船整備を頑張ります!なおマキタなので問題ないだろうと思って買ったドリルビットセットはこちら:マキタUSA【75-Piece】メトリックドリル&スクリュービットセット B-49373ところがドリルビットをチャックに差し込む部分が六角ではなく丸形なので、追加でこちらのようなドリルチャックアダプターをコーナンで買いました。(こちらの商品がマキタのTD172に合うかどうはわかりません)【新春クーポン配布中】makita(マキタ):ドリルチャックセット品小 A-44775 電動工具 DIY 088381198158 A-44775
2021年12月25日
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車を運転している場合はホイールアライメントにより手を放していれば勝手に直進に近づき、タイヤが真っすぐ前を向いている事は容易に分かりますよね。これが船の場合そうはいかず舵が直進方向を向いているのかどうかはサッパリわかりません。実際船舶免許を取得するときにボートに乗った方は、直進するために右へ左へとフラフラした経験があると思います。私もそうでした。私の船には少し古いオートパイロット機marol CB-87というものがついているのですが、オートパイロット機能を使っていないときでもスイッチをONにしておけば、CB-87が手動モードでも今舵がどの程度面舵なのか取舵なのかが画面に表示されます。当然、直進に操舵するのも簡単になります。写真の通り私の船はちょっと癖があり、少し面舵側に表示されていて直進します。もちろんこのCB-87でも多くの自動操舵機能が装備されており大変便利です。プロッター魚探と接続すればカーナビのように目的地に航行させることも可能です。私の所属漁港から漁場は遠いのでこの装置があるだけで全然楽さが変わります。オートパイロットはお勧め機器です。
2021年12月24日
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今日は船首への手摺り、サーチライト、防犯アラームを取り付けました。後は:3連リモコン取付けウルメ漁用口切り器具取付けキャプテンシート取付け竿受け取付け1W無線取付けここまで済んだら出漁準備完了です。なお、私が操業準備を進めているウルメ漁は宇佐もん一本釣りうるめに紹介されています。釣れたウルメイワシは自動的に氷の入ったクーラーボックスに収まるので、魚同士が擦れ合うこともなく、デッキ上に落ちることもなく釣りたての鮮度が保てる仕組みです。こうしてとれたウルメイワシはもちろんお刺身で食べることもできます。本当においしいですよ。ウルメイワシの加工品は宇佐もん一本釣りうるめいわしで購入できます。加工品もおつまみに最高なのでご賞味ください。話は変わりますが停泊している漁港には盗難等よからぬ噂をよく耳にするため、今日取り付けた防犯アラームはこちらです:Broadwatch センサー式 大音量警告灯 防犯アラーム ブザー 侵入者を検知し、音と光で警告・知らせる ソーラー充電式 配線不要 4モード切替4つのモードから選べるので、船の利用状況に合わせて設定できるようになっています。①昼夜監視・警報と警告灯②昼夜監視・警告灯のみ③夜のみ監視・警報と警告灯④夜のみ監視・警告灯のみウルメ漁では日が高くなると棚が底に沈みます。そこでPE20号を巻いたパワフルな電動リールと竿受けを船後方の面舵側、取舵側に設置します。私の船は漁船としては大きいため、船べりの高さは17㎝もあります。従って取付けできる竿受けは限られます。私が購入したのは:第一精工 スーパーラークロング / 竿受け 第一精工 ラーク 船 【エントリーでポイント10倍 大感謝祭 釣具 釣り具】付属していた調整木材では取付けできなかったため、2X4材を使用して自作しました。木材はいかなる場合でも便利に使えますね。また、購入したキャプテンシートを金属の土台に取り付けるためこちらの商品を購入しました:マリンシート 回転マウント スイベル スイベルベース 回転マウント ペダスタル ブラック 黒 錆つき防止 台座これがないとシートを台座に固定できないので必須アイテムです。徐々にウルメ漁デビューの準備が整ってきました。でもとりあえずはアンカリングの練習がてら真鯛釣りに行こかな。追記です。こちらの記事で紹介したマリンシートマウントですが、こちらのシートには微妙に合いませんでした:インターコムマリン キャプテンヘルムシート漁船整備でお付き合いしているメンテナンス屋さんが腕利きなので、マウントを加工して上手に取り付けてくれました。キャプテンシート裏面のボルト間隔を計測してからマウントを注文したので問題なく合うものと思いましたが合わないこともあるんですね。無事装着できて良かったです。
2021年12月22日
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本日はドック場からの下架の日です。初めて単独で操船して下架を行い、沖に出て今回の改修箇所の点検を行いました。イケスの水漏れスクリューのぞき窓の確認散水機用に開けた部分の水漏れ確認1だけいくつか問題が見つかりました。また、船の舵もパワステと同じなので油圧シリンダーがあります。この油漏れは以前から見つかっていたのですが、機関室に入って油量を確認したらかなり少なくなっていたので補充しました。補充したパワーユニットオイルはこちらです:【1ケース 4L缶×6】シェル(Shell) ヒリックス ディーゼル/HELIX Diesel HX7 AJ-L 5W-30/5W30 1箱単独で船に乗った経験は1度もなく今日が初めて。それもいきなり14メートルを超える大きな船ですが、意外に落ち着いて何のミスもなく下架、海上での点検、着岸を行うことができました。無線機がついて100海里の再検査を受けたら早々に操業を開始したいと思います。サーチライトは新たに船首部分に手すりを付け、その中段に取り付けてもらうことにしました。明るさはちょうどよいと勧められた225Wのこちらの製品です:LEDライト 12v 24v サーチライト 船舶用 作業灯 225w 2万ルーメン LED 強力 サーチライト 集魚灯 狭角 拡散 広角 CREE LED作業灯 LED 船舶ライト 船 船舶用品 ゴルフ場 倉庫 グラウンド 照明 工事 除雪機明日は指導者の船に乗船してウルメ漁の研修です。自船での操業開始が近づいて来るのが分かるとやる気が出てきますね。
2021年12月20日
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高知県の場合漁業長期研修期間中の月収は15万円です。当然そんな金額で食べていけるわけがありません。そこでハマチの稚魚を獲る「もじゃこ漁船」に船方として乗船することになりました。期間は3月からの2カ月間。例年は1カ月の漁で長期研修生活支援金をはるかに超える収入が得られるのですが、今年は変則的な禁漁期間となり2カ月研修を中断しなければなりません。長期研修期間中はアルバイト禁止だからです。長期研修を中断するには研修開始時にも開催された審査会で審議されることになります。この審査会で問題なしとの結論が出てはじめて研修中断となります。ちなみに中断の最長期間は2カ月です。週明けに早速県の漁業就業支援センターに相談してみようと思います。ギャラがいくらになるかは分かりませんが、このような纏まった収入を得られる稀な機会は逃せません。自船への投資を一刻も早く回収しなければ、黒字経営など遥か先の話になってしまいます。船方として漁船に乗るのは初めての経験ですがよく知っている船頭さんなので少し安心して働けそうです。このようにいろいろと情報収集と準備を進めれば、漁師をしながらでも食べていく手段が何かあるはずです。もじゃこ漁は毎年あるので、他の船方と仲良くなって毎年続けられるよう頑張ろうと思います。
2021年12月18日
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昨晩降った雨のあと、ドック場に上架してある船体の水漏れ確認を行った。やはり前回大量に水が溜まっていたところには再び水漏れが確認され、水が溜まる原因を特定することができた。また、舵の油圧シリンダーの油漏れチェック用に置いていた缶に雨水がたまっていた。こちらは付近の穴をコーキングして経過を見ることにした。この様に中古漁船を買うということは、数々の不具合を発見し、それぞれの原因を特定して処置を行うといった事になる。だんだんそれが楽しくなってきた。操業開始が近づいてきたため、ウルメ漁の仕掛け台も量産してみました。こちらがウルメ漁仕掛け台です。簡単なものに見えますが、完成までの道のりは長いのです:既定の長さに4㎜と5㎜のステンレス棒をカットする既定の長さに木材をカットする既定の穴あけ位置にマーキングしてセンターポンチでドリル箇所を決める4㎜と5㎜のドリル穴を空けるディスクグラインダーを使用して角を取る電動ドライバーを使用して4㎜と5㎜の穴を空けるステンレス棒を打ち込む仕掛け巻き付け時にステンレス棒のカット部分で手を切るので、ディスクグラインダーで研磨する油性ニスを塗布して乾燥させ耐水性を出すここまで手間を掛けてようやく完成します。40本ほど量産すると数日かかります。40本の仕掛け台に120本のフラッシャー針を巻きつけていくことになるため、計4,800本の針が必要になります。針の作成には効率化を追求し尽して1本約2分かかるので120時もの間針を作り続けることになります。ウルメ漁の大変なところはまさにこの仕掛け作りの手間暇だと思います。
2021年12月17日
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高知県沿岸地域は南海トラフ巨大地震による津波被害が予想されている地域です。私としては船の近くに住みたかったのですが、家族の意見を尊重して漁村から内陸部に車で11分ほど離れた場所に家を建てました。漁やら整備で毎日船には用事があるのでハコバンで面倒な通勤をする必要があるのですが、いまではこれでよかったと思っています。その理由は:漁村にはプライバシーが存在しない新興住宅地のためご近所さんと馴染みやすい買い物に困らない私は当初目立つ車に乗っていたため、ほんの数分でも漁村に踏み入れようものなら「おまん昨日あっこでなにやっとった?」と方々から聞かれます。関東出身の自分にはそういったプライバシーの侵害は耐え難いものがあります。あと漁村=都会という選択肢は非常に限られた地域だと思います。ほとんどの漁村は小さな町で、買い物などの生活面で不便を感じることは多いでしょう。デメリットはガソリン単価が全国で最高値となっている陸の孤島高知県で、車を多用せねばならぬことです。少しでも安く給油できる場所を探せれば全国平均より少し高いくらいで給油できます。その給油所が家の近くにあるのはメリットかもしれませんね。デメリットはもう1つあって、漁港の重鎮さん達に気に入ってもらうには少々遠くても高頻度で漁港に姿を見せておかねばならないことです。私もこの面では努力をしているつもりで、少しずつよそ者の私と積極的に会話してくれる漁師さんたちが増えてきました。独立漁師といってもあくまで漁港に船を置く漁協組合員で構成される社会の一員であることは一生付きまといます。私の場合は短期研修のときに住んでよい場所を確認して今の土地を選んだのですが、漁港によっては漁村に住むことを当たり前と考えているところは多いと思います。これから漁師就業を目指し短期研修から長期研修へと進もうとする方のご参考になれば幸いです。
2021年12月16日
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今日はふたご座流星群。満天の星空の下、思う存分流星群を堪能できるのも漁師の特権かもしれません。さて今日のウルメ漁ですが相変わらず魚探への反応は皆無です。鳥すら見当たらなかったのでなぶらはどこにもなかったのかもしれません。要するにソナーがあっても釣れなかったという可能性が高いということですね。これでは商売になりません。そんな厳しい現実に晒されながらも私の漁船の整備は着々と進んでいます。イケスの水漏れ修理、散水機取付けの準備、プロペラ点検窓の取付けなど高度な改修はプロのメンテナンス屋さんにお任せし、私はDIYでえぐられてしまった台の復元を行いました。船大工屋さんに頼んだら大金が飛んでいくような補修ですが、コーナンで買いそろえた板やビス、L字ステン金具、アロンアルファーでできちゃいました。全部で2,000円ほどでしょうか。もちろん板の成型には最近大活躍のマキタ製ディスクグラインダーを使用。電動ドライバーは現在HYCHIKA製を使っているのですが、すぐにダメになりそうなのでその時は性能面で信頼できるマキタ製のインパクトドライバーに買い替えようと思います。マキタ 電気工具 18V インパクトドライバー 充電式 Makita 最新 TD172D用 充電済み 動作確認済み 収納ケースセットあとは、これまたコーナンで調達したマットを張り付けて完成です。軽めのGPSプロッター位なら、この台に移動しても問題なさそうな強度が出せたので大満足です。まだまだウルメ漁に使う最低1kgのシンカー収納ボックスもDIYで頑張ります!ところで頼んでおいたデジタル無線機がつくのはいつ何だろう?無線機がないと100海里の船舶検査が受けられなくて近場でしか操業できません。早く付けてほしい!
2021年12月14日
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自船は中古なのであちこち不具合だらけです。毎日のように機械や船体で新たに不具合が見つかっています。今日は舵の油圧ポンプに油漏れが見つかってしまいました。購入から自分の手元に届いて約3週間。操業への準備が着々と進んでいく様子と自分の好きなように改造していけるのが楽しくなってきました。自分で船を持って変わったことが一つあります。漁港はいくつもの灯台で囲われており、夜は小さな明かりしかありません。これを事故なく通過するために、地形を頭に叩き込むようになりました。また岩礁があるため、最後の灯台を出た後に何度の針路で進むべきかも見るようになってきました。船を持つと意識って結構変わるものですね。16,500円もした船名シールもようやく貼り付けられました。やはりヤマハの船はカッコいいです。48フィートもある大きな船なので、遊漁船やホエールウォッチングにも使えます。中古ですから不具合があるのは当たり前です。この先数十年大事に使っていきたいと思います。僕と一緒に働いてもらいますよ!この先の主な予定は:1Wデジタル無線機の装備と開局近海仕様での船舶検査手すりとサーチライトの装備ウルメイワシ漁の機器設置DIYではブリッジの機器台部の拡大です。振動に耐えられるか心配ですが、木版とビスでやってみようと思います。これに使う工具はディスクグラインダー。マキタ GA412DRG 充電式ディスクグラインダー 18V 6.0Ah (100mm) スライドスイッチ 無線連動対応また、気の早い話ですが鳥山を探したり周辺の船の見張りに使う双眼鏡も購入しました。双眼鏡 ニコン 18x70IF・防水型・WF 耐久 防水 業務用 航海用(デジタルライフ)この双眼鏡は少し大きすぎたようです。ネット通販のデメリットは大きさがいまいちわからないところですね。
2021年12月10日
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独立漁師はほぼ全員が白色申告です。なぜかは分かりませんがおそらく複式簿記がネックなのでしょう。私は元々IT業界で個人事業主をしていた関係で複式簿記や確定申告には慣れており、メリットの大きい青色申告を選んでいます。長期研修期間中は生活支援金という課税対象の雑収入が入るため年間65万円の所得控除は大きく、研修開始と同時に高知県税に開業届と青色申告承認申請を行いました。毎日のようにホームセンターや漁具店で買い物をするので、仕訳入力は本当に大変です。でも最近の会計ソフトは進化していてカードやネットショップでの買い物はデータ連携で取り込めてしまうので、勘定科目を直す程度で済んでしまうのです。大量の仕訳作業が発生する独立漁師で複式簿記の青色申告をするなら会計ソフトは必須アイテムでしょう。私が使用しているのはマネーフォワードクラウドです。尚、青色申告で個人事業主が損失を出した場合はその翌年以降3年間損失繰越をすることができます。たとえば単年度で黒字になっても、過去3年以内に赤字の年があれば、その損失で黒字分を相殺できます。確定申告書第四表(損失繰越用)を提出すればよいのです。私の様に重い漁船の減価償却費が原因で漁業事業の収支が大幅な赤字になる場合、儲かっている株を売ってもべらぼうに高い株式売却分の税金を取り戻せます。赤字が繰り越せるうちに株式を売却する決心を付けないといけないんですけどね。まだ上がると思っちゃうとこれが難しいわけですよ。話は変わるのですが漁港の治安は良いとは言えません。様々な事件が起きています。私は自船にこちらのセンサー式アラームを取り付けることにしました。鍵をしっかりするのは当然ですが夜間パトランプが回ってくれるので少し安心です。Broadwatch センサー式 大音量警告灯 防犯アラーム ブザー 侵入者を検知し、音と光で警告・知らせる ソーラー充電式 配線不要 4モード切替
2021年12月09日
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私が所属している漁協は高知県中央地区にあります。当然ですが研修期間中はその地区で取れる魚を中心に、魚ごとの漁法を学んでいくのです。私の地区ではウルメイワシ漁とカツオ/キハダ/ヨコ(クロマグロ)の曳縄漁がメインなのですが、曳縄は黒潮牧場と呼ばれるブイまで行き、漁をしながら操船してブイを旋回する方法になります。多い日には10隻以上の漁船がブイに集まるので、素人の私はその中に入っていくことは無理だと思います。つまり残されたウルメイワシ漁で頑張っていくしかないのですが、7月から12月の半年間は閑散期なので漁に出てもあまり漁獲量が上がりません。ウルメイワシの群れがいないわけではないのですが、魚探ひとつを頼りに探し当てるのは難しい事ですし、ほぼ運次第となります。このウルメの群れを効率良く見つける方法は漁船へのソナー装備しかありません。しかし、漁業用のソナーは高価で製品だけで200万円。取り付け費用やドック代を考えると頭の痛い問題です。そもそも200万円以上掛けて元が取れるだけの漁獲量をあげられる保証もありません。当然一匹も釣れない日もあるため、燃料代4~5千円が丸ごと赤字となるわけです。釣れても漁獲高は1万円届くかどうかなので、経費を引くと生活するには非常に厳しい状況となります。昔は1年中いつ漁に出ても100kg程度の水揚げができたそうなのでよかったらしいのですが、ここ5年程はこんな状況だそうです。近年の不漁の原因の一つとして黒潮の蛇行があると言われています。本当にそれが原因でしょうか?誰にもわかりません。これでは生活どころか中古漁船代すら回収することもできません。さらに漁協組合員である以上年間70日以上は水揚げしなければなりません。しかし漁では生活できません。さあ困りました。閑散期にはウルメ漁以外の何かをしなければなりません。幸い候補はいくつかあるので、アルバイト禁止の研修が終わったら陸のバイトでも何でもやって生活できるようにしていかなかればいけません。厳しい未来が待っているのは確かですが、独立漁師として何とか生活していくために頑張っていこうと思います。(以下2022/7/23 追記)この記事を書いた当時とはかなり考えも変わってきました。19時間近い労働+高額の燃料費にはなりますが、遠くに空いているブイはあります。それに曳縄漁の設備投資をほぼ県が補助してくれたので、ウルメが釣れない現状が変わらない今、曳縄漁中心に事業を組み立てています。問題といえば長時間労働+寝不足で2~3日に1回しか出漁できないところですね。ブイを回る際のルールはいろいろ覚えなければなりませんが、10kg~20kgを超えるキハダとの勝負は楽しいものです。ちょうど8月~9月中旬はメジカの新子漁です。メジカは漁場が近くて水揚げも午前中まで。カツオも北上している時期で曳縄漁へも行けないので夏休みみたいなものですね。メジカは労働時間が短く、毎日でも出漁できるのがいいところです。いよいよ漁業長期研修最終月ですが、1年経ってずいぶん考え方も変わってきたものです。
2021年12月06日
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本日は船をドック場へ上架しました。整備項目は5点:イケスの水漏れ修理シャフトやプロペラにロープ等の物が絡まった時取り除く穴の設置散水ポンプ取付け船底の部分塗装船名シールの貼り付けこの作業に10日ほど掛かるそうです。上架時の操船は指導者にやってもらったのですが、ヤマハのDY-48は非常に軽くピンポイントに上架台に乗せるのに苦労している様子でした。次からは自分でこれをやらねばなりません。あと8時上架ということを指導者から聞いていたので7時40分位に行ったら、「準備が遅い」「常識がない」ということでこっぴどく怒られてしまいした。関係者の皆様お待たせてしまってすいません。ドックした船がこちら:船底は塗装したばかりできれいなのですが、上架台のところは塗装できません。今回の上架でその部分を塗装できるようになったので早速塗料とシンナーを購入しました。船底用塗料はかっこよい黒のプラドールZブラック。【12/6まで最大1500円OFFクーポン】当日発送!! プラドールZ 4kg 2缶 各色 NKM コーティングス 『送料無料』 レッド ブルー ブラックプラドールには専用のシンナーがあります。【12/6まで最大1500円OFFクーポン】プラドール用シンナー 1L プラドールZ、ニュープラドールなど今日は怒られてしまいましたが、新人への指導と捉え明日からできる範囲で船の整備を頑張っていきたいと思います。
2021年12月06日
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自分が使う漁船の調達は思った以上に周囲の支援を得られません。付近の港で売りに出ている船を個人取引で購入するのが一番安く済むのですが、自分が欲しい大きさやスペックの船がそんなタイミング良く出てくるはずもありません。私は毎日のようにインターネットで中古船取引仲介業者のサイトを検索し「あまくさマリーナ」で候補艇を見つけました。さあここからが問題だらけです。先ずは船のある天草まで見に行かねばなりません。自分は船の知識ゼロですので、指導者の旅費や飲食費、お礼の品まで用意して同行してもらう必要があります。さらに業者との取引なのでやや高めの取引価格になります。一日も早く船が欲しい私は1度試乗だけで購入を即決しました。問題は続きます。いったいどうやって天草から高知まで船を回航してくるのでしょうか?ボートを1回だけ操縦した私に2日もかかる漁船の回航などできるはずもありません。回航は自分で専門業者を探し「全国回航」さんに任せることにしました。回航費用の他に燃料費が実費で必要です。購入艇は既に船舶検査が切れていたため臨時検査を受ける必要があります。また、所有権移転や漁船保険の加入も必須なのですが私の所属漁協では保険に加入するには先ず組合員加入が必要です。組合員加入は申請後理事会での承認を受けてはじめて加入が認められるものです。組合員になるにはまとまった額の出資金も必要です。船を回航するだけで結構手間と時間とお金が必要になるのです。そんなこんなで10月中旬に購入を決めた船が所属港に回航されてきたのは11月中旬を過ぎたころでした。回航屋さん、海が荒れる時期に見積額を据え置いてくれて本当にありがとうございました。さて現地で指導者に船を見てもらったものの、実は指導者もそんなに船に詳しくはありません。港に係留してから専門家にエンジンや船体を見てもらったところ、あちこちに不具合が見つかってしまいました。無線や散水機といった漁に必須となる装備も付いていません。電気系統もエンジン系とその他電気系統で分離されていません。また巨額の出費か...。そんなこんなで明日漁港にドックして大修理と必要部品の取り付けを行うことになりました。漁船の調達はとても大変です。とくに自分の欲しい漁船が近くの漁港にない場合は困難だらけです。いろいろ検討した上でご購入をお勧めします。自分でもDIYでできるだけ整備を進めていきます。先ず購入したのはこの工具「ディスクグラインダー」です。マキタ GA412DRG 充電式ディスクグラインダー 18V 6.0Ah (100mm) スライドスイッチ 無線連動対応そして交換用のシート。漁船は揺れるので腰痛持ちに優しいものにしました。インターコムマリン キャプテンヘルムシートそしてLEDサーチライトは適度なワット数を選ぶ必要があります。LED サーチライト 船舶 スポットライト 225w 2万ルーメン 船スポット 作業灯 照明 ledライト 拡散 225w 20000LM CREEチップ 12v 24v 兼用 LED作業灯 集魚灯 船舶ライト 船舶用次回は操業開始に向けた準備について書いていきたいと思います。
2021年12月05日
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私の趣味は職業柄海釣りはもちろんなのですが、同じ位いやそれ以上にボルダリング好きです。岩登りです。特に外岩での本格的なボルダリングをもう5年程やっていますし、ロープを使ったリードクライミング歴を含めるともう11年も岩登りをしています。高知県が独立漁師を目指すための支援制度を持っていたのが高知移住の理由の一つではありますが、同様の制度を持っている自治体は多くはありませんが大分県など他にも数県あります。私がこの高知県を選んだのにはもう一つ大きな理由があって、高知県が外岩ボルダリング天国とも言える土地だからです。実際車で下道1時間以内で行けるボルダリングエリアに有名な仁淀川エリアと日ノ御子エリアがあります。関東都心で毎週悩まされる渋滞も殆どありません。岩室はチャートや石灰岩などこれまで苦手としてきたものなので、まだなかなか難しい課題は登れていませんが、こちらのYoutubeチャネルで動画配信もしているのでもしよかったら応援してください。私のクライミングYoutubeチャネル:Climber moto私が通っているクライミングジムは設備や課題の充実した四国最大級のクライミングジム「SONIC ClimbingGarage」です。ボルダリング日記もこちらに乗せていこうと思いますので、岩登り好きの方はご覧ください。
2021年12月04日
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8月に入りいよいよ漁業長期研修が始まりました。この漁業長期研修、正式名称は自営漁業者育成支援事業という高知県の制度で研修生には最大で月額15万円の生活支援金と年額62,000円の損害保険料の補助を受け取ることができます。研修期間は1年間(状況によって数ヵ月の延長可)です。研修が終わっても独立支援金という形でさらにもう1年月額15万円の支援を受給することができます。研修期間中は指導者(いわゆる師匠)が2名付き、交代で指導を行ってくれる制度です。研修期間中は指導者側にも指導謝金や用船料が県から支払われるため、研修生としても気兼ねなく研修に集中できるようになっている制度です。指導者も指導自体が仕事になるので熱心に教えてくれます。しかしいくつか条件があり、その中にアルバイト禁止というものがあります。現実的には月額15万円で生活していくのは厳しいので、私の地区では4月頃にもじゃこ漁という纏まった収入を得られる仕事があり、この間は研修を中断できるといったある程度の無理は聞いてもらえます。漁はウルメイワシの多鈎釣り漁、メジカ等の引縄漁を中心に洋上で指導者の船に同乗して研修が行われます。洋上研修中はライフジャケット必須です。もし着用していない時に海上保安庁から指導を受けてしまうと、その時点で長期研修終了となってしまいます。私が使っているのは漁の邪魔にならない腰巻タイプで安いものです。ライフジャケット 手動膨張式 腰巻 ベルトタイプ ブラック/黒 【ウエスト固定 ウエストタイプ フローティングベスト インフレータブル 手動式 手動タイプ 船 ボート 小型船舶 救命胴衣 救命具 マリンスポーツ レジャー アウトドア 釣り フィッシング 男女兼用 防災】ウルメ多鈎釣りの絵図はこちらのページを参考にしてください。高知の漁業とはこの洋上研修は日和の良い日しか行けないので、時化の日や雨の日は陸上研修を行います。主に仕掛け作りです。この仕掛け作りを身に着けるのにはかなり苦労しました。先ずはウルメイワシ多鈎釣り漁というのは1つの仕掛けに100~120本程度のフラッシャー針を取り付け、船の左舷、右舷に交互に仕掛けを落としながら魚を次々に釣りあげていく漁法です。当然サバやフグなどの外道に折角作った仕掛けをぐちゃぐちゃにされることもしばしば起こります。つまり、かなりの量の仕掛けを操業開始前に用意しなければならないということになります。こんなきれいな朝焼けを毎日のように見られるのは漁師の特権ですね。仕掛け作りで役に立ったのはこの本です:釣りの結び完璧BOOK特にフラッシャー針とハリスの結束は「内掛け結び」の針のチモトから巻き込んでいく手法が最も効率が良いと思います。幹糸のヨリチチワ結びはこの本やYoutubeで紹介されているような結束方法ではわずかな確率で結束時に破断してしまう問題があったので、苦労して複雑なヨリチチワ結びを習得しました。この結束方法は後日Youtubeで紹介したいと思います。ウルメ仕掛けにはこのほかに仕掛けを巻きつける台の作成や、仕掛けの両サイドに取り付ける金具の作成など、いろいろなことをやらなければなりません。DIY初心者はかなり苦労するでしょう。いろいろ辛いこともありますが、指導者がいろいろな人を紹介してくれたり一緒に飲んでくれたりするのでそれなりにいい漁港に所属することができたと思っています。そんなこんなで研修1ヵ月目はあっという間に過ぎてゆきます。この最初の1ヵ月で私が感じたのは「はやく自分の船が欲しい」です。なぜかというと洋上研修時は指導者と2人で何時間も過ごすことになります。人と人には相性というものがありそれは指導者と研修生との間でも同じことです。この時間が辛いと感じることも多かったので自分の船で操業し、無線で指導をしてもらう状況にしようと考えたわけです。この日から漁船探しが始まりました。漁船探しに先ず行ったのは所属漁協への依頼と指導者への依頼。しかし所詮は他人事。いくつか船を紹介してくれましたが熱心に支援してくれることはありません。当然です。みなさんご自分の仕事や生活をするのに必死だからです。つまり、自分が欲しい船は自分で探すしかないということになります。私は必死で2カ月ネットで探し続け自分の欲しい船が見つかったのは10月の事でした。ようやく探し当てた船がヤマハDY-48です。なぜ漁をするのに48フィートもの大きな船を買う必要があるかというと、将来は副業としてホエールウォッチング業や遊漁船業をやりたいからです。次回は船の調達について書きたいと思います。
2021年12月04日
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はじめまして。mizuhamaruです。今月で漁業研修5ヵ月目となりました。漁師になるためにこれまで私が何をしてきたのかを書くことで、これから「漁師になりたい」「漁師になることを検討している」方々へ、または「漁業研修とはどのようなもものなのか」を知りたい方々への参考にしていただければと思います。確か1年前のこの時期だったと思いますが、まずは漁業就業支援フェアに参加してみました。私は既に漁師になりたいと思っていて、1級船舶免許を取得した上でこのフェアに参加しました。数多くのブースの中から数少ない「独立漁師」への就業を支援してくれる団体を中心に話を聞きました。なぜ独立漁師になりたかったかというと、結局雇われの身になるのが嫌で海の上で自分の船で自由に仕事がしたいからです。このブース訪問で高知県の2020年のGWでしたが漁業短期研修を受けてみることに決めました。意外にも指導者は優しく漁の仕事も楽しいものだったので、すぐに長期研修に進むことを決めました。私は元々関東在住だったため、移住&転職ということになります。つまり、高知に土地を探すこと、ハウスメーカーを決めること、家を建てること、二級海上特殊無線技士免許を取得するといった、超絶忙しい日々が始まりました。私の場合、短期研修終了から長期研修開始まで4カ月を要し、高知県での仮住まいも3ヵ月を要しました。私が二級海上特殊無線技士試験に使用したテキストはこちらです。[書籍のメール便同梱は2冊まで]/やさしく学ぶ第二級海上特殊無線技士試験[本/雑誌] / 吉村和昭/著この書籍の内容で解けない問題が1問だけありましたが問題なく合格できました。ちなみに私が小型1級船舶免許を取得するのに利用したのは「ヤマハボート免許教室の小型船舶免許オンラインコース「スマ免」」です。このなかの「1級スマ免+実技試験免除コース」というコースです。いちいち教習施設に通わず、PCやスマートフォンで学科の勉強ができるし、実技試験は免除で少しお安くなっています。ただしほとんど落ちない実技審査はあります。ぶっつけ本番になるので覚悟が必要です。私の実技試験は大雨強風大時化の中で行われたので、危うく落ちるところでした。そして今年の8月から念願だった独立漁師を目指すための漁業長期研修に入ったわけです。釣りも初心者、船の操縦も船舶免許を取得した時だけという状況で最初はいろんな苦労がありました。次の記事は高知県漁業就業支援センターの具体的な支援内容や長期研修初期について書こうと思います。
2021年12月03日
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