2006年03月26日
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前回の日記で、
「のほほんと平和に暮らしている」と書いたのですが、
現実には、あちらこちらで、悩みらしきものは、
次から次えと沸いてくるもの、、。

(と書いて、やっぱり貴方も人間だわ、
とほっとしている方も多いかな、、苦笑)

要は、ひとつ消えては次に沸いてくる
その悩み・苦しみを
どう受けとめて、

そこが幸せに生きるか、
不幸せに生きるかを分けているのだと
私は、やっと腑に落ちつつあるのかもしれません。

さて、いよいよこの日が来てしまいました。

娘が7年続けたバイオリンを
「もう、止める」
と宣言しているのであります。

なんだ、、そんな事か、、
と人は思うかもしれません。
そう、確かに、人生の大河の中でみると、
ちっぽけな出来事かもしれません。


鈴木メソッド・ママとなって
かなり力を入れてサポートしてきたつもりの私にとっては、
やはり、大きなショックであります。
下手なら、下手なりにあきらめも早いのですが、
どんどん上達する娘の演奏を、


「もう、弾きたくない。
全然、パッションが沸かない。
ストレスがたまるから、練習はいやだ。」
とバイオリンに触ろうともしない、高校生になった娘を前に、
今回ばかりは、もう説得の余地なしと
私も、
彼女の「強い意志」を尊重しようと、
決心しました。

私は全盲と言うハンディを持った娘に、
何かひとつでも良いから、
パッションというか、
人生を通じての楽しみを持ってもらいたかったのです。
音楽に秀でた彼女にとって、
楽器を通して、心の平安をもってほしかったのです。
それに、目が見えないハンディを持っているのだから、
その分、得意分野を伸ばして、生活の糧になればという、
親の自分勝手なあせりもあったかもしれません。

ところが、それがストレスになるという彼女。
それは、言い換えれば、
「バイオリンを続けてほしい、
もっと、上達してほしい、
そして、バイオリンの演奏を通して、
いつも、人から助けてもらうだけではなく、
人に何かを与えてあげられる人になってほしい。」
その私の彼女を私の理想の娘に育てたいという執念に対して、
彼女はきっと、ストレスをためていたのだと思うのです。

娘も16歳になりました。
彼女の幸せは、私が見つけてやるのではなく、
彼女が自分で見つけていくものなのだと、
彼女の「強い意志」を見ながら
私にはやっと腑に落ちたのかもしれません。
これも、自分が蒔いた種なのかもしれません。

そんな娘は、
「今度は好きな美術をやりたい。彫刻をやってみたい。」
と新たなる意欲に燃えている様子。

子育てを通じて、
いくつになっても、
親も一緒に成長させてもらっていますね。

それにしいても、暫くは、
我が家から娘のバイオリンの演奏の音は
消えてしまいそうなのが、
残念、残念。













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最終更新日  2007年01月27日 12時51分13秒
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