【西洋陶器を求めて】 0
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タコは、夜行性と言われます。しかし、巣の外に出る時間は、1日のうち5~6時間のえさ探しに限られます。残りの時間は巣の中にいて、巣の清掃や巣の広さの調整をしています。タコの行動の大半は、ハウスキーピングに費やされます。蛸壺は悪い意味に取られますが、タコにとっては蛸壺も、お気に入りのマイホーム。遠くに行かなくても、静かに時をすごしても、お気に入りのしあわせは、すぐ身近にあるものなのかもしれません。
2013.08.06
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年をとると、老眼になって近視が治る。そんな夢を見るあなたに忠告を。近視の原因、それは水晶体、つまりレンズの異常。水晶体の厚みの問題から、ピントが上手く合いません。一方で、老眼は眼の筋肉の老化。水晶体の厚みを調整する筋肉が、十分に働かなくなること。遠くが見えない、近眼の人。もし老眼になれば、近くさえも見えなくなります。近視、プラス老眼は、近くも遠くも見えなくなるのです。あなたの目を大切に。くれぐれも、老眼で眼が良くなると、期待をしませんように。
2013.06.20
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高血圧のしくみは、物悲しい。高血圧には、塩分は大敵です。塩分を摂りすぎると、血圧が上がるから。塩分を摂ると、血液中のナトリウムイオンが増加します。この血液濃度を元に戻すには、水分を補い、血液を薄める必要があります。血液濃度の調整は、腎臓の役目。腎臓は水分を再吸収し、血液を薄めます。この腎臓の働きは、血液を増やすことを意味します。その結果、増えすぎた血液で、血圧を上げすぎてしまいます。体を守ろうとして、むしろ体を壊してしまう。腎臓の働き、それはとても皮肉です。良くするつもりが、悪くなる。助けるつもりが、あだとなる。それは、人生にも似た、哀しいさが。ひとは哀しい宿命を、生まれながらに、その体内にも秘めています。
2013.05.14
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最近、山を歩くと、イノシシ注意の看板をよく目にします。立ち入り禁止になった地域も、少なくはありません。ところで西日本では、「亥の子(いのこ)」という呼び名があります。亥の子は、モグラの呼び名です。モグラは、イノシシに似て、体が小さい。そのために、イノシシの子、亥の子と呼ばれるようになりました。姿形からの、連想による呼び名。この曖昧でも、愛らしい、呼び名が素敵と思います。
2013.05.11
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かつて、カブトムシは、日本では希少な昆虫だったと言われます。その後、日本で農業が発達。堆肥を作るために、雑木林が人工的に増やされました。雑木林周辺には、腐葉土が堆積します。その腐葉土が、カブトムシを身近な昆虫に変えたそうです。しかし近代、農業が変化しました。化学肥料は堆肥を必要とせず、雑木林は宅地に変わりました。そして、カブトムシは、再び希少な昆虫に戻りました。ところが、最近ではカブトムシが増えています。怪獣ブームに始まったカブトムシ人気は、カブトムシを「売れる虫」に変えました。その結果、カブトムシは養殖され、急速に数を増やしました。よく売れる、人によって育てられた昆虫として。希少種から、多数派へ。人によって何度も変えられた、カブトムシ。カブトムシは、人に翻弄された虫なのです。
2013.04.30
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酸素は本来、生物にとっては猛毒です。事実、今なお、酸素は老化を招く物質です。太古に現れたそのバクテリアは、酸素をエネルギーに変える特殊能力を持ちました。生物はそのバクテリアを細胞内に取り込み、酸素をエネルギーに変える「呼吸」を獲得しました。その結果、酸素が生む莫大なエネルギーは、動物に野山を駆ける運動を可能としました。その時に細胞内に取り込んだバクテリア、ミトコンドリアによって、私達は生かされています。しかし、近年、衝撃的な事実が発覚しました。それは、私達の寿命を決める仕組み、アポトーシスに関するもの。私達の細胞には、細胞が自殺する仕組み「アポトーシス」があります。細胞分裂を繰り返す細胞は、アポトーシスによって自殺します。アポトーシスは、私達の寿命を決める自殺プログラム。発見された新しい事実、それはミトコンドリアがアポトーシスのコマンドを出すというもの。あるとき、ミトコンドリアから、死のシグナル・チトクロームcが流れ出します。すると、細胞核DNAが断片化し、細胞の死・アポトーシスが完了します。ミトコンドリアは、細胞死・アポトーシスを発動させる、死のコマンドを出していました。私達は、猛毒の酸素をエネルギーに変える、ミトコンドリアによって生かされています。そして、私達は、ミトコンドリアからの死のコマンドによって、死を迎えます。遠い昔、私達が細胞内に取り込んだバクテリア、ミトコンドリア。私達の体内の、その数は「1京8,000兆個」。1京を超える「神」、そして「暗殺者」に、わたしたちの命はにぎられています。
2013.04.13
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空飛ぶイカを見て、なごみましょう。ちょっと忙しい、こんな日は。(北海道大学: 30メートル以上を滑空する、イカの撮影に成功)・・・・・・・・・あわただしく、十分なご訪問ができず、すみません。少しの間、ご容赦ください。
2013.02.23
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カラスを漢字で「烏」と書きます。「烏」の漢字は、「鳥」より、一本線が足りません。足らない一本線は、カラスの「目」です。真っ黒で、目が判別できないカラス。目がなく見えるので、一本足らない「烏」と書きます。時代が激しく変わり、私達も、世界を見る「目」が必要になりました。「人間」も、世界を見る「目」がなければ、「人問」となり、人に、世界に、問わなければなりません。世界に問いかけ、世界を見ようと努力する。世界の荒波の中で、私達がなすべきことなのでしょう。「烏」が「鳥」と気づくように、私達が「人間」であるように。
2013.02.17
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上階から見ていると、屋根の上のカラスに近づく小鳥がいる。ピョンピョンと近づく小鳥は、カラスが襲い掛かると飛んで逃げる。小鳥は自らの飛翔力が、カラスに勝るのを知っている。単に、にくいカラスをからかっているように見える。やがて戻ってくる、小鳥に逃げられたカラス。電柱に止まり、カラスは悔しそうにカァカァと鳴いている。ある時、地表で数羽のカラスが、パンを前に大騒ぎをしていた。見ると上空から、トビが急降下してくる。トビがまさにパンをつかむ瞬間、地表のカラスがすっとパンをずらす。狙いがずれたトビは、パンをつかめず舞い上がる。カラスもパンを持ち去ろうとはしない。急降下するトビ、パンを少しずらすカラス。カラスはトビをからかう様に、何度もそれを繰り返していた。小鳥とカラスの様に、弱いはずの生き物が、強い者を攻撃することがあります。この行動を、モビングと呼びます。アニメの「トムとジェリー」。猫のトムをからかうねずみのジェリーは、モビングをしているのかもしれません。、人にも、モビングに似た習性が、あるように思います。それは、いわゆる「怖いもの見たさ」。お化け屋敷や、キモ試し、さらには怖いほどのスピードのカーレースや、スキーなどのスポーツ競技。これらが好まれるのは、ちょっと怖いからなのでしょう。でも、モビングは、食物連鎖で下位の生物が、上位者におこなうもの。食物連鎖で最上位の、人がモビングすべき相手はいません。人がおこなうモビングは、自然界のルール違反。今日のニュースは、戦闘機F35Aが、実戦配備不可能と告げていました。近接対空ミサイルが、搭載不能だという。しかし、所詮は”戦闘しない”戦闘機。モビングの様に、強敵に迫っては逃げ去るのみ。ただ、わかっているだろうか。モビングは、食物連鎖最上位の、ヒトがおこなうべきではないことを。ヒトが、モビングをおこなうとき、そのルール違反の代償は、きっと大きなものに違いないということを。 ※ 今日は長文になり、すみません。 モビングは以前に書いたと思いましたが、過去の日記で見つけれませんでした。
2013.01.27
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オオサンショウウオを「はんざき」と呼びますが、呼ばない人もいるようです。体を半分に裂いても再生する。それがオオサンショウウオの「はんざき」の由来。しかし、それは誤解です。誤解でひどい名をつけられ、かわいそうなオオサンショウウオ。でも、調べると、はんざき大明神というのがありました。さらには、はんざき祭りまで。はんざきは、地域で愛されているようです。あだ名もやがて、ニックネームへ。それを変えるのは、名づけられたものの、愛しい人柄。【岡山県・真庭観光連盟】 「はんざき祭り」
2013.01.24
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鳥の鳴き声を、人の言葉の様に聴く「ききなし」。言葉と思って聴くと、そうと聞えるから不思議です。ウグイスの鳴き声が「法、法華経」。コノハズクは「仏法僧」。ホトトギスの「テッペンカケタカ」も有名です。ただ、ホトトギスは「特許許可局」の方が面白い。ツバメは「虫食って、土食って、しぶい」。メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」と、ともに早口言葉を競っています。ヒヨドリの「いーよ、いーよ」もわかりやすい。子供好きのシジュウカラは、「ピッカチュウ」と鳴くようです。私が好きなのは、キビタキ。「ソフトクリーム、ソフトクリーム」と鳴いています。でも、サンコウチョウの「月日星、ホイホイホイ」も捨てがたい。みなさんも、鳥の鳴き声に、耳を傾けてはいかがでしょう。わたしも「焼酎一杯ぐぃ~」となくセンダイムシクイの声を聞きながら、一杯飲んでくつろぎましょう。【ききなし】 「ききなしの例と実際の鳴き声」 ※このリンク先には、さらにききなしの例とともに、其々の鳥の鳴き声も聞くことができます。
2013.01.22
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18世紀、スイス・チューリッヒの医師ショヒッツアは、奇跡の化石を発見したと発表しました。それは、旧約聖書のノアの洪水で命を落とした、子供の化石。その化石は「洪水の証人」と名付けられ、学術誌には次の言葉が添えられました。「後世の罪人たちよ、この化石を見て、汝らの罪を悔い改めよ」それから100年後の、1829年。シーボルトは、日本から、体調1メートルを超える、奇妙な生物を持ち帰りました。ヨーロッパの人々は、それを見て、その日本の生物が「洪水の証人」であることを悟りました。その生物こそが、オオサンショウウオでした。スイスの化石「洪水の証人」は、6000万年前の地層から発見されていました。その化石とノアの洪水が、関連あるはずもありません。聖書を信じる先入観が、サンショウウオを人の子供に見せました。先入観は、かくも人の目をくもらせるもの。オオサンショウウオは聖書を知らず、人類より長い年月を生き続けました。人類の一喜一憂も、オオサンショウウオには儚いことでしかありません。人はオオサンショウウオから、進化の仕組みを知りました。人はサンショウウオのおかげで、すこし賢くなりました。それでも、いまなお、ノアの洪水の「証人」を、人はみつけることはできていません。
2013.01.20
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今日のあなたは、昨日とは違う。あなたが食べた食物は、あなたの体の一部に変わります。食物を、体の組織に変える作用。これを、同化作用と呼んでいます。あなたの体の組織の一部は分解され、生きるエネルギーに変わります。組織を分解し、エネルギーに変える作用。これを、異化作用と呼んでいます。同化と異化。これを合わせて、代謝と呼びます。あなたの体は、代謝されます。体の一部は分解され、新たな組織に変わってゆきます。昨日のあなたは分解され、今日のあなたに変わりました。今日のあなたも分解され、明日のあなたに変わります。あなたの肌は分解され、新たな肌に変わります。あなたの脳は分解され、新たな脳に変わります。肌は分解され、それでもあなたは、明日もあなた。脳は分解され、それでもあなたは、明日もあなたを覚えている。明日のあなたは、今日とは違う。それでも、きっと、明日もあなた。変わるけど、変わらない、あなたがいます。
2013.01.17
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ユキウサギの姿に違和感ありと、話題になっていました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。脚が長いのが特徴の、ユキウサギ。日本では北海道に、エゾユキウサギがいます。あらためて写真で見ると、長い脚がアンバランスに思えます。写真掲載の練習。昔の写真ファイルも残っていました。それを見ると、今までに154枚のブログへの写真掲載をした様です。滅多に写真を使いませんが、長くブログを続けていると、意外に掲載枚数はあるものです。これからもよろしくお願いします。
2013.01.13
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蜂の巣の穴は、六角形。とても良いことばかりの、巣の穴の形です。六角形は、びっしりと隙間なく並びます。円や八角形では、並べると隙間ができます。六角形は、外周の長さが短い。三角形は1.2倍、四角形も1.1倍、同じ面積の六角形より外周が長くなります。つまり、六角形は、壁の長さが短く済みます。六角形は、丈夫な形。外から潰す力にも、ハニカム構造は強い形。良い点ばかりの、六角形。しかし、分からないことが残っています。どうして蜂は、正確に六角形の巣の穴を作れるのでしょう。それは誰も分かりません。幾何学の天才、巣作りをする蜂。その謎が解明さえれば、ヒトももう少し賢くなれるかもしれません。
2012.11.08
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睡眠時間0時間のイルカ。イルカは哺乳類なので、眠ると呼吸が出来ず、おぼれてしまいます。そのため、イルカは特殊な眠り方をします。イルカの特別な眠り方は、半球睡眠。右目を閉じて左脳を眠らせ、次に左目を閉じて右脳を眠らせます。脳の半分ずつを交互に眠らせる半球睡眠は、渡り鳥でも見ることができます。きっと、イルカも渡り鳥も、いつもかなりの睡眠不足。哺乳類でも、クジラは眠ります。眠りながら時々海面に浮かんでは、呼吸をします。クジラの睡眠法は、まるで夢遊病。かわいい眠り方をするのは、ラッコ。ラッコは水面に浮かんでいるので、呼吸には困りません。ただ流されないように、体に海藻を巻きつけて眠ります。海藻がない水族館では、ちょっと困るラッコ。そこで、仲間同士で、手をつないで眠ります。仲良く眠る、水族館のラッコ。海にすむ哺乳類は、呼吸のために眠れません。イルカたちには、陸に住む私たちがうらやましいのかもしれません。もっと、ゆっくり眠れるから。しかし、多くのヒトは睡眠不足。8時間も眠れません。安眠の権利を自ら放棄するヒトは、なんて愚かなのでしょう。*******************【Youtube】 「手をつないで眠るラッコ」 ※ 上のリンクは、手をつないで眠るかわいいラッコの様子。 ※ 動画ですので、音が出ます。
2012.11.04
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動物の睡眠時間を調べてみました。22時間: コアラ20時間: オオナマケモノ19時間: オポッサム18時間: オオアルマジロ16時間: キツネザル14時間: ネコ,ゴールデンハムスター,リス13時間: ネズミ,ハイイロオオカミ12時間: アライグマ,ゴリラ,ホッキョクギツネ11時間: ビーバー10時間: ジャガー 9時間: チンパンジー,ヒヒ,アカゲザル,アカギツネ 8時間: ヒト,ウサギ,モルモット,ブタ,ハリモグラ 6時間: ハイイロアザラシ 5時間: イワダヌキ 3時間: ウシ,ヤギ,ゾウ,ロバ,ヒツジ 2時間: ウマ,ノロジカ 1時間: シマウマ 20分: キリン 0時間: イルカ追われる立場の草食動物は、睡眠時間が短い傾向。コアラやナマケモノは、眠りすぎ。まさに、ナマケモノ。睡眠時間を5~6時間で計算した私。きっと、その正体は、アザラシかイワダヌキ。それにしても、キリンやイルカは、頑張りすぎですね。
2012.11.01
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1日6時間眠るとして、人は人生の4分の1を寝て過ごす。ちょっと欲張り、100歳までがんばろう。それでも、25年間はただ眠るだけ。なんとも、もったいない。人が眠る理由は、未解明。ある人は、大脳を休めるためと言います。そして、ある人は、体験を記憶に変えるためと言います。赤ん坊は、よく眠る。何もかもが新しい赤ん坊は、記憶への返還に長い睡眠が必要という。ところで、猫もよく眠る。猫は1日に、12~14時間は眠ってすごす。あれほど眠る猫の脳は、きっと膨大な記憶に満たされているに違いない。猫が人ほどに生きたなら、一流大学の合格者は、きっと猫ばかりになるに違いない。受験生は、猫たちに感謝すべきである。あの聡明な猫たちは、諸君に、大学合格の名誉を譲っているのだから。余裕のままに、ただ眠ることによって。
2012.10.30
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逆さにぶら下がる、コウモリ。コウモリは、なぜ逆さにぶら下がるのでしょう。骨盤がないコウモリは、普通に立って体を支えることができません。そのため、逆さにぶら下がるという説があります。また、飛びやすいからという説もあります。さらにぶら下がることで、自由になった腕の翼が進化したとも言われます。では、逆さにぶら下がっても、コウモリは頭に血が上らないのでしょうか。人間では無理な逆立ち姿勢。コウモリの皮膚の編目状の血管が、頭に血が集まるのを防ぐとも言われます。なぜ、逆さにぶらさがる?なぜ、頭に血が上らない?諸説あっても、正解はまだわかりません。ちょっと、ひねくれてみたかった。そんなところが正解なら、納得したくもありますが。
2012.10.23
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ハチやアリの社会は分業制。しかしその分業には、非情なルールが存在します。若いハチやアリは、幼虫や子供の世話をします。少し歳をとると、巣のメンテナンス。そして、老いてくると、巣の外に餌を探しに行かされます。巣の外は、危険な世界。危険な仕事は、寿命が短い者がする。それが効率的で、非情なムシの世界のルールです。ヒト社会では、年長者を大切にします。ヒト社会の維持には、年長者の知識や経験が参考になるから。年長者への敬いは、ムシにはないヒトの特長。年長者を大切にしましょう。ヒトがヒトであるために。
2012.10.18
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働き者のアリ。しかし、その2割は何もせず、自分の体をなめたり、ぼーっとしています。なぜ働かないのか、その理由が分かってきました。アリが働くきっかけは、その働く必要性からの刺激。労働を始める刺激の大きさは、アリによって異なっています。より大きな労働刺激を必要とするアリは、些細な仕事では働きません。アリの社会では、何が起きるかわかりません。全員がエサに集まった時、巣に敵がくれば乗っ取られてしまいます。突発的な出来事に対応できる、何もしていないアリが必要なのです。アリの社会にも、過労死があります。働きすぎれば、寿命が減ります。いつもは働かないアリが多い巣ほど、実は長く続くことも知られています。働かないアリは、働きアリが疲れた時の余力としても必要です。何もしない、ゆとりの時間。何か起きた時に、対処できる余裕。ゆとりと余裕、失ってはいませんか?
2012.10.14
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くるんと前方宙返り。どろんと姿を変えた、化け狐。キツネが化けるしぐさは、狐の実際の動きにもとづきます。狐はネズミを狩るとき、ネズミの上に飛びあがります。逃げる方向を見失い、立ちすくむネズミ。その一瞬のスキに、狐は上空からネズミを押さえつけて捕えます。空に飛ぶ、思わぬ動作。先人が、狩りをする狐を、人を化かすと感じたのは無理もありません。よく見てみましょう、あなたも、気になるあの人を。見えるかもしれません。思わぬ本質が、なにげない、そのしぐさから。
2012.10.10
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家の近くの生活道路。車で通りかかると、路上でカニが鋏をふりかざして威嚇していました。カニをよけ、心配しつつも立ち去りましたが、帰りに見ると、やはりそのカニは、車に轢かれていました。なぜカニが逃げなかったのか、わかりません。カニはハサミの力を、過信したのでしょうか。これで、思い出すことがあります。アメリカ、カナダでの、交通事故死ワーストワンの動物は、スカンク。路上でスカンクは、車を見ると逆立ちして、異臭で脅そうとするらしい。逃げないスカンクは、あっけなく車に轢かれてしまいます。致命的な過信。そのあやまちを知った時、それはすでに手遅れです。致命的なあやまちに、修正はゆるされません。自分の力を正しく知るのに必要なのは、日々の経験の積み重ね。しかし、カニたちには、その経験を積み重ねる時間がありません。轢かれたカニの、はかない姿に、むごいほどに限られた、短い時間のきびしさを思います。
2012.10.07
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文豪ヘミングウェイの愛猫は、指が6本ありました。今でもフロリダ州キーウェストには、その子孫の猫がいます。この多指症の猫を、「ヘミングウェイキャット」または「ミトンキャット」と呼びます。この猫は、指が6本、そして肉球も6個。とてもかわいいミトンキャットも、かつては不吉な猫として虐待されてきました。ミトンの様な、まるい手。ひとつおまけの肉球。今日、ミトンキャットは、やっとその手でしあわせをつかみました。ミトンキャット、わすれないで。ひとつ葉の多いクローバが、しあわせをつかむように。ひとつ指の多い、そのミトンで、しあわせをはなさないように。【子猫のへや】 「ミトンキャット」
2012.10.04
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キツネの戻り足の画像がありましたので、ご紹介します。アシアトを重ねて戻る、慎重さがキツネの特徴。アシアトも、まっすぐに続きます。【アシアト】 「キツネの戻り足」それに対し、タヌキのアシアトはふらふらよたついた感じ。戻るときも、Uターンして戻ります。タヌキには、よっぱらいのおっちゃんのイメージが重なります。・・・・・・・・・・台風が接近しています。18時現在、近畿は、風雨が弱まり始めています。東海を中心とした地域の皆様、特にご注意ください。
2012.09.30
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雪道に残された、アシアト。まっすぐ進み、突然に途絶える、そのアシアト。まるで、アシアトの持ち主が、空に飛んで消えたよう。そのアシアトの主は、キツネです。キツネが歩き、後ろに戻ったアシアトです。慎重なキツネは戻るとき、自分のアシアトに足を重ねて戻ります。そうして少しでも、自分の痕跡を消すのです。これが「キツネのもどり足」。キツネは慎重な、ハンターです。キツネが残す、アシアトのトリック。彼ら彼女らの知恵に、人も翻弄されるかもしれません。
2012.09.29
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深海に降り続ける白い粒子、マリンスノー。その美しい名前は、日本人が名付けました。1951年、潜水艇「くろしお号」で潜航した、北海道大学の鈴木昇博士と加藤健司博士。彼らがマリンスノーと名付け、今では世界中で使われる名前になりました。でも、ちょっと夢をこわすお話をしましょう。ご存知ですか?マリンスノーの正体を。マリンスノーの正体は、プランクトンの殻、そして生物の死骸。それだけなら、むしろ生死を感じてロマンティック。しかし、さらに多く含まれるのは、魚の食べかす、そして魚のフン。食べかすやフンを、私たちは白く美しい雪と呼んでいます。ただ、マリンスノーは貴重な有機物。進化に降るうちに、何度も魚に食べられ、そして再びフンとなり降り注ぎます。そして、1000メートル以上の深海では、マリンスノーが降ることはありません。マリンスノーは食べられ、分解されつくすから。そして、細かく、溶けて消えてしまうから。海深く降り注ぐ、魚のフン。それは深海の生物にとって、貴重な有機物。たとえその正体を知ったとしても、やはりそれは、深海の生物の命をつなぐ、白く美しいマリンスノー。
2012.09.24
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養蚕として、飼育されたカイコ。カイコは、人の都合の良い姿に変えられました。現存するカイコは飛べません。飛べば、逃げて都合が悪いから。今のカイコは白い姿。目立つ白い姿が、人にとって見つけやすいから。飛ぶ自由を奪われて、野生の擬態も失ったカイコ。犬、猫、兎、豚、鳥・・・。思えば人は、多くの生物をつくりかえてきました。新種の生物を生み出す、恐ろしい人の力。ただ、それで生きのびた生物もいます。わたしたちの行いは、すでに自然の一部になっています。その行いが、生命を操る、悪魔的行いだとしても。【過去の日記】 「ウサギ」 ※ 人のおかげで生きのびたシロウサギ
2012.09.05
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アゲハチョウ、ナミアゲハの幼虫は、白と黒の体で、鳥のフンに擬態しています。フンを食べようとする鳥はなく、アゲハの幼虫は生きのびます。目立ち、嫌われることで生きのびる、アゲハの幼虫。幼虫は大きくなると、体の色を緑に変えます。5cmを超える体は、もうフンには見えないから。大きな幼虫は、緑の体を葉や枝に似せ、その姿を隠します。目立たぬよう、周囲にとけこみ生きのびる、アゲハの幼虫。目立つことで、生きのびて。周囲になじみ、生きのびて。自己主張と、協調の、その生き方。その生き方から、わたしたちは、何を学ぶべきでしょうか。 【ウィキペディア】 「アゲハの幼虫」
2012.09.02
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オオシモフリエダシャクという蛾がいます。19世紀半ばまで、その蛾は白い蛾として知られていました。それから50年、その蛾は黒い蛾として知られるようになりました。白い蛾が黒くなったわけではありません。もともとその蛾には、白と黒の2種がいたのです。近代の工業化の進展は、樹木の幹を黒く汚しました。黒く汚れた幹にとまっていた蛾は、目立ち鳥に食べられました。その結果、ほんの50年で白い蛾はほぼ姿を消し、黒い蛾ばかりが生き残りました。人の罪は、生物の姿さえ、黒く変える汚れを持つのです。 【ウィキメディア】 「工業暗化」 ※上記の現象を「工業暗化」と呼びます。 ただしその試験方法には多くの問題があったことが、ウィキメディアに書かれています。 やや専門的ですが、関心がございましたら、どうぞ。
2012.08.30
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本日、2012年8月28日、ニホンカワウソ絶滅種認定のニュースが報道されていました。絶滅危惧種ニホンカワウソが、実は絶命しているかもしれない。これは私も、2012年1月14日の日記で書きました。【絶滅についての日記】 「もう逢えないかもしれない」昭和まで生息していたほ乳類が絶滅種に認定されたのは、今回が初めて。予想されていたとはいえ、とても残念なことです。高知県須崎市は、街全体でニホンカワウソの保護を進めていました。愛媛県の県獣は、ニホンカワウソです。四国の各市町村は、ニホンカワウソの生存を信じていました。絶滅指定されたとしても、絶滅を証明する術はありません。まぼろしのニホンカワウソが、これからも四国の人々の中に生き続けることを願います。 【ニホンカワウソ友の会】 「We are friends of otters!」
2012.08.28
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イヌに似た、オオカミの鳴き声。しかしオオカミは、「ワンワン」と連続しては鳴かないと言います。野生のオオカミは、「ワォ」と鳴き、次に鳴くまで間を取るそうです。オオカミが鳴くのは、多くは敵の接近をしらせる警告のため。連続して鳴けば、敵にまで自分たちの存在を教えてしまいます。イヌが連続して「ワンワン」と鳴くのは、ヒトの聴覚が劣るため。ヒトにも分かるように、連続して鳴きます。事実、オオカミを飼育すると、イヌの様に連続して鳴くようになります。我が身の危険を招く連続鳴きですが、ヒトへの伝達を優先します。イヌも、オオカミも、ヒトに配慮して鳴くのです。ワンワンと鳴く、人への思いやり。やさしいこころを、イヌは持っています。【YouTube】 ※ 動物園で飼育されているオオカミは、やはり「ワンワン」鳴くようです。 人から給餌されるからでしょうか。 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村
2012.08.18
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イヌが生物の分類上、ネコ目イヌ科であることは、以前にもご紹介しました。イヌはネコの仲間です。 4000万年前、ミアキスというジャコウネコに似た動物がいました。この食肉目、ネコ目の動物をイヌは祖先とするため、イヌはネコ目とされます。ミアキスは、やがてダフィーナスとキノデクテスに分岐しました。そのキノデクテスは、ハイエナに似た動物でした。しかし、キノデクテスは絶滅。ただ絶滅寸前の2600万年前、分岐したトマークタスを残しました。このトマークタスが、現在のイヌ属の直系の祖先です。絶滅寸前で、今に生き延びたイヌ属。今では大繁栄を謳歌しています。それでも、イヌたちはネコ目です。永遠にネコの仲間であり続ける運命は、イヌたちのプライドのため、触れないでおきましょう。 ・・・・・・・・連休でブログ更新、ご訪問をお休みしています。申し訳ありませんが、ご容赦ください。
2012.08.15
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南カリフォルニアに、赤に黒い模様があるエスショルツ・サンショウウオが住んでいます。もしあなたが、サンホアキン渓谷から西側のカルフォルニアの海岸に沿って北上したなら、そこに住むサンショウウオが、だんだんと黒くなっていくのに気づくでしょう。サンショウウオが、その地域の種との交配で、徐々に姿を変えたものです。あなたが東の渓谷を南に行くと、サンショウウオは黄色に黒い斑点の模様の種に変わります。それから、渓谷をぐるっと回って戻ってみましょう。そこでは、元の赤に黒い模様のサンショウウオと、黄色に黒の模様のサンショウウオが出会う場所があります。この赤黒と、黄黒のサンショウウオは、元は同じ種。住む地域を移動する間の交配で、徐々に変異をとげたもの。しかし、この赤黒と、黄黒のサンショウウオは交配できません。住む地域を変えた、変異の過程で、別の種に変わってしまっているのです。生まれは同じでも、生き方がすべてを変える。命のあり方を決めるのは、生まれではなく、その生き方。だからこそ、環境がいかに変わろうとも、自分らしく生きたいと、真に思う。【参考】 デニス・マッカーシー,なぜシロクマは南極にいないのか,化学同人,2011年,211P
2012.08.09
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男子マラソンの世界記録保持者、ケニアのパトリック・マカウ選手。彼の心臓左心室は、常人の1.6倍の大きさがあります。さらにマラソン時、彼の心臓はその1.6倍に拡張します。この話から、スターリングの心臓の法則を思い出します。心筋は、弛緩期に進展しているほど、強い収縮力を発揮するというのがその法則。つまり、大きく膨らむ心臓ほど、強い力で血液を送り出します。まさに法則どおりの、マラソン選手の心臓。極めて論理的なのに、論理を超えた、脅威を感じる力です。・・・・・・ちなみに、下記のウィキペディアは、完全に間違っています。これほどの間違いを、初めて見ましたので、ご紹介します。ネット情報の信頼性については、十分にご注意を。【間違ったウィキペディア】 「フランク・スターリングの心臓の法則」
2012.08.06
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ひからびる池。その池に住む両生類たちは、決断の時を迎えました。一部の両生類たちは、ひれを体を支える手足に進化させていました。指が7本もあり、まだ弱い手足でしたが。池を飛び出し、乾いた大地をのたくりながら、残った水たまりを目指します。多くの仲間は力尽きましたが、一部は生き延び、やがて大地さえも駆け巡る、手足を獲得していきます。巨大すぎる恐竜は、体の重さで動くこともままなりません。特に大きな首長竜は、特殊な骨粗しょう症を進化に取り入れました。骨を中空にし、軽く、しかし強い骨に恐竜の骨は変わりました。その恐竜の骨は、やがて生まれる鳥類の骨に受け継がれました。羽毛、そして中空の骨を得た恐竜は、空を飛ぶ自由を手に入れました。生物が経験した、壊滅的な大絶滅。多くの両生類や、すべての恐竜が滅びました。しかし彼ら彼女らは、地上を駆ける生物に、空を飛ぶ鳥に変わりました。生きぬくために、姿を変える進化。私たち人類は、大絶滅の時、何に姿を変えるのでしょう。
2012.07.29
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地面にあごをつけて眠るイヌ。それは近づく者の、足音をあごの振動で感じるためと言われます。そのイヌの姿を見ると、私は哺乳類の生い立ちを思い浮かべずにはいられません。哺乳類の耳は、爬虫類などにはない、複雑な仕組みがあります。耳の中の骨、つち骨、きぬた骨、あぶみ骨がその特徴。化石の調査から分かったこと。それは、この耳の中の小さな3この骨が、もとはあごの骨ということ。特にきぬた骨、あぶみ骨は、あごにつながった化石も発掘されます。さらに、哺乳類の胎児にも、その進化の過程は現れます。ブタの胎児の成長中、あごの骨の一部がつち骨に変化します。あごが変化して、耳になる。生きること。そこには、無限の可能性が広がっています。・・・・・・・耳の話題は、「はなとおじさん」の日記で思い出しました。ハナちゃんは、かつての私の愛犬に似ています。
2012.07.27
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葉に毒を含む、紫陽花。それは青酸性の毒と言われていましたが、今では原因が何かよくわかっていません。謎の毒を含む紫陽花の葉を、なぜカタツムリは食べることができるか?そう思ったあなたは、カタツムリを誤解しています。カタツムリも、毒のある紫陽花の葉はきらいです。紫陽花でカタツムリを思うのは、雨のイメージからの連想にすぎません。たとえ紫陽花にカタツムリがいても、それは紫陽花に寄ってきているのではありません。カタツムリのねらいは、紫陽花のそばのブロック塀。カタツムリは、ブロック塀をおいしく食べます。ブロックを食べて、カルシウムで殻を丈夫にするために。紫陽花をきらい、ブロックを食べるカタツムリ。あなたは、カタツムリを、草食系とおもっていませんか?【過去の日記1】「いつもとちがう 雨の日には - カタツムリ -」【過去の日記2】「赤い花の その下には - 紫陽花の色 -」 ※)2008年に、紫陽花の葉を食べた、2件の食中毒例がありました。 ご注意を。 1)2008年6月13日、茨城県つくば市。飲食店で、料理に添えられたアジサイの葉を食べた8人が吐き気、めまい。 2)2008年6月26日、大阪市。居酒屋でアジサイの葉を食べた1人が、嘔吐等の食中毒。
2012.06.18
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犬や猫に聴こえない音。ピアノの最低音「A0,下二点い」は、27.5Hz。犬や猫には、聴こえないとされる音。人にとっても、可聴域下限に近い音。下記のリンク先、上から4行目「 下2点イ(ラ)[※MIDI] 」のリンクをクリックすると、27.5Hzの音が出ます。【ピアノの鍵盤について】「下2点イ(ラ)」YouTubeにもあります。【YouTube】「倍音・低音・革命。~ピアノと戯れる」愛犬、愛猫の反応は、いかがでしょうか。・・・・・・・・・・私のPCの外付けスピーカは、ELECOMの木製スピーカ。再生の下限は、50Hzとなっていますが、上記の27.5Hzを再生しました。スピーカによっては、注意が必要です。【過去の日記】「半音さげて ささやいて - 犬と猫の耳 -」
2012.06.07
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高音の聞き取りが得意な、犬と猫。一方で、彼ら彼女らは、低音は苦手です。人の低音の可聴域は、20Hz。犬は40Hz、猫は60Hzとされます。しかし、人と同じ、20Hzまで聴こえる犬もいるという。もし、きみが、20Hzまで聴こえたら。耳がよい、犬のわたし。小さな音も、聴き取ります。とても高い音も、聴き取ります。そして、苦手な低い音も、わたしには聴こえます。わたしに語りかける、あなた。あなたの声は、よく聴こえる。でもそれは、ともだちにも聞える声。他の人には、聴かせないで。わたしだけの、あなたでいて。だから、ねぇ、わたしだけには、半音さげて、ささやいて。・・・・・・・「可聴域」 人: 20 ~ 20,000Hz 犬: 40 ~ 40,000Hz 猫: 60 ~ 100,000Hz
2012.06.05
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私は昆虫とは親しんできましたが、カマドウマは苦手です。カマドウマ、別名をベンジョコオロギ。便所の名を持ちますが、ことさらに不潔なわけでもありません。ただ、あのぬるぬるとした体が、私はたまらなく苦手です。加えて、すぐに足が取れる、あの脆弱な体。触ると壊れるその体から、私には、いつしか触れてはいけない虫になりました。近畿には、古墳が多くあります。大型の横穴式石室は、内部は真っ暗で不気味です。石室内部に入った時、何か嫌な気配を感じることがあります。その時は、ご注意を。間違ってもその時に、ライトを照らしてはなりません。そっと、カメラのフラッシュを炊いて内部を撮影したら、すぐに外に逃げ出しましょう。外で撮影した写真を、ご確認ください。おばけか、心霊の類が写っていれば、幸運です。しかし残念ながら、きっとあなたは、別の恐怖を知ることになります。写真に写っているのは、天井に、壁にぎっしりと群がる、無数のカマドウマ。想像しても、ご覧なさい。暗闇の中、天井から降り注ぐ、多量のカマドウマの恐怖。石室という住みかへの侵入者を、あの生物は容赦しないに違いありません。石室内部で知らずに、幸運でした。おばけも、心霊も歓迎しましょう。ただ、カマドウマが、くらやみを好むかぎり、私は、たまらなく、石室のくらやみが怖いのです。
2012.06.03
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ネズミは、ネコの尿から逃げる本能があります。ネコの尿の臭いは、ネズミの脳にパニックを引き起こします。ネコの尿から逃げる本能で、ネズミは生き残ってきました。トキソプラズマという、原生動物。この原生動物に感染すると、ネズミはネコの尿から逃げなくなります。むしろ、ネコに近寄るネズミさえいます。トキソプラズマが、有性繁殖できる場所は、ネコの腸内のみ。ネコにネズミを食べさせるため、トキソプラズマはネズミの脳を狂わすと言われます。ヒトにも感染する、トキソプラズマ。しかし、免疫不全のエイズ患者などを除き、ヒトへの害はほとんどありません。ただ、性格への影響があるという研究例も多くあります。実は、世界人類の約50%の脳には、休眠状態のトキソプラズマがいると言われています。ネズミに、ネコを恐れさせなくなる、トキソプラズマが。ネコ好きのあなたは、ご注意を。実は、あなたは、トキソプラズマに感染しているのかもしれません。・・・・・・・・・・・・トーナメント継続中・【 「ことわざ TM」: 「楽しい明日が 待っているから ― 犬も歩けば棒にあたる ―」掲載】 ※ 最後のプレーズ、トキソプラズマ感染=猫好きは冗談です。 でもいつか、そんな事実が解明されたら、愛猫家の広がりが理解できるかもしれません。
2012.05.30
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クラゲは「プランクトン」。プランクトンの定義は、「遊泳能力がないか、あっても弱く、水の流れに逆らえず、水中で浮遊生活する生物」。つまり、クラゲはプランクトン。1mを越えるクラゲ、ディープスタリアクラゲ。大きさには関係なく、このクラゲもプランクトン。泳ぐ力がある魚。その魚は「ネクトン」。流れに逆らい泳げなければ「プランクトン」、泳げれば「ネクトン」です。クラゲの種類は、まだ何種類かわかっていません。3000種類を越えると思われますが、未知のクラゲ、分類困難なものが多くいます。既知のクラゲにも、変わったクラゲがいます。「過去の日記」の、不老不死のクラゲ、ベニクラゲもいます。不老不死のクラゲ、未知のクラゲ。いつかクラゲから、生命の神秘が解き明かされることでしょう。【過去の日記】 「無限の時を 生き続ける - ベニクラゲ -」
2012.05.13
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最近話題の、深海5,000mで発見された、謎の生物。巨大な体の表面には、六角形の模様があります。話題の動画は、こちら。ちょっと気持ち悪い映像ですが。調べると、その正体は、ディープスタリアクラゲ(Deepstaria enigmatica)。ミズクラゲ科で、深海500m以上に生息する、体長1メートルを越える巨大クラゲです。ウミガメは、これを餌にするとのこと。深海には、まだ私たちの知らない生物がいるかもしれません。
2012.05.12
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体をなめる猫。それは体の臭いを消すために。猫はハンター。狩りには、自分の臭いを消さなくてはなりません。臭いを消して、ようやく猫は安心できます。あなたをなめる、かわいい猫。あなたの臭いを、消したいから。家族の臭いを消して、安心していたいから。なめ猫の、その心理。狩人のこころ、安らぎの気持ち、そして、家族への愛。・・・・・・・・・・・・(最終)・【 「スクロールしない話 TM」:「しあわせ さがして -茶柱-」掲載】 ※本日の日記、ネコがストレスを消すために体をなめる行動は省きました。
2012.03.30
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体重は私たちの1/40。でも食欲は、私たちの1/5。チビの大食い、それはなに?チビだけど、大切なその者の名。それは脳。脳は、人の体重の1/40。しかしエネルギー消費は、人の基礎代謝量の1/5。基礎代謝。哺乳類の脳は1/10以下。霊長類でも、13%程度。人の脳が、いかに大食いかが分かります。チビの大食い。それなら、もっと働いてもらわないと!・・・・・・・・・・・・(継続中)・【 「スクロールしない話 TM」:「しあわせ さがして -茶柱-」掲載】
2012.03.29
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猫とタウリンのコメントを頂きました。キャットフードにも、タウリンが入っていると。コメントは、「chappy2828さん」から。ビタミンCを、ヒトは体内合成できない。そう、以前に書きました。ヒトはビタミンCを、果物などで外部から摂取しなくてはなりません。犬猫など、モルモットと霊長類以外は、ビタミンCを体内合成できます。ビタミンCを合成できないのは、ヒトの遺伝的欠陥。一方、タウリンは、ヒトもイヌも体内合成できます。しかし、ネコは、タウリンを体内合成できません。そのため、キャットフードには、タウリンが配合されています。猫にとって、タウリンは重要です。視力を保ち、心臓疾患を防止します。かつて、ドックフードを与えられた猫は、失明し、命を落としました。その研究の結果、タウリン配合のキャットフードが生まれました。しかし、タウリンは、肉などの動物性タンパク質には豊富に含まれます。本来肉食のネコには、肉を食べる限り、タウリンは体内合成が必要ではありませんでした。これは、樹上生活などで、豊富なフルーツにかこまれた霊長類が、ビタミンCを体内合成できなくなったのと同じです。ヒトは、自然を離れ、ビタミン不足を知りました。ネコは、便利なフードに依存し始めたとき、タウリンの重要さを知りました。恵まれすぎると、そのありがたさを忘れる。それは、ヒトも、ネコも変わりません。【日記】 「スルメのすすめ - スルメ -」・・・・・・・・・・(継続中のトーナメント)・【 「耳の日 TM」:「つかまえて その刹那を - 聴覚 -」掲載】
2012.03.08
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あぶって食べると、美味しいスルメ。あのスルメの表面の、白い粉はなに?塩の様な、白い粉。海水が乾いた跡でしょうか?違います、塩ではありません。あの粉の成分は、アミノ酸のタウリン。健康飲料でも有名な、イカの体に含まれていた、タウリンです。タウリンの効能は、肝臓の機能向上。さらに血圧を下げるので、高血圧の予防になります。目にもよく、目薬にも配合。女性にやさしいのは、タウリンのダイエット効果。タウリンは新陳代謝を高めるので、基礎代謝カロリーが上がります。スルメは、タウリン配合!健康に、ダイエットに、スルメをおすすめ。でも、スルメの様には、やせないで。(継続中)・【 「いとしの絵本 TM」:「おもいだして - ちいさな あなたへ -」掲載】
2012.03.04
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くねくねと、ユニークなおどり。「タコおどり」は、変な踊りの意味で使われます。実際のタコも、くねくね動き回ることがあります。まるで、水中でおどるように。タコおどり、それはタコの脱皮行動。たくさんの吸盤を脱皮させ、吸盤の力を保つ行動。タコおどりと、馬鹿にしないで。格好悪くても、それが生きる術。人目ばかりを気にしていても、それは空しいばかり。格好悪くても、不器用でも、けっしてあきらめてはなりません。それがあなたにとって、大切なことなら。(ご報告:3位でした)・【 「悩んだとき TM」:「いつのときも かわりはしない - チャールズ・ダーウィン -」掲載】
2012.02.25
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毛づくろいをする、動物たち。とてもなごむ、しぐさです。しかしラッコの場合、毛づくろいは生きる術。毛づくろいなしでは、生きていけません。ラッコの体は、長短2種の毛の2層構造。皮下脂肪が少ないラッコは、この毛の間に暖かい空気を蓄えます。毛づくろいは、冷たい水から体を守る、ラッコの知恵。のんきに見えるラッコたちも、懸命に生きています。誰もが苦労し、努力しています。ひとを、うらやんでばかりいては、なりません。(継続中)・【 「失敗談 TM」:「なんとかなるさ - 失敗 -」掲載】・【 「悩んだとき TM」:「いつのときも かわりはしない - チャールズ・ダーウィン -」掲載】
2012.02.23
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