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機内はガラガラでした。
こんな年末にモスクワに向かう人は少ないようです。
ツアーの団体さんが30人くらいいた他は、個人客が20人もいたでしょうか。
お陰でゆったり座れて助かりました。
それにしても、今まで海外転勤のたびに、乳飲み子を抱えていたので
機内では本当に苦労の連続でしたが、
子供達も大きくなり、今回はゆっくり自分の見たい映画を見、本を読み
有意義なフライト時間を過ごせました。
もうすぐ到着と言うとき、機長よりアナウンス。
「モスクワ。ドモジェドボ空港が吹雪のため、着陸できるかわからない。
出来ない場合は、サンクトペテルブルグに向かいます。」
その後、モスクワに降りますというアナウンスがあったのは
良かったのですが、着陸態勢に入ってから揺れる揺れる。
本当に怖くて、前の座席の背に片付けた雑誌を
思わず支えにしてしまうくらい、命の危険すら感じてしまう恐ろしい揺れ方でした。
案の定、やり直しますということで再び上空へ。
2度目は、風の影響の少ない滑走路に降りたそうで、無事に着陸しましたが、
娘は気分が悪くなり、あとで戻してしまいました。
ともあれ、無事に空港に降り立ち、パスポートコントロールへ。
団体さんのうちのある老夫婦が、なかなか下りてこられなかったため、
みなさん、その方をお待ちでしたので、
私達は、一足先にパスポートを提示。
いつも混んでいると聞いていたのに、ガラスキじゃん、
やったぁ、並ばずにサッサとパスポートコントロールが終われそう!!
と思っていたのです が
、
担当してくれた御兄さん。何が気に入らなかったのか、 多分わざと
ゆっくりチェックするんです。
そのため、後から来たツアー客30人がほぼ全員終わるまで、
私と子供、計4人のチャックが終わりませんでした。
14年ぶりのモスクワ。
相変わらず、笑わない人種だなあと思いました。
笑ったら負け、笑ったら損、って位、みんな怖い顔で接してくれました。
個人的に付き合うと、にこやかに話しもするし、冗談だって言ってくれるのですが、
どうも、特にオフィシャルな場所では、みんなホント笑いません。
14年経っても、それは昔のままでした。
そして、言葉では言えませんが、空港に一足降りたときから、
ロシアの匂いがしました。
何でしょうね、日本に降りても無臭に感じますが、
香港に降りれば香港の、ドイツに降り立てばドイツの匂いがしますよね。
その匂いも、14年前と同じ懐かしいにおいでした。
その夜は、Crown Hotelに宿泊。
夜景がとてもきれいでした。