全17件 (17件中 1-17件目)
1
【玄米少食だが、玄米を生で食べてもかまいませんか?】 玄米食といえばふつうは玄米めしを食べるものと考えてよいでしょう。 現在、全国では玄米食を実行しておられる方は何十万人もおられるのです。しかし、この玄米を生で食べるという人はほんのごく少数です。 甲田医院ではもう何十年も前から生菜食という変わった食事療法を行なってきましたが、その生菜食というのは生の野菜、生の玄米粉を食べるのです。 現代栄養学では、「玄米は生で食べるな、消化が悪い」と注意しているのにです。 その理由は、玄米の主成分は澱粉ですが、生の場合はβ澱粉です。このβ澱粉は人間の胃腸では消化できないのです。消化する酵素が米の中まで入っていけないのです。 ところが、玄米めしにするとα澱粉になりますから消化できる。分解されてブドウ糖になり、体内へ吸収されるのです。 だから玄米めしとか玄米ガユのほうが生の玄米より良いということになっているわけです。 ところが、最近の医学的研究から、生の玄米でも栄養になるということがわかってきました。 玄米は小腸では消化吸収できませんから、そのまま大腸に入り、ここで腸内細菌によって分解され、短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸、吉草酸など)になって体内へ吸収され、エネルギー源として利用されるのです。したがって、生の玄米を食べても力になるのです。 さらに実際に食べてみると、玄米めしよりさらに栄養価が高いということがわかってきました。たとえば、玄米めしにすると一日二合くらい食べられます。一日四合でも大丈夫です。宮沢賢治さんもそうでした。 ところが生の玄米では、玄米めしの半分、つまり一日一合の少食でもやってゆけるのです。それだけ栄養価が高いのです。 だから、玄米少食でも、生の玄米食の場合は、玄米めしのときより、量を減らしても大丈夫です。それだけ少食になれるわけです。
2010年01月30日
コメント(0)
【少食では食べものの質が大事と言われています。何を選んだらよいでしょうか?】 少食であればそれだけ食べものの質をよく考えて食べるようにしなければなりません。少食であればなんでもよいとはならないのです。たとえば菓子パン一個かラーメン一杯だけで一食を済ましてしまうというようなことはいけない。このようなことが一週間に四回も五回も重なるのでは、それこそ栄養不良になってしまいます。 そこで米を食べるなら白米よりは玄米を選ぶことです。白米は本当に米のカスと言われるように栄養学的には欠陥だらけです。 それに反し玄米は完全栄養食品と言われるだけあって、主食としては素晴らしいものです。 同様にパンも黒パンを選び、白パンは控える。魚も大きな魚の切り身、つまりマグロのトロとか鰹のアライなどより、チリメンジャコとかメザシ、丸干しなどを食べるようにする。 そして、野菜類の葉菜だけではなく根のほうも一緒に全部食べること。 この他に、豆類(小豆、大豆など)、それにゴマと海藻類、これらはつねに欠かさないようにして毎日食べること。 このように質をよく考えた少食にするよう注意することです。
2010年01月30日
コメント(0)
【少食だが時々する外食のときだけ暴食してしまいます。】 外食をするのは一週間に一度くらいか、それとも一カ月にニ回くらいか。その回数にもよりますが、一カ月に一回か二回くらいなら、まあよいではないですか。 外食をするときはどうしても気がゆるんでしまうのです。そうなるとやはり好きなものを腹一杯食べてしまう。 これが一週間のうち、二回、三回と重なるようでしたら、やはり外食せず、家から弁当を持参するようにすることです。外食はつとめてしない工夫をしてください。少食では、よく言われる「一日三〇品目」を食べられません。現代栄養学では一日に三〇品目を食べるようにとすすめています。一〇品目とか一五品目くらいでは、すべての栄養素を必要量、体内に摂取できない。そこで一日三〇品目くらい食べておれば、まず合格だというわけです。 しかし、これは白米とか白パン、それに白砂糖とか大きな魚の切り身といったように、米、麦、魚などの全体を丸ごと食べるということをしないから栄養素の過不足が生じてくるのです。 もし、白米の代わりに玄米を、また白パンの代わりに黒パンを食べる、魚でもチリメンジャコとか丸干しなど頭も骨も尻尾も皆食べるようにする。 このような食べ方をしておれば何も三〇品目食べる必要がないのです。せいぜい一五品目、多くて二〇品目も食べておれば、それで充分なのです。 これは私たちがおいしいところだけをより好みして食べるからなんです。本当に贅沢なことをしているわけです。 米や麦あるいは魚などの「いのち」を粗末にしているのです。 これは人類がこの地球上に出現して以来やってきた人類独尊という差別思想です。 この差別思想に立脚した生活態度でいまや環境問題などが深刻になり、人類は本当に有史以来の大きな行き詰まりを迎えているのです。 いまこそ私たちはこの人類独尊という差別思想を謙虚に反省し、すべての「いのち」と共存共生するという生活態度に改めなければならない時期にきているのです。
2010年01月30日
コメント(0)
少食(『健康養生法のコツがわかる本』甲田光雄:三・五館:一五〇〇円:234頁)【一日一個くらいの饅頭なら食べてもかまわぬと聞きました。】 一家揃っての甘党の中で育った筆者ですから、甘いものにはどうしても手が出てしまう習慣が身について成人になりました。 その間、甘いものの過食で若いときから歯は虫歯だらけとなり、胃腸炎、ジンマシン、それに肝臓病などいろいろな病気で苦しむことになったわけです。 そのような体験から、甘いものがいかに健康上、悪いかがよくわかってきたのです。 『白砂糖の害は恐ろしい』(人間医学社)という本を書いたのも、少しでも多くの人が甘いものを食べすぎないようにして健康になっていただきたいという切なる思いがあったからです。 「饅頭は恐いですよ」と言えばしかし専門家の人々から笑われるでしょう。 「白砂糖は腹の中へ入って分解されてブドウ糖と果糖になり、体内へ吸収されると大切なエネルギー源になるのだから、何か悪いことがあるか。特に脳にとっては、貴重なものである。脳はブドウ糖だけをエネルギー源として使い、他の脂肪などは使わないのだから、白砂糖は悪いどころか、立派な栄養食品である」と。 なるほどそのとおりです。疲れたときに甘いものを食べると元気が出る。気持ちがホッとして満足感に充たされる。ストレス解消にはもってこいだ。だから一日一個くらいの饅頭を食べたところで少しも身体に悪いことはない。 そのとおりなんです。しかし、実際にはそのようにうまくゆかない。 たとえばいま10個の饅頭を買ってきて、その中の一個を食べて残りの九個を戸棚に入れておき、翌日また一個だけ出して食べる。これなら、よいのです。問題はない。 ところが、一個の饅頭を食べて寝たが、戸棚に入れた九個の饅頭が気になって眠られないという人がおられるのです。 そこでまた戸棚を開けて一個食べる。食べたついでにまた一個、結局、饅頭を入れた箱が空になって、やれやれこれで安心して眠られる。 どうです、底抜けの甘党とはこんなものです。医学の専門家も、このような心理はわからないでしょう。だから、自分の心とよく相談して饅頭を買うことです。「私なら、できる」と自信のある人は買ってきてもよいのです。
2010年01月29日
コメント(0)
【少食はできていますが、間食のアメ玉がやめられません。】間食をする癖が長く続いている人の場合はそれをやめるのもたいへん難しいです。 それをどうやってやめるか? 食べる回数や量を少しずつ減らしてゆくか、また思い切ってその日からスパッとやめてしまうか、どちらがよいかという問題です。 これはタバコをやめるのとよく似ております。タバコでも徐々に少しずつ減らしてゆく方法とスパッと思い切りよくやめてしまう方法とどちらが成功しやすいか。 人によって違うと思いますが、筆者はスパッと思い切りよくその日からやめてしまう。この方法を選びたいです。 過去に禁煙で何度も失敗しましたが、結局、最後に思い切りよくやめてしまいました。 その結果、見事に成功して今日に至っております。したがって間食のアメ玉もこの方法でやめるのがよいと思います。【少食ですが、毎日お菓子を食べてしまいます。】お菓子を食間とか食後に食べる習慣がついてしまうと、それを食べないと口寂しくて、何か物足りない。 だからやめようと思っていても、まあ少しくらいならよかろうと妥協してしまうわけです。 これをやめるにはやはり思い切ってスパッとやめてしまうのがよい。家の中にお菓子類は一切置かないことです。 最初の10日間くらいはたいへん寂しい思いをしますが、それを通り越してしまうと案外楽です。お菓子があってもあまり気にならなくなります。筆者にとってはハチミツがなくてはならない必需品のようなものでした。もう二〇年以上も毎日食べ続けていたのです。 しかし、あるとき、決然としてそれをやめてみることにしました。そして見事に成功して今日に至っております。 だからやればできるのです。思い切ってやってみることです。
2010年01月29日
コメント(0)
【少食にして一カ月も経たないうちにドカ食いが爆発してしまいます。】 日頃から大食の癖があり、腹一杯食べてきた人が急に少食になると、当分の間はよく腹が減って、食べもののことが気になって仕方がない。 それを辛抱して少食を続けているが、そのストレスがつもって、ついに爆発してしまうわけです。このような人はなかなか少食になることは難しいです。 どうしたらよいか? その方法として少食のメニューはキッチリ定めたまま守ること。ただし、一週間のうち一日は好きなものを腹一杯食べてもよいことにしておくのです。 それを、毎週の日曜日なら日曜日と決めておく。 すると、次の日曜日にはスキ焼き、その次の日曜日はお寿司を食べるというように楽しみがありますから、その他の日は正しい少食が守られるのです。 やはり、あまり厳しく縛ってしまうと窮屈で、それがストレスとなってしまうのです。上手にやれば成功しますよ。
2010年01月29日
コメント(0)
【子供にも少食をさせてよいのでしょうか?】これはよくお母さんたちから尋ねられることですが、小学校へ通うようになるまで、あまり食事制限をさせないほうがよいのです。 もちろん、食べすぎてお腹をこわすようなことは慎むように注意しなければなりませんが、少食を命令的に押しつけると、これは子供さんにとっては、たいへんつらいことで、精神的なストレスとなってしまうのです。 その結果、根性がひがんできます。これではノビノビとしたおおらかな成長ができない。 前にも説明しておきましたように、子供さんに少食がいかに健康上素晴らしいものであるかを何回もくり返しくり返し、話して子供さんたちを教育し、子供さんのほうからすすんで少食を実行しようという気持ちが出てくるのを気長に待つことです。 このようにすれば、少食にしてもうまくゆきます。 しかしあまり厳しい少食はダメです。 【少食で痩せている子供にはどうしたらよいですか?】子供さんが、食べるのを嫌がって逃げるのに、それを追いかけて無理に口の中へ食べものを押し入れる。このようなことをしているお母さんもおられます。 そして、筆者の前で「この子は食が細くてどうしても食べてくれないのです。もう本当に困りますわ」といって嘆いておられます。 このような子供にどうすればよいのか。その一例として、積極的に食べさせないようにすることです。 たとえば、朝食はもちろん、昼になっても何も与えない。そうすると夕方ごろになったら、もう子供さんは腹が減って、食欲がもりもり湧いてくるでしょう。 そこで夕食を与えてはなりません。夜になるまで辛抱させます。そうすると子供さんは何か食べさせてほしいと泣き出し、だだをこねるようになります。 ここで初めて、日頃あまり好きでなかった食べものを少し与えてみるとよろしい。 いつもなら見向きもしなかったのに、なんと、食べてしまうではありませんか。 その次は、褒美に好物を与えてやると、いっぺんに笑顔が出てくる。 このようなことを三回、四回とくり返すと、今度は「もう食べすぎだからよしなさい」と言わねばならなくなってしまうでしょう。ぜひそれを一度実行してみてください。 少食で多く食べることができないという子供には、生まれたとき胎便(カニババ)が充分に排泄してなかったということも考えられます。 そこでまず、便通をよくするため、スイマグを毎朝二〇ccくらい飲ませる。そして裸療法とか温冷浴なども行なうことです。 また夜、寝るときに腹にミソ湿布をしてそのまま朝まで眠る。これを三ヵ月間続ける。そうすると便通が非常によくなってきます。 そこで、今度は一日の寒天断食を10日に一度くらいの割合いで実行する。これで胃腸の消化吸収力はよくなり、食べたものもよく身につくようになってきます。 また便通がよくなった結果、食欲も旺盛になり、よく食べられるようになってきます。 その結果、太り出す。そうなると今度は運動に力を注ぐことです。 ジョギングのようなものを毎日三〇分くらい行なって脚力の向上をはかることです。そうするとますますよく食べる子供になって、よく太ってくるでしょう。 なお、黒砂糖とかハチミツを入れたお菓子をつくり、おやつに少し食べさせるのもよいでしょう。
2010年01月29日
コメント(0)
【一日一〇〇〇キロカロリー以下の少食で栄養不良にはならないのですか?】 一日一〇〇〇キロカロリー以下の少食は基礎代謝量よりも少ない。だからそのような少ない食事量を続けておれば日に日に痩せ衰え、ついに栄養不良に陥ってしまうのではないかと考えられるでしょう。 もっともなことです。栄養学の常識で判断すれば当然のことです。実際にまたそのとおりになる人も少なくないのです。 たとえば一日八〇〇キロカロリーの玄米クリーム食を開始したところ、一ヵ月に10キログラムも痩せてしまうという場合もあるのです。 このような人はそれ以上、この少食を続けないで、もう少し食事量を増やすことです。 玄米粉を六〇グラムから八〇グラムにし、また白身の魚(カレイとか鯛など)を一回一五〇グラム、一日二回で三〇〇グラムプラスして、それを実行するようにすることです。 こうしていったん体力と体重を元に戻し、それを続けながら、今度は1カ月に二回くらいの一日断食を行なう。それにも慣れてきたら、今度は一週に一回の一日断食を行なうという具合に前進してゆくのです。 これで胃腸の消化吸収率がよくなってきます。 さらに背腹運動を行なうようにすれば、やがて一日八〇〇キロカロリーくらいの少食でも栄養不良にならないで元気に生活ができるようになります。
2010年01月29日
コメント(0)
少食(『健康養生法のコツがわかる本』甲田光雄:三・五館:一五〇〇円:226頁)【ガンの場合も少食で治るのでしょうか?】ガンも少食療法で治ると言い切れるものではありません。ガンにもいろいろあって、それこそ本当に治療が難しい。 最近はガンの治療法も次々と改良され、また新しいものが出てきました。 昔のように不治の病だと言われていた時代には考えられなかったほど進歩しております。したがってガンと診断された患者さんはどのような治療を行なったらよいのか、まず専門家の指導を受けることです。 そして最善と思われる方法で治療しながら、少食療法も併用して実行するとよいのです。 最初から少食療法一本で、他の療法は一切拒否するというようなことはいけない。もっと柔軟な態度で養生していただきたいと思います。 少食療法で効果が現れたといっても、それを過信しないことです。
2010年01月29日
コメント(0)
【少食でいろいろな難病も治ると言われるが本当ですか?】 現代医学の治療を受けても、なかなか治らないで困っている人はたいへん多いですよ。 たとえば、慢性腎炎、全身性エリテマトージス、多発性硬化症、多発性筋炎、それに慢性関節リウマチなどです。 またアトピー性皮膚炎とか、気管支喘息などアレルギー性疾患でも治らず悩んでいる人がたくさんおられます。 このような患者さんたちは、現代医学の治療を受けても治らないので、今度は東洋医学とか民間療法などを次々と試み、その挙句、甲田医院へも来られるわけです。 患者さんにとっては藁にもすがる思いで甲田医院指導の少食療法を実行されるわけです。 その結果、不思議にもいままでどうしても治らなかった病気が治ってくる。そのような例が、続々出てきたのです。 そうすると、現代医学の行なっている食事療法が、間違っているということになるのです。栄養学の理論から導かれた食事療法の献立てが、実際的ではなかったというわけです。 治るためにはもっと食事量を少なくしなければならないのに、それをやらない。理論どおりに押し通す。 その結果、治る病気も治らないのです。それをなぜ謙虚に反省しないのか。不思議でなりません。少食療法こそ難病を治す決め手であると早くわかってほしいです。
2010年01月28日
コメント(0)
【一日三食でもそれぞれが少食ならよいのでしょうか?】 いまI日1200キロカロリーくらいの腹六分という少食を続けるとして、これを三等分すれば一食400キロカロリーとなります。 一食400キロカロリーを一日三回食べて1200キロカロリー。 このような食べ方でやったらどうか? これも立派な少食です。 しかし、これを実際に行なうとなると、少し困ることが出てくるのです。 それは一食に400キロカロリーですから、バターをこってり塗った食パンー枚とコップ一杯の牛乳、これだけです。 こんなわずかな食事では食べたという満足感が出てきません。これでは腹の虫が治まらない。 一日三回ともこのような食事が続くと、その不満感がストレスとなり、いつかは爆発してしまう。一度爆発して食べ出すと、もうブレーキが利かなくなり、そのままズルズル過食してしまうことになるのです。 これでせっかく始めた少食も失敗に終わってしまうわけです。 つまり理論的には素晴らしいものに見えても、実際となるとうまくゆかないものが案外多いです。 そこでどうするか。一日一回くらいは食べたな、という満足感が出るような食事量にすることです。 それにはやはり800キロカロリーは必要です。残りの400キロカロリーをどうするか。これは昼食にまわし、朝食はゼロ、完全に抜いてしまう。 このような食べ方で成功している人は多いですよ。 できれば、朝ゼロ、昼600、夕900キロカロリー、一日計1500キロカロリーくらいの少食を実行されたらよいと思います。 これなら夕食後は満足感でホッとし、ストレスは出てこない。成功率が高いはずです。
2010年01月28日
コメント(0)
【仙人食になりたいのですが?】 仙人食になりたいと希望して甲田医院へ来られる人も時々あるのです。 仙人食が憧れで、ぜひそのような仙人食になり、できれば一生それで通したい。素晴らしい夢です。 しかし、それを実際に実現するとなると、たいへんな努力を必要とします。 まず基本から始めて一歩一歩前進することです。 一番やりやすいなと思われるのは、生菜食Aを実行すること。 この生菜食Aを一年くらい続けて完全に慣れたところで、今度は毎週一回の一日断食を行ないます。寒天断食でもよろしい。 この断食を行なっても体重が減らず、また血液検査にも異常がないことを確かめる。 そして、体重が少し増えてくるようになったら、生玄米粉を減らす。 最初一〇〇グラムから八〇グラムぐらいに減らし、それに慣れたら六〇グラムに進む。 これでも体重、体力および血液検査に異常が出てこないことを確かめ、次は昼の一食を生野菜だけにし、生玄米粉および豆腐は食べないことにするのです。 このようにして、一歩一歩前進し、次は昼食は完全に抜くこと。これで、夕食一回の生菜食Aになります。 その次は、夕食の生玄米粉も100グラムから80グラム、ついで60グラムくらいに減らしてゆくのです。そして豆腐も200グラムから100グラムに減らす。 ここまで来られたらもうしめたものです。 夕食一回の総エネルギーはわずか四〇〇キロカロリー。ここまで来るのに約三年、長い人で四、五年はかかります。 この間、一週間に一回の一日断食はずっと続けていること。慣れてくれば、青汁一杯だけの一日断食でもよろしい。 これを計算に入れると、一日の平均総摂取エネルギーは約三〇〇キロカロリーになります。 これで、だいたい仙人食といってよいでしょう。憧れの仙人食になれたのです。 食べものはもう生涯縁がないとはっきり自覚し、他人様の幸せを願う利他行に真の喜びを見いだすようにしてください。 そうでないと、仙人食をずっと持続することができなくなってしまいます。
2010年01月28日
コメント(0)
少食(『健康養生法のコツがわかる本』甲田光雄:三・五館:一五〇〇円:219頁)【一日一食の少食を実行したいと思っています。】 少食は健康長寿の秘訣であり、「少食に病なし」とわかってくると、いろいろな方法を考え実行する人が出てきます。 一日一食の少食もその一つです。一食はたいてい夕方に食べるというのが多いです。 もっとも、二木謙三先生のように朝の六時に一食という人もおられます。 一日一回食べるだけで、あとの二四時間はずっと断食ですから、これは本当に厳しいものです。これは修養の足りない凡夫ではまず無理でしょう。 朝も昼も何一つ食べないと、夕方になるとどうしても空腹感が強く出てきます。しかし慣れてしまうと、それほどでもないのです。思ったよりは空腹感が強くないのです。 問題は頭のほうです。夕方に近くなると、もう食べたくて食べたくて夕食の時間が待ちどおしい。そして、やっと夕食が始まると、何を食べても本当においしい。 そこで、つい食べすぎてしまうわけです。もう腹が一杯になっているのにまだ食べたい。もう苦しくなるまで食べてしまう。 その結果、食後は急に身体がだるくなり、横になりたい。もうそうなると、箸の落ちたのを拾い上げることもしない。人によったら、そのまま少し眠ってしまう。 全身の血液が胃腸のほうへ、ドッと集まってきて、消化吸収に全力を注がねばならないから、脳のほうへは回らず、貧血状態になってしまうのです。だから、食後に居眠りが出てくるわけです。 このような状態で朝まで眠ってしまう人もおられますが、これでは熟睡ができないのです。 そのため、睡眠時間が長くなり、しかも朝、目が覚めてもまだ身体がだるい、疲れが充分にとれていない証拠です。 このような一日一食では健康になるどころか、逆です。夜のまとめ食いは本当に身体に悪いのです。だから、このような一日一食ならやらないほうがずっとよいのです。 一日一食者になりたかったら、やはり順序があるのです。一日一食でも食べすぎないように訓練してゆくことが大切なのです。 たとえばまず夜食とか間食、つまりつまみ食いなどを一切やらないようになることです。そして、夕食を少し控え目に食べる。 次は朝食を徐々に減らして、やがて完全な朝食抜きを実行する。 その次の段階として、昼食を少しずつ減らしてゆくのです。そして、ついに昼食も完全に抜く。これで、一日一食になっているわけです。 そしてこの夕食はなるべく早い時間に食べることです。そうするとだいたい午後の一〇時ごろにはもう胃袋が空っぽになっているでしょう。 このように胃が空っぽになってから眠るようにする習慣がつけばもうしめたもので、一〇〇歳の長寿者へ仲間入りする切符を手に入れたようなものです。 このように一日一食の少食実行者になるには、やはり準備を慎重にし、一歩一歩前進することです。一日三食を食べている人がいきなり、一食主義になるのはやはり無理です。なっても不成功に終わる人が多いです。 このことをよく頭の中に入れて実行されたらよいと思います。
2010年01月28日
コメント(0)

一般に、消化管ホルモンと言えば消化される食べ物が胃や腸に入ってきたとき分泌されるものと思ってきました。ところがです。1971年、カナダのブラウン博士がモチリンという新しいホルモンを発見されました。このホルモン、今までの常識をくつがえすホルモンでした。つまり食べ物が胃や腸に何もないときに分泌される消化管ホルモンだったのです。これは甲田先生にとっては「驚きの発見」でした。多分、発見者やその後のモチリン研究者にも気がつかれなかった「驚きの発見」だったのです。お腹を空かすとなぜ蠕動運動が活発になるかということです。蠕動運動の活発化などは研究者達も分かってるよ。いや、そういうことではなくて朝飯抜きの理論としてです。モチリン研究者がモチリンの研究をしているからといって、驚いて率先して朝飯抜きに走るか。ありえません。論語読みの論語知らずのままでしょう。甲田先生のように実学としてのモチリンの働きを見いだす人はおりません。甲田先生の西式療法を西式甲田療法と呼ぶ意味がおわかりでしょうか。モチリンの発見は1971年。モチリンの意味を正しく捉えた人は甲田先生。現代医学がいつ甲田先生に追いつくやら。お腹がぐっと鳴るたび、おっモチリンが出てるなと分かる人、いるかな。
2010年01月27日
コメント(0)
玄米クリーム松井二郎さんのブログから----------------------------------------------------------------------------------玄米を食べる 重要度 ★★★★☆完全栄養食品というものがこの世にあるとすれば、玄米だけである。炭水化物、タンパク質、脂質に加え、ビタミン等の各種ミネラルがバランスよく含まれ、栄養のダイヤモンドといわれている。 これは精米していないために残っているヌカと胚芽部分に、白米にはない栄養素を残しているためだ。したがって副食によってミネラルを補う必要がなくなる。極端な話、玄米と塩と水だけあれば、栄養失調で死ぬことはない。おそるべき食品である。玄米のよさは、豊富な栄養だけにとどまらない。 なんといっても食べる量を減らせるというメリットがある。 これはほかの主食よりもゆっくり消化されるため、わずかな量で満腹感を得られるからである。白米の3分の1の量ですむ。こう聞くといいことだらけのような玄米であるが、難点もある。 消化が悪いので胃腸の弱い人には向かないことと、白米より炊くのに手間ひまがかかることだ。そもそも、現代人がコメを食べなくなった大きな理由として、パンや麺などの小麦食と比べて決定的に劣っている点がある。 それは「炊かねばならない」ということ。 パンなら3分も焼けば食べられるし、カップラーメンも、やはり3分。 これが、ごはんを炊くとなると50分もかかる。おなかがすいてから炊飯したのでは間に合わない。そこで本当はごはんが食べたいのに「時間がないから、パスタでもゆでるか」ということになる。あわただしい現代人は、食品の質よりもスピード、手間よりも簡便さを選んでいるのだ。実に嘆かわしいことだ。白米を炊くことさえ手間なのに、まして慣れない玄米となれば、実践するのに抵抗がある人も多かろう。 しかしここでまた常識を疑ってもらいたい。 コメは、本当に炊かなければならない食品なのか? 考えたこともないだろうが、考えてほしい。答えから先に言ってしまうと、これがノーなのだ。 コメは、炊かなくても食べられる。 否、炊かずに食べたほうが、体によいのである。 これは、炊いたごはんはαでんぷんであるのに対し、生のコメはβでんぷんであるからだ。βでんぷんには消化酵素が働かず、大腸まで届いてから腸内細菌によって分解される。このときに酪酸が発生し腸管内のガン細胞を正常な細胞に戻してくれる。 また炊いた玄米はアルカリ性に変質するのに対し、生の玄米は中性である。したがって胃がアルカリにかたむく心配もない。しかしコメをそのままボリボリというわけにもいかない。歯が丈夫ならそれでよいのであるが、さらに胃腸も強くなければいけない。そこで誰でも玄米を手軽に、しかもファーストフード並みの速さで食べられる方法を紹介しよう。 用意するのはミルサーだ。 ミルサーとは、乾物を粉末にする機械のこと。ミキサー機能とセットになっている商品が多い。持っていない人は今すぐ買うとよい。いちど使うと手放せなくなる、1日2食健康法の必需品だ。高機能なものにこしたことはないが、最安値のものでもひとり暮らしなら充分用は足りる。このミルサーで、玄米を粉にしてしまうのである。時間は、機種にもよるが0.5合を粉にするのに約1分。玄米をザルでふるってモミがらのカスを落としてからミルサーにかけるとよい。 粉になったらナベに移し、玄米の量に対して水を3倍の分量加える。味付けとして塩を小さじ1。ほかに好みの調味料があればてきとうに入れる。あとは火をつけてかきまぜながら温める。ブツブツいい始めたらトロ火にし、さらに3分ほどかきまぜているとクリーム状になってくる。これで出来上がりだ。 この玄米クリーム、その素朴な味わいがすこぶるおいしい。こんな簡単に、こんなおいしいものが作れていいのかと感動されること請け合いである。塩のかわりに、しょうゆや味噌を入れてもおいしい。気分で変えるとよいだろう。 消化吸収もよく栄養満点。はっきりいって、最高の主食にしてカップラーメンより速くて安い、地上最強のファーストフードである。ちなみに味を重視するなら、火を止めてからさらに4~5分蒸らすとよい。そのぶん でんぷんは α化するが、さらにおいしい玄米クリームになる。煮る前に1時間水につけておいたならなおよい。 これだけでも充分おいしいが、ここへホールトマトを入れてくずしながらかきまぜればトマトリゾット風になるし、ごま油などを少量入れてもよい香りになる。きのうの残り物をぶち込んでもいいし、何を入れても合う万能フードだから時間があればいろいろ試してみるとよい。納豆が好きな人なら、納豆を入れてみよう。これまた最高の味!!反対に味よりスピードというのなら、すでに述べたように、この玄米の粉、火を通さなくても食べられる。そのときは水の量をぐっと抑え、玄米全体に湿り気がおびる程度にする。おわんに玄米の粉、水、塩を加え、かきまぜるだけでできあがりだ。この場合は塩よりもハチミツで練って食べたほうがおいしい。そのとき水は使っても使わなくてもよい。 この応用技として、弁当箱に玄米の粉末と塩を入れて携帯すれば、水さえ使える環境ならいつでもどこでも栄養満点の食事ができる。ハチミツを使うなら、水もいらない。長期の旅行や出張に便利だ。おにぎりと違って夏場でも悪くなる心配が全くない。しかも体にいいことこの上ないので体調を崩すこともなく仕事もバリバリはかどるだろう。この生の玄米粉や玄米クリームを常食すると、白米のごはんを食べていたときよりも明らかに体力が持続することに気が付くはずだ。睡眠時間さえ減らすことができる。人生成功の秘訣は玄米にありと言ってもまったく過言ではない。 もちろん炊いた玄米でもよい。「ごはんを食べたー」という充足感が得たいなら、時間はかかるが炊いて食べればよいだろう。玄米の炊ける炊飯器や、圧力釜で炊けばよい。中国製の「発芽玄米炊き炊飯器」、玄米を発芽玄米にして自動で炊いてくれる優れ物。最後に、玄米を常食するさいの注意点もあげておかなければならない。 ひとつは、生の玄米粉ばかりを食べると便通が悪くなること。これを防ぐには、ときどきは玄米クリームにするか、粉にせずそのままの玄米を炊いて食べるとよい。もうひとつの注意点は、玄米には胚芽部分に強いアクが含まれているということだ。玄米を食べるということは、にんじんや山菜でいえばアク抜きをしないで食べるのと同じことなので、一般的な食生活に玄米を取り入れた場合はかえって体を害する原因になる。このアクは1日2食法を実行することではじめて体外に排泄することが可能になる。 ということは、逆に言えば1日3食の人が玄米を食べてはならないわけである。1日2食が身に付いて初めて、この最高の食品の恩恵を受けることができるのだ。--------------------------------------------------------------------------------松井さんのブログは素晴らしい!!
2010年01月27日
コメント(0)
朝飯抜き健康法は恐い.甲田先生の本を5冊以上読んでから実行しましょう。 なぜこんなタイトルにしたのか。甲田療法が現代医学の基礎になっていない状況の中では、甲田療法は正しく伝わりません。間接的によいと知り、朝飯抜きをやり始めたら失敗する事例が出てきます。すべての病院で、基礎学問として甲田療法が教えられていない中では、失敗の事例が発生します。甲田療法が誤って伝わります。過渡期です。慎重さが求められます。朝飯抜き健康法を実践するときに、絶対に気を付けること。特に胃腸が弱い人が実践するとき、気を付けること。でもその人が、胃腸が弱いかどうかなんて、厳密には誰にもわからないことです。何となく程度です。だから朝飯抜き健康法を人にすすめるときには、大原則があります。相手はすべて「胃腸が弱い人だ」と考えてすすめるということです。そのための大原則。玄米クリーム食です。玄米クリーム食を最低三カ月、いやもっと大事をとって、一~二年、玄米クリーム食を行ってから、朝飯抜き健康法にうつるのがいいとすすめることです。甲田先生の本を読めば、自ずとそうした失敗のない健康法として伝わるのですが、よくなった話が多くて、間接的に広まった中で失敗事例が出てきてしまいます。インターネットを調べていたら、そうした失敗事例が見つかり、大あわてでこの項を作ってみました。----------------------------------------------------------------------------------- 間接的伝聞失敗例その1 私は半年ほど朝食を抜く生活を続けました。初めはフラフラしたりしましたが、1~2週間ほどで空腹に慣れ、調子が良くなったように感じました。しかし、それもただ「アルファ波のとりこ」となっていただけに過ぎなかったようです。その後、便秘になり、低体温・低血圧になり、夜中に目が覚めるようになり、頭の働きも悪くなり(アルファ波のとりこになっていたときは逆に良くなったと錯覚しておりました)、肝機能が悪化し、(本で効果があると書かれている)うつ病も悪化し、ガリガリに痩せてしまいました。 著者の経験主義な点は、世界の伝統と現代医学の、双方をなおざりにした独りよがりなものです。 他の「健康法」と同じく、「甲田式健康法」も万人向けではありません。 朝食抜きが身体に良い悪いと言うよりは、人はどんな状態にも適応することが出来るホメオスターシスという機能が備わっているだけのように感じました。 朝食抜きの生活は、夕食が夜になってしまう人や、普段過食しがちな人、加齢によって基礎代謝が低下している人などには丁度良いのかもしれませんが、私は1日3食の生活に戻しました。この時も1~2週間ほどで元の生活に慣れることが出来ました。 ですが、この本がきっかけで食事の質や量を見直すようになったのは確かです。-----------------------------------------------------------------------------------間接的伝聞失敗例2体験に基づく個人的評価ですが、朝食を抜き、生野菜のジュースを飲み、糖質(糖分や炭水化物)を減らしてから、私の場合は胃と腸の動きが両方とも悪くなり、胃重と便秘に悩まされるようになりました(いっそのこと腹痛と下痢に悩まされるほうが改善に向けた排出=好転反応のように思えます)。 甲田先生の他の本によると、この方法で便秘になる場合もあるのでそのときはスイマグ(水酸化マグネシウム)を飲むとのことでしたが、スイマグはにがりと同じで腎臓を硬化させる危険な要素も持っているものです。2ヶ月間、甲田式を中心の食生活を続けましたが、リハビリに1年を費やしました。 これも個人的主観ですが、玄米菜食(とくに加熱食)を実践している人は、顔色が浅黒く、ほほがこけ、老けて見える人が多いように見受けます。健康本は著者の「顔」を見てから買うのも一つの方法だと思います。 しかし食生活を見直すうえでの知恵もたくさん知ることができるので、★2つにしておきます。-----------------------------------------------------------------------------------甲田先生の本を読んで実践されても失敗例がおきてきます。甲田先生の本を5冊以上読んでからとでもしておこう。申し訳なく思います。過渡期だからとすませるわけにはいきません。甲田療法を実践されている人のお知恵をお借りしたいと思います。
2010年01月27日
コメント(0)
栄養学から言っても、まず体内にたまった老廃物をすっかり出しきってから,新しい栄養物を摂り入れるというのが順序です。老廃物がまだ完全に排泄されきっていないうちに栄養物を摂り入れれば,体内で混乱が起こります。老廃物がつねに体内に残留し,体液はきれいになることができません。そしてこの体液の汚濁が長い間続くと,新陳代謝がスムーズに行われなくなり,そのため生命力は低下し,抵抗力も衰えてくるに違いありません。 こうして私たちはいろいろな病気にかかり,苦しむことになるのです。ですから,やはり出すほうが先で,まずマイナス栄養を優先させ完全に老廃物が排泄されるのを待って,それからプラス栄養で合理的な食事をいただくというように工夫するのが順序でしょう。そのような食事法こそが,健康法の秘訣ではないかと思うのです。 しかも、空腹時にこそ排泄能力が高まるというのが私たちの身体の生理作用であるとすれば,老廃物の排泄が完全に終了するまではプラス栄養はおあずけにし,私たちは断食して待っているのが一番よいのではないでしょうか。そして,老廃物が完全に排泄されてから,いよいよプラス栄養として食事をいただくという順序にするのであれば,いったい朝の食事は摂ってよいのかどうかという問題が起こってきます。 私の考えでは、以上述べた論にのっとった正しい食事法の具体化として,まず午前中の断食を主張したいのであります。午前中はまず排泄を完全に行う時間としていっさいのプラス栄養を禁じて断食し,昼ごろになって,排泄がすべて終了してから食事をいただくのが正しい食事法ではないかということであります。 さて,このように申しあげると,オヤッと疑問に思う人もあることでしょう。無理もありません。現在の栄養学では,朝食ぬきは健康上よろしくないというのが常識になっているからです。 「朝食はその日のエネルギーの源を補給する大事なものだから,朝食には栄養のあるものをしっかり摂らないといけない。そうでないと,午前中に力がぬけてスタミナが続かない」と栄養学の専門家たちが,新聞や雑誌などでさかんに警告しておられるのはご承知のとおりです。これは一見まことに合理的な考えのように受けとられますが,はたして,本当に正しいのでしょうか。 筆者にはけっして正しいと思われません。だが一般に,現在の社会では,「入れること」が特に強調される風潮があります。戦後の日本は民主主義の世の中になったというので, "・・・・・・・・する権利がある" とか "人権獲得のために" といった言葉をよく耳にします。いかにも摂り入れるということに,重きがおかれているようです。 ですから,「出すものはビタ一文でもいやだ」という風潮があり,それに乗じて,栄養学のほうでもプラス栄養学に重点が置かれているように思われます。ですから排泄のほうを重要視するマイナス栄養学のような考え方は,やはり "布施" とか "奉仕", あるいは "自己犠牲" といった言葉が強調される時代がやってこないかぎり,本当に受け入れられないのかもしれません。 しかし、時代はどうであれ真理は真理ですから,マイナス栄養学の大切さには少しも変わりありません。やはり出すべきものは先に出すことが必要で,そのために午前中は断食をするのが本当に正しい健康法ではないかと思います。 ところでこの排泄の問題も、いままでは主として便通について論じてきたわけですが,これは体内にあるすべての老廃物の排泄にも通じていると考えられます。すなわち,血液やリンパ液などを通じて全組織から出される老廃物や,あるいは体外から侵入してきた異物などが肝臓や腎臓,あるいは肺,皮膚を通して解毒排泄される能率も,やはり空服時において最も高まるということを申しあげたいのです。 たとえば断食療法を行っている患者さんたちを観察していますとよくわかることですが,断食中には顔や首,胸などに,ハシカの発疹のような赤い斑点が出てくることがあります。これを「断食疹」と呼んでいますが,これなどは体内老廃物の排泄力が飢えによって急に高まり,日ごろから停滞していたいろいろな老廃物が一挙に排泄されたものと見てよいでしょう。 また,農薬のBHC,DDT,あるいはPCBのように,油にはとけるが水にとけない有機塩素剤などが一度体内に入ると,皮下脂肪や腹部の脂肪組織などに沈着し,なかなか排泄されにくいものですが,これらも断食をすれば少しずつ排泄されてきます。 このように,飢えは,体内のすべての老廃物を排泄させるのに必要な手段となりますから,毎日の生活の中で,ぜひとも飢える時間を適当に設ける必要があるのです。 しかも排泄のほうが優先されるべきですから,やはり午前中は断食ということになります。 このような断食も毎日続けることによって,体内の老廃物が完全に排泄されるならば,血液の汚濁は防止され,したがって生命力はつねに充実し,抵抗力も万全という状態を維持できると思います。
2010年01月26日
コメント(0)
全17件 (17件中 1-17件目)
1

