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2004.05.26
小泉首相訪朝の評価
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小泉さんが訪朝して、拉致被害者の地村さん・蓮池さんの子供たちを連れ帰ってきた、今回の日朝首脳会談への評価が分かれている。子供たちの「帰国」は評価するけれど、「拉致問題」そのものに関しては評価されていないというねじれ現象が起きている。
「拉致問題解決せず83% 68%は日朝会談評価」
という記事を見ても、次のように書かれている。
「日本人拉致問題について「解決したと思わない」と答えた人が83・9%に上った。再訪朝について「評価する」は68・4%となったが、2002年9月の初訪朝直後の調査に比べ17・8ポイント低い。」
「安否不明者10人について再調査するとした日朝両政府の取り組み姿勢についても「十分だ」が8・6%だったのに対し「十分だとは思わない」が88・0%となるなど、首相訪朝を全体として評価しながらも、拉致問題などについての厳しい見方が浮き彫りになった。
日朝会談について「評価しない」は30・7%だった。首相が日朝首脳会談で示した北朝鮮に対する食糧援助と医薬品の提供については「容認できる」が18・4%にとどまったのに対し、「容認できない」が約2倍の35・5%に上った。」
僕は今まで小泉政権のアメリカ追随外交などを批判してきたが、今回の訪朝に関しては、素直に批判するという気分でもないし、一転してそれを評価するという気分でもない。世論に現れているように、僕にも、評価できる部分と評価できない部分が分かれているという感じだ。そして、それを総合的に判断して、全体的に評価するかどうかと言うふうに問われたら、それはまだこの時点では分からないと言うしかない。
ただ、僕が評価できる部分と評価できない部分は、上の記事に現れた世論の評価とはちょっと違う感じもする。それは、この訪朝のそもそもの前提が評価にかかわってくるからだ。小泉さんを評価しない人の大部分は、この交渉が朝鮮民主主義人民共和国(と言うよりは、金正日という人)に小泉さんが屈したというような見方をしている人が多いのではないだろうか。
確かに「交渉」という駆け引きでは、小泉さんの方がかなり分が悪かった。わざわざ出かけたのは小泉さんの方だったし、出迎えも「歓迎」と言うよりも、相手の方が「会ってやったのだ」というような報道がテレビなどでは行われていた。これでは、「屈した」と怒る日本人の感情を逆撫でするような感じもある。
しかし、これは最初から織り込み済みのことであったのではないか。交渉のカードが日本側にはほとんどなかったと言うことは、これまでのあいだ何の進展もなかった「拉致問題」そのものが物語っていると思う。「圧力をかける」と息巻いている政治家もいたが、その圧力はほとんど効いていなかったというのが現実ではなかっただろうか。朝鮮民主主義人民共和国の崩壊を待っている人も多かったようだが、それはいつになっても始まらなかった。
そして、カードがないのだから、最初から屈するように見えるのは、これもまた仕方のないことだと甘受するしかない。問題は、そのスタートが屈するように見えたとしても、結果的にこちらが望んでいる方向への一歩になっているかどうかで評価しなければならない。屈したからすべてがだめだと言うことにはならないのが、政治的判断の評価の難しさだと思う。
「拉致問題」の解決を主張する人の中には、「国交正常化」よりも「拉致問題」解決の方が先だと主張する人がいる。感情的には、その気持ちも理解できるが、これは現実には不可能なのではないだろうか。朝鮮民主主義人民共和国の協力なしに「拉致問題」が解決するだろうか。日本の警察権力が強権を発動して強制捜査をすればその問題が解決するのだろうか。そのような前近代的なやり方が通用する時代ではないと僕は思う。
「拉致問題」の解決には、「国交正常化」が不可欠だと判断するなら、たとえ屈したように見えようとも、まずそれからスタートさせようとすることは僕は正しいと思う。この点では評価すべきだと思う。拉致被害者の子供たちを連れ帰ってきたことも評価の一つだろうが、それよりも、正しく優先順位を判断したことが政治的判断として評価されるべきではないかと思う。
僕は朝鮮民主主義人民共和国という言葉を使い、「北朝鮮」という言葉を使わなかった。これは「北朝鮮」という言葉が、すでに偏見に満ちたイメージで使われているというふうに感じているからだ。この言葉を使うときは、せめて「」付きで使いたいと思う。この国に関しては、それを敵視する見方での報道に満ちあふれている。客観的に第三者として冷静に眺める情報がない。
これでは、国交正常化をして開かれた国にしていこうとすることを日本国民自らが閉ざしているようにも感じる。この国が世界に対して開かれていくことが、ひいては「拉致問題」の解決にもつながっていくという見方が必要なのではないかと思う。開かれた国になっていけば、世界の常識としての考え方で犯罪捜査なども受け入れていかなければならなくなるだろう。納得のいくような証拠の提出も求められていくと思う。いつまでも閉ざされた得体の知れない国というイメージでは、正しい調査も求められない。
開かれた国にしていくという国交正常化の方向を、これからの小泉政権が成功させられるかどうかに、スタートさせたという評価が、実りあるものになったという評価につながっていくのではないだろうか。その結果を出したとき、やっと総合的にも評価できるという結論を出せるのだと思う。
細かい点での批判はいろいろあるだろうが、それは上のような総合評価の観点を持ちつつ、個別的に判断していかなければならないだろう。僕が批判する点は次のような事柄だ。
拉致被害者の子供たちが親の元に戻ってきて、親子が一緒に暮らせると言うことでは、多くの人々が感じているように「良かった」と僕も思う。しかし、一緒に暮らせれば、このあともずっと幸せだとは限らない。子供たちは、全く環境の違うところで、自分たちのアイデンティティーの危機を感じながらも、新しい生活をスタートさせなければならないのである。これを、いかにして「幸せだ」と感じるような方向につなげていけるかの責任は、誰が負うべきか、とても難しい問題だ。
彼らには、向こうでの生活があった。それが逃げ出したいようなひどいものであれば、迎える方は歓迎するだけでいいだろう。しかし、それなりに「幸せに」暮らしていたのであれば、そこには親しい人々もたくさんいただろう。国交正常化が出来なければ、今度はその子供たちが、親しい人々と引き裂かれてしまうわけだ。その意味でも、国交正常化が出来るかどうかは非常に重要な問題だ。国交正常化が出来れば、自由に行き来が出来るわけだから、ちょっと遠いと言うことはあるかもしれないが、親しい人々に会いに行くことも出来る。
ジェンキンスさんの問題も、国交正常化が出来れば問題は解決の方向へ向かうだろう。感情的には、蘇我さんが両方の国を行き来することが難しいと言うこともあるかもしれないが、ジェンキンスさんが向こうを離れられないという事情がある以上、両方の国を行き来して生活するのもやむを得ないかもしれない。これも、国交正常化の方向で解決の方向も決まるような気がする。
小泉さんの選挙パフォーマンスに利用されたという批判もあるだろうが、これはあまり本質的な問題ではないような気がする。時期的に言っても、これは見え見えのことなので、このようなパフォーマンスに踊らされて投票するような人が多いとしたら、それは残念ながら日本の民度が低いことを物語っているのであって、パフォーマンスであることを承知して、投票行動が、そのようなものには左右されないと言うことを示すのが国民としては正しい態度だと思う。
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最終更新日 2004.05.26 09:30:43
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