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ガンにかかるのは、いい人達なのではないか。いや、いい人だからこそ、ガンになるのではないか。昨日思ったこと。親父の背中に、一年くらいまえから、「瘤」ができた。いくつかの総合病院で診察を受け、MRIやCTスキャンで検査をしてもらった。しかし、結局、診断は、次のようなもの。「悪性のものではないと思うのですが、内容を特定することはできませんでした」。なんとも歯切れが悪いというか、宙ぶらりんな思いを抱えることになった。しかたなく、2か月に一遍ぐらいのペースで病院に出向くということで、様子を見ることになった。それが、ここ1か月ぐらいで、その「瘤」が急にしぼんだり、大きくなったりを繰り返すようになってきた。いつもかかっている医者から、「やはり、“デキモノ”の専門である病院で、より詳しい検査をした方がいいかもうしれませんね。紹介状書くので行ってみてください」と言われた。それで、行ったわけです。築地の国立がん研究センターー中央病院に。ここは、医師の紹介状がないと、予約を受け付けてもらうことができません。つまり、まあ、全国から、難易度の高い「デキモノ=腫瘍」に患っている人が集ってるわけですね。エレベーターの前で待っていると、ドアが開き、中から、帽子を被り、マスクをした小学校高学年ぐらいの男の子が出てくる。片足がなく松葉杖をついて。骨肉腫だったのか。そんな光景がそこら中で見受けられる。待合室の椅子は、どこも満席状態。ただ、見ていると、一般の病院の待合室と明らかに違うところがあるのに気づく。「なんでこんなに待たされるんだよ」とか、ぼそぼそ不平不満を漏らす声がまったく聞こえてこない。いや、それどころか、しかめっ面をしてたり、人相の悪い輩が全然いないのである。皆、とても、性格がよさそうな顔をしている。そういう人たちだけが椅子に座っている。そこで、冒頭に記したことを思ったわけである。性格のいい人から、先に死んでいくのかね。やっぱり、「憎まれっ子、世にはばかる」というのは、永遠のテーゼなのかね。来週も、親父は、検査だそうです。
2011.11.12
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