沖縄久米島 グランババの農園から

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2023.03.10
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3月10日 旧暦2月19日 六輝は友引(ともびき)

 お墓事を良しとされる今日、父の実家の墓をしまい、本島に移すために、お墓の調査が入りました。長年一族が参拝することがなく荒れ放題になり、かろうじて私が守ってきた墓です。我が家も男性がいないので、私ができることなど、年2回の墓掃除程度。お墓に居られる方も実際、従兄の両親(私の叔父叔母)、私の祖父母くらいしか見当がつきません。
 父のかすかな話では、裕福だった時の使用人もたくさんいるということでしたが、従兄の話では過去2回墓を開けたことがあるので、その時それぞれの関係者が遺骨を持ち出したので、残っているのは少ないはずとの事です。
 父は末っ子で兄達や姉がいましたが、私はその人たちの記憶はなく、それぞれの兄たちに男3人と女1人の従兄弟・従姉がいることしかわかりません。父以外はみな早く逝ってしまったのです。
 両親のもとで大事に育ててもらった私と違い、いとこたちは幼い頃に両親を亡くして、とても苦労した事を聞いています。そのためみな早くに島を出て行ってしまいました。
 今日、本家の墓へ初めて入りました。外見と違い、中はアーチ型の石造りで隙間一つない丁寧な造りでびっくりしましたびっくり
 甕に入った御柱が9体、壁際に階段状に作られた棚に安置されていました。建造がいつだったのか気になっていましたが、ちゃんと記載された石が残っていました。それによると明治36年(1903年)とあります。120年前の建立です。施主は一族でよく名前の知られた人でした。大工の名も記載されており、中を見る限り素晴らしい腕前の人だったと思われます。


 今日は調査と改葬のための書類申請でしたので、差し障りのない程度でまた元に戻し、改めて4月に正式にお墓を開けることになります。
 昨年、分家の我が家は墓じまいをし、私も25年ぶりに自分の家の墓に入りましたが、セメント造りの我が家の墓とは比べ物にならないほど、本家の墓は美しく見事でした。





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最終更新日  2023.03.10 20:03:51
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