2010年02月04日
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カテゴリ: 今日のテレビ映画
この作品、本当にまじめな、しかもまっすぐに作られている。どちらかというときまじめすぎるくらいに欲のない作り方である。佳作という表現がぴったりの良い映画でした。

この手の作品に取りかかる人は誰でも、というかこの映画の監督スコット・デリクソンのようにこれから売り出していこうとしている人にとっては、思い切りホラーの常道をまっしぐらに突っ走って、大ヒットさせようとするのが当たり前である。「エクソシスト」の向こうを張って傑作ホラーを作ろうとするのが人情であると思うのに、この「エミリー・ローズ」はどうだ。全くそんなぎらぎらした欲が見えてこないのだ。

冒頭シーン、回りに一軒も家のない片田舎の寂れた一軒家。寂れたと言うよりどこか不気味なくらいにすさんでいる家である。そこへ一人の検死官がやってくるところから物語は幕を開く。観客はこの映画の主人公エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)が死んだことを知る。当然物語はさかのぼって、彼女がどんな死に方をしたのか。いかなる恐ろしい出来事の末に死んだのかがホラー映画のおきまりシーンを交えて描かれるものと期待するのだが、物語は悪魔払いをした神父が警察に連れて行かれ法廷での争いのシーンへとつながっていくところから、意外な展開に驚くのである。

しかし、法廷劇が続くと言っても、そこに背後に迫る闇の力の存在が見え隠れするのだから、このあたりが非常に怖い。是非ごらんになってみてください。まじめなホラー映画、しかも実話を元にしています






スコット・デリクソン監督作品

地球が静止する日



エミリー・ローズ






製作国アメリカ
製作年月日2005年
公開年月日2006/03/11
スタッフ
監督 スコット・デリクソン
脚本 スコット・デリクソン
ポール・ハリス・ボードマン
音楽 クリストファー・ヤング
出演
ローラ・リニー
トム・ウィルキンソン
キャンベル・スコット
コルム・フィオール
ジェニファー・カーペンター



ストーリー
凄惨な死を遂げた大学生エミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)。彼女を死に至らしめたというムーア神父(トム・ウィルキンソン)が、過失致死罪に問われていた……。大学に入学した頃から、エミリーは原因不明の激しい発作と幻覚に襲われるようになった。様々な医学療法も効き目がない。エミリーは悪魔に取り憑かれたことを自覚した。そしてエミリーを救うために悪魔祓いを行ったムーア神父は、一切の科学的治療をやめさせる。・・・・




















byくらのすけ映画社









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最終更新日  2010年02月04日 07時12分53秒
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