2010年02月05日
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カテゴリ: 今日のテレビ映画
全く大人の映画である。
もちろん作品としては一級品であるから、映画として評価するのであれば学生時代でも屁理屈をこねて評価できると思いますが、この作品の真価は大人になってからでないと理解し得ないでしょう。

さらに、この作品の背景である1950年代、そして原作が書かれた1960年代をある程度知識として知らないとこの作品の良さはわからないと思います。
物語は高度経済成長時代のアメリカの理想的な若夫婦の物語です。

レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの見事な演技力によって、そしてサム・メンデス監督の秀逸した人間ドラマの描き方によって一級品のできばえに仕上がっています。

特筆すべきは脚本の見事さ。

かつて、女優を目指した妻が市民劇団で観客の非難の的にされ、失意のどん底に夫の必死の慰め、そして、自らの夢を脇に置いてきた夫自身の叱責も含めて、夫婦の間にできはじめた溝を描いて作品が始まります。物語の結末は・・それはあまりにもむなしいものかもしれません。





サム・メンデス監督作品

アメリカン ビューティー

ジャーヘッド




レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで






製作国アメリカ イギリス
製作年月日2008年
公開年月日2009/01/24
スタッフ
監督 サム・メンデス
脚色 ジャスティン・ヘイス
原作 リチャード・イエーツ
出演
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
キャスリン・ハーン
マイケル・シャノン



ストーリー
1950年代のコネチカット州。元陸軍兵のフランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)はニューヨークの事務機会社ノックスに勤め、女優志願だったエイプリル(ケイト・ウィンスレット)と結婚した。夫妻は2人の子供に恵まれ、“レボリューショナリー・ロード”の閑静な住宅街で理想的な家庭を築いていた。

ある日、エイプリルはアマチュア劇団の舞台に立つ。しかし最悪の出来に終わり、帰りの車中で夫に怒りをぶつける。フランクは30歳の誕生日に、タイピストのモーリーン(ゾエ・カザン)と食事に出かけ、自分が父と同じような人生を歩んでいることの不満を漏らす。・・




















byくらのすけ映画社










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最終更新日  2010年02月05日 07時04分29秒
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