モラルを忘れていませんか。自戒も込めて

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2008.12.03
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カテゴリ: 本の紹介
(10月20日のブログに反貧困大集会のリポートを書きました)


『脳と日本人』松岡正剛・茂木健一郎(文藝春秋)から、

148ページ、松岡「~ぼくは、菩薩に一番ひっかかっているのです。菩薩は悟りを
ひらかない、如来にならない仏様なんです。自分ではゴールまで行かないで他人のために
ウェイティングしているんですね。それと先生というのは関係あるかもしれない」

茂木「今は、子どもの教育ばかりでなく、大人であっても、たとえば、サラリーマンに
しても、企業の効率をあげるためにどんどん忙しくなっています。一方、森の中にある日だまりだとか、流れの中の淀みだとか、そんな時間はどんどん減っている」

学校や企業という組織の中での関わりが、何を目指していたものだったのか。


負けたほうも横綱という立場である。トッププレイヤーである。

しかし、序の口からの階層の積み上げによって横綱や幕内が生じることに
なるのだが、勝てない序の口は廃業せざるを得なくなってしまうということがある。

競争主義、能力主義、どこまでも勝たなければならないという方法論から逸脱して
しまう人が生じるということ。そういう世界に、ゴールを切れるのにもかかわらず、
ゴールしないで他人を待ってあげられるという状況が生み出せるだろうか。
漫画でいうと、サラリーマン金太郎みたいな人が現実に出現するようなことが
至るところで勃発するようになったとしたら。

166ページ、茂木「原型となるものに出会ったときに、ストーンってくる感じは何ですかね。生れ落ちてから学習を積み上げるという脳のイメージからはずれている。なにしろ、それまでの人生で一回も見ていないものを見て、これこそが自分が求めているものだとわかるわけですから」

学習や経験の積み重ね以外に、人生が転換されてしまうようななんらかのきっかけが、向こうからやってくるということがあるのだろうか。または、新たな感性やきっかけを持っている
人との出逢いというものからだろうか。


書かれていることに通じているような気がした。ほとんど私の狭い解釈能力ではわかって
ないのだが、なにか通じているように思った。

この本は、難しくてほとんど理解できないので、ざっと飛ばして眺めていたが、
ランボーのことを書いた「砂漠の資本主義者」の中の、317ページ、「なぜなら
商人になること、しかももうけた金をたちどころに使い果たし、すこしも蓄積

をめざしている資本主義のユートピア的な理想を生きることにほかならない」

と書かれているのになにかヒントを得られないのだろうかと思った。

「資本主義の夢とは、蓄積することでもなく、世界を新しい秩序のもとに組織しなおす
ことでもなく、いわば世界をその解体に向けていざなっていくこと」

現実の今の不況の問題のことを思うと、たしかに儲けられて使い果たしても生きていられる
人生なら夢のようだろうと思うが、夢を見ることができず、お金を蓄積して独占しようと
してしまう強迫神経症的なところに入り込んでしまう人がリードしてしまう場合も多々
あるのだろうかと思う。

前の本に戻ると、191ページ、茂木「なぜか、効率を表面的に追求していくと、非効率に
なりますね。経済システムも含めて」

192ページ、茂木「効率だとか、ある種の会計システムがあって、それによって全部を
規制しようとすると、多様なツールによって成立している有機的組織体の核のようなものが
破壊されてしまう」

このうまく行くだろうという追求をしていると、おかしなことになってしまうという
パラドックスはどうして生じてしまうのだろう。

『シュンペーター』根井雅弘(講談社)、この本は、経済学者の伝記的なところばかり
読んでしまい、理論的なところが私の狭い能力では理解できずにざっと読み進んで
しまったが、副題が「企業者精神・新結合・創造的破壊とは何か」になっていて、
新結合というのがイノベーションということなのだろうが、静態的ではなく、経済は
動態的に見なくてはならないというところはなんとなく感じた。

経済学を学んだ人などが、このブログを読むと笑ってしまうだけで、お前は小学生なのか
といわれてしまうかも知れないが、難しいところはわからないとしても、なにかしらの
ヒントを得たい。双方向性にしてないところが偏見で成長のない状況を続けてしまうが、
誰かが、この間違いや愚かさの中からでも何か感じてくれるのだろうかと想像すると、
まったくなにもないわけでもないようにも思えてくる。いや、そう考えたい。

『ケインズ』浅野栄一(清水書院)を読み始めたばかりで、これからなにを感じられるかなど
わかっていないところだが、

21ページ、「当時イギリスが経験しつつあった転換の第一は、経済活動のうえでの
自由競争から独占・寡占への市場のしくみの大変化、つまり多数の小規模企業どうしの
激しい生産・販売競争から少数の大規模企業による市場の支配へという市場の競争
機構の変化である」

と書かれているが、

たしかに、企業の大企業化や、競争しているうちに独占・寡占するところが出てしまうと
いうところあたりにも、格差社会とか、派遣労働者のリストラとか、長期失業者増加などの
問題点を生み出してしまうところと大きく関係があるのだと思う。

今日のニュースでは、大企業でも100人以上のリストラが検討されてきてしまったなどと
いう話が出てしまっているが、500万円、800万円などという給与をもらっていた
人がそういう状態にさらされた場合のショックは大きいかも知れないのだが、

もし、大企業にリストラが生じてしまうなら、職場を離れても自営で新しい企業を
立ち上げられるようなタイプの人をリストラして、その人が、新しい企業を立ち上げて
雇用を増やしてくれるような、方法をとって欲しいというか、そのために大企業は
そのリストラした人の新しい企業をサポートして欲しいというようなイメージを感じた。

大企業にいても、独創タイプでない人がリストラしてしまうと、単なる転職になって
しまうが、独創タイプの人が新しい企業を創るようなリストラなら、大企業のサポートも
含めて、仕事につまってしまった経営者や、仕事が見つからない人と合流して、
新たな流れをつくって欲しいような気がする。

私の想像なので、わけのわからないことを言っているにすぎないかも知れないが、

組織を離れたために、新しい人生と社会の活性化を創りだしてしまう性質の人も
きっと潜在しているのかも知れない。

しかし、安心が創造性の基盤には必要だという研究もあるようなので、
どこかしっかりしたところのバックアップが必要なのだと思う。

企業からあぶれた人が、ホームレスになってしまう構造はおかしなことで、

小説とかドラマのどこかに、大企業からリストラされた人と、ホームレスや
ハローワークなどに通っている人が出会い、新しい企業を起こして行くみたいな
ストーリーが無いものだろうか。双方向性にしてあったら、紹介してくれる人が
いたかも知れないが、そういうドラマなどをもしかしたらテレビで見ていて、
ああ、あのドラマがそうだったなと言われたら思い出すかも知れない。

例えばハローワークも、現存する企業と求職者のマッチングのほかに、

企業家精神のある人と、そういう人に忠実な人などをマッチングさせて、
新たな企業へのサポートをするというような、紹介を加えてみるとどうなるだろう。

転職エージェントがやっているような、大規模な就職説明会みたいな方法を
地方の中小企業でも行える方法がなにかしらできないものだろうか。

どの総理も良いところ、悪いところがあったのだろうが、小泉元総理の頃の、
2200億円の社会保障費削減という政策を検討しなおそうという動きは、反貧困の大集会でも声をあげていたことなので、そういう雰囲気になってきたが、一方、小泉時代には、
新しい雇用創出や、1円で株式会社とか、そういう起業へのモチベーションをあげようと
いう気を発揮させていたようで、麻生総理はまだそういう雰囲気づくりをしていないところが
マスコミからいらいらしているという発言をされてしまっているのかも知れない。

意識が変わると、普通に考えると信じられないような飛ぶような動きができてしまうような
ことが、チベット~の本に書かれていたが、起業精神を高めるような雰囲気づくりという
ものが背景から出てくれば、そう思う人は多くなるだろう。時代精神というのは染まらないようで多くの人が染まってくるのかも知れない。

ベーシック・インカムや、農業の復興などのチャンスを潜在させているとするならば、
そういう数字ではない方面からなにか新しい政策の報告があれば、
またマスコミ報道も印象も違ってくるかも知れないように思うのだが。

かといって、自分は独り言をつぶやくようなことしかできないでいるが、
誰もが楽しく暮らせている社会になって欲しいとずっと思っている。

深く難しいことを正確に吸収できず、頭が良くないのが残念だが、
なんとかならないだろうかという気持ちと、笑われるようなことでも
書いて発信すれば、反面教師とは違うかもしれないが、なんにも無いよりは
違うかなと信じていたい。

















































































































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Last updated  2008.12.03 20:21:46


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