くろの旅

くろの旅

2006年01月11日
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忘れもしない、2001年9月11日。

「世界中が戦争に突入するのではないか?」
身の毛のよだつ思いでした。

旅客機ごとビルに突っ込んでいった無差別テロ。
亡くなった方は3000人と言われています。

くろは、もう10年以上前に実際の貿易センタービルを
見たことがあります。
その巨大な威容に圧倒されたおぼえがあります。


今は「グラウンドゼロ」と呼ばれています。
高層ビルの摩天楼の中で、
そこだけ巨大な穴がぽっかりとあいていました。

貿易センタービル跡

ある日突然、いのちを奪われた犠牲者の方々や、
残された遺族の心境を思うと、
思わず手を合わさずにはいられませんでした。

現在、貿易センタービル跡地には、
2008年の完成を目指し、
新しいビルの建設が進められています。

freedomtower

その名も「フリーダムタワー」。
高さはアメリカの独立の年にちなんで

完成すれば世界で最も高いビルになるそうです。

「テロに屈しない不屈の精神を以って
 貿易センタービル以上の建築物を作る」
というコンセプトで建設が決まったそうです。

くろは、それを聞いたときに、複雑な思いでした。

それが、本当にあの事件を克服したことになるのか?

憎しみの根源を絶たない限り、
新しいビルがどんなに立派な建物であっても、
そこで働く人達は、
「またいつ、旅客機が突っ込んでくるのか」
と怯え続ける気がしてなりません。
(もちろん、「憎しみの根源を絶つ」というのが
どれだけ大変なことなのかは分かりますが)


くろが以前暮らしていた沖縄では、
第二次世界大戦の時、多くの人達が戦争の犠牲になりました。
少なくとも、全県民の4人に1人が亡くなったのです。

戦闘の激しかった、糸満市の摩文仁には、
現在「平和の礎(いしじ)」という石碑が建てられ、
沖縄戦で犠牲になった県民、日本兵やアメリカ兵など、
分かる限りの全ての戦没者の名前が刻まれています。

その数は現在23万9092人。
戦没者の名前が明らかになるたびに、
新たな名前が今も刻まれ続けています。

見渡す限り、連綿とつらなる石碑。
平和の礎を見る度に、
犠牲者の方々のことを考え、
襟を正す気持ちになります。

「テロを乗り越え、更に巨大なビルを!」というフリーダムタワー。
未だに戦没者の名前が刻まれ続ける平和の礎。

同じ過ちを繰り返さないために、
真の平和がこの世に訪れるために、
私達は、過去の体験をどういうかたちで
未来に伝えていけばいいのか。

皆さんはどう思いますか?





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最終更新日  2006年01月15日 04時42分43秒
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