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2025.01.14
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カテゴリ: 科学情報

身が引き締まる話3 とんでもない兵器で、人類滅亡か?

 世界各地で戦争という忌まわしい事態が頻発している。現代の戦争は電子戦といわれるように、

ロケットもミサイルもドローンも全て電子回路を搭載し目的地を攻撃する。したがって、戦争は

そのような電子兵器を開発し性能実験をする格好な場所となり、兵器はますます精緻化し、多数

の一般人の命を奪ってしまうことになる。このような現実の政治的な側面は別として、とにかく

科学技術は方向性を失いながら進歩(?)していく。科学技術の進歩とは何かということを、人

類は改めて考えていかないといけないね。一方では、SFの分野でも、科学技術の先取り競争が

始まり、近年は「反物質兵機」などというものが登場している。この反物質とは、文字通り「物

質」と(正反対の性質をもつ「物質」)のことで、素粒子物理学といういかめしい名前の学問分野

では科学用語として定着している用語である。そして、一説によると、反物質の威力はとんでも

ないエネルギーであり、反物質30グラムのエネルギーは、なんと広島型原爆の75個分に相当

するという。SFに登場する反物質兵機はそんな「とんでも兵器」なのです。ここで、もう少し

反物質について詳しく記しておこう。物質を構成する最小の単位を原子といいます。原子を作っ

ている小さい粒子を素粒子といいます。全ての「粒子」には、それと電気的な性質としての電荷

が正反対である「反粒子」が存在します。この反粒子が組み合わさって出来たものが「反物質」

なのです。困ったことに、「反粒子」には、物質と出合うと、”膨大なエネルギーを放出して消滅

する性質(対消滅反応)”があり、SF作品では、この性質を面白本位で採用し、架空の話に仕上

げています。だから、読む分には痛快です。だが、現在、反物質というものは通常の状態では存

在しません。宇宙が誕生する瞬間の極短時間の時点では、粒子と反粒子が同数あったと見られて

いましたが、現在の宇宙や自然界には反物質の素粒子はほとんど存在しません。宇宙誕生から

137億年という膨大な歴史の中で、反物質はすっかり消え去ってしまったのです。

 何故、反物質が消えてしまったのでしょうか。このことについては、2008年にノーベル賞

を受賞した二人の物理学者小林誠さんと益川敏英さんが、現在の宇宙というものは、物質と反物

質が出合って消滅した後の世界なのではないかなと推測しています。二人は、特定の素粒子が6

種類あれば物質と反物質に違いが現れること(「CP対称性の破れ」という)を発見しました。

この「CP対称性の破れ」があったから、いまの宇宙に物質だけが生き残ったと考えられている

のです。あなたも、幽霊人間や透明人間ではなく、手足や頭や胴体が物質で出来た人間として生

まれることが出来て良かったですね。宇宙に感謝を!!

 感謝出来た方は、以下を読んでいただき、もう一度驚いてください。






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最終更新日  2025.01.14 21:01:08 コメントを書く


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