埋もれ火のアンソロジー

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2006.12.11
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カテゴリ: 出来事あれこれ
ラーメンの話をはじめる。
40年間の話をはじめると長くなりそうだけど、
時代を無視して話したいところから話をはじめる。
元祖30%.jpg ra-menn 30%.jpg
先日、 うまぽけさんが山木LIVE物語最終回 で載せた写真をかりてきた。
そう!
今夜は「元祖長浜屋」の思い出を語ろう。
全国の「埋もれ火のアンソロジー」ファンの諸君に「元祖長浜屋」のラーメンを捧げよう!
ここ を見て食べた気分になってくれ。
これ だ!

もちろん19歳で福岡に住み始めてはじめて食ったわけで、
最初の印象は店の印象は「汚い」(失礼!)「臭い」(失礼!)「感じ悪い」(失礼!)であった。

そりゃあ、 伊万里 の田舎でおばちゃんがラーメンスープの中に親指をいれて
「はい、おまちど!」
という環境で育ってきたのだから
そのうえ育ったところは 小さな漁村 であり 炭鉱町 なんだから
「汚い」「臭い」「感じ悪い」にはなれているつもりであったが・・・。


「元祖長浜屋」は強烈な印象だった。

だれかにつれていってもらったのだろうけど忘れた・・・。
寒い今のような季節だった。
入り口のドアもガタガタで店はせまく、
赤いテーブルにはぎっしり人がすわっていた。

下の地面が黒土で多くの歴史を物語るかのように硬くなり
それがでこぼこなので、あの安物椅子にすわるとゆらゆらするのだ。
その上、ガラスのコップに「お冷」など運ばれてこないんだぜ。
赤いテーブルの上に胡椒やゴマや紅生姜などよりも威張って大きな黄金のヤカンがあるのだ。
その満杯の時の重さは、オボッチャマ育ちの俺には持てないくらいの重さなのだった。
(うまぽけさんは軽々と持ってた・・・)
そしていかにも安っぽいことを誇ってるかのようなうすい黄色のコップ(学校給食用のようなもの)何人でも来やがれ!といった感じで置いてあるのだ。
お茶はなまあたたかく、それをふらふらしながらついでいると「かためん」の場合はもう
「は~い、かためん」
といって出てくるのだ。
お茶をつぐよりも、ラーメンができるのがはやいのが「元祖長浜屋」だと思ってもらっていいと思う。

最近は店の前に自動販売機などを置いちゃって、あれは商売上便利なのだろうが「長浜屋」には似合わない。俺らはなじめない。東京界隈の駅の立ち食いそばと同じ自販機なんだ。

※ ちなみに、うまぽけさんといった店(写真の店)は2号店。俺の話は本店なんだ。この2軒はすぐ近所にある。

福岡の人間が路上駐車を堂々とするのは、あの「元祖長浜屋」でラーメンを食うためからはじまったのだと俺は思う。食うためには縦列駐車がうまくないと食べれないし、駐車違反にビビッテいたら食べれないのだ。そんな根性無しは来るな!といった感じだった。(昔の話だ)
昔の「長浜屋」には女性客の姿はほとんど見られなかった。
2号店ができてから、カップルや家族の姿も見るようになったし、最近はミニスカートの女の子二人で俺の横に座ってきたのを見て、「長浜屋も変わった!」と正直感じたさ。

味?
最初は美味しいとは思わなかった。
魅力は値段だったんだ。
昭和50年頃は250円だったと記憶している。(200円だったかな?)
替え玉50円をして300円でまあまあ満足幸せ気分になっていた。
吉野家の牛丼が350円だったから、
マージャンしててお腹がすいた俺たち(誰たちだ???)は
長浜ラーメンか吉野家の牛丼だった。

値段が400円になったときは俺は長浜屋と離婚しようと思ったが、
その時には、すでに時遅く「長浜屋中毒」になっていたのだ。

替え玉は常識だった長浜ラーメン。
実は、45歳を過ぎた頃から「替え玉」をしなくなったのだ。
しても「半玉」(替え玉の半分の麺)で十分になった。
50代。食べたいと思わなくなってきたのだ。
しかし「長浜通り」を車で走ると「おやつ」代わりに店に入るが・・・。

「長浜ラーメン」にはいろんな「長浜ラーメン」があって
実のところ、どれが本当の「長浜ラーメン」なのか俺はわからないのだ。
ラーメン好きだからいろいろ食べたが、どこでもそこそこに美味しいのだが、
俺の「長浜ラーメン」は
最初に出会った「元祖長浜屋」を「長浜ラーメン」と呼ぶことにしてるんだ。

博多ラーメン、長浜ラーメンについてもっと詳しく知りたい人は
ここ を読むとおもしろいよ。「元祖長浜屋」のことが詳しくかいてあるぜ!

では次回は久留米ラーメンについて語りたい。
読者諸君よ!しっかり予習をしておきなさい。
とりあえずは ここ で。

ラーメン大好きな人は多いと思うので、ラーメンネタを書いたときはコメント、掲示板を開くよ。
美味しい店を教えてくれ!

最後に「元祖長浜屋」に捧げた俺のを紹介しよう。

●替え玉の五十円が好きなんだこんな価値ある五十円なし

●好きなしこ入れておくれよ胡麻生姜胡椒もお茶も持ってけドロボー

●寒い夜の寒い心にひとくちめすするスープよしみわたれ愛

●飯もないギョーザもないただ飢えた胃袋が並んで座る

●「みそ」「しお」も「ごま」も名前につきはせぬただのラーメンされどラーメン

●ちょっとした仕事の合間立ち寄って替え玉をするしあわせもどき







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Last updated  2006.12.11 21:53:15
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