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手負い虎

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2019年08月10日
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カテゴリ: 思想・宗教
​​​ ​​ ​​ 8月は敗戦の記録がTVに登場して、私は辛い。特に原爆投下の記録は見るのが苦しい。これは私の本心だ。

昨日長崎浦和天主堂の倒壊の後に当時の司教から、あるカトリック信者のアメリカ兵に託された、被曝倒壊した天主堂の十字架の返還の話を見た。

深く感じるところがあって見ていたのだけど、十字架をアメリカ兵に託した故人の知り合いに、「なぜ当時の故司教がその十字架をアメリカ兵に託したと思いますか」という質問に答えている人物の答えに私は違和感を覚えた。

「破壊された十字架を日本においたって保存できないだろうからでしょ」

カトリックだけでなく全てのキリスト教関係者にとって「十字架」と言うものは、歴史的な意味合いを持った保存価値のある「もの」じゃあないだろう。

何故その「ぶつ」を「被曝したキリストご自身」という意味で、原爆投下の張本人である米兵に託した故司教の深い思いを理解できなかったのだ。

世界で初めて、キリスト教国を自認するアメリカが、キリストを被曝させた事実を知れ!と故司教は伝えたのだ、と私は主張する。​​​​

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最終更新日  2019年08月10日 09時23分54秒
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