手負い虎の今日、昨日、明日

手負い虎の今日、昨日、明日

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

フリーページ

プロフィール

手負い虎

手負い虎

2019年08月17日
XML
カテゴリ: 日記
​​ ​​少し、気分が持ち直しているかもしれない。体は全く変化なく、コルセットで固めてやっと自転車で前進できる程度だと言うことは変わりないんだけど、絵をかく意欲が前向きになってきた。
手をつけたのは、例のパレット画だけど、おとといから描き始めた。題材はやっぱり中米の植物。
40数年前、中米に始めていった時の状況が、あまりにショックで、其の私の目を慰めてくれたのが鳥と植物だった。内戦の状況下で、目が動植物に行くっていうのは、普通なのか異常なのか知らない。
でも当時の私の記憶にあるのは、毎日毎日ラジオを通して流れてきた暗殺されたロメロ大司教の、叫ぶような説教と、それと裏腹な平和な動植物の命だけだったんだからしかたない。
絵筆を持つと、いつの間にかそっちに思いが行っちゃって、神経があの時代の中米の神経になる。
なんか成人してから娘が暮らしたエルサルバドルとは、二人の経験をつき合わせられないほど、まるで違うらしいけれど、私のエルサルバドルは私の過去の映像から自由になれない。
目をつぶるとロメロ大司教の声が聞こえるし、豚の親子が街を歩いていたり、1本で春夏秋冬を演じている不思議な木が見えたりする。
あれは私の人生のなかで使命が芽生える8年間だったのだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年08月17日 17時25分23秒
[日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: