9月18日(土) 前日受付の為甲府へ。今回は一人旅でかなり緊張。切符の買い方もわからず、結局ホームまで相方に送ってもらう9:27発、乗り換え二回(降り過しのハプニングあり)、13:52甲府着。
ホテルにチエックイン後、143キロの地図のCP等赤ペンでチェックし、受付会場の談露館へ向かう。

受付ではなおちゃんが元気に受付嬢をしてた。説明会あり、終了後は仲間10名で『小作』のほうとうを食べに行く。前夜祭もそこそこに、7時半解散。9時過ぎ就寝。
19日 3:40起床。4:50スタート地点へ向かう。荷物預かりをしてたひろみちゃんが「まーちゃ~ん!」と大声で駆け寄ってくる。
スタート前の集合写真。
6:00 スタート。雲助さんと走り始めるが、すぐに雲助さんの靴紐が解け「先に行ってて」というのでお先に。キロ6分で走る。ヤフシゲさんが声を掛け軽快に走り過ぎていく。途中くまさんに追いつきしばらく併走して頂く。

20キロ地点位?koba-tea.さんとトゥルースさんが沿道で応援。嬉しかった。しばらく進むとともちゃん発見。前後しながら進む。暑くて何度も給水タイム。知らないうちにくまさんともちゃんと離れてしまい、けんちさんと前後しながら走る。
28キロ地点位の広瀬湖前のトンネルでは大転倒! 二週間前に犬猫の散歩中転倒し肉が出るほど擦り剥けた手の平の傷、通院しようやく治りかけていたのにまた同じ所を擦り剥いてしまい、ウェアーは砂だらけ、右膝、肩の打撲、顎にも擦り傷と内出血。かなりの衝撃でショックを受け、トンネルを出た所で止まって治療しようとしたところへ、くまさんとともちゃんが来て応急処置をして下さった。助かりました。一人ならば凹んでたけれど、気力でまた走り始める。
10:16 CP1 33.3キロ着。エイドでなおちゃん(女将ちゃん)にうどんを頂く。おさるさんともここで会ったのが最後。
次はひろみちゃんの待つ雁坂峠小屋へ向かう。絆創膏からは血と膿が流れ出て、ズキズキ痛む。が、気にしてると余計に走りに集中出来ないからなるべく見ないように。でも何度も見る(笑)
10:40 雁坂峠登山道入口 12:49 雁坂峠
12:59 CP2 42キロ 峠小屋にようやく到着~。ラルム♪を遠くに見つけたひろみちゃんが「まーちゃ~~~ん!!!」と大声で叫びながら迎えてくれる。ひろみちゃんの顔見てほっと安心。
カメリアさんも、おネエキャラ全開で、ランナーの皆さんに元気を振りまいてました。「私より女らしい」と言うと、「当ったり前よ~」と。素敵っ
峠のエイドはカップヌードル、おにぎり、ジュース類他いろいろありとっても充実したエイド。荷揚大変だったろうな。
別れ際、ひろみちゃんが『川の道』参戦時、女将ちゃんから貰った大切な『女将の両手』のお守りをザックに付けてくれた。しっかり抱きしめてくれ「大丈夫、大丈夫だからね。」と、とっても心強い応援を頂いた。
下りはいろいろな方とお話しながら、膝の打撲の痛みを堪えつつ走る。が、また山道で転倒。また同じ手の平を擦り剥き、血と泥で酷い状態に。持ってたペットボトルの水で洗いながら絆創膏を張り替えていると「あれ!?、どうしたんですか!?」と雲助さんが登場。事情を話し、「川又で待っています。」と走り去る雲助さんを見送る。
また、痛みが激しくなり、鎮痛剤を飲み出発。下山出来たのは15:25位。
15:34 CP3 52キロ 川又エイド着。気がつくと、ひろみちゃんから借りた女将の両手が無くなってる。ショックでいると「じゃあ、これ付けてって!」となおちゃんが『女将の手』をくれた。このエイドでは館山さん特製カレーがあり「ラルムさん、カレー食べていってね。」と館山さん。なおちゃん、ぴのさんに頂く。大好きな納豆をかけとっても美味しかったです☆
雲助さんは一足先に川又エイドを出、その間、ぜんちゃん(女将ちゃんがそう呼んでた)やいろいろな方とお話しながら走る。途中のトイレで何度かウェアーで摩れた体にテーピングする。腰も胸も股もかなり痛い。そのうち雲助さんに追い付き、そこから同行する。CPを確認しながらペース配分考えて足を運ぶ。
17:43 CP4 67.5キロ ここで転倒した傷をエイドの方に見せると、「もう転ばないでね。」と軍手を下さる。が、次のCPまでの間にまた転倒。右頬打撲、手の平は軍手に血が滲む。心配した雲助さんがコンビニで凍ったペットボトルを買ってきて下さり、冷やしながら走る。
20:32 CP5 85キロ ここを過ぎ22時過ぎから睡魔が襲う。眠い。
いよいよ正丸峠。真っ暗で怖い。雲助さんと一緒だったが、誰か後ろから来ないかな~と振り向きたいが振り向けない。
1:00位?CP6 99.3キロ地点に到着。心なしかカメリアさんもお疲れなのか元気がないご様子。スタッフの方も寝ずのエイド等でかなり疲労は溜まってると思った。下りはなるべく休まず走る。キロ6分くらいかな。
2:00位?CP7 110.2キロ ロックガーデンカフェ到着。ひろみちゃんなおちゃん、余程心配したのか駆け寄ってくる。「気持ちだよ! 諦めたら終わりだよ。大丈夫!」とひろみちゃん。「何とか時間内にゴールするからね!」と言った気がする。残り時間4時間半。次のエイドまで15キロ弱。キロ6分前後で走る。この間もずっと雲助さんが「走りはリズムだよ。」「止まっちゃダメだ!」「ペースを保つ事が大事だよ!」と声掛けしながら走って下さる。
3:25位 CP8 124.6キロ 久保交差点手前到着。残り時間2時間半、あと19キロ。何とか行けそうだ! ここで雲助さんは気分が悪くなり、「じゃあ、行きます!」一人走り始める。脚は元気でキロ6分ペースを保ちながら走る。約4キロ走ったコンビニでトイレに入る。がここで大間違い!この交差点で同じ方向へ走ったつもりが、35号線方面へ行ってしまい、3キロほど走った所で様子が変だと地図で確認、相方に電話しそばにいた館山さんに代わってもらうと、15号線だというので、急いで戻る。途中トラックの運転手に道を聞き必死で戻る。35分、6キロほどロス。多分まだ15キロはあるだろう。残り1時間20分、かなり疲労も増しペースダウンする一方。水分も無くなり、販売機へ。そこにいた選手の方が、「相当飛ばさないともう無理やで。」と。「でも行ってみます!」と走り始めるがいくら頑張ろうとしてももうスピードは上がらず、とうとうここで時間内完走は無理だと判断。
気持ちが切れた途端、全身の痛みが出る。足先も痛い。傷も痛む。擦り切れた体も痛い。脚も動かなくなり走る事が出来なくなった。でも、とにかく自分の脚でゴールしたい。皆が待ってる。応援してくれてる。諦めちゃダメだ!と自分に言い聞かせ歩いて進む。
明るくなってくると沢山のウォーキングの方々に何度か応援を頂く。途中ゴールまでの道を尋ねるとまだ10キロ以上はあるとの事。長い、とにかく長い。とぼとぼ歩いてると6時過ぎ相方から電話が。「今どこ?迎えに行こうか?」の言葉に「絶対自分の脚でゴールするから」と言いながらも胸がつまり涙声に。話してると大泣きしそう。「大丈夫、大丈夫だから頑張れ」の相方の言葉に「ん、ん、」とうなずき電話を切る。
信号待ちでは縁石に座ると一瞬のうちに睡魔が襲う。
残り3キロほどのところでぜんちゃんが追い付き一緒に歩く。「最後の上り坂走れるよね?」と言われたが、「え、もう無理です。」とお先に行って頂く。橋を渡ったところでぜんちゃんが待ってて下さり、また道を間違えてはいけないと教えてくれた。そこには相方も待っていた。泣きそうだったが我慢。
ゴール手前の最後の角を曲がった時、「まーちゃん!お帰り~!」と泣き叫びながら駆け寄るひろみちゃんを見つけた時には立ち止まって大泣き。「ごめん、ごめんね~!」と抱き合う。そして、なおちゃんも泣きながら駆け寄ってきた。もう、ゴールは目の前だというのに、ここで泣き崩れてしまいそう。二人に支えられながらゴールへ行くと、ゴールテープの向こうで館山さんが両手を広げ待ってて下さり、ゴールテープを挟んでしっかりと抱きしめ「頑張った、よく頑張ったね!感動をありがとう!」とお言葉を掛けて頂いた。ただただ泣きじゃくり、何を言ったのか覚えていない。これで終わったという安堵感、時間外だったけど完走できた達成感はあった。
8:25:31(26:25:31) ゴール。最後から三位☆(笑)
気持ちが切れてからが一番辛く長かった。けれどとっても楽しい143キロだった。
帰り際はいつもの如く貧血を起こしファミレスでぶっ倒れ、あわや救急車騒動でしたが今は元気♪
最後に、館山さんをはじめ大会スタッフの方々、長い時間最後まで私達選手を見守り支えて下さりありがとうございました。
後半からずっと併走して下さった雲助師匠には何とお礼を言っていいのかわからない位お世話になりました。長い道中、苦しくも楽しく走れました。ありがとうございました。
そして、私がエントリーした事をしり、急遽スタッフとして応援してくれたあきやまひろみちゃん。ひろみちゃんの応援は決してプレッシャーではなく、女将ちゃん、その手と共に最後まで心の支えになり、ゴールまで導いてくれたよ。あなた方二人の応援なしでは行けなかったと思う。本当にありがとう!ただ時間内ゴールして喜んでもらいたかったのにそれが出来無かった事がとっても悲しかった。長い間待たせてごめんね。でもね、絶対リベンジするからねっ(^_-)-☆
* 山梨日日新聞 に掲載された写真です。良い記念になりました。

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