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2007.09.30

クローズド・ノート

テーマ：映画館で観た映画(8593)

カテゴリ：映画

突然11月並みの寒さになりました。こういうときは映画でも観た方がいいでしょう。風邪でもひいたら困ります。

原作は、2004年10月から2005年8月まで携帯サイトで連載され、100万アクセスを突破した雫井脩介さんの恋愛小説です。

行定監督と竹内結子と言えば・・・「春の雪」がありました。あれは三島由紀夫原作で、高松の栗林公園（りつりんこうえん）で撮ったシーンが印象に残ってます。

今回は妻夫木聡の代わりに伊勢谷友介と沢尻エリカが主演、竹内結子は助演でした。と言っても、竹内結子は沢尻エリカの半分ぐらい登場するので、タップリ出てきます。（二人は同じプロダクションらしい）

◆この映画を観て思ったこと

行定監督はロケ地を選ぶ目が素晴らしい。（「春の雪」の栗林公園とか、「世界の中心で愛をさけぶ」の庵治町など）。だから映画の中に目に焼き付く素晴らしいシーンが必ずある。

「クローズド・ノート」のロケ地も『どこだろう？行ってみたい』と思う場所が多かったですね。どこで撮ったのか興味があったので、トイレを我慢してクレジットロールを最後まで観ました。

◆神奈川県で撮ったシーン

麻溝公園「水の広場」（相模原市）：小学校の遠足シーン

三浦市立旭小学校（映画の中では若草小学校）：紙飛行機のシーンかな？

この他は、東京や京都がメインですかね。いろんなところで撮ってますが、どうやってロケ地を探してくるのか不思議なくらい、ドンピシャのロケ地が選ばれています。

138分とけっこう長いんですが、200人ぐらい観ていて、誰も途中で席を立ちませんでした。クレジットロールがはじまった途端に大急ぎで席を立った人は何人かいましたが、それはトイレを我慢していたのでしょう。（我慢するだけの価値はあった）

評価は A-。個人的に好きな映画という評価。出演している俳優が好きとか、監督が好きなので A クラスにするけど、アナタは違うかもしれないよって意味。（好きなのは行定監督と竹内結子。「別に」沢尻エリカが好きなわけじゃない）

まず俳優が良かったです。伊勢谷友介って東京藝術大学美術学部大学院修士課程修了なんですって。この映画の中ではイラストレーター役ですが、まさに「はまり役」ってところでしょう。

そう言えば、宇多田ヒカルと離婚した紀里谷和明が監督した映画「CASSHERN」で主役のキャシャーンをやってました。あのときは、仕掛け爆弾でバラバラに吹っ飛んだはずなのに、伊勢谷友介の死体がキレイで、こっちがブッ飛びましたけど。（トンデモ映画ってこと）

※「CASSHERN」は2004年度文春きいちご賞（日本版ゴールデンラズベリー賞？）で「デビルマン」に次いで2位だった。

文春きいちご賞の上位に選ばれた映画って、アタシが好きな映画が多いです。読者投票で選ばれるのかな？観る人によって好き嫌いが二分される映画も含まれているようです。（2006年の「ゲド戦記」は納得！）

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