全4件 (4件中 1-4件目)
1
話を聞いて、色々思いました◎オプジーボの件メディアでは、夢の薬として取り上げていることが多いけど、どこまでその恩恵にあずかれるのだろうか。現状では、主要な抗ガン剤が2種類効かなくなった人に対して初めて使いましょうという、3番目の選択肢の治療。そして、使うなら単剤(オプジーボだけです)。私の思い込みかもそれないけど、胃がんで切除不能や再発っていうことは、胃以外にもがん細胞が転移している状況。そして、薬を標準治療でやっていて、2種類の薬が効かなくなるその頃って、身体もかなり弱ってきていてないだろうか?オプジーボは免疫に働きかけるから、効果が出るまで時間がかかるという話も聞くし。そもそも、治験では1年生存率20%台。その中にも副作用ある人が4割いる。大学病院の3ヶ月に1度のCTとか、月に一度の腫瘍マーカーの検査でどの程度、トレンド(腫瘍の状態の変化)を追えるのだろうか。どんな抗ガン剤にも副作用はあります。私自身は現状から治療内容を変える時期ではないと思っているのですが、未来の選択肢として理解しておきたかった。◎スクラムジャパンの話 私の1番の目的はこの話を聞くことでした。色々聞いて、これもちょっと保留かもしれない。わたしのがん細胞は診断時のもの8年前の手術のときのもの、7年前の再発した時のもの、その3回がちゃんと保存されている可能性のあるもの。(全て大学病院)そのがんのDNAと今のがんのDNAはどの程度整合性があるのかな。それを考えると、うーん。治療が上手く行っているときに調べてもらって、悪くなった時のために準備するっていうのも考えたけど、ちょっといろいろ手続きとか病院受診したりとか考えると腰が重い。血液によってがんのタイプがわかる検査がうけられたらなぁ。ちょっと様子を見ます。国立がんセンター東病院は遠い。時々そこへ行って経過を報告して、普段は地元の病院で治療を受ける患者さんがいます。って吉原先生が言っていました。主治医が数人いる事は良いと思います。わたしも今は主に1人。緩和ケアの先生で1人。その他色々、皮膚科の先生とか数人。お腹いっぱいな素敵な一日でした。
2017.09.18
「プレシジョンメディシン」 吉野孝之先生 SCRUM JAPAN主任研究者おみくじで大吉しか引いた事が無い生き方を しているユーモラスな話から始まった パワフルな先生でした。 以下、講演内容。標準治療って何?⇒現在の最高治療⇒でも限界があって夢が限られる。治らないから。治験って何?⇒夢のある次世代治療⇒でも治るとは限らない なので治療としては、標準治療が現在はベスト。本当は、プレジジョンメディシンが個人治療のベストなのではないかと思う。 ⇒大腸がんの治療の説明が沢山ありましたRAS遺伝子に変異があるとセツキシマブ・パニツムマブが効かない。変異がある確立は50%RAS遺伝子を調べる検査キットも保険適用(ラスケット)などなど。 遺伝子異常の積み重ねががんの原因⇒ひとりひとりのがんの特徴を調べよう例:肺がんも多数の遺伝子異常が関わっている ◎スクラムジャパンのプロジェクトでは、160の遺伝子を同時にチェックすることができる。(2週間かかる)それによって大腸がんの場合、効く薬が最初からある程度しぼられる。未来は血液の検査で、がんのタイプが分かる時代になるかもしれない。 ◎スクラムジャパンの参加費用など無料(研究費が負担する)だが、病院受診などの費用は自己負担(本人の同意書必須)22施設(消化器のがんの場合)ホームーページに書いてある施設で受けられる。消化器と肺がんのみ対象(肺がんはもっと多施設で可能)しかし、測定した結果に対して治験がみつかるのは5000人中100人程度(2%程度)である。また、治療が受けられる程度の「元気」がある必要がある。
2017.09.18
「免疫治療」について 設楽先生の講演の続き一般的に、体内に備わっている抵抗力=免疫機構がんは身体の免疫機構から逃避して増大するがんは免疫から逃避するために、免疫チェックポイント分子で、免疫にブレーキをかけている。そのブレーキを外す薬が免疫チェックポイント阻害剤。「承認状況」ニボルマム、キートルーダなどが日本では承認されている治験のデータです。胃がんの患者に対するニボルマム(オプジーボ)の治療成績330人のニボルマム有りの患者さんと169人のプラセボを投与された患者さんの比較 結果:11%に奏功あり 少しでも小さくなった人は37%生存中央値:4.1ヶ月▶5.3ヶ月になった1年生存割合が11%から26%へ2倍になった参加した患者さんの条件:切除不能/再発の胃がん患者PS0(日常生活に問題ない) 少なくとも2つの治療以上行ってきた 臓器機能が保たれている除外基準:栄養障害あり など副作用あり:多様な副作用 40%程度の人が副作用あり(オプジーボ受けた人)そのため、適切な治療には副作用に対応出来る連携が必須(呼吸器系の医師とか) オプジーボは現在サードライン。抗がん剤より先に、同時にやるべきか?⇒現在臨床試験中。//////////////胃を切除出来ない、胃がん患者さんは一般的にはステージ4。どこかへ転移がある人です。最初の抗がん剤が効かなくなって、2つ目の抗がん剤も効かなくなった人。それで、PS0の人を対象にした臨床試験。生存中央値が5ヶ月です。厳しいと、患者のわたしは思います。もともと厳しい状態なのも理解しているけど、「夢の薬で」生存中央値5ヶ月。1年生きられる人が26%。もっと最初から使っていたら良いんじゃないか?とか思うけど、現在認められtる標準治療を飛ばして、最初からオプジーボで行こう!という決断も、なかなか厳しいのかもしれない。マイクロサテライト不安定性のタイプのがん細胞の人は、オプチーボが効きやすいタイプのようだから、HER2の様に、最初にチェックすれば良いのだろうに。このデータ、わたしと同じステージ4の患者さんはどう思うんだろう。
2017.09.18
国立がんセンター東病院で開催された市民公開講座「知ることは力になる」に参加してきました。以下の2つが主なトピックでした。『臨床試験と免疫療法について』『プレシジョンメディシン』電車とバスでたどり着いたけど、柏は遠い。それでも、多くの方が参加されていました。わたしなりに、理解した事のまとめ。『臨床試験と免疫療法について』設楽先生 胃がんと大腸がんで年間10万人なくなっている一般的な胃がんの治療 胃がんの進行度別治療の説明 ステージ4は抗がん剤治療が中心化学療法がかなり効けば 手術を目指せる人もいる 「標準治療とは?VS研究的治療とは?」 標準治療とは? 科学的根拠に基づいた観点で現在利用出来る、ある一定数の患者さんに有効という根拠あり 研究的治療/臨床試験 十分な根拠となるデータが無い臨床研究:症例研究や臨床試験(新薬の承認を目的とした治験) 治験:製薬会社が中心/医師が中心となるパターンもある。治験では、客観的にその研究が妥当か?患者に不利益が無いか?倫理的な審査が必須となっている 治療効果の評価の指標の説明1:がんの縮小効果:がんの径が30%以上(面積が半分くらい)だと奏功 2:生存期間(長生き度合):人によってその幅の差は大きい 1つの薬が長生きにつながるか?のためにはランダム化試験の必要性(プラセボに反対の声も有り) 3:QOL(個人の人生の質や社会的にみた生活の質) 長生きが幸せか分からない/人によって違うのでQOLの優先度は異なる 腫瘍が小さくなると症状も良くなる人もいる治療のメリットとデメリットを 理解する 評価する 必要がある胃がんに関する化学療法 分子標的薬の説明(ハーセプチン ラムシルバム) オプチーボが最近承認され来月から使われ始めるだろう 胃がん患者であれば対象(使うとしたら単剤で現在は3rdライン) オプジーボに関しては次に。
2017.09.18
全4件 (4件中 1-4件目)
1